氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

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累計ポイント200000突破記念♪ ~似た者同士~

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 エドワルドとリラが結婚した後、エドワルドの甥であるレオン王子に、他国からの縁談が持ち上がり、その花嫁候補が現在この国の王宮に滞在していた。


「私はまだ、結婚なんて考えていません!」


 その王子がクルルフォーン邸に押し掛けて来たのだ。


「王子が王宮を抜け出して人の家に押し入るな。私はもう独り身じゃないと、何度言えば分かるんだ?」

「それは分かってます、でも……」


 チラチラとリラを見るレオンに、エドワルドは冷めた目を向ける。


「いくらリラを見ても、リラは私の妻だ。お前の物にはならないぞ」

「わっ、分かってますよ、そんな事!!」

「???」


 実はこの王子レオン、大好きなエドワルドを取られたと、最初の頃はリラに敵意を向けていたが、リラの本当の笑顔に撃ち抜かれ、エドワルドに殺気を向けられ初恋を砕かれたと言う苦い経験がある。

 そんなレオンとリラを会わせたく無いエドワルドは、甥を早々王宮に追い返し、リラと二人切りの時間を取り戻したい。

 そんな事を思っていると、執事が客の来訪を告げる。

 今日は何なんだと苛立つエドワルドだが、訪問者の名を聞きレオンに告げる。


「お前の婚約者候補が来ているそうだ。お前、何をした?」

「まだ会った事も無いのに何も出来ませんよ!」


 エドワルドが深い溜め息を吐き、執事に通すよう伝える。

 通された令嬢は、とても可愛い容姿をしていた。が、


「初めてお目に掛かります。わたくし、ショーン王国第三王女、エリオール=ショーンと申します。突然の訪問をお許し下さり、有難う御座います。ですが、あまりに無用心では御座いませんか?ここには王子殿下もいらっしゃるのでしょう?」

「わたくし、エドワルド=クルルフォーンの妻の、リラ=クルルフォーンと申します。そうですわね、見知らぬ訪問者を確認もせずに入れるのは無用心ですわ。ですが、ショーン王女が乗ってきた馬車も王宮の物だし、御者も王宮勤めの者。それを知った上で対応した執事は、ショーン王女の顔を知っております。王宮に赴き確認までしておりますので」

「「……」」


 二人は互いに何かを感じ取る。


「リラ様とお呼びしても?わたくし、この国の事をもっと知りたいですわ。公爵夫人ならば当然色々とご存知ですわよね?」
[訳=リラ様とお呼びしても良いですか?!わたくし、リラ様を含めこの国の事を色々知りたいです!王子殿下の後見人でもある公爵のご夫人ならば、当然、色々と教わると言う口実で、お会いする事が出来ますわよね?!]

「勿論ですわ。わたくしもエリオール様と呼ばせて頂きます。わたくし程度で解る事ならばいくらでも。勿論、エリオール様に覚える気があるのならばですけれど」
[訳=勿論名前でどうぞ!わたくしもエリオール様と呼ばせて頂いても良いですわよね?!わたくしで解る事ならばいくらでも答えますわ!勿論、エリオール様が好きな時にいつでもいらっしゃって下さい!]


 二人の会話を聞いていたエドワルドはこう思った。

(……リラと中身の似たショーン王女をレオンに宛がえば、あいつは王女に惚れ込むのでは?)

 その後、レオンはエドワルドの思惑通り、エリオールのギャップの可愛さに惚れ込み、エリオールを花嫁に貰い、エリオールは表向きリラと嫌味の応酬を繰り広げているように思われながらも心底リラになつき、リラは年下の可愛い妹分のような友人を可愛がり、毎日を楽しくエドワルドと過ごすのだった。



*****

 ※いつも有難う御座います~!
 今回、感想コメントによるシオンさんのリクアイデアから派生しました~♪♪♪こんな感じでいかがでしょうか?!
 因みにエリオールは、レオンよりリラと仲良くなりたくて、プロポーズを受けていそうな気がします(笑)心の中ではリラの事をお姉様と呼んでいそう!!因みにエリオールのショーンはシオンさんのシオンを長く伸ばした感じで付けさせて頂きました♪
 因みに副題の似た者同士は、勿論リラとエリオールの事ですが、レオンとエドワルドの好みの意味も入ってます。エドワルドはリラ以外には全く興味が無いですけどね。
 シオンさん有難う御座いました♪皆様に楽しんで頂けたら幸いです!
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