ひだまり女子寮の柔肌おっぱい

或井四十五

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ひだまりの密室

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蒸し暑い夏の夕暮れ。
慣れない女子大での講義を終えた俺は、疲労困憊で「ひだまり女子寮」のエントランスに足を踏み入れた。

(今日も疲れた……。どこもかしこも女子、女子、女子。まるで動物園の珍獣を見るような視線は、いつになったら慣れるんだろうか……)

そんなことを考えていると、ふわりと甘く、俺の心を安心させる香りが鼻をかすめた。

「あら、陸君、おかえりなさい。お疲れ様」

振り返ると、そこには両手にスーパーの袋をいくつも提げた彩乃ママが、おっとりとした笑みを浮かべて立っていた。今日の彼女は、身体の豊かなラインがくっきりと浮かび上がる、薄手のノースリーブのリブニット姿だ。

「彩乃さん! ただいま戻りました。その荷物、大変でしょう。俺、持ちますよ!」
「ありがとう、助かるわぁ。ちょうどこれから夕飯の準備をしようと思ってて、買いすぎちゃったの。私の部屋は5階だから、お願いしちゃってもいいかしら?」
「もちろんです!」

俺は彩乃さんから買い物袋の半分を受け取る。ずしりと重い。憧れの人の頼みとあって、自然と口元が緩んだ。
俺の部屋は2階だが、彩乃さんの部屋は最上階の5階だ。
二人で並んで、寮に一台しかない旧式のエレベーターに乗り込んだ。

ギィ…という少し頼りない音を立てて、扉が閉まる。
むわりとした生温かい空気。二人きりの密室に、彩乃ママの甘い香りが満ちていく。
上昇を始めた直後だった。

ガコンッ!

鈍い金属音と強烈な振動が俺たちを襲い、エレベーターは急停止した。
瞬間、全ての照明が消え、完全な暗闇に突き落とされる。
一拍おいて、天井の隅にある非常灯だけが、ぼんやりとしたオレンジ色の光を灯した。
ブゥン、と微かに唸っていた換気扇の音も、今はもう聞こえない。死んだような静寂が、狭い箱を支配していた。

「きゃっ…!」

バランスを崩した彩乃さんの身体が、ぐらりと俺の方へ倒れ込んでくる。
とっさに支えようと伸ばした俺の右腕に、信じられない感触が伝わった。
ぐにゃり、という生命感のある柔らかな感触。熱く、弾力のある何かが、俺の腕を根本からがっしりと挟み込んできたのだ。
それは、彼女の豊満なHカップの胸だった。

「ご、ごめんなさいっ、陸君!」

顔を真っ赤にした彩乃さんが、弾かれたように俺から身を離す。その声は明らかに動揺で上ずっていた。

「だ、大丈夫ですか、彩乃さん!?」
「え、えぇ…私は大丈夫…。陸君こそ、ごめんなさいね、変なところに…その…」

もごもごと口ごもり、視線を泳がせる彩乃さん。いつものおっとりとした余裕はどこにもない。右腕にはまだ、彼女の乳房の圧倒的な重みと柔らかさ、そして心臓の鼓動までが、生々しく刻みつけられているようだった。

「あらあら…本当に、止まってしまったみたいねぇ…」

彼女は気を取り直すように、非常ボタンを数回押す。しかし、虚しい点滅が繰り返されるだけだ。
むわりとした熱気と共に、さっきよりも強く、濃密になった彩乃さんの匂いが俺の思考を麻痺させる。それはフローラル系の優しいシャンプーの香りと、彼女自身のミルクのような甘い体臭が混じり合った、蠱惑的な香りだった 。

非常灯の頼りない光の中、俺は至近距離に立つ彩乃さんの姿から、もう目を逸らせなかった。

緩くウェーブのかかった栗色のロングヘア。その一本一本がオレンジの光を吸い込んで、天使の輪のように淡く輝いている。

優しげな垂れ目は不安そうに揺れ、薄化粧の肌は恥ずかしさからか、ほんのりと桜色に上気している。ぷっくりとした唇が、かすかに震えているように見えた。

目線を少し下ろせば、薄いリブニットに包まれた、圧倒的な存在感を放つ乳房があった 。生地が限界まで引き伸ばされ、さっき俺の腕を挟み込んだ双丘の輪郭を、これでもかと主張している 。呼吸のたびに、その柔らかそうな塊がゆっくりと上下するのが分かった。

「どうしましょう…」と呟きながら、彩乃さんが再び非常ボタンに手を伸ばす。ノースリーブの袖口から、滑らかそうな脇の肌が覗いた。汗ばんでいるのか、仄暗い窪みが艶めかしく光っている。

腰から下は、ふわりとした素材のロングスカート。その柔らかな布地の下に隠された、丸みを帯びた腰つきや、むっちりとした太もものラインを想像してしまい、俺は喉を鳴らした。

「…困ったわねぇ。なんだか、だんだん暑くなってきたわ…うふふ、ドキドキしちゃったからかしら…」

彩乃さんはそう言って、自分の首筋に浮かんだ汗を、華奢な指先でそっと拭った。それは冗談めかした言葉のはずなのに、今の状況では、とてつもなく扇情的に聞こえた。
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