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後日談
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次に来たのは、またもや令嬢役だったので、今度は姿勢も正し、虚勢を張る。
「貴女、サイナス様と連れ立って来たわね。ふぅ~ん」
またもや上から下までをじっくり見られたかと思うと、今度はクスクス笑われる。
「サイナス様もお可哀想に。こんな子のお守りを押し付けられるなんて。どうせサイナス様に惚れられているとか思っている、お目出度い勘違い娘なのでしょうねぇ」
因みに、今回は名前が姓の役割を担っている。その為、サイナスの事を名前で呼んでも問題無いのだ。
「……サイナスさん、サイナスさんは私のパートナーの設定ですが、これって仮に婚約者や恋人だとしても、こんな事を言われるんですか?」
「ん?勿論だよ。単なる幼馴染みだろうと恋人だろうと、喩えそれが婚約者であろうと、よく有る絡まれ方だね」
令嬢に向き合い、きっぱりと大きな声で言い切る事にしたランドール。
「私は、勘違いなんてしていません!」
「それなら、サイナス様が傍に居るのが当たり前じゃなくて?居ないと言う事は、貴女の相手をしたくは無いと言う事でしょう?」
令嬢役はランドールに聞き取れる程度の声を出す。
「違っ……貴女にそんな事を言われる筋合いは有りません!!」
令嬢役は、口元に笑みを浮かべた。
「怒鳴るなんて酷いわ。わたくし、貴女を心配して言っただけなのに……」
ポロポロと涙を流し出す令嬢役。そこにサイナスは片手袋を嵌め、令嬢役へと近付く。
「どうしたの?何が有ったの?」
「分かりません。わたくし、ただ、心配して言った、だけなのに、いきなり、怒鳴られてしまって……」
泣きながらサイナスに訴える令嬢役に、ランドールの怒りは増すが、サイナスは周囲を窺うばかり。
「そうか、それは災難だったね。きっと彼女は機嫌が悪かったんだよ」
「わたくし、怖いです……」
「そうだね、じゃあ私が休憩室まで送ってあげよう。そこでなら落ち着けるだろうから」
令嬢役に寄り添い、連れ出そうとするサイナスに、ランドールが思わず声を掛ける。
「ちょっ、その人は嘘泣きですよ!どうしてその女を庇うんですか!!」
「ラン……彼女に失礼だよ。彼女に何の理由が有って、そんな事をする必要が有るのさ。君はちょっと頭を冷やすべきだ」
「いやいや、おかしいでしょう?!何でそんなポッと出の女に加担するんですか?!普通、私の方に親身になるべきでしょう?!」
「第三者から見たら、明らかにお前が悪者だからだよ?」
「いや、でも、サイナスさんから見たら、私はパートナーですよね?!どうしてそっち側に行くんですか?!」
「だから、これはお前の失態を庇う為に、敢えてこっちをフォローしてるんだよ」
「しっ……失態?」
「お前、令嬢に大声を上げた上に、怒鳴っただろ?周囲は彼女の言葉を聞いて無いけど、お前の大声を上げた後から注目し出して、怒鳴った後の彼女の言葉を聞いている。ランの大声の後、彼女の声を聞き取れた者は手を挙げろ~」
ランドールは周囲を見回すが、誰一人手を挙げなかった。
「貴女、サイナス様と連れ立って来たわね。ふぅ~ん」
またもや上から下までをじっくり見られたかと思うと、今度はクスクス笑われる。
「サイナス様もお可哀想に。こんな子のお守りを押し付けられるなんて。どうせサイナス様に惚れられているとか思っている、お目出度い勘違い娘なのでしょうねぇ」
因みに、今回は名前が姓の役割を担っている。その為、サイナスの事を名前で呼んでも問題無いのだ。
「……サイナスさん、サイナスさんは私のパートナーの設定ですが、これって仮に婚約者や恋人だとしても、こんな事を言われるんですか?」
「ん?勿論だよ。単なる幼馴染みだろうと恋人だろうと、喩えそれが婚約者であろうと、よく有る絡まれ方だね」
令嬢に向き合い、きっぱりと大きな声で言い切る事にしたランドール。
「私は、勘違いなんてしていません!」
「それなら、サイナス様が傍に居るのが当たり前じゃなくて?居ないと言う事は、貴女の相手をしたくは無いと言う事でしょう?」
令嬢役はランドールに聞き取れる程度の声を出す。
「違っ……貴女にそんな事を言われる筋合いは有りません!!」
令嬢役は、口元に笑みを浮かべた。
「怒鳴るなんて酷いわ。わたくし、貴女を心配して言っただけなのに……」
ポロポロと涙を流し出す令嬢役。そこにサイナスは片手袋を嵌め、令嬢役へと近付く。
「どうしたの?何が有ったの?」
「分かりません。わたくし、ただ、心配して言った、だけなのに、いきなり、怒鳴られてしまって……」
泣きながらサイナスに訴える令嬢役に、ランドールの怒りは増すが、サイナスは周囲を窺うばかり。
「そうか、それは災難だったね。きっと彼女は機嫌が悪かったんだよ」
「わたくし、怖いです……」
「そうだね、じゃあ私が休憩室まで送ってあげよう。そこでなら落ち着けるだろうから」
令嬢役に寄り添い、連れ出そうとするサイナスに、ランドールが思わず声を掛ける。
「ちょっ、その人は嘘泣きですよ!どうしてその女を庇うんですか!!」
「ラン……彼女に失礼だよ。彼女に何の理由が有って、そんな事をする必要が有るのさ。君はちょっと頭を冷やすべきだ」
「いやいや、おかしいでしょう?!何でそんなポッと出の女に加担するんですか?!普通、私の方に親身になるべきでしょう?!」
「第三者から見たら、明らかにお前が悪者だからだよ?」
「いや、でも、サイナスさんから見たら、私はパートナーですよね?!どうしてそっち側に行くんですか?!」
「だから、これはお前の失態を庇う為に、敢えてこっちをフォローしてるんだよ」
「しっ……失態?」
「お前、令嬢に大声を上げた上に、怒鳴っただろ?周囲は彼女の言葉を聞いて無いけど、お前の大声を上げた後から注目し出して、怒鳴った後の彼女の言葉を聞いている。ランの大声の後、彼女の声を聞き取れた者は手を挙げろ~」
ランドールは周囲を見回すが、誰一人手を挙げなかった。
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