氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

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SS置き場

お気に入り3000人突破記念♪感謝のSS ~アレクシス国王陛下の受難後の癒し~

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「あら、アレク様。顔色が悪いようですが、どうかなさったのですか?」

「アナ……。今日は疲れた……」

「わたくしで良ければ話を聞きますよ?」


 この国の王妃、アナスタシアがアレクシスへと近寄る。

 アナスタシアは、見た目こそポヤポヤ、フワフワしていそうな、深窓の姫君だが、とても行動力のある女性で、アレクシスとの縁談を前に、ディーラン国内やアレクシス本人を見たいとジルギリスに相談し、腰まであった髪を肩まで切り、その髪を染めて、男と偽りお忍びでディーラン国を訪れた事のある女性だ。

 その時にアレクシスを気に入り、アレクシスにバレる事無く帰って縁談を進めて貰い、今に至る。

 その時の事は、今でも胸に秘めたまま。少し寂しい気もするが。


「……エドワルドに、脅された」

「?何故またそんな事に?」


 アナスタシアから見ても、エドワルドとアレクシスの仲は悪くない。まぁ、若干アレクシスが鬱陶しくなる程のブラコンだとしても、だ。


「想いを寄せる令嬢との結婚を認めてくれなければ、令嬢を拐って国を捨て、邪魔をするなら他国もけしかけると……」

「……その令嬢とは?」

「エヴァンス侯爵令嬢……」

「あの悪評名高い?ですが、あの・・ジルギリス様の娘なのでしょう?わたくしには何かしら理由があるのではと思うのですが」

「噂通りでは無いと私も思うが、私としては、エヴァンス侯爵家には極力関わりたく無い」

「ふふふっ、アレク様は国王になられる御方ですから、ジルギリス様も確りと教育しようと思われたのですね。それで、わたくしは何をすれば宜しいのかしら?」

「真偽を聞いてくる輩が増えると思うが、王命だと言ってやってくれ。エドワルドに逃げられては困るからな。……勿論、アナもだからな」

「うふふっ、有難う御座います。でも、わたくしがアレク様の元から逃げる等、考えられませんわ。だってわたくし、アレク様に惚れ込んでおりますもの♪」


 女としてアレクシスの前に現れた時も、アレクシスはアナスタシアを見下げる素振りは無かった。

 それ所か、ジルギリスが選んだ女性なら、絶対に見た目だけで判断してはいけない事も知っていた。


「……私も、男装までして会いに来てくれた、行動力のあるアナに惚れ込んでいるからね。私の縁談相手がアナで良かったと心底思ったよ」

「?!知っていらしたのですか?!もしかして、ジルギリス様が?」


 エヴァンス家の凄腕別人メイクも施されていたので、誰も気付いた様子は無かったのだ。ならば、ジルギリスが教えたのだと思うのも当然だ。


「あの人は自分からバラしたりしないよ。再会の時に気付いて、その後、ジルギリス殿に真相を確かめた。あの人、昔から人を見る目を養え、初めて見る相手でも初めてと思うなって、人の顔では無く、癖を見極めろと、使用人達を変装させて、数ヶ月前に会った人物の本物を探せとか、割りと無理難題を、子供の頃からされていたからね。それと、相手に思考を悟られるなとも。今まで黙っていたのは、アナが言わなかったからだ。だが、アナにそんな顔をさせて置くのも嫌だからな」


 驚くアナスタシアに、アレクシスは優しく微笑んだ。



*****

 ※いつも有難う御座います~♪現在で4300人以上の方達による、お気に入り登録をして頂き、とても感謝しています!!
 前にアレクシスの奥様はどんな人かと質問があったので、ポヤポヤした見た目の、中身が割りと確りした人、と返答してましたが、こちらにも今回出してみました♪
 ……あっ!しまった!!アレクシスとアナスタシアのラブラブっぷりが出ただけで、アナスタシアの賢い部分があまり出てないや。まぁ、これはこれで良しと言う事で!
 因みにアナスタシアは、ジルギリスとは仲良しです♪ジルギリスに誰それが、こんな事を言っていましたわと、諜報活ど……いやいや、告げ口をしている仲です!リラと接触して無いのは、他の貴族に、ジルギリスと仲が良いと知られない為です。繋ぎは、王宮内にいる、顔見知りのエヴァンス家使用人達で、手紙でのやり取りを中心にしています。
 お楽しみ頂けたら幸いです!
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