96 / 113
~デ・フォン領域~
聖騎士団に行く前に、使用人としての箔を付けに行きましょう!
しおりを挟む
まぁ、話が逸れていったけど、ジオーヌが起動したあの後、ジオーヌのプロフィールを、その場で作り込んでいった。
リウリクは凄腕の錬金術師なので、ガッツリお金を稼いでる。ただ、錬金術師って研究を盗まれないように、人を雇う事って殆どないんだよね~。信頼のある人を雇うと言っても、出所がなぁ。……あ、信頼のある人員斡旋。
「ねぇ、聖騎士団に行く前に、ジオーヌの箔を付けよう。基本の身の回りの世話って事は、使用人として雇ってるって誤魔化す事も出来るようにしたって事だよね?なら、今の時代のそういった知識や教える事が出来る人に頼む序でに箔も付けて貰おう!」
まぁ、そうなったら聖騎士団に行くのはジオーヌの箔付け出来てからになるけどね。
「待て、誰に頼む気だ!」
「専門分野の人」
「だから、どう説明する気だ?!しかも箔付けるって、普通の相手じゃねぇだろ!」
まぁ、普通の人だと無理だからなぁ。
「ジオーヌの正体言っても大丈夫な人だよ。僕ん家と代々付き合いがあるから、多少の事で驚かないし。あそこの信頼度は高いから、協力して貰った方が、情報も漏れ難いよ」
「だから、あそこってどこだ?!」
そんな心配しなくても大丈夫なのになぁ。
「ファーグ商会」
「ファーグ、商会、だと?!待て待て待て!!ちょっと待て!何でそんな大物ってか、幻とまで言われる商会の名が出てくる?!信頼度は限りなく高いが、接触その物が、砂漠から一粒の砂金を見付ける様な物だと言われる難易度だぞ?!」
「だから、ファーグ家とは商会立ち上げた頃から先祖代々協力関係があるって聞いてる。だから、僕ん家は割りと融通を利かせて貰ってるんだよ」
「あまり深く気にしない方が良いですよ。ラファスは全大陸の大物と、聖騎士団に関係なく交流を持っていますし、ラルもラファスにあちこち連れて行って貰ってますから」
アル兄が説明してくれたお陰でリウリクが静かになった。顔が引き吊ってるけど問題ないよね。
「よし、今から行こう。アル兄は姿変えてね。まぁ、そう言ってもファーグ家の人の前では解いて貰うけど」
「ええ、それは勿論です」
因みに、僕やラファス兄が人を連れて来てもそのまま通れるけど、他の人の場合は真実の泉の水、真実薬を振り掛けられるし、取引する時も同様だったりする。身代わりを立ててとか、成り代わりとかを入れない為だけど、本来ファーグ商会とコンタクトを取る事自体難しいからね。
アル兄とリウリクと、ジオーヌを連れて、デ・マームにあるファーグ商会へとやって来る。
僕が来た場所は見掛けだけだと普通の商会だし、置いてる商品もデ・トルト内ではよく見掛ける物ばかりしか置いてないから、手広くしてるようには見えない。
リウリクは、本当にここが?と疑問に思ってる事だろう。でも、表向きは名前も違う、普通の商会なんだよね~。表向きの名は色々あるし、場所も一ヵ所とは限らないけど。
「イグじいちゃんかイファおじさんいる?会いたいんだけど会えるかな?」
「失礼ですが、どなたの事ーー」
「お二人共いらっしゃいますよ。お久しぶりですラファール様」
他にお客さんがいなかったので、奥にいる店員に直接聞くけど、訝しげに僕を見るからどうしようかなと思っていたら、よく知る人が声を掛けてくれた。
ファキーヤさんだ♪様付けしてるけど、普段はさん付けだから、この店員に知らしめる為って事だろう。
「えっ?えっ?ファキーヤ様?!」
「久しぶり~ファキーヤさん。ちょっと相談があるんだけど、行ってもいい?」
「ええ、どうぞ。私が案内します。今は食事中ですが、ラファール様なら問題ありませんよ。その前に、少しだけ失礼します。そこの貴方、この子の顔は覚えていなさい。とても大切な客人であると同時に、イルグ様とイーファ様の個人的なお付き合いのある家の子ですよ。失礼が有ってはいけません」
ファキーヤさんのその言葉で、僕が名指しした二人が誰なのか、気付いたようだ。
「もっ、申し訳ありませんでした!」
「店の者が大変失礼を致しました。お連れの方様も、どうぞ御一緒に」
ファキーヤさんは、若いながらもファーグ商会の凄腕幹部で、イグじいちゃんのお付き兼片腕だ。イグじいちゃんは先代のファーグ家当主だけど、今も現役で働いてる。
ファキーヤさんに連れられて、奥へと進み、一つの扉の前で、ファキーヤさんがノックする。
「お食事中に失礼します。ラファールさんがお連れ様と御一緒にいらっしゃっていますが、御通ししても宜しいですか?」
「構わん、通しなさい」
中からの返事が聴こえ、ファキーヤさんが扉を開ける。
「久しぶり~♪食事中にごめんね、イグじいちゃん、イファおじさん」
「ああ、気にするな。儂等は食事が取れる時に取るだけだ」
「こっちこそ済まんな、久々なのにこんな所で」
「僕はどこでも大丈夫だよ。それより、相談があって来たんだけど」
「言ってみろ」
「どうしたんだい?」
僕は、ここにいるアル兄、リウリク、ジオーヌを紹介し、これまでの事を包み隠さず話す。ファーグ家のこの二人に隠していた所で、後々バレるだろうしね。ファーグ家の情報網を甘く見てはいけないのさ。
「なるほどな」
「それでファーグ商会に」
「だって僕が連れ歩いてるとは言え、ファーグ商会なら一応身元を調査するでしょ?そうなったらリウリクはともかく、ジオーヌは明らかに不明だもん。過去を遡っても出てこないってなったら人じゃない事がバレるでしょ?」
「……はぁ?!」
驚いてる所悪いけど、ファーグ商会はあちこちで人の出入りを調査してるし、街や村の人以外はどこから来たのか大概突き止めてるよ。街や村の人でも、ある程度の記録は付けてるんだから。ファーグ商会は、いつ、誰が、どんな情報を欲しがろうと、その全てに応えられるよう常日頃から鍛えてるのと、デ・マームではあの、合成体事件を把握出来てなかったから、特に厳しく鍛えてるんだよ。
リウリクは凄腕の錬金術師なので、ガッツリお金を稼いでる。ただ、錬金術師って研究を盗まれないように、人を雇う事って殆どないんだよね~。信頼のある人を雇うと言っても、出所がなぁ。……あ、信頼のある人員斡旋。
「ねぇ、聖騎士団に行く前に、ジオーヌの箔を付けよう。基本の身の回りの世話って事は、使用人として雇ってるって誤魔化す事も出来るようにしたって事だよね?なら、今の時代のそういった知識や教える事が出来る人に頼む序でに箔も付けて貰おう!」
まぁ、そうなったら聖騎士団に行くのはジオーヌの箔付け出来てからになるけどね。
「待て、誰に頼む気だ!」
「専門分野の人」
「だから、どう説明する気だ?!しかも箔付けるって、普通の相手じゃねぇだろ!」
まぁ、普通の人だと無理だからなぁ。
「ジオーヌの正体言っても大丈夫な人だよ。僕ん家と代々付き合いがあるから、多少の事で驚かないし。あそこの信頼度は高いから、協力して貰った方が、情報も漏れ難いよ」
「だから、あそこってどこだ?!」
そんな心配しなくても大丈夫なのになぁ。
「ファーグ商会」
「ファーグ、商会、だと?!待て待て待て!!ちょっと待て!何でそんな大物ってか、幻とまで言われる商会の名が出てくる?!信頼度は限りなく高いが、接触その物が、砂漠から一粒の砂金を見付ける様な物だと言われる難易度だぞ?!」
「だから、ファーグ家とは商会立ち上げた頃から先祖代々協力関係があるって聞いてる。だから、僕ん家は割りと融通を利かせて貰ってるんだよ」
「あまり深く気にしない方が良いですよ。ラファスは全大陸の大物と、聖騎士団に関係なく交流を持っていますし、ラルもラファスにあちこち連れて行って貰ってますから」
アル兄が説明してくれたお陰でリウリクが静かになった。顔が引き吊ってるけど問題ないよね。
「よし、今から行こう。アル兄は姿変えてね。まぁ、そう言ってもファーグ家の人の前では解いて貰うけど」
「ええ、それは勿論です」
因みに、僕やラファス兄が人を連れて来てもそのまま通れるけど、他の人の場合は真実の泉の水、真実薬を振り掛けられるし、取引する時も同様だったりする。身代わりを立ててとか、成り代わりとかを入れない為だけど、本来ファーグ商会とコンタクトを取る事自体難しいからね。
アル兄とリウリクと、ジオーヌを連れて、デ・マームにあるファーグ商会へとやって来る。
僕が来た場所は見掛けだけだと普通の商会だし、置いてる商品もデ・トルト内ではよく見掛ける物ばかりしか置いてないから、手広くしてるようには見えない。
リウリクは、本当にここが?と疑問に思ってる事だろう。でも、表向きは名前も違う、普通の商会なんだよね~。表向きの名は色々あるし、場所も一ヵ所とは限らないけど。
「イグじいちゃんかイファおじさんいる?会いたいんだけど会えるかな?」
「失礼ですが、どなたの事ーー」
「お二人共いらっしゃいますよ。お久しぶりですラファール様」
他にお客さんがいなかったので、奥にいる店員に直接聞くけど、訝しげに僕を見るからどうしようかなと思っていたら、よく知る人が声を掛けてくれた。
ファキーヤさんだ♪様付けしてるけど、普段はさん付けだから、この店員に知らしめる為って事だろう。
「えっ?えっ?ファキーヤ様?!」
「久しぶり~ファキーヤさん。ちょっと相談があるんだけど、行ってもいい?」
「ええ、どうぞ。私が案内します。今は食事中ですが、ラファール様なら問題ありませんよ。その前に、少しだけ失礼します。そこの貴方、この子の顔は覚えていなさい。とても大切な客人であると同時に、イルグ様とイーファ様の個人的なお付き合いのある家の子ですよ。失礼が有ってはいけません」
ファキーヤさんのその言葉で、僕が名指しした二人が誰なのか、気付いたようだ。
「もっ、申し訳ありませんでした!」
「店の者が大変失礼を致しました。お連れの方様も、どうぞ御一緒に」
ファキーヤさんは、若いながらもファーグ商会の凄腕幹部で、イグじいちゃんのお付き兼片腕だ。イグじいちゃんは先代のファーグ家当主だけど、今も現役で働いてる。
ファキーヤさんに連れられて、奥へと進み、一つの扉の前で、ファキーヤさんがノックする。
「お食事中に失礼します。ラファールさんがお連れ様と御一緒にいらっしゃっていますが、御通ししても宜しいですか?」
「構わん、通しなさい」
中からの返事が聴こえ、ファキーヤさんが扉を開ける。
「久しぶり~♪食事中にごめんね、イグじいちゃん、イファおじさん」
「ああ、気にするな。儂等は食事が取れる時に取るだけだ」
「こっちこそ済まんな、久々なのにこんな所で」
「僕はどこでも大丈夫だよ。それより、相談があって来たんだけど」
「言ってみろ」
「どうしたんだい?」
僕は、ここにいるアル兄、リウリク、ジオーヌを紹介し、これまでの事を包み隠さず話す。ファーグ家のこの二人に隠していた所で、後々バレるだろうしね。ファーグ家の情報網を甘く見てはいけないのさ。
「なるほどな」
「それでファーグ商会に」
「だって僕が連れ歩いてるとは言え、ファーグ商会なら一応身元を調査するでしょ?そうなったらリウリクはともかく、ジオーヌは明らかに不明だもん。過去を遡っても出てこないってなったら人じゃない事がバレるでしょ?」
「……はぁ?!」
驚いてる所悪いけど、ファーグ商会はあちこちで人の出入りを調査してるし、街や村の人以外はどこから来たのか大概突き止めてるよ。街や村の人でも、ある程度の記録は付けてるんだから。ファーグ商会は、いつ、誰が、どんな情報を欲しがろうと、その全てに応えられるよう常日頃から鍛えてるのと、デ・マームではあの、合成体事件を把握出来てなかったから、特に厳しく鍛えてるんだよ。
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる