氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

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後日談

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 サイナスの言う事はもっともなので、そう言った事は、エヴァンス家の人間に任せる事にしたマッドは、アナスタシアが到着した事で、この話は一旦保留にして、リラ達とのお茶会を大いに楽しむ。

 お茶会が終わり、アナスタシアが王宮へと戻り、マッドもメイクを落として、服を元の服へと着替える。

 そして、そのまま何事も無く下町の娼館に戻れば、営業の一時間程前には到着し、営業時間までは、娼婦達との会話を楽しむ。

 ライラも一応、その場にいるが、娼婦達にからかわれたりする事が多いので、マッドが帰ってきて、ホッとしているようだ。


「ライちゃん、もっと堂々としてなきゃ駄目よぉ?彼女達は人生のスパイスとか言って、いつもの日常と違う話や、面白そうな話が大好きな上、初心うぶな男の人をからかうのが大好きなのよ。こんな所に来る人は大抵遊び好きな人ばかりでしょう?初心な男の人なんて珍しいから、色々サービスしたり、可愛がったりするのよぉ。彼女達からすれば可愛がってるつもりでも、ライちゃんからすればからかわれてるようにしか思えないだろうから、反応しないのが一番よぉ?」

「むっ、無理です!こんなに綺麗な方達に寄って来られて、何事も無いような顔なんて、出来ません!!」

「あら♪嬉しい事言ってくれるじゃない♪そんなライ君にはお姉さん達から熱~い抱擁をプレゼントしてあ・げ・る♥」

「えっ?!ちょっと待っ……!!」


 ライラは逃れようと動いたが、目をキラリと光らせた娼婦達の行動の方が一段と早く、腕や顔に豊満な胸を押し付けられてしまい、身動きが取れず、顔を真っ赤に染める。

 そんな姿を見て可愛いなぁと思わない女性はいないだろう。


「あらあらライちゃん、良いモテっぷりねぇ。ハーレムよぉ♪」


 マッドも思わずからかい、ライラは赤らめた顔を、更にこれでもかと赤らめながら、目を潤ませ、マッドに助けを求める視線を送る。


「そんな顔しちゃあ、益々彼女達に良いようにされるわよぅ?皆、そろそろ離してあげなさいな。純情なライちゃんを困らせては駄目よぉ?」

「だってマッドちゃん、ライ君の反応が初々しくて、堪んないんだもの♪」

「言いたい事は分かるけどぉ、あんまり可愛がり過ぎると警戒して、次は逃げられちゃうわよぉ?」

「それもそうねぇ。避けられちゃったらさすがに悲しくなるもの」


 漸く解放されたライラはホッとする。


「さぁ~てと、そろそろ仕事が始まるわよぉ。ライちゃんも確り気を引き締めてねぇ♪」


 そうしていつも通り、夜の街に花が咲き誇り、夜が艶やかに彩られていった。
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