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~デ・フォン領域~
僕の日常 3
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そうそう、ウルファナル陛下のお嫁さん候補は、僕の中でウィル兄の妹さんが第一候補なので、ウィル兄と二人切りになった時に聞いてみた。
「ウィル兄、ゼファーク姉結婚した?」
「いや、相手を探してるが、あいつを受け入れそうな相手がいない」
「じゃあさ、東の陛下なんてどう?」
「……どんな奴だ?あいつを受け入れられそうな器か?」
東大陸と東小大陸は、距離的には近いが、殆ど交流は無い。そもそも、他の大陸と交流のある大陸なんて、中央大陸ぐらいだろう。
「陛下の好みで言うなら、ゼファーク姉はぴったりだよ。理想は賢い女性って言ってるし、強いのなら尚更良いんじゃないかな?僕やラファス兄と一緒に旅に同行するのが一番の楽しみみたいで、あまり大勢での視察は嫌いみたい。東の王族と僕ん家の家系は交流があって、先祖代々契約を交わしてる間柄だから、仲は良いよ。後、陛下の性格とか容貌とか、口で説明するより見た方が早いだろうから記録石に写して来た」
僕がウィル兄に記録石を作動させて、陛下を見せる。
「……ラル、この記録石を暫く借りてもいいか?」
「うん、勿論。ゼファーク姉に見せる為に写して来たからね。ウィル兄的にはどう思う?ゼファーク姉、乗り気になりそう?」
「多分、この陛下なら気に入りそうだな。だが、本当に良いのか?ゼファークで」
「陛下は大人しいだけの貴族令嬢とかは興味ないよ。寧ろ、ゼファーク姉みたいな人の方が、断然好みだと思うね」
「分かった。取り合えず、ゼファークに聞いてみる。最近やさぐれていたからな。確認が取れたら連絡を入れるぞ」
「うん、よろしく~♪」
よし。取り合えずゼファーク姉がどう出るかで話は進むから、この話は一旦置いとこう。
夜はアーヤ達の近状報告を聞き、製作中のメカ弄りや道中手に入れたドロップアイテムを使った魔道具の製作。まぁ、魔道具に関しては専門じゃないから、空間拡張とかの大掛かりな物は作れないけど、魔石を組合せる物はメカエンジニアの分野に入るから、僕でも作れたりする。
日課のトレーニングは聖騎士団の顔見知りの団員に迎えに来てもらい、本部に着いてから特部の兄さん達が相手をしてくるから楽しい~♪♪♪
一人一人の戦闘スタイルや癖、武器も違うし、属性も違うから面白いんだよね♪
僕は基本、ラファス兄とが多いけど、今回は一緒じゃないからね。
因みにサス兄、南西大陸出身なんだけど、尊敬する憧れの人は、今は亡き王国の第三王子のナクラル様だ!って聞いた時は耳を疑ったよ……。それ、僕のお祖父ちゃんだし。しかも夢は、彼の子孫に会う事……って目の前にいるけどね。思わずラファス兄を見上げたけど、ラファス兄は黙秘してたから、僕も黙ってる。僕は生前のお祖父ちゃんに会った事無いけど、ラファス兄は可愛がってもらってたらしい。知ったらサス兄悔しがるかな?肖像画なんて物まで持ってたしなぁ。
「ラル、一緒にお茶でも飲みませんか?」
「アル兄!ウル兄の見張りは良いの?」
「今はレノンが見てくれているから大丈夫です。明日は見張りを代わってくれるそうなので、手合わせと、リウリク殿の研究の付き添いも私がしますね」
「えっ、良いの?!やったぁ~~!」
アル兄との手合わせ~~~♪アル兄は、ラファス兄の次に強いからか、魔法も剣技も手数が多いんだよね♪攻めるのも苦労するけど、その分勉強になるから嬉しいな♪
古代技術も興味持ってたみたいだから、アル兄にも見学させてあげたかったんだよね♪最近ウル兄の相手ばっかでストレス溜め込んでたっぽいし。
リウリクの所に向かう時は姿変えの魔法を使うんだって。本部周辺をアル兄がそのまま歩くと騒がれたりするからね。レン兄が忙しかった時は出来なかったけど、サス兄もいるしでウル兄の見張りを交代制にしてから、アル兄も姿変えの魔法を使って僕の送り迎えに参加してる。
アル兄の場合、姿変えだけでなく、気配や認識を薄くする魔法も使えるから、目立ちたくない時は、人の記憶に殆ど残らないようにするんだって。隠密行動する時に便利だよね!僕は真似出来ないから、姿変えの薬とか、姿消しの薬とかを使うけどね。
勿論、魔法や薬に頼らなくても、気配とかは消せるんだけど、失敗しちゃいけない時に使用したり、効果を確かめる為だったり、鍛える為だったりって理由もあるからね。
アル兄はラファス兄を慕ってる変わり者。ラファス兄は慕われるより苦手意識持たれる事が多いからね。
それと、アル兄が交渉したんだろうけど、アル兄はラファス兄に剣を指導してもらってる。これ、実は珍しかったりする。
アーヤもラファス兄に棒術を教わってたけど、基本、ラファス兄は人に教える事をしない。赤の血族である僕は別として、僕達一族が関わらなければ、他人に教える気はないみたいなのに、アル兄は僕が関わる前に教えてもらってる。
知識だけなら交渉する事もあるけど、実技指導となると別だから、余程相手を気に入ってる事になるんだけど、僕達は精霊人だから、個人をそこまで気に入る事自体が珍しい。
だから、ある意味この特部は異常とも言えるんだよね。
僕達赤の血石を渡されるという事は、精霊王の加護を受けた僕達が味方するって事だから。
「ウィル兄、ゼファーク姉結婚した?」
「いや、相手を探してるが、あいつを受け入れそうな相手がいない」
「じゃあさ、東の陛下なんてどう?」
「……どんな奴だ?あいつを受け入れられそうな器か?」
東大陸と東小大陸は、距離的には近いが、殆ど交流は無い。そもそも、他の大陸と交流のある大陸なんて、中央大陸ぐらいだろう。
「陛下の好みで言うなら、ゼファーク姉はぴったりだよ。理想は賢い女性って言ってるし、強いのなら尚更良いんじゃないかな?僕やラファス兄と一緒に旅に同行するのが一番の楽しみみたいで、あまり大勢での視察は嫌いみたい。東の王族と僕ん家の家系は交流があって、先祖代々契約を交わしてる間柄だから、仲は良いよ。後、陛下の性格とか容貌とか、口で説明するより見た方が早いだろうから記録石に写して来た」
僕がウィル兄に記録石を作動させて、陛下を見せる。
「……ラル、この記録石を暫く借りてもいいか?」
「うん、勿論。ゼファーク姉に見せる為に写して来たからね。ウィル兄的にはどう思う?ゼファーク姉、乗り気になりそう?」
「多分、この陛下なら気に入りそうだな。だが、本当に良いのか?ゼファークで」
「陛下は大人しいだけの貴族令嬢とかは興味ないよ。寧ろ、ゼファーク姉みたいな人の方が、断然好みだと思うね」
「分かった。取り合えず、ゼファークに聞いてみる。最近やさぐれていたからな。確認が取れたら連絡を入れるぞ」
「うん、よろしく~♪」
よし。取り合えずゼファーク姉がどう出るかで話は進むから、この話は一旦置いとこう。
夜はアーヤ達の近状報告を聞き、製作中のメカ弄りや道中手に入れたドロップアイテムを使った魔道具の製作。まぁ、魔道具に関しては専門じゃないから、空間拡張とかの大掛かりな物は作れないけど、魔石を組合せる物はメカエンジニアの分野に入るから、僕でも作れたりする。
日課のトレーニングは聖騎士団の顔見知りの団員に迎えに来てもらい、本部に着いてから特部の兄さん達が相手をしてくるから楽しい~♪♪♪
一人一人の戦闘スタイルや癖、武器も違うし、属性も違うから面白いんだよね♪
僕は基本、ラファス兄とが多いけど、今回は一緒じゃないからね。
因みにサス兄、南西大陸出身なんだけど、尊敬する憧れの人は、今は亡き王国の第三王子のナクラル様だ!って聞いた時は耳を疑ったよ……。それ、僕のお祖父ちゃんだし。しかも夢は、彼の子孫に会う事……って目の前にいるけどね。思わずラファス兄を見上げたけど、ラファス兄は黙秘してたから、僕も黙ってる。僕は生前のお祖父ちゃんに会った事無いけど、ラファス兄は可愛がってもらってたらしい。知ったらサス兄悔しがるかな?肖像画なんて物まで持ってたしなぁ。
「ラル、一緒にお茶でも飲みませんか?」
「アル兄!ウル兄の見張りは良いの?」
「今はレノンが見てくれているから大丈夫です。明日は見張りを代わってくれるそうなので、手合わせと、リウリク殿の研究の付き添いも私がしますね」
「えっ、良いの?!やったぁ~~!」
アル兄との手合わせ~~~♪アル兄は、ラファス兄の次に強いからか、魔法も剣技も手数が多いんだよね♪攻めるのも苦労するけど、その分勉強になるから嬉しいな♪
古代技術も興味持ってたみたいだから、アル兄にも見学させてあげたかったんだよね♪最近ウル兄の相手ばっかでストレス溜め込んでたっぽいし。
リウリクの所に向かう時は姿変えの魔法を使うんだって。本部周辺をアル兄がそのまま歩くと騒がれたりするからね。レン兄が忙しかった時は出来なかったけど、サス兄もいるしでウル兄の見張りを交代制にしてから、アル兄も姿変えの魔法を使って僕の送り迎えに参加してる。
アル兄の場合、姿変えだけでなく、気配や認識を薄くする魔法も使えるから、目立ちたくない時は、人の記憶に殆ど残らないようにするんだって。隠密行動する時に便利だよね!僕は真似出来ないから、姿変えの薬とか、姿消しの薬とかを使うけどね。
勿論、魔法や薬に頼らなくても、気配とかは消せるんだけど、失敗しちゃいけない時に使用したり、効果を確かめる為だったり、鍛える為だったりって理由もあるからね。
アル兄はラファス兄を慕ってる変わり者。ラファス兄は慕われるより苦手意識持たれる事が多いからね。
それと、アル兄が交渉したんだろうけど、アル兄はラファス兄に剣を指導してもらってる。これ、実は珍しかったりする。
アーヤもラファス兄に棒術を教わってたけど、基本、ラファス兄は人に教える事をしない。赤の血族である僕は別として、僕達一族が関わらなければ、他人に教える気はないみたいなのに、アル兄は僕が関わる前に教えてもらってる。
知識だけなら交渉する事もあるけど、実技指導となると別だから、余程相手を気に入ってる事になるんだけど、僕達は精霊人だから、個人をそこまで気に入る事自体が珍しい。
だから、ある意味この特部は異常とも言えるんだよね。
僕達赤の血石を渡されるという事は、精霊王の加護を受けた僕達が味方するって事だから。
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