ひだまり女子寮の柔肌おっぱい

或井四十五

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二人きりの熱帯夜

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換気扇が止まったエレベーターの中は、まさに蒸し風呂だった。俺もシャツの下でじっとりと汗をかいているが、彩乃さんの汗の量は尋常じゃなかった。玉のような汗の粒が、彼女の白いこめかみから次々と生まれ、頬を伝って顎の先からぽたりと滴り落ちる。その軌跡は、薄化粧のファンデーションを溶かし、一条の透明な筋を描いていた。アイラインも少しだけ滲んで、普段の完璧な「彩乃ママ」の姿を崩しているのが、妙に生々しい。

そして、匂いが変わった。さっきまでのフローラルなシャンプーの香りが熱気で蒸発し、奥の方からもっと別の、抗いがたい匂いが立ち上ってくる。それは彼女の肌そのものが発する、熱を持ったミルクのような、それでいて焦がした砂糖のように甘い香りだった。俺の理性をじわじわと溶かしていく、危険な匂いだ。

「はぁ…はぁ…っ…もう…だめ…。暑すぎるわ…」

彩乃さんは荒い息を吐きながら、自分のリブニットの裾をぱたぱたと揺らす。だが、そんなことをしても焼け石に水だ。

「あの…陸君…お願いがあるのだけれど…」
「は、はい! なんでしょうか!」
「その…すごく恥ずかしいのだけど…もう我慢できないから、これ、脱いでもいいかしら…? だから…お願い…ちょっとだけ…向こうを向いててくれる?」

潤んだ瞳で上目遣いにそう言われて、断れるはずがなかった。
「わ、わかりました!」
俺は壁に向かって、ぎゅっと目をつぶる。背後で、衣擦れの音がした。

シャラ…という微かな音。彩乃さんの小さな吐息。そして――。

「きゃあああっ!」

甲高い悲鳴が、密室に響き渡った。

「彩乃さん!? どうしたんですか!」
「う、動けないの…! あ、頭が…っ、ニットが…抜けなくなっちゃったのぉ…!」

聞こえてくるのは、パニックで完全にテンパってしまったような、情けない声だった。
どうする? 見るなと言われた。でも、このままにはしておけない。
意を決して、俺は振り返った。

そして、言葉を失った。
そこにいたのは、ノースリーブニットを脱ぐ途中で頭が引っかかってしまい、両腕を上げたまま身動きが取れなくなっている彩乃さんの姿だった。

彼女の上半身は、もうほとんどあらわになっている。
汗でぐっしょりと濡れた、ベージュ色のフロントホックのブラジャー一枚の姿で。

そのブラは、本来の色より濃い染みがあちこちに広がり、薄いレース生地が肌にぴったりと張り付いて、下の素肌の色を透かしていた。汗で湿った布地は、彼女の豊満なHカップの乳房の、その重みと丸みを余すことなく俺に見せつけている。
そして、何よりも俺の目を釘付けにしたのは、ブラジャーの中央に寄せられた、深く、影を落とす谷間だった。

彼女の鎖骨のあたりで生まれた玉のような汗の粒が、きらりと光りながら、その豊かな谷間の斜面をゆっくりと滑り落ちていく。まるで吸い込まれるように、一粒、また一粒と、汗の雫がしっとりと濡れた谷間の奥へと消えていくのだ。

「うぅ…陸君…助けてぇ…」

情けない声とは裏腹に、俺の目の前に広がる光景は、あまりにも、あまりにも扇情的だった。
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