Crowd Die Game

織稚 影願

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第一章・1stGame~3rdGame

ゲーム開始。そして、戦闘

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    その日は普通の朝だった。
    あの地震……後に異変と呼ばれるようになる地震が起こるまでは。
    そして……その後のたくさんの犠牲者を生み出したデスゲームが始まるまでは……。

    俺は、いつものように授業を聞いていた。
(暇だなー……なんか、起こんないかなー……)
    そう考えていると、俺は先生に当てられた。
    その授業は国語の授業だった。
「古川くん、君の意見はなんですか?」
    黒板には、たくさんのことが書かれていたが、問題となることはなにか、すぐに分かった。
    俺はその問題を難なく解くと、また、空を憂鬱そうに見た。先生はそんな俺を見て、呆れたような、しかし驚いたような表情を浮かべた。
その時間は、昼下がりの眠い授業。流石に、俺も眠くなっていた。何か、非日常なことが起こればいいのに。そう思った時だった。

──

    生徒はもちろん、先生も慌てて机の下に潜り込んだ。
    しばらくすると揺れがおさまったので、全校生徒で学校の敷地外に出た。
    ただ……
    そう、俺は出なかった。校門の近くで亀裂が入るのを見つけ、更に出たくなくなった。
──なにか嫌な予感がする。そう感じたのだ。
    俺はすぐに皆をこっちに呼ぼうとした。しかしそれと同時に、
    少なくとも、ほとんどの人はそう錯覚していた。学校を見下ろすように、壁はそびえ立った。否、たっている途中である。
「古川!早く来い!」
    俺はそう言われたが、嫌だった。行ってはいけないと思ったのだ。いや、分かっていたのだ。
「先生!私が言ってみます!」
    そう言った声は七瀬だった。
    別クラスだが、同じ部活のメンバーなのでよく知っていた。
「古川ー!早く来てー!」
    七瀬はそう叫ぶが、俺はそれを無視した。
「……奈緒!お前がこっち来い!こっちが下がってるんじゃない!」
    そう、俺は学校が沈んだ、と錯覚していなかった。下がっているのではない。
!」
──せり上がっているのである。
    ただ少し上がっているだけならいい。だが、最悪な事態も有り得る。
(もしこのまま上がり続けたら…………全員が大気圏を超えて……)
「──えっ!?な、ならみんなを呼ばないと……」
「無理だ!全員は来れない!せめて……せめてお前だけでも、来い!」
    そう言って俺は両手を広げた。
「でも……」
「いいから!来い!」
「皆を助けないと」
「早く!」
    俺が何度も行ったのが効いたのか、七瀬は少し逡巡し、決心がついたのか、その場から飛んだ。
「な、七瀬!?何をして……!」
「ご、ごめんなさいみんな!私……みんなを助けられない……」
    先生に止められたが、七瀬はもう落ちていた。もう遅い。
    俺は七瀬を必死で受け止めた。
「ふ、古川……」
「みんなは助けられない……俺らもここでずっと生きるのは難しいが……少なくとも希望はある」
    水は多分無理だろうが……食料なら少しはある。それだけでも大きな希望だ。
「……うん……」
    七瀬は小さく頷いた。
    そしてまだ上がっていく壁を見つめている時だった。
    ズドン!そう音を鳴らして、振動が止まったのだ。それと同時に、上がっていくのも止まった。
「なんだ……?なにが……」
「止まった……?」
「……良かった……のか?ひとまず今は大丈夫……なのかな?」
    俺達は困惑していた。最初は上がっていく限度がわからないため、死ぬ危険性があった。だから行かなくて正解だったと思っていたが、止まった今となっては、行くべきだったと後悔している。
「少なくとも向こうには……水も食料もあるじゃねぇか……しくったな……」
    と、そう言った時だった。
    再び振動が起き、そびえ立つ壁に突然穴が空いた。
    その穴は深く、奥へと繋がっていた。
「進んで……戦えってことか……?」
    なにも魔物のようなものが見えた訳では無い。
    ステータス画面が見えたわけでもない。
    だが俺がそう言ったのにはわけがあった。
「なんだこれ……宝箱か……?」
    目の前には宝箱があった。
「救済処置なのか……?でも、それじゃあ何のために陸をあげたんだ……?」
「とりあえず……開けてみようよ……」
「……そうだな。何事も怖がっていてはいけない……」
    俺は少し警戒しながらも、宝箱を開けた。
    そしてそこに入っていたのは……。
    
    しかし、それだけではない。杖と魔法使いの装束のようなものもあった。
「これは……やっぱ戦えってことなのか……?」
「そ、そんな…!私、運動神経もないし……」
「……よし分かった。じゃあお前は杖を持って魔法使いをしてくれ」
「えっ?」
「俺は剣士をする。二刀流……やって見るしかない。できるな?」
「やってみる……けど、大丈夫……なの?」
    俺が言うと、七瀬が不安そうに聞いてくる。
    まぁその不安はわかるが……。
「やるしかねぇだろ……とりあえず……」
    俺は穴の奥を見た。
「進んでみる……しかないか……」
「う、うん……」
    そうして、俺たちふたりは先に進むことにした。

「どぉぉぉおりやぁぁぁあ!」
    俺は叫び声をあげながら、洞窟にいた。しかしただ叫んでるわけではない。
    洞窟の中にいた魔物を切り刻んでいた。
「はぁ……はぁ……かれこれ300体くらいか……すくねぇ数しか倒せてねぇな……」
「し、仕方ないよ……古川、私より身体能力低いし……なにより……初めてだし……」
「……あぁ……そうだな」
    俺らが戦うのは初めてだ。そして身体能力は本来低い。それなら、あまり倒せてなくても不思議ではない。
    ただ、それも本来ならば……だが。
「なんだか……身体能力が上がってる気がするな……」
「え?そうなの?私変わんないけど……」
「……もしや……クラスとかが関係があんのか……?」
「……クラス?」
「あぁ。多分、俺は『クロスセイバー』ってクラス、つまり職業だと思う」
「職業……」
「そう。お前はメイジじゃないかな……とは思うが……」
    あれからしばらく色んなことをしてみたが、あまりわかったことは無い。あるとすれば、メニュー画面を出すことができたことぐらいだろうか。
    HPバーも見ることは出来る。というよりステータスが見れる。俺は総合力1万と高めだが、七瀬は総合力8千と低めだ。レベルは……俺が54、七瀬は48だ。
「しっかし、ゲームみたいだなー……わっけわかんねぇ」
「でも、ゲームなら古川の得意なんじゃ?」
「あのよー奈緒、ゲームが得意っつっても、それは2次元の話だ。リアルとなると話は別だよ」
「そうなんだ……」
    そう、だからこそあまり倒せてない。
    それに、これはゲームとは思えない。いや、ゲームなのだろうが、それには不自然なことが多すぎる。
    まず、チュートリアルも、ガチャもない。それだけならまだいいが、まずこのゲームのエンドが見えない。何をすればゲームエンドなのか……。
「──おやおや、まだこんな所にいらっしゃったのですか」
    その時突然、聞きなれない声が聞こえた。
    声のした方向を見るとそこには……バケモノがいた。いや、バケモノのように見えた何かがいた。すごい気配を感じる。
    そのバケモノは、うさぎの顔をした……男だ。到底人間には見えない。
「な……にもの………だ、お前!」
「おや、どうしたのですかな?そんな怖い顔をして」
「てめぇは……これに関係あんのか……?」
    俺は……震えていた。武者震いではなく、恐怖による震えだと、気づいていた。
「もちろん……ありますよ」
    うさぎは、ニヤリと笑った。
    その笑いは……ただただ怖かった。ただの笑いではなく、嘲笑のようにも感じられた。
「私はそれの説明に参ったのですよ」
「なんだと……?」
「このゲームの名前は『Crowd』と言います」
「くらうど……Crowd ってことは……群衆って意味か」
「えぇ。このゲームは……群衆……つまり、です」
「……は?」
    何をわけのわからんことを言っとるのだ?こいつは。
「……つまり、プレイヤー、つまりあなたか他の誰かが死ぬと、その人の領地は上昇し、大気圏を超えます」
「……それで、群衆が死ぬゲーム……たくさんの人たちが死ぬゲームか……」
「はい。そして、上の皆様の命運を握るはあなた方プレイヤーです。」
「プレイヤー……ねぇ……」
「あなた方にはまず、『プレイヤーネーム』を決めていただきます」
「……なるほど……んじゃあ………」
    それなら使う名前は一つだ。要はゲームで使う名前だろう?いつも使っている名前がある。その名前を使うことにした。
「──『Hardes』でどうだ?」
「ほうほう?ハーデスですか……モデルは死神ですかね……?」
「んー、まぁな。冥府の王、ハデスから来てる」
「なるほど、いい名前でございますね。それでは、七瀬様はどうしますか?」
    唐突に話を振られた七瀬は話を理解してなかったようで、頭に疑問符を浮かべていた。
「えっ、あっ……名前決めなきゃなんですよね」
    だから、最初に戸惑いを見せた。聞けよ人の話。
「ええ。本名はダメですよ」
「あと、ローマ字表示になる仕様みたいだ。だから日本名もあまり良くない」
「えぇ~………じゃあ、古川が決めてよ」
「俺はHardesだ。んー、じゃあ、『Merlin』はどうだ?」
    というか何故俺に振った。自分で考えろよ。と言いつつも、名前はつけるが。
「マーリンですか。大魔法師の名前ですね」
「あぁ」
    七瀬は魔法使いだ。なら、あの伝説の魔法使いの名前がぴったりだろう。
「それでは次のステップへ進みます。あなた方は、ある目的を達成して、ここを出られます」
「目的?」
「はい。この世界にいる、『魔神』と呼ばれるものを倒してもらいます」
「へぇ?そこは普通なんだな」
「まぁ、良くある設定でございますね」
「……ってことは、普通のRPGみたいに……」
「では次の場所へ、頑張って下さい」
「いやいや、ちょい待て!まず何をすればいいのか……!」
「次の層へ行ってください。そこのボスとして、『コボルトロード』がおります。そいつを倒してください」
「ほ、ほう?」
「そのコボルトロードを倒した後、先に進む道がありますのでそこを突き進んでください。そしたら分かります。迷った時は突破口を頑張って作ってください。」
「お、おーけー、わかった。多分わかった。と思いたい」
    つまり進めってことだろ?
「んじゃあ行くか、奈緒」
「え、あ、うん!」
    んじゃ単純な話だ。

「つったって……そう簡単にはいけねぇよなぁ……」
    あれからかれこれ1時間。ずっと一層を回っていたが、全く出口が見える気配がない。
「どんなところにあるってんだよ………」
「んー、分かんないよー……」
「まるっきりダンジョンだな……」
「迷っちゃいそうだよー……」
    と言うよりも、
「もう迷ってんじゃねぇか!」
    今どこら辺かもわからないのだ。
    そりゃ、マップとかもないから仕方ないのだろうが。なぜ実装されなかったのだろうか。
「どうしようかねー」
    流石にふたりは途方に暮れていた。
「魔法でも分かんないし……どうする?えっと、ハーデス」
「ただ闇雲に動いても状況はさらに悪化するだけだし……方法を考えるか……」
    松明でもあれば、ゲームみたいに右手の法則が使えるのだが……。
「なんのアイテムも無いに等しい……か……」
「うーん……魔法で埋めてしまうとか?」
    なるほど、その発想はなかった。たまには役に立つな、この天然魔法使いも。
「そうか……塞いでしまえば何度も同じところを行くことが無くなるし……そうするしかないか……」
「うん。やってみる?」
「そうだな、ものは試しだ、それでいく……か……」
   その時、ぐぎゅるるるる、と俺のお腹が音を立てた。
    それも仕方が無い。なぜなら食料がないからである。そもそも持ってきていない。
「敵にうさぎとかいたけど食べれるかどうか分からんしなぁ……」
    毒味をしようにも俺らは毒性などは分からない。それを食べて死ぬ可能性があり得る。だから食べるわけにもいかない。
「じゃあ、早くコボルトロードを倒そう。そしたらきっとご飯があるよ」
「そうすっか……んじゃ、走るぞ!」
    と言って俺は駆け出した。
──身体能力が上がっているのも忘れて。
「ハーデス!?ま、待ってよー!置いてかないで!私走るの遅いんだから!」
    七瀬は足が遅い。魔法使いだからそこら辺の身体能力は上がってないのだろう。
「あ、ごめん!わっけてた!」
    俺は素直に謝り、その場で止まり七瀬を待った。
「……これだと効率悪いよね?どうしよっか……」
    どうやら七瀬は足を引っ張っていることを悔やんでいるようだ。気にする必要ないのに。
「んー、浮遊魔法……とか?」
    まぁ提案しといてまず使えるのかすら知らないが、使えるのなら移動は楽になるはずだ。
「そ、それだっ!」
「え?使えるのか?」
「うん!多分!使えるよ!」
「そ、そうか……じゃあ、それが早いならそうしようか」
    その方が早くコボルトロードまで行けるし。
「わかった!んー……!」
    突然七瀬が唸り出し、ふわりと浮かび始めた。本当に使えるんだ……。まぁ、俺も人のことを言えないが。
「よし、行こう。そのまま前に進もうって意識すれば進めるはずだ」
「うん!…………あれ?」
    七瀬が首を傾げていたが、俺はそれを無視して進み続ける。
    こっち……かな?あれ?こっち?と試行錯誤していて訳が分からなくなってきた。
    と、思っていると、道の先に光が見えた。
「お……?もしかして……」
「ついにきた?」
    やっとこの地獄のようなものから解放されるのか。そう思うと、力が抜けてきた。
    俺達はその光に向かって進んだ。
    すると目の前に見えるのは……怪物だった。
    大鉈……いや、野太刀だろうか。アニメで見たことがある。
    野太刀を持った、豚のような顔をしたでかい怪物で……その下にたくさんの魔物がいた。
──コバルトロードである。
「……これ全部倒さないと進めないのか……?」
    お腹がすいている上に、疲労が出てきている今、コバルトロードを相手にするのは少し無理がある。
「……1回……戦うか?ゲームならコンテニュー機能あるかもだし……」
「で、でもだよ?異世界じゃなく、ここは日本だよ?しかも、生身のままで来てる。」
    そう。その時までは気づいてなかった。今まで難なく魔物を倒したから。

    ……いや、ということを。気づいてなかった。いや、忘れていた。

──何たることだろうか。ここでは死んではいけない。周りの人も死ぬ上に俺らも死ぬ。
    これは…………つまりなのだ。
    おそらく参加者は俺らだけじゃないだろう。
    ということは、少なくとも…………俺たちが死ねば、上にいる人達の万は死ぬ。
「じゃあ……俺らはぜってぇに死ねねぇじゃねぇか!」
「うん……こいつに勝たないと……」
    しかしお腹がすいて力がでないよ……という状態だ。
    この状況で勝つことは……まず無理である。
「どう……する……?」
    俺たちに残された選択はそれほど無かった。
「少し休憩して……戦おうよ……」
「でも、空腹は……!腹が減ってたら戦はできねぇよ!」
    それは力が出ないだけではない。思考能力も落ち、まともな判断が難しくなるからだ。そうなると、敵に勝つことは……
「……今の状態の方がまだマシだ……ゴリ押しで……行くしかない!」
    下手に休憩をすると空腹感が増し、逆に悪化する可能性がある。それよりは休憩しない方がいいだろう。
    だが、七瀬の答えは……マーリンは違った。違う答えを導き出した。
「……うさぎ……食べれないかな……」
    などとわけのわからないことを言い出した。ちなみに、俺達はコボルトロードの目の前である。
    つまりいつ襲われてもおかしくないのである。
    今この状況は食べる側ではなく食べられる側だろう。少なくとも今ここで食べるのは無理だし、この話をしているだけで冷や汗をかく。
「はぁ!?バカかお前は!毒があるかもしれねぇんだぞ!?」
「で、でも!火を入れたら毒気は飛ぶんじゃ……」
    マーリンが言うが、火を入れて毒気が飛ぶ食材は一部の毒だ。その理論は通用しない。
    しかし食べないよりはマシだろうか……。
    少なくとも、外見や、肉を切った切れ目からは毒性は感じられなかったが。
「……っ仕方ねぇな!……食うぞ。そんで、戦う」
    そう言うと、まずコボルトロードの居る部屋からでて、メニュー画面を開き、アイテム欄を開いた。
    そしてアイテムから肉を取り出し棒に刺した。同時に、七瀬が火の魔法を使い、木を燃やした。
    どうやら途中で拾った木はたきぎのようだった。沢山手に入れておいてよかった。
「……食べれる……よな?」
    数分待ち、香ばしく焼けるのを確認した。
「よし……食うぞ!」
    がぶ!俺は勇気を振り絞って肉を食べた。
「んむんむ……んむっ!?」
    なっ……まさか……これは……
「だ、大丈夫!?まさか毒気抜けてなかった!?」
    まじかよ……
「うんめぇ!塩とかかけなくてもこの美味さかよ!」
    そう、ものすごく美味しかったのだ。それこそ、頬が落ちそうな程に。驚愕でそれ以上の言葉が出なかった。
    一呼吸置き、落ち着いてから俺はまた言った。
「これ、食えるんだな!……あっ、でも毒がないとは限らないか。うーん……」
    その時、アイテムの説明欄が開いたままなことに気づいた。
    そしてそこにはこう書かれていた。
『ベイクラビットの肉:ベイクラビットから取れる肉。調理用アイテム。食べるとものすごく美味い。』
    ……えぇ……。
「食べれるんかよ!」
    思わずツッコンでしまった。しかし毒がなくて本当によかった……。
    それから俺らはしばらく肉を食い続けた。
    だって腹減ってたんだもん。仕方ないよな。
    七瀬もおそるおそる食べていた。一口食べると顔が綻び、笑顔になった。
「おいしいー!もう!ほんとに!美味しい!」
    あまりの美味しさに叫んでいたほどだ。
    しかし無理もない。生で食べたら甘そうだが──後で食べたら甘かった──、焼くと鉄分により、程よい塩気が出てくる。調味料要らずの素材とも言える美味しさだ。また、大変柔らかく、それなのに噛みごたえがあった。これほど美味しい肉を俺は食べたことがない。
「試してみてよかったなー!うんめぇーーー!メェメェ!」
    思わず羊になるほどだ。いや、実際はならないが、流れで言ってしまった。
    俺たちが食べ終わったのは、それから1時間以上あとの事だった。

「っはぁー……腹いっぱい」
「たくさん食べたねー」
「それでもまだ余ってっからな。めっちゃ狩ったし。」
「これなら食料に困らなさそうだね」
「そうだな。よし、腹も膨れたことだし……」
    俺達は道の先の光を見て
「コボルトロードを倒しに行きますか!」
    勝ちを確信した顔で
「うん!」
    立ち上がり、進んだ。
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