24 / 58
変な男の人たち
既婚者 その2
しおりを挟む
そこで初めて木村さんとエッチをしたのだが
エッチをして気持ちいいと感じたのは初めてだった。
今まで、なんでみんなこんな事をするんだろう、してもしなくても同じじゃねーか、ぐらいに思っていたエッチが、木村さんとして覆された。
それほどエッチが上手かった。
体中愛撫されたのだが、腰は浮き、のけぞりまくってしまった。
一晩で3回もしてしまった。
そして、話していた時はまったく下心を感じさせなかったのに、ひとたびエッチをすると
「ずっとかわいいと思ってたんだよ、ずっと見てたよ」
「もっと声出していいんだよ」
「きれいな体だね」
「本当にかわいいよ」
と、メロメロにさせるような言葉を連発した。
明け方になってホテルを出た。
別れる時に何回もキスをして、そこで初めて連絡先を交換した。
悪くなかったな、やっぱり木村さんっていいわ~。
と思いながら帰ったのだが
二、三日後に木村さんから電話がかかって来た。
木村さんは当たり前のように、どこで会う?ときいてきた。
その時「あれ?一回きりじゃなかったんだ」と私は思った。
木村さんとエッチした後、木村さんが既婚者であることを思い出し、木村さんにとって今日は出来心だったんだろうな。次はないな。と思っていたのだ。
そこで私の口から思わず出てしまったのが
「え?大丈夫なんですか?」
というセリフだった。
木村さんは笑いながら大丈夫だよ、と言い
待ち合わせする店を指定してきた。
罪悪感はなかった。
なぜなら本気ではなかったからだ。
木村さんは好きだったが、恋愛感情かと言われると違う。
当然、奥さんから奪ってやりたいとか、そんなことは微塵も思わなかったし、嫉妬もしなかった。
今思うと、こちらも「遊び」で木村さんと付き合っていたのかな、と感じる。
二度目に会った時もエッチをして
次に会う時は一人暮らししていた私の部屋に木村さんは来た。
33才の男が10才以上も年下の女子大生とエッチするのはさぞや楽しかったと見え、木村さんはとにかくやりまくった。
自分からエッチをしようと言っておいて、やりすぎてチ〇コが痛い、と言い出す始末だった。
そして、木村さんとして初めてイクということを知った。
あそこを舐められていた時だった。
吸い付くようにしつこく舐められて、なんだろうこの感覚、やばい、どうしよう、と思い、未知の事が起きるであろう予感でなんだか恐ろしくなった。「やめて」といったのだが、木村さんはさらに音をたてながらしつこく舐め続け、ものすごい快感とともに力が抜け、全身ビクンビクンとなりイッてしまった。
「イッたの初めてなの?」
と木村さんに言われて、うん、と返事すると、彼はニヤリと笑い勝ち誇ったような顔をした。
私はイチャイチャする時間がとても嫌いだった。
時間を無駄に浪費している気がするからだ。
リッキーと一緒にいる時も、その時間がとても嫌だった。
そんな時必ず、一人になりたい、と思った。
木村さんは結婚していたので、事を済ますとイチャイチャの時間は最小限で帰って行く。
それが面倒臭くなくて良かった。
いつ来るのか分からず、突然家に来たりするのは鬱陶しかったが、さっさと帰ってくれるのはありがたかった。空いた時間で本を読んだりゲームをしたり、映画を見たりできた。
木村さんはたいてい週2回くらいのペースで私の家に来たが、店にもたまに顔を出してくれた。
木村さんと会い出して数ヶ月して、店の女の子に「木村さんと付き合ってるでしょ?」とあっさりバレて(やはり二人でいるとただならぬ雰囲気を醸し出していたらしい)、蔑まれるかと思いきや
「私も結婚してる人と付き合ってるんだ」
と言われた。
キャバクラで働き出して店の女の子と親しくなってくると、不倫をしている子の多さに驚かされた。しかもほとんど罪悪感はなく、「不倫なんてみんなしてんじゃん」と、どこかの誰かが言ったようなセリフを平然と吐いた。
店の女の子の中でレギュラーで働いている25才の子は、50才のお金持ちのおじさんと長年の不倫をしていたが、私が木村さんと付き合っていると知ると
「木村さん30代だよね?まだ若いね。遊ぶよ」
と言われ、なんだか威厳のある長老に釘を刺されたような気分になった。
私にとっては33才は十分おじさんだった。
ものすごい年上のような気がした。
しかし、まだ若い、遊ぶよ、と言われてしまった。
実際木村さんは私を相手に浮気をしていたわけで
セックスも衰えているどころか、若かったマークやリッキーを凌ぐほどの回数をこなしていたし
セックスもかなり場数を踏んでいるに違いなかった
そう思うと、自分は木村さんの星の数ほどの浮気相手の一人なのか、と漠然と思い
罪悪感もなく不倫をしている人の多さと
平然と浮気を繰り返す人の多さ
性の乱れ
自分もその中の一人なのだと思った時
なんだか後ろ暗い気持ちに襲われた。
エッチをして気持ちいいと感じたのは初めてだった。
今まで、なんでみんなこんな事をするんだろう、してもしなくても同じじゃねーか、ぐらいに思っていたエッチが、木村さんとして覆された。
それほどエッチが上手かった。
体中愛撫されたのだが、腰は浮き、のけぞりまくってしまった。
一晩で3回もしてしまった。
そして、話していた時はまったく下心を感じさせなかったのに、ひとたびエッチをすると
「ずっとかわいいと思ってたんだよ、ずっと見てたよ」
「もっと声出していいんだよ」
「きれいな体だね」
「本当にかわいいよ」
と、メロメロにさせるような言葉を連発した。
明け方になってホテルを出た。
別れる時に何回もキスをして、そこで初めて連絡先を交換した。
悪くなかったな、やっぱり木村さんっていいわ~。
と思いながら帰ったのだが
二、三日後に木村さんから電話がかかって来た。
木村さんは当たり前のように、どこで会う?ときいてきた。
その時「あれ?一回きりじゃなかったんだ」と私は思った。
木村さんとエッチした後、木村さんが既婚者であることを思い出し、木村さんにとって今日は出来心だったんだろうな。次はないな。と思っていたのだ。
そこで私の口から思わず出てしまったのが
「え?大丈夫なんですか?」
というセリフだった。
木村さんは笑いながら大丈夫だよ、と言い
待ち合わせする店を指定してきた。
罪悪感はなかった。
なぜなら本気ではなかったからだ。
木村さんは好きだったが、恋愛感情かと言われると違う。
当然、奥さんから奪ってやりたいとか、そんなことは微塵も思わなかったし、嫉妬もしなかった。
今思うと、こちらも「遊び」で木村さんと付き合っていたのかな、と感じる。
二度目に会った時もエッチをして
次に会う時は一人暮らししていた私の部屋に木村さんは来た。
33才の男が10才以上も年下の女子大生とエッチするのはさぞや楽しかったと見え、木村さんはとにかくやりまくった。
自分からエッチをしようと言っておいて、やりすぎてチ〇コが痛い、と言い出す始末だった。
そして、木村さんとして初めてイクということを知った。
あそこを舐められていた時だった。
吸い付くようにしつこく舐められて、なんだろうこの感覚、やばい、どうしよう、と思い、未知の事が起きるであろう予感でなんだか恐ろしくなった。「やめて」といったのだが、木村さんはさらに音をたてながらしつこく舐め続け、ものすごい快感とともに力が抜け、全身ビクンビクンとなりイッてしまった。
「イッたの初めてなの?」
と木村さんに言われて、うん、と返事すると、彼はニヤリと笑い勝ち誇ったような顔をした。
私はイチャイチャする時間がとても嫌いだった。
時間を無駄に浪費している気がするからだ。
リッキーと一緒にいる時も、その時間がとても嫌だった。
そんな時必ず、一人になりたい、と思った。
木村さんは結婚していたので、事を済ますとイチャイチャの時間は最小限で帰って行く。
それが面倒臭くなくて良かった。
いつ来るのか分からず、突然家に来たりするのは鬱陶しかったが、さっさと帰ってくれるのはありがたかった。空いた時間で本を読んだりゲームをしたり、映画を見たりできた。
木村さんはたいてい週2回くらいのペースで私の家に来たが、店にもたまに顔を出してくれた。
木村さんと会い出して数ヶ月して、店の女の子に「木村さんと付き合ってるでしょ?」とあっさりバレて(やはり二人でいるとただならぬ雰囲気を醸し出していたらしい)、蔑まれるかと思いきや
「私も結婚してる人と付き合ってるんだ」
と言われた。
キャバクラで働き出して店の女の子と親しくなってくると、不倫をしている子の多さに驚かされた。しかもほとんど罪悪感はなく、「不倫なんてみんなしてんじゃん」と、どこかの誰かが言ったようなセリフを平然と吐いた。
店の女の子の中でレギュラーで働いている25才の子は、50才のお金持ちのおじさんと長年の不倫をしていたが、私が木村さんと付き合っていると知ると
「木村さん30代だよね?まだ若いね。遊ぶよ」
と言われ、なんだか威厳のある長老に釘を刺されたような気分になった。
私にとっては33才は十分おじさんだった。
ものすごい年上のような気がした。
しかし、まだ若い、遊ぶよ、と言われてしまった。
実際木村さんは私を相手に浮気をしていたわけで
セックスも衰えているどころか、若かったマークやリッキーを凌ぐほどの回数をこなしていたし
セックスもかなり場数を踏んでいるに違いなかった
そう思うと、自分は木村さんの星の数ほどの浮気相手の一人なのか、と漠然と思い
罪悪感もなく不倫をしている人の多さと
平然と浮気を繰り返す人の多さ
性の乱れ
自分もその中の一人なのだと思った時
なんだか後ろ暗い気持ちに襲われた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる