23 / 262
高校生の頃
23
しおりを挟む
本当に最悪だった。でも自分が悪い。
修学旅行の最終日でディズニーランドに行くことになってた。ユウちゃんはディズニーファンで、すごくすごく楽しみにしてた。最初にカリブの海賊行って、それからビックサンダー乗るんだ、ってずっと前から騒いでた。プーさんグッズたくさん買うって、お金もたくさん用意してた。
修学旅行は班行動で、駅で集合してバスでディズニーランドに行くことになってた。駅に着くの早過ぎて、けっこう時間は余ってた。だから集合場所に行く前にトイレに行こうと思った。初めてディズニーランド行くから、ファンデとかリップ塗っておしゃれしたかった。「トイレに行ってくるね」ってみんなに言って、少し遠いけど、一番きれいなトイレ探して一人でそこに入った。
化粧して髪とかしてトイレから出たら、同じ班の子が真っ青になってキョロキョロしてた。それで、私を見るなり「どこにいたの!!探してたんだよ!!」って叫んだ。「どこ、って、トイレに・・」って私が言うか言わないかのうちに「もう集合時間過ぎてる!!」って大声でさえぎられた。
うそだ、そんなに時間たってるわけない!
私が一人で行方不明になってたから、班のみんなは出発できなくて、私のこと探してた。私は5分くらいのつもりだった。でも、20分も経ってた。
バスの出発時間過ぎてる、どうしよう。
私のせいだ。
みんな集合場所に走った。でも駅が広くて、集合場所になかなか着かない。焦って途中で迷った。どんどん時間が過ぎていく。
先生がそこに立ってた。
「何やってたの!」先生が大声で私たちに叫んだ。「待っても待っても来ないから、もうみんな先に行ってもらったよ!」先生の言葉に私は目の前が真っ暗になった。
ミカちゃんが、私がトイレに行っちゃって行方不明になって、全員そろわなくて出発できなかったって先生に説明した。先生は「20分もトイレで何してたの!班のみんなに迷惑かけてるんだよ!」って私に怒鳴った。
私は「電車で行けませんか?!」ってとっさに先生に言った。「電車で行ったら乗り換えでもっと遅くなるよ!」先生より先にユウちゃんが叫んだ。ユウちゃんは泣きそうになってた。「次のバスは一時間以上も後だよ、遅れないでって言ったでしょう!」先生もどうしたらいいか分からないみたいだった。
みんなすごく楽しみにしてた。もちろん私も。だから私は必死になって言った。「電車で行けます!電車に乗りましょう!」
そしたら突然、ミカちゃんがすごいいきおいで私に怒鳴った。「だから電車だともっと遅くなるってさっきから言ってるじゃん!!しつこいんだよ!!」びっくりして、私はミカちゃんの言葉で黙った。
結局、みんなで一時間バスを待つことになった。みんなイライラしたり、落ち込んだりしてた。「ごめんね」私がそう言ったけど、だれも「別にいいよ」って言わなかった。
ディズニーランドまでの道は渋滞してた。「一本前のバスに乗ってたら、こんなに混んでなかったのに」って先生がつぶやいたのが聞こえた。
途中の道でユウちゃんが泣き始めた。
私は早くバスが渋滞から抜けるようにただただ祈った。
ディズニーランドに着いたのは、帰る予定の30分前だった。みんな無言だった。「せっかく来たからお土産買おうよ、それだけでも記念になるよ」って、先生が私たちを励ますように言ってくれた。
みんなディズニーランドは初めてだった。でも、手前のショップが並んでる所しか行けなかった。乗り物にはひとつも乗れず、シンデレラ城の先に何があるのか、見ることもできずにディズニーランドを出た。
ユウちゃんはずっと泣いていた。
「どうしたの、何で遅れたの?」
「スペースマウンテン乗れたよ!」
「また来ればいいじゃん」
他の班の子が私たちに声をかけてきた。
帰りのバスで、私はもう一回みんなに「ごめんね」って言った。でもやっぱり誰も何も言ってくれなかった。目も合わせてくれなかった。
修学旅行の最終日でディズニーランドに行くことになってた。ユウちゃんはディズニーファンで、すごくすごく楽しみにしてた。最初にカリブの海賊行って、それからビックサンダー乗るんだ、ってずっと前から騒いでた。プーさんグッズたくさん買うって、お金もたくさん用意してた。
修学旅行は班行動で、駅で集合してバスでディズニーランドに行くことになってた。駅に着くの早過ぎて、けっこう時間は余ってた。だから集合場所に行く前にトイレに行こうと思った。初めてディズニーランド行くから、ファンデとかリップ塗っておしゃれしたかった。「トイレに行ってくるね」ってみんなに言って、少し遠いけど、一番きれいなトイレ探して一人でそこに入った。
化粧して髪とかしてトイレから出たら、同じ班の子が真っ青になってキョロキョロしてた。それで、私を見るなり「どこにいたの!!探してたんだよ!!」って叫んだ。「どこ、って、トイレに・・」って私が言うか言わないかのうちに「もう集合時間過ぎてる!!」って大声でさえぎられた。
うそだ、そんなに時間たってるわけない!
私が一人で行方不明になってたから、班のみんなは出発できなくて、私のこと探してた。私は5分くらいのつもりだった。でも、20分も経ってた。
バスの出発時間過ぎてる、どうしよう。
私のせいだ。
みんな集合場所に走った。でも駅が広くて、集合場所になかなか着かない。焦って途中で迷った。どんどん時間が過ぎていく。
先生がそこに立ってた。
「何やってたの!」先生が大声で私たちに叫んだ。「待っても待っても来ないから、もうみんな先に行ってもらったよ!」先生の言葉に私は目の前が真っ暗になった。
ミカちゃんが、私がトイレに行っちゃって行方不明になって、全員そろわなくて出発できなかったって先生に説明した。先生は「20分もトイレで何してたの!班のみんなに迷惑かけてるんだよ!」って私に怒鳴った。
私は「電車で行けませんか?!」ってとっさに先生に言った。「電車で行ったら乗り換えでもっと遅くなるよ!」先生より先にユウちゃんが叫んだ。ユウちゃんは泣きそうになってた。「次のバスは一時間以上も後だよ、遅れないでって言ったでしょう!」先生もどうしたらいいか分からないみたいだった。
みんなすごく楽しみにしてた。もちろん私も。だから私は必死になって言った。「電車で行けます!電車に乗りましょう!」
そしたら突然、ミカちゃんがすごいいきおいで私に怒鳴った。「だから電車だともっと遅くなるってさっきから言ってるじゃん!!しつこいんだよ!!」びっくりして、私はミカちゃんの言葉で黙った。
結局、みんなで一時間バスを待つことになった。みんなイライラしたり、落ち込んだりしてた。「ごめんね」私がそう言ったけど、だれも「別にいいよ」って言わなかった。
ディズニーランドまでの道は渋滞してた。「一本前のバスに乗ってたら、こんなに混んでなかったのに」って先生がつぶやいたのが聞こえた。
途中の道でユウちゃんが泣き始めた。
私は早くバスが渋滞から抜けるようにただただ祈った。
ディズニーランドに着いたのは、帰る予定の30分前だった。みんな無言だった。「せっかく来たからお土産買おうよ、それだけでも記念になるよ」って、先生が私たちを励ますように言ってくれた。
みんなディズニーランドは初めてだった。でも、手前のショップが並んでる所しか行けなかった。乗り物にはひとつも乗れず、シンデレラ城の先に何があるのか、見ることもできずにディズニーランドを出た。
ユウちゃんはずっと泣いていた。
「どうしたの、何で遅れたの?」
「スペースマウンテン乗れたよ!」
「また来ればいいじゃん」
他の班の子が私たちに声をかけてきた。
帰りのバスで、私はもう一回みんなに「ごめんね」って言った。でもやっぱり誰も何も言ってくれなかった。目も合わせてくれなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写と他もすべて架空です。
『 ゆりかご 』
設楽理沙
ライト文芸
- - - - - 非公開予定でしたがもうしばらく公開します。- - - -
◉2025.7.2~……本文を少し見直ししています。
" 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始
の加筆修正有版になります。
2022.7.30 再掲載
・・・・・・・・・・・
夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・
その後で私に残されたものは・・。
――――
「静かな夜のあとに」― 大人の再生を描く愛の物語
『静寂の夜を越えて、彼女はもう一度、愛を信じた――』
過去の痛み(不倫・別離)を“夜”として象徴し、
そのあとに芽吹く新しい愛を暗示。
[大人の再生と静かな愛]
“嵐のような過去を静かに受け入れて、その先にある光を見つめる”
読後に“しっとりとした再生”を感じていただければ――――。
――――
・・・・・・・・・・
芹 あさみ 36歳 専業主婦 娘: ゆみ 中学2年生 13才
芹 裕輔 39歳 会社経営 息子: 拓哉 小学2年生 8才
早乙女京平 28歳 会社員
(家庭の事情があり、ホストクラブでアルバイト)
浅野エリカ 35歳 看護師
浅野マイケル 40歳 会社員
❧イラストはAI生成画像自作
潮に閉じ込めたきみの後悔を拭いたい
葉方萌生
ライト文芸
淡路島で暮らす28歳の城島朝香は、友人からの情報で元恋人で俳優の天ヶ瀬翔が島に戻ってきたことを知る。
絶妙にすれ違いながら、再び近づいていく二人だったが、翔はとある秘密を抱えていた。
過去の後悔を拭いたい。
誰しもが抱える悩みにそっと寄り添える恋愛ファンタジーです。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる