26 / 113
~王都への道中と王都エルム~
ウルファナル陛下
しおりを挟む
「相変わらず元気そうだね、陛下」
「ああ。ラファールも元気そうで何よりだ。サウザを迎えに出したが、今日は妨害はなかったか?」
「うん!大丈夫だったよ。さすがサウザレンさん効果?誰も寄って来ずにこれたから」
「そうか、それは良かった!いつもラルファンス殿やラファールが来てくれても、中々直ぐに会えないからな。私の大事な客の妨害をする前に自分の仕事をすればいい物を……。物を知らぬ臣下で済まない」
たま~に帰り際に絡む馬鹿もいるけどね。勿論それなりの対処はするけど。
「ああ、平気平気。ウルファナル陛下の本意じゃないって知ってるし。仮に僕等に危害を加えようとする馬鹿がいても、どうとでも出来るからね」
そう、馬鹿は何処にでもいる。誰に喧嘩を売ってるのか分からずに売る馬鹿が。そういう馬鹿は多少痛い目みせないと図に乗るだけだから、勿論シメるよ?度合いは相手次第だけどね。
まぁ、この大陸ではあんまいないけど、ラファス兄の名を騙る馬鹿も多いよ。見付け次第、問答無用でシメるけどね。
僕等にとって名は神聖な物なんだ。だから略せるのも家族か親しい人ぐらいで、親しくない人には名も呼ばせたくないんだよ。だからラファス兄は聖騎士団本部の人でも、特殊部隊以外の人には極力名を呼ばせない。赤髪の吟遊詩人で通させる程だ。
だから本部の人でもラファス兄があの“赤のラルファンス”だと知らない人が多い。
因みにウルファナル陛下は知ってるよ。
陛下はラファス兄や僕の話が大好きだからね。旅に限らず日常的な事まで、陛下は興味津々だ。
王族として視察の旅も行くけど、連れが芋づる式に増えるのが嫌なんだそうだ。だから、僕達がいる時を狙ってお忍びを楽しむらしい。
そしてあわよくば僕達の旅に同行したがる。実は二、三回だけ連れて行った事がある。初めの同行で味を占めたらしい。僕達と一緒の場合、ラファス兄も僕も大勢はいらないって、陛下だけを連れ出すからね。
側近の人達には、僕達が英雄王の末裔で今もフォルゼ領域にライトフォーマーがあり、そこの領内を治めてる事を知っている。だからこそ安心して任せられるが、あまり国を空けられるのはさすがにね。
だからウルファナル陛下を連れて行くのは二年に一回が限度で最高日数一ヶ月。あとは視察で我慢しろとの事。これは僕が産まれるずっと前、英雄王の時代辺りから続く事で、甘やかされた何代目かの馬鹿王子に世界や人々の暮らしを教える為に連れ出したのが切っ掛け。
とはいえ、こんなに頻度の多い人はあまりいなかっただろうけどね。
「ああ、またラルファンス殿やラファールと旅に出たいな。視察だと一々大事になって鬱陶しいんだ」
「ウルファナル陛下は本当に世界を見るのが好きだね」
「赤の血族との旅の最中だけはずっと、一人の個人でいられるからな」
王族とは常に人から見られ、したい事も制限されるから窮屈なのだそうだ。僕達はそもそも人間じゃないからあまりよく分からないけどね。
「悪いなウルファ。本当はもっと自由な時間をやれればいいんだが……」
「サウザが謝る事じゃない。これも王族の務めだ」
「ウルファナル陛下は名前からして旅とか好きそうだからねぇ」
僕がしみじみ言うとその場にいた皆が僕を見る。
「私の名前?」
「ウルファの名からして旅が好きそう?」
「陛下の名って何か意味あんのか?」
「え?ああ、古代語訳をしたらね」
「「「古代語訳?!」」」
「うん。大抵の人の名前って古代語読みでも出来るから。まぁ中には全く意味をなさない人もいるけど」
(古代語と関係なく付けられた名でも、訳すと結構面白いんだよね~。しかも本人に合ってたりその物だったりする事も割りと多いからなぁ)
因みに旅の連れの兄さん、リノアーノの訳は明るい願いに流される子供とか、楽しさを小さく込めるとかの意味合いがある。
「ラファール、私の名前の意味は旅に関する意味なのか?」
「旅その物の意味じゃないけどね」
ウルファナル陛下の顔が好奇心旺盛に輝く。
「なら、何と言う意味なのだ?」
「ウルファナルは、地の現時点の変化を愛しむとか大地の過去未来を含めた揺らめき、変化を愛しむとかかな」
「では、旅での愛称は?」
「ウファルは地を探す愛し子とか地の強き魔とか、地を強く愛するとかにもになるね」
「私は地に関する意味の名なのか」
「うん。ウが地の意味合いを持つからね。ただし、名前の一番最初じゃないと違う意味になるからね」
「じゃあ、サウザは地に関する意味ではないのだな?」
「うん。サウザレンさんは直訳すると、固くしっかりした刃物を持つ聖なる魂。味方だと、裏切る事のない者とかで、己の道を貫くって意味合いになるかな」
「おおっ!サウザっぽいな!では、ウィルヴァルは?」
「ウィルヴァルおじさんの場合は火の愛し子同等の愛し子。もしくは火の愛し子の伴侶を愛しむ。普通は前者だけど、ウィルヴァルおじさんの場合は後者でもいけるね♪」
あはは、ウィルヴァルおじさん驚いてる。ウィルヴァルおじさんは愛妻家で、実際に奥さんは火の愛し子だったりする。僕もラファス兄も奥さんと初めて会った時は面白い偶然だって思ったからね♪
「マジか……」
「僕は嘘なんて言わないよ♪」
「ああ。ラファールも元気そうで何よりだ。サウザを迎えに出したが、今日は妨害はなかったか?」
「うん!大丈夫だったよ。さすがサウザレンさん効果?誰も寄って来ずにこれたから」
「そうか、それは良かった!いつもラルファンス殿やラファールが来てくれても、中々直ぐに会えないからな。私の大事な客の妨害をする前に自分の仕事をすればいい物を……。物を知らぬ臣下で済まない」
たま~に帰り際に絡む馬鹿もいるけどね。勿論それなりの対処はするけど。
「ああ、平気平気。ウルファナル陛下の本意じゃないって知ってるし。仮に僕等に危害を加えようとする馬鹿がいても、どうとでも出来るからね」
そう、馬鹿は何処にでもいる。誰に喧嘩を売ってるのか分からずに売る馬鹿が。そういう馬鹿は多少痛い目みせないと図に乗るだけだから、勿論シメるよ?度合いは相手次第だけどね。
まぁ、この大陸ではあんまいないけど、ラファス兄の名を騙る馬鹿も多いよ。見付け次第、問答無用でシメるけどね。
僕等にとって名は神聖な物なんだ。だから略せるのも家族か親しい人ぐらいで、親しくない人には名も呼ばせたくないんだよ。だからラファス兄は聖騎士団本部の人でも、特殊部隊以外の人には極力名を呼ばせない。赤髪の吟遊詩人で通させる程だ。
だから本部の人でもラファス兄があの“赤のラルファンス”だと知らない人が多い。
因みにウルファナル陛下は知ってるよ。
陛下はラファス兄や僕の話が大好きだからね。旅に限らず日常的な事まで、陛下は興味津々だ。
王族として視察の旅も行くけど、連れが芋づる式に増えるのが嫌なんだそうだ。だから、僕達がいる時を狙ってお忍びを楽しむらしい。
そしてあわよくば僕達の旅に同行したがる。実は二、三回だけ連れて行った事がある。初めの同行で味を占めたらしい。僕達と一緒の場合、ラファス兄も僕も大勢はいらないって、陛下だけを連れ出すからね。
側近の人達には、僕達が英雄王の末裔で今もフォルゼ領域にライトフォーマーがあり、そこの領内を治めてる事を知っている。だからこそ安心して任せられるが、あまり国を空けられるのはさすがにね。
だからウルファナル陛下を連れて行くのは二年に一回が限度で最高日数一ヶ月。あとは視察で我慢しろとの事。これは僕が産まれるずっと前、英雄王の時代辺りから続く事で、甘やかされた何代目かの馬鹿王子に世界や人々の暮らしを教える為に連れ出したのが切っ掛け。
とはいえ、こんなに頻度の多い人はあまりいなかっただろうけどね。
「ああ、またラルファンス殿やラファールと旅に出たいな。視察だと一々大事になって鬱陶しいんだ」
「ウルファナル陛下は本当に世界を見るのが好きだね」
「赤の血族との旅の最中だけはずっと、一人の個人でいられるからな」
王族とは常に人から見られ、したい事も制限されるから窮屈なのだそうだ。僕達はそもそも人間じゃないからあまりよく分からないけどね。
「悪いなウルファ。本当はもっと自由な時間をやれればいいんだが……」
「サウザが謝る事じゃない。これも王族の務めだ」
「ウルファナル陛下は名前からして旅とか好きそうだからねぇ」
僕がしみじみ言うとその場にいた皆が僕を見る。
「私の名前?」
「ウルファの名からして旅が好きそう?」
「陛下の名って何か意味あんのか?」
「え?ああ、古代語訳をしたらね」
「「「古代語訳?!」」」
「うん。大抵の人の名前って古代語読みでも出来るから。まぁ中には全く意味をなさない人もいるけど」
(古代語と関係なく付けられた名でも、訳すと結構面白いんだよね~。しかも本人に合ってたりその物だったりする事も割りと多いからなぁ)
因みに旅の連れの兄さん、リノアーノの訳は明るい願いに流される子供とか、楽しさを小さく込めるとかの意味合いがある。
「ラファール、私の名前の意味は旅に関する意味なのか?」
「旅その物の意味じゃないけどね」
ウルファナル陛下の顔が好奇心旺盛に輝く。
「なら、何と言う意味なのだ?」
「ウルファナルは、地の現時点の変化を愛しむとか大地の過去未来を含めた揺らめき、変化を愛しむとかかな」
「では、旅での愛称は?」
「ウファルは地を探す愛し子とか地の強き魔とか、地を強く愛するとかにもになるね」
「私は地に関する意味の名なのか」
「うん。ウが地の意味合いを持つからね。ただし、名前の一番最初じゃないと違う意味になるからね」
「じゃあ、サウザは地に関する意味ではないのだな?」
「うん。サウザレンさんは直訳すると、固くしっかりした刃物を持つ聖なる魂。味方だと、裏切る事のない者とかで、己の道を貫くって意味合いになるかな」
「おおっ!サウザっぽいな!では、ウィルヴァルは?」
「ウィルヴァルおじさんの場合は火の愛し子同等の愛し子。もしくは火の愛し子の伴侶を愛しむ。普通は前者だけど、ウィルヴァルおじさんの場合は後者でもいけるね♪」
あはは、ウィルヴァルおじさん驚いてる。ウィルヴァルおじさんは愛妻家で、実際に奥さんは火の愛し子だったりする。僕もラファス兄も奥さんと初めて会った時は面白い偶然だって思ったからね♪
「マジか……」
「僕は嘘なんて言わないよ♪」
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる