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後日談
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ローズウッド本宅に到着後、双子は足の弱くなった先代公爵の部屋へとバルトの案内で訪ね、来訪を心待ちにしていた先代公爵は、それはもう、喜んだ。
そして、何日も掛けて双子と話し合い、ローズウッド領に、このまま残る気は無いかと問い掛けるも、双子達は頑として頷かず、今の生活がとても楽しいから、今のままが良いと言った。
その言葉を聴いた先代公爵はがっかりと項垂れたので、慌てて、ここが故郷に変わりは無いから、また遊びに来ても良い?と聞き、笑顔で了承されて満面の笑みを返す。
そうして十日間程滞在し、王都へと戻る事にした。
「「公爵様父様、また来る、言った!また来て、連れて~!」」
「ああ、良いぞ。また来よう」
双子の言葉にエドワルドはあっさり承諾してくれたので、双子達は、エドワルドに飛び付く。
「「公爵様、大好き~♪」」
そういった行動を、今まで一度も、誰からもされた事の無かったエドワルドは驚く。
「フフフッ。エド様、まるで二人の父親みたいです♪」
(……年齢的に、ここまで大きな子供は無理だけれど、悪い気はしないな。その内リラとの子供を育てる疑似体験と思って置こう)
子供の扱いは、レオンである程度慣れていたが、この双子達の方が、体面を取り繕わずに他意無く無邪気に接して来るので、エドワルドにとっては新鮮なのだろう。
これもレオンが見れば、ズルい!と言い出し兼ねない光景では有るが。
「その場合、リラが母親だと言う事を理解しなければいけないよ?」
エドワルドの言葉に、リラはボッと火が付いたかのように、顔を真っ赤の染めて、返答した。
「ももももっ、勿論ですわ!」
エドワルドは、未だに、ちょっとした事でも、これ程の反応を見せるリラに悶え癒されながら、王都への帰路に着く。
その後、エドワルドは双子達を連れて、幾度かローズウッド領を訪れ、リラが妊娠中の時にはさすがに連れては行けないからと、休暇と言う形で、双子達に里帰りしても良いと許可を出し、休暇だから、必ず帰って来なさいと言えば、双子達は喜んで頷いた。
双子達は、それから何度か二人でローズウッドの本宅を訪れ、先代公爵は双子達の来訪を心待ちにし、足は弱っていたが、身体は元気だったので、随分長生きをしたそうだ。
バルトもまた、双子達と会うのを楽しみにし、王都に来ている時は、必ずエドワルドに許可を貰って双子に会いに来るようになり、双子達もエドワルド達の許可を貰って王都のローズウッド邸に、お泊まりしに行くようになるのだ。
「「ルナとルネ、帰る場所、二つ~♪」」
双子達はそう言って、喜んでいたのだった。
そして、何日も掛けて双子と話し合い、ローズウッド領に、このまま残る気は無いかと問い掛けるも、双子達は頑として頷かず、今の生活がとても楽しいから、今のままが良いと言った。
その言葉を聴いた先代公爵はがっかりと項垂れたので、慌てて、ここが故郷に変わりは無いから、また遊びに来ても良い?と聞き、笑顔で了承されて満面の笑みを返す。
そうして十日間程滞在し、王都へと戻る事にした。
「「公爵様父様、また来る、言った!また来て、連れて~!」」
「ああ、良いぞ。また来よう」
双子の言葉にエドワルドはあっさり承諾してくれたので、双子達は、エドワルドに飛び付く。
「「公爵様、大好き~♪」」
そういった行動を、今まで一度も、誰からもされた事の無かったエドワルドは驚く。
「フフフッ。エド様、まるで二人の父親みたいです♪」
(……年齢的に、ここまで大きな子供は無理だけれど、悪い気はしないな。その内リラとの子供を育てる疑似体験と思って置こう)
子供の扱いは、レオンである程度慣れていたが、この双子達の方が、体面を取り繕わずに他意無く無邪気に接して来るので、エドワルドにとっては新鮮なのだろう。
これもレオンが見れば、ズルい!と言い出し兼ねない光景では有るが。
「その場合、リラが母親だと言う事を理解しなければいけないよ?」
エドワルドの言葉に、リラはボッと火が付いたかのように、顔を真っ赤の染めて、返答した。
「ももももっ、勿論ですわ!」
エドワルドは、未だに、ちょっとした事でも、これ程の反応を見せるリラに悶え癒されながら、王都への帰路に着く。
その後、エドワルドは双子達を連れて、幾度かローズウッド領を訪れ、リラが妊娠中の時にはさすがに連れては行けないからと、休暇と言う形で、双子達に里帰りしても良いと許可を出し、休暇だから、必ず帰って来なさいと言えば、双子達は喜んで頷いた。
双子達は、それから何度か二人でローズウッドの本宅を訪れ、先代公爵は双子達の来訪を心待ちにし、足は弱っていたが、身体は元気だったので、随分長生きをしたそうだ。
バルトもまた、双子達と会うのを楽しみにし、王都に来ている時は、必ずエドワルドに許可を貰って双子に会いに来るようになり、双子達もエドワルド達の許可を貰って王都のローズウッド邸に、お泊まりしに行くようになるのだ。
「「ルナとルネ、帰る場所、二つ~♪」」
双子達はそう言って、喜んでいたのだった。
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