氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

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後日談

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 クルルフォーン邸への訪問日。

 ルークスは両親と叔父夫妻、ミリアムを連れてクルルフォーン邸へと向かい、快く受け入れられる。

 双子は玄関でのお出迎えだ。

 サイナスが丁寧な歓迎の挨拶をした後に、双子が元気一杯の挨拶をする。


「「バルト様、セシル様、いらっしゃい!ミリーの父様と、ミリーの母様、初めまして!ルナとルネです!宜しくお願いします!ルーク、ミリー、来る、ありがと!会える、嬉しい♪皆様、ゆっくりしてってください!」」


 双子達に満面の笑顔で迎えられ、ホッコリする大人達。

 この日が来るまでに、かなりの練習をしたのだろう事が窺える。

 因みに、双子がバルト夫妻を名で呼んでいるのは、公爵様だとエドワルドも当て嵌まるので、ややこしいから名で呼んで欲しいと言われた為、本人達の前では名を呼ぶようにしているのだ。


「ルナがルークのお嫁さんになるのだから、私の事はバル義父様 と う さまと呼んで欲しい。勿論、ルネもだ」

「それならば、私も二人にリウ義父様と呼ばれたい」


 瞳をキラキラさせて言う大人二人に、双子は首を傾げながらも言葉にする。


「「バル義父様と、リウ義父様?」」


 この手の年頃の貴族子息や令嬢と違い、純心素直で可愛い双子に、悶える大人達。


「「旦那様達だけズルいです!」」

「二人も同じように呼んで貰えば良いんだよ」


 セシルとシリウスの妻のエリーシャが悔しがる為、バルトがセシルとエリーシャに言えば、二人は双子に向き直る。


「わたくしはセシー義母様 か あ さまよ」

「わたくしはエリー義母様と呼んでね」


 双子はそんなセシルとエリーシャに、キョトンとした顔を見せた後、満面の笑顔で応える。

「「セシー義母様と、エリー義母様。優しい、嬉しい、みんな大好き!ルナとルネ、家族増える。ミリーとルークのお陰!」」


 双子が婚約者の二人にも笑顔を向けるので、内心、拗ねそうになっていたミリアムも、笑顔になる。

 ほのぼのとした空気が漂い、空気を読んだサイナスが、切りの良い所で両家を邸内へと誘導する。

 そのタイミングは完璧で、双子に案内役をさせる事で、双子が張り切り、その場の空気も和んだまま、エドワルド達の居るサロンへと到着する。

 少し緊張するローレン夫妻に対して、エドワルドは気楽にするようにと声を掛け、歓迎の言葉を述べる。

 当然その横には、ピッタリと寄り添う夫人リラが居るのだが、その雰囲気は、社交場の時とはかなり違う。

 本人は無表情を装っているが、令嬢時代とメイクが変わった事や、令嬢時代に醸し出していた雰囲気とは真逆と言っても良い程の穏やかな雰囲気、更には結婚式にて本性が知れ渡っていた事も有り、極度の緊張を強いられる事も無い。

 ローレン夫妻は、嬉しそうに周囲の者達を紹介する双子の言葉に、耳を傾ける事に集中した。
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