人妻の名和志穂が夫の顔を見ながら愛される

人妻の名和志穂が夫の顔を見ながら愛される

　名和志穂はベッドで夫の佐藤一郎に抱きしめられている。
　甘いキス。

　志穂はすっかり気持ちよくなっている。
　愛する夫に抱きしめられて。

　志穂が横たわり、上に一郎が乗っかっている。
　最初の頃、志穂はちょっと怖かった。

　志穂は小柄で一郎とはかなり身長差がある。
　しかし、今は怖くない。
　むしろ安心感でいっぱいになる。

　愛する夫の身体の重さを身体中で感じる志穂。
　男性に征服されていく自分。
　気持ちがいいわ。

　抱かれているときはいつも目を瞑っているのだが、時折、目を開けると夫の一郎の顔が見える。
　愛する人が自分を抱きしめてくれる。

　こんなに嬉しいことはない。
　ずっと抱きしめてほしい。

　また、目を瞑る志穂。
　一郎が志穂の身体のいろんなところを触ってくる。

「ああ、一郎さん、志穂、とても気持ちいいです……」

　やさしく志穂の身体中を撫でまわす一郎。
　気持ちいいし、嬉しいけど、もっと乱暴にされたいなと志穂は思うときもある。

　女ってそんな生き物よ。

　そして、自分は一郎さんに愛されている。
　嬉しい。
　
「……ああ、気持ちいいです、一郎さん、もっと、もっと志穂を虐めて！　辱めて！　志穂を征服して！」

　男に征服されたいのが女。
　ああ、私の全てを支配して。

　激しく志穂を愛してくる一郎。
　志穂は汗だくになり顔を左右に振る。

　志穂は薄目を開ける。
　目の前には愛する夫の一郎。

（ああ、一郎さん、私をもっともっと責めてほしい）

　さらに激しくなる一郎の動き。
　志穂はすっかりいい気分になる。

　そして、また一郎とキス。
　やさしいキス。

　愛する人に征服される。
　本当に幸せ。

　そして、二人は抱き合ったまま反転する。
　志穂は愛する一郎の胸に顔を擦りつける。

　一郎さんは重いので。
　一郎さんが上だと、眠るときは苦しいです。

〔ＥＮＤ〕