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~ライトフォーマー周辺~
薬草と薬作り
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取り合えず次の日から、兄さんはアーヤとセスに任せて僕は別行動をする。最初にそれを言ったら兄さんは一人じゃ危険だと散々言ってきたけど、僕から言わせりゃ兄さんの方が余程危険だ。僕はこの辺を一人で何度も行き来してるし、ここいらは僕の庭も同然だと言って引き下がらせたけどね。
アーヤはセスと兄さんを連れてチェリクを散策。その間僕はフォルゼ領域内の広大な草原、ラ・ロファースへと向かう。
このラ・ロファースは多種多様な薬草があり、中にはとても貴重な物も数多くある。
そして僕はラファス兄に薬学も徹底的に仕込まれているから世間では知られてない薬やランク、ランクなんて通常は3ランクしかないと思われてるが、入手困難な物を加えて5ランク、更に裏技として人間では入手不可能だと言えるような物を加えたプラス2ランクの、計7ランクを教えてもらってる。
ラファス兄はどうやってそんな知識を手に入れたかというと、家にある蔵書は勿論、全大陸にあちこち散らばる文献や図書を手当たり次第読み漁り、それを一言一句ページ数までもきっちり暗記出来る記憶の持ち主だからだ。まぁ精霊人だからだってのも多少はあるけどそこまで細かいのは僕には無理。
因みにランクってのは、効能時間の事。
1が5~10ガグルム(※5~10分間。ただし、この世界は1分=50秒)、2が1ゼティルム(※1時間。ただし、50分=1時間)3が半日(※一日が40時間な為、20時間)、そして4は一日で5は10日間。裏技的な6は半年間(※大体一ヶ月が60日前後で一年が15ヶ月な為、7ヶ月半)7は丸っと一年間持つ。回復や解毒系の物だと自然回復で掛かる時間を効能時間と置き換えればいい。
ただ、ここまであるなら半永久的な物もあるんじゃないかと思う人もいるだろうけど、半永久的に効くって薬じゃないからね。
このラ・ロファースには3以降のランクで使われる薬草が数多く採取出来る。
これは地の魔力、ヘグルスに当然大きく関わる事で、植物は同じ種類の物でもヘグルスによって別物となる場合が多く、苗でヘグルスの違う場所へと植え替えた場合、殆どが育たずに枯れる。その為持ち歩く分は良いけど移植は出来ないから、貴重な物はヘグルスの高い大陸にしかない。だから薬によっては調合出来る薬剤師も少なく薬その物が市場で出回る事がなく、たまに裏ルートで出回る事もあるにはあるが、高値な上に数も少なく入手が困難。製法を知らない者や調合した事のない者が増える一方だ。その為、世間で知られるランクが3までになってしまい、もっと上のランクがあると言っても信じない者が多い。
そんな中、あっさり信じた聖騎士団の特殊部隊隊長であるレヴァーノ=ハイレス様……僕はレノ兄って呼んでるけど、レノ兄は凄いと思う。
因みにレノ兄は、神殿最神官と呼ばれる各国の国王と同等の地位で、場合によってはその国王をも裁けるという役目のある偉い人。普通、神殿最神官は土地を持たないが、レノ兄はハイレスと呼ばれる部族長の一人息子で、父の部族長は北大陸のデ・サーラ領域の領主だ。当然その地を継ぐ権利を持っている。
そんな人がラファス兄の言葉をあっさり聞き入れた挙げ句、僕の事も子供扱いせずにちゃんと話を聞いてくれるし、信じてくれる。その上今では本部に来たら用がなくても必ず顔を出せって言ってくれるぐらいだ。お陰で僕は本部にほぼ顔パス出来るまでに♪新米とかだと無理だけど、大概途中で誰かが気付き、僕を通してくれる。
中央に行ったら本部のあるデ・フォン領域にも行ってみよ。アーヤやセスにも色んな場所を見せたいしね。中央ならアル兄は確実にいるし、何なら通話機で連絡すればいいだけだしね♪
多種多様な薬草を多めに摘んで、収納ボックスに入れていく。勿論根こそぎなんてしないよ。あの兄さんならやりかねないけどね……。
僕は定期便馬車が来る日まで、ラ・ロファースに通い続け、夜にアーヤとの二人部屋で調合しながらアーヤやセスにも製法を教える。
ただし、兄さんには教えない。ランクの低いのならまだしも、3~5に当たる物ばかりだし、兄さんが調合したら失敗ばかりになりそうで、させる気も起こらない。
セスには夕食後に来いと言ってある。どうせヘグルス変換機器が壊れてるなら、身体への負担が大きいから昼連れ出したら割りと早い時間にダウンする筈。そう思って見てたら、大体夕食食べたら疲れたから休むって言ってたし。
調合した物は持ってて良いけどくれぐれも人には見せないでと忠告しておいた。
アーヤやセスに教えたのは体力回復薬だけど、ランクがランクだから欲しがる人は奪ってでも欲しがるからね。僕が側にいる時ややむを得ずな場合はいいけど、製法も信頼出来る人だけに教えてと言っておいた。
そのまま伝わるなら良いけど少しでも違えば別物になりかねない。物によっては毒にもなるから注意だけはしとかないと。
アーヤはセスと兄さんを連れてチェリクを散策。その間僕はフォルゼ領域内の広大な草原、ラ・ロファースへと向かう。
このラ・ロファースは多種多様な薬草があり、中にはとても貴重な物も数多くある。
そして僕はラファス兄に薬学も徹底的に仕込まれているから世間では知られてない薬やランク、ランクなんて通常は3ランクしかないと思われてるが、入手困難な物を加えて5ランク、更に裏技として人間では入手不可能だと言えるような物を加えたプラス2ランクの、計7ランクを教えてもらってる。
ラファス兄はどうやってそんな知識を手に入れたかというと、家にある蔵書は勿論、全大陸にあちこち散らばる文献や図書を手当たり次第読み漁り、それを一言一句ページ数までもきっちり暗記出来る記憶の持ち主だからだ。まぁ精霊人だからだってのも多少はあるけどそこまで細かいのは僕には無理。
因みにランクってのは、効能時間の事。
1が5~10ガグルム(※5~10分間。ただし、この世界は1分=50秒)、2が1ゼティルム(※1時間。ただし、50分=1時間)3が半日(※一日が40時間な為、20時間)、そして4は一日で5は10日間。裏技的な6は半年間(※大体一ヶ月が60日前後で一年が15ヶ月な為、7ヶ月半)7は丸っと一年間持つ。回復や解毒系の物だと自然回復で掛かる時間を効能時間と置き換えればいい。
ただ、ここまであるなら半永久的な物もあるんじゃないかと思う人もいるだろうけど、半永久的に効くって薬じゃないからね。
このラ・ロファースには3以降のランクで使われる薬草が数多く採取出来る。
これは地の魔力、ヘグルスに当然大きく関わる事で、植物は同じ種類の物でもヘグルスによって別物となる場合が多く、苗でヘグルスの違う場所へと植え替えた場合、殆どが育たずに枯れる。その為持ち歩く分は良いけど移植は出来ないから、貴重な物はヘグルスの高い大陸にしかない。だから薬によっては調合出来る薬剤師も少なく薬その物が市場で出回る事がなく、たまに裏ルートで出回る事もあるにはあるが、高値な上に数も少なく入手が困難。製法を知らない者や調合した事のない者が増える一方だ。その為、世間で知られるランクが3までになってしまい、もっと上のランクがあると言っても信じない者が多い。
そんな中、あっさり信じた聖騎士団の特殊部隊隊長であるレヴァーノ=ハイレス様……僕はレノ兄って呼んでるけど、レノ兄は凄いと思う。
因みにレノ兄は、神殿最神官と呼ばれる各国の国王と同等の地位で、場合によってはその国王をも裁けるという役目のある偉い人。普通、神殿最神官は土地を持たないが、レノ兄はハイレスと呼ばれる部族長の一人息子で、父の部族長は北大陸のデ・サーラ領域の領主だ。当然その地を継ぐ権利を持っている。
そんな人がラファス兄の言葉をあっさり聞き入れた挙げ句、僕の事も子供扱いせずにちゃんと話を聞いてくれるし、信じてくれる。その上今では本部に来たら用がなくても必ず顔を出せって言ってくれるぐらいだ。お陰で僕は本部にほぼ顔パス出来るまでに♪新米とかだと無理だけど、大概途中で誰かが気付き、僕を通してくれる。
中央に行ったら本部のあるデ・フォン領域にも行ってみよ。アーヤやセスにも色んな場所を見せたいしね。中央ならアル兄は確実にいるし、何なら通話機で連絡すればいいだけだしね♪
多種多様な薬草を多めに摘んで、収納ボックスに入れていく。勿論根こそぎなんてしないよ。あの兄さんならやりかねないけどね……。
僕は定期便馬車が来る日まで、ラ・ロファースに通い続け、夜にアーヤとの二人部屋で調合しながらアーヤやセスにも製法を教える。
ただし、兄さんには教えない。ランクの低いのならまだしも、3~5に当たる物ばかりだし、兄さんが調合したら失敗ばかりになりそうで、させる気も起こらない。
セスには夕食後に来いと言ってある。どうせヘグルス変換機器が壊れてるなら、身体への負担が大きいから昼連れ出したら割りと早い時間にダウンする筈。そう思って見てたら、大体夕食食べたら疲れたから休むって言ってたし。
調合した物は持ってて良いけどくれぐれも人には見せないでと忠告しておいた。
アーヤやセスに教えたのは体力回復薬だけど、ランクがランクだから欲しがる人は奪ってでも欲しがるからね。僕が側にいる時ややむを得ずな場合はいいけど、製法も信頼出来る人だけに教えてと言っておいた。
そのまま伝わるなら良いけど少しでも違えば別物になりかねない。物によっては毒にもなるから注意だけはしとかないと。
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