彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗

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第2話:手錠されて愛されたことを思い出す

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 次の日。
 月曜日。

「あの……弘君、昨日は変態、変態って言ってごめんなさい……怒ってない?」
「いや、全然、怒ってないよ。事実だからさ」

 何言ってんのかしら。
 まあ、私も同類だけどね。

「じゃあ、いってきます」
「いってらっしゃい」

 彼が出勤するのを見送った後、パートに出勤。

 私は、今、スーパーマーケットで働いている。
 職務は主に品出し。
 売り場に商品を補充、賞味期限チェック、棚の整理とかね。

 日経平均はすごい上昇してるけど、中小企業は倒産が相次いでいるのよ。
 私が勤めていた会社も倒産。
 やれやれ。

 それで、パート生活。
 再就職活動もうまくいかない。

 パートは午後二時に終了。
 マンションに帰宅。

 同棲してるけど、家事はほとんど私が担当。
 彼の方は、一流企業に勤務しているけど、毎日遅くまで残業、ヘトヘトな感じだからしょうがないわね。いたわってあげないと。

 さて、掃除に洗濯、夕食の簡単な準備。

 後は彼が帰って来るまで、テレビやらスマホとか見てる。
 でも、急に思い出してしまった。

『君が美しすぎるからだよ、特にその下半身裸の格好』

 何で、下半身裸の姿の方が美しいのかしらね。
 でも、確かに色っぽい。

 実は前にそういう格好をしてみた。
 小説の影響ね。

 そして、私も興奮してしまった。
 彼と同類じゃないの、私も。

 けど、再確認したい。

 私は着ていたジーンズやシャツ、下着を脱いで裸になってみる。
 部屋に置いてある全身が映るスタンドミラーを見てみる。

 確かにまっすぐ立ってる姿は健康診断みたい。
 全然、色っぽくないわね。
 
 その上に、昨日、彼が私に見せた長袖のセーターを着てみた。

 あそこがぎりぎり見える。
 急に色っぽく見えてきた。

 不思議だなあ、女の身体って。
 これが男性ならギャグよね。

 そして、なんだか、あそこが熱くなってきた。
 興奮しちゃった。
 やっぱり私も変態よねえ。

 そう思ってたら、玄関のドアを開ける音がした。
 いつも夜遅く帰って来る彼がなぜか帰ってきた。
 
 最近、ノー残業デーってのが彼の会社で始まったみたいだけど。
 確か、水曜日のはず。
 今日は月曜じゃないの。

 えー! 何でこんな早いの。
 焦って、ジーンズを履こうとしてスっ転ぶ。

「イタタ」

 お尻丸出しで床に這いつくばっている私を部屋に入って来た彼が見る。

「え、何してんの。おっと恭子も下半身裸の姿の方が好きとか」
「ち、違うわよ、着替えてたの」

 そして、彼が横になっている私の裸のお尻をいやらしくさわってくる。

「で、恭子は、鏡で下半身裸の姿を映して興奮してたのか」
「だから、違うって」

「じゃあ、このまま抱くかな。やあ、この下半身裸の姿の恭子、すごくきれいだなあ」
「嫌よ、やめて、この変態!」

 すると、彼が立ち上がる。

「冗談だよ、冗談」

 彼は自分の部屋に行って着替えてる。

(……何よ、いやじゃなかったんだけどなあ……まあ、いいか……)

……………………………………………………

 彼のために夕食を作る。
 料理は私が担当ね。

 で、片付けは彼が担当。
 でも、疲れてないかしら。

「あの、弘君、仕事で疲れているなら、私が片付けもしましょうか」
「いや、これは最初から取り決めたんで、守りたい。それに、今日は残業無しなんで、元気だよ。本当に疲れた時だけ頼む」

「ノー残業デーって水曜日じゃなかったの」
「最初は水曜日に統一してたんだけどね。みんないっせいに帰るってのもまずいんじゃないかって、いろいろ実験しているみたいだね。俺の部署は月曜日に変更になったんだ」

 そうか、月曜日か。
 注意しよっと。

 さて、真面目なのよね、彼。
 家事分担も、一度、決めたことは守ってくれる。

 いい加減な人ではないんだなあ。
 でも、妙な変態趣味があるような気がするの。

 最近、夜の行為も過激な方向に行っているような感じ。
 ストレス溜ってるのかなあ。
 彼はもっと変態行為をしたいような感じがしてきた。

 私も似たようなもんだけど。

 ベッドの上で裸で四つん這いにされる。
 それはよくしてるんだけど。

 私もその姿勢が好きだったりする。
 後ろから愛されると興奮するの。

 彼が見えないから、なお、あそこに感覚が集中しちゃうの。
 いやらしい私。

 でも、ある日、私の両手を後ろに回して、手錠をかけた。
 おもちゃだけど。
 女の力でも引きちぎれそうな安っぽいプラスチック製の手錠。

 でも、まあ、彼がかけたので、大人しく私はそのままにしたけど。
 必然的に私は裸のままベッドに頭を付けて、お尻を高々と上げるポーズにされてしまった。

「ちょっと、何で手錠をかけるのよ」
「いや、このポーズがすごくセクシーなんだなあ。とにかく俺は恭子が好きなんだ」

「いやよ、外してよ」
「このまま、君を愛したいんだけど」

「ちょっと、やめてよ、いやよ」
「あれ、本当にいやなのか」

 ここで考えてしまった。

(どうしようかしら。別に乱暴されてるわけじゃないし……それに、この手錠をかけられて、拘束されて、私、興奮してる。私ってそういうの好きなんだよなあ、彼には言ってないけど。それに、普通の恋人さんたちもこれくらいなら、遊びでしてるんじゃないのかしら……)

「えっと……いいです……」
「いいんだね、このまま愛して」
「はい……」

 そのまま、後ろから胸とかさわられる。

「……ああ、気持ちいい……」
「拘束されて、君は興奮してるね。あそこがすごく濡れてる、恭子はこういうことされるのが好きなんだろ」
「あ……そんなこと言わないで……恥ずかしい……」

 あそこが濡れてるなんて言われて、侮辱されてるような気分。
 でも、そんなことを言われてさらに興奮してるって自分でも思ってしまった。
 もっと辱めてほしい、いやらしいことを言ってほしいって思ったり。

 女って、好きな人にはどんなことをされてもいいのかしらね。
 それとも私がマゾ気質だからかしら。
 男の人でもそういう人はいるのかしらね。

 そして、後ろから貫いてくる彼。
 激しく責められた。

「あっ、いい、気持ちいい……」
「いつもより興奮してないか、恭子」
「そんなことない……」

 ウソをついた。
 すごく興奮しちゃったなあ、私ってやっぱりマゾなのかしらね。
 一度、絶頂へいかされた後、またバスタオルに噴き出しちゃった。

 そして、今度は彼が横になって、私にまたがるよう言われたなあ。

 それまでもそういう姿勢でも何度もしたけど、その時は背中に両手を手錠で拘束されてるので、彼のを掴めない。

「ねえ、あの、あなたの言うこときくけど、この手錠を外してくれないかしら」
「いや、そのままでしてほしいなあ」

「そんな、私、奴隷みたいじゃないの」
「違うよ、美しいんだよ、手錠をされた君は」

 わけのわからないことを言う彼。
 でも、従ってしまう私。

 そのまま、彼の身体にまたがって、彼のを咥え込もうといやらしく腰を動かす。
 手錠をされているので、なかなかうまくあそこに入れることが出来ない。

 そんな私の腰の動きを嬉しそうに見ている彼。

「恭子、早く、入れてほしいなあ、それに、その腰の動き、すごく淫らだなあ」
「もう、そんなこと言わないで……手が使えないんだから……」

 この人、サディスティックな人なのかしらとも思った。
 それとも、やはり仕事のストレス解消で私を虐めてるのかしらね。

 でも、そんな淫らに腰を動かしている自分に快感を得ている私。
 やっぱりマゾヒストね。

 ようやく、私の濡れたあそこが彼のアレを咥え込んだ。

「あ……」

 先端を咥え込んだ私の濡れたあそこ。
 腰をゆっくりと落とす。

「ああっ、いい、気持ちいいわ……」

 ズブズブと挿入される彼自身。
 そして、すごく興奮してしまう。

(今までもよく彼にまたがってたけど、手錠されてるだけなのに、なんで興奮しちゃうのかしら……そして、そういう格好が好きな私……変態ね)

 その後、背中で手錠をしたまま、激しく腰を上下させた私は彼と一緒にいってしまった。
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