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後日談
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アナスタシアにリラと会う為の予定を相談すると、早速スケジュールの予定を調整してくれた。
そして、レオンの事も相談すると、アナスタシアは笑顔で言い切った。
「乗り気しなければ、学ぶ事が多いのでと、断っても良いのよ?だってそれを最初にしたのはレオンですもの」
とても良い笑顔で有る。
が、エリオールに対して向けられていないであろう怒気が、アナスタシアから滲み出ている。
「元々この婚約は、レオンとエリオール様との相性が合えば正式に婚約すると決められていた物で、立場は対等で有り、国益は考慮されて無いのよ。そもそもこの婚約は、あの国との交渉では無く、エリオール様との交渉。国を出たかったエリオール様と、賢い未来の王妃が欲しかったわたくし達の、利害の一致で結んだ縁。わたくしはエリオール様を義娘にしたいけれど、エリオール様はディーラン以外でも大歓迎される逸材で、エリオール様はどの国でも選び放題なのよ?まぁ、紹介出来るのは、ディーランと親しい国になるけれど」
アナスタシアの言葉に、驚くエリオール。
一応ジルギリスからも、そうは聞いているが、実際の所はディーラン一択、他の国では自国の後ろ楯が無い姫等、無価値とまでは行かないが、価値は低いと認識していたのだ。
そんな事をアナスタシアに打ち明けると、アナスタシアはキョトンとするも、エリオールの勘違いを否定する。
「エリオール様の場合、個人でディーランの重鎮の後ろ楯が有るので、ショーン国の後ろ楯よりも価値は高いですわ。寧ろ、ショーン国が後ろ楯だと、欲しがらない国が多い筈。ショーン国は優秀な者達が多いけれど、その分野心が強く、扱いが難しいのと、周辺国や自国に火種を持ち込む可能性も有るので、このカルハゼ領域の国々は、ショーン国の後ろ楯では縁組みしたがらないのよ。だから、追放されたエリオール様のご兄姉達も、嫁ぎ先は他領域でしょう?」
今まで、エリオールはショーン国側の都合ばかりを考えていたが、よくよく考えると、幾ら優秀でも、国の乗っ取りを企みそうな他国から来た配下は要らない。と言うか、優秀だからこそ、尚更厄介だろう。忠誠を誓った所で、裏切らないとは限らないからだ。
同じ領域だと、多少の距離が有ろうと、あの国なら関与して来るだろうと、疑われても仕方無い。
先代国王が、ディーランに関与しようとしていた前科が有るのだから。
しかもそれは、首脳会議と言う公の場で、ディーラン側からの丁重なお断り……謝罪と言う名の警告を頂いていたそうだ。
因みにその頃の先代は、既にディーランの報復を受けて、政務も儘ならず、発狂して引き籠り状態だったが、名指しの招集にディーラン側の署名まで有った為、強制的にその場に引き摺り出されたようなものだが、喧嘩を売った相手が悪過ぎたので、自業自得と言うしか無いだろう。
そんな話を聞いたエリオールは、あの国から逃れられて、心底良かったと思うのだった。
そして、レオンの事も相談すると、アナスタシアは笑顔で言い切った。
「乗り気しなければ、学ぶ事が多いのでと、断っても良いのよ?だってそれを最初にしたのはレオンですもの」
とても良い笑顔で有る。
が、エリオールに対して向けられていないであろう怒気が、アナスタシアから滲み出ている。
「元々この婚約は、レオンとエリオール様との相性が合えば正式に婚約すると決められていた物で、立場は対等で有り、国益は考慮されて無いのよ。そもそもこの婚約は、あの国との交渉では無く、エリオール様との交渉。国を出たかったエリオール様と、賢い未来の王妃が欲しかったわたくし達の、利害の一致で結んだ縁。わたくしはエリオール様を義娘にしたいけれど、エリオール様はディーラン以外でも大歓迎される逸材で、エリオール様はどの国でも選び放題なのよ?まぁ、紹介出来るのは、ディーランと親しい国になるけれど」
アナスタシアの言葉に、驚くエリオール。
一応ジルギリスからも、そうは聞いているが、実際の所はディーラン一択、他の国では自国の後ろ楯が無い姫等、無価値とまでは行かないが、価値は低いと認識していたのだ。
そんな事をアナスタシアに打ち明けると、アナスタシアはキョトンとするも、エリオールの勘違いを否定する。
「エリオール様の場合、個人でディーランの重鎮の後ろ楯が有るので、ショーン国の後ろ楯よりも価値は高いですわ。寧ろ、ショーン国が後ろ楯だと、欲しがらない国が多い筈。ショーン国は優秀な者達が多いけれど、その分野心が強く、扱いが難しいのと、周辺国や自国に火種を持ち込む可能性も有るので、このカルハゼ領域の国々は、ショーン国の後ろ楯では縁組みしたがらないのよ。だから、追放されたエリオール様のご兄姉達も、嫁ぎ先は他領域でしょう?」
今まで、エリオールはショーン国側の都合ばかりを考えていたが、よくよく考えると、幾ら優秀でも、国の乗っ取りを企みそうな他国から来た配下は要らない。と言うか、優秀だからこそ、尚更厄介だろう。忠誠を誓った所で、裏切らないとは限らないからだ。
同じ領域だと、多少の距離が有ろうと、あの国なら関与して来るだろうと、疑われても仕方無い。
先代国王が、ディーランに関与しようとしていた前科が有るのだから。
しかもそれは、首脳会議と言う公の場で、ディーラン側からの丁重なお断り……謝罪と言う名の警告を頂いていたそうだ。
因みにその頃の先代は、既にディーランの報復を受けて、政務も儘ならず、発狂して引き籠り状態だったが、名指しの招集にディーラン側の署名まで有った為、強制的にその場に引き摺り出されたようなものだが、喧嘩を売った相手が悪過ぎたので、自業自得と言うしか無いだろう。
そんな話を聞いたエリオールは、あの国から逃れられて、心底良かったと思うのだった。
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