氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

文字の大きさ
503 / 805
後日談

36

しおりを挟む
「あっ……謝らないで下さいマッドさん。時間を掛けても、同じ事をしてたんですから。ボクは、マッドさんとこうなれて、心底嬉しいですよ。今は痛みが強いけど、マッドさんの物の形が、ハッキリと感じられます。少しだけ待って下さいね?愛してますよ、ボクの愛しいマッドさん」


 ライラはマッドの背に手を回し、抱き締め返して、マッドの胸に所有印を一つ増やす。


「あっ……あたしもっ!あたしもライちゃん大好きよぉ!!あっ、愛してるからね、あたしのライちゃん!!一生あたしだけの物で、ずっと、ずっと、傍に居てぇ~っっ!!!」


 マッドがライラをギュッと強く抱き締めると、ライラが顔を上げて、嬉しそうな満面の笑顔を見せるので、マッドは急くように顔を寄せ、ライラの唇を幾度も啄み、次第に濃厚な口付けへと変化していく。

 暫く二人は、互いの咥内を貪り続け、ライラは中の痛みが少し引くと、ちょっとぐらいの痛みなら我慢出来ると、そのままマッドの物を奥に入れたままで、マッドにしがみ付きながら、腰を前後に動かしてみる。

「あっ……マッドさんの物が奥に当たってる……」

「あぁあ!ライちゃん、ただでさえキツいのに、締めちゃやぁっ!!」

「そっ……そんな事言ったって、可愛いマッドさんが悪いんです!それに、これ、気持ち良過ぎっっ!!」


 ライラは最奥に、マッドの物をグリグリと押し当て、更なる快感を手に入れる為に、腰を上下に動かせば、痛みよりも快楽が増し、もっと、もっとと刺激を求めながら、マッドにも感じて欲しくて、マッドの背中に回してた手をマッドの胸に置き直し、先端部分を指で弄る。


「らっ、ライちゃん!あたしも、触るぅ!!」


 マッドもライラの柔らかな胸を手で包み、揉み解して先端を弄り、ライラの抽挿に合わせて腰を動かし突き上げる。


「マッドさん、可愛い!もっと乱れて、一緒にイこう?!」

「ライちゃん、ライちゃん、ライちゃんっ!!」


 二人同時に高みへと昇り、マッドはライラの最奥でぜた。


「マッドさん、大好きだよ。その心は、一生ボクだけの物で居てね?」

「当然よぉ!ライちゃん、大好きぃ!!」


 マッドはライラを抱き締めると、ライラはマッドに甘く、欲情した声音で囁いた。


「……夕方までに、まだまだ時間がたっぷり有るよね、マッドさん。だから、それまで、ボクと思う存分、たっぷりと愛し合おうね?ボクがマッドさんの中の、今までの屑連中との行為の出来事を、思い出せなくなるぐらい、じっくり愛してあげるから。さぁ、二回戦を始めようか……」


 ライラは、再びマッドとの情事に耽る為、まだ中にいる、マッドの物を食い締めたのだった。
しおりを挟む
感想 2,440

あなたにおすすめの小説

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

ハイスぺ幼馴染の執着過剰愛~30までに相手がいなかったら、結婚しようと言ったから~

cheeery
恋愛
パイロットのエリート幼馴染とワケあって同棲することになった私。 同棲はかれこれもう7年目。 お互いにいい人がいたら解消しようと約束しているのだけど……。 合コンは撃沈。連絡さえ来ない始末。 焦るものの、幼なじみ隼人との生活は、なんの不満もなく……っというよりも、至極の生活だった。 何かあったら話も聞いてくれるし、なぐさめてくれる。 美味しい料理に、髪を乾かしてくれたり、買い物に連れ出してくれたり……しかも家賃はいらないと受け取ってもくれない。 私……こんなに甘えっぱなしでいいのかな? そしてわたしの30歳の誕生日。 「美羽、お誕生日おめでとう。結婚しようか」 「なに言ってるの?」 優しかったはずの隼人が豹変。 「30になってお互いに相手がいなかったら、結婚しようって美羽が言ったんだよね?」 彼の秘密を知ったら、もう逃げることは出来ない。 「絶対に逃がさないよ?」

もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?

冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。 オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。 だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。 その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・ 「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」 「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

黒騎士団の娼婦

イシュタル
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。 異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。 頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。 煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。 誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。 「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」 ※本作はAIとの共同制作作品です。 ※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。

処理中です...