52 / 113
~トルク領域~
エーダでの旅
しおりを挟む
エーダ乗り場で交渉し、夕方のスオウ方面に出発するエーダに乗せてもらう約束を取り付け夕方出発。
そのままエーダで遅くまで走り、深夜はエーダ操縦者と風使い、兄さんで交代しながら見張りをするらしい。僕もしようか?って聞いたけど、子供はしっかり寝て良いと言われたから任せた。どうせ僕の場合は寝てても魔物の気配は解るしね。
「――南東からディールが来る。風の結界強化お願い。他の人は起こさなくていいよ。僕一人で充分だから」
僕が見張りの風使いの兄さんに小さく囁く。
僕の言葉に驚き、寝ていた筈の僕に視線を向け、僕がきっちり目が覚めて行動に移す事を確認する風使いの兄さん。
僕の言った方向に風を飛ばし確認したのだろう、目を大きく見開き僕に小声で確認してくる。
「大丈夫なのか?お前一人で」
「問題ないよ。僕は東出身の冒険者だからね」
東の冒険者は少ないけど、強い魔物と戦闘する事に慣れてるから、他の大陸の人達には重宝される。
因みに東の冒険者が少ないのは、東より強い魔物が他の大陸にいないから。稼ぐだけなら東の魔物が一番稼げるから、他の大陸に行く必要がない。だから東に冒険者はいても、他の大陸にいる東の冒険者は少ないんだよ。
「さて、やるか」
少し離れた場所で僕は背に担ぐ大剣を抜き、十匹程の魔物の群れをやっつけてドロップアイテム等拾ってから、風の結界のある場所へと戻り声を掛ける。
「終わったよ」
結界が揺らぎ、中に入る。
魔物避けの御守りは、効く魔物と効かない魔物といて、今回のは効かないタイプで、特に砂漠とか厳しい環境だと効かない魔物が多い。
彼等からすれば、生死に関わるから、選り好みしてられないって所かな?こういった場所だと、魔物はディールに限らずリックルまでも人を襲う事がある。
その場合はやむ無く退治するか、保護するかの二択になるかな。
ただし、保護の場合は魔物使いと呼ばれる人がいないと大変だし、魔物使い自体それ程多くない。一般の人達だとかなり苦戦する羽目になる。
僕達赤の血族は、魔物や他種族の言葉や気持ちを理解する事が出来るし、こっちの言葉を聞こうとする魔物や他種族にならこっちの言葉を伝える事も出来るから、リックルの保護はリックルさえ同意してくれたらスムーズに出来るんだ。
「凄い腕だな。ラファール、だったな?俺はアーデン。寝てなかったのか?」
「寝てたよ。けど、僕は気配に敏感なんだ。寝てても周りの様子が解るんだよ。改めて、僕はラファール=フォーゼ。数日の同行だけど、宜しくねアーデン兄さん」
「こちらこそ。東出身者は強いと聞いていたが、子供でもこれ程強いとはな」
「ん~、僕は例外と思ってくれた方がいいよ。僕これでも正式な魔物キラーだから」
「……はぁ?お前が?!」
「あんまり大きな声出さないでね。はい、これが認定カード」
アーデン兄さんが口をパクパクしながら、僕が出したカードを受け取る。
「認定地、東……。マジか……。しかも取得が7才で個人取得……」
驚き項垂れて僕のカードを返してくれるアーデン兄さん。まぁ、そうなるのも無理はない。
因みにこのカードは複製出来ないし、他人が長時間持つとカード全体が真っ黒になる。その上本人の現在の姿もカードに出るから、借りて直ぐ使う事も出来ない。カードの性能が物凄く高い分、一枚作るのにとんでもない金額が掛かってるけど、それだけ正式な魔物キラーは強く頼りになる存在なのだ。
「僕ん家の家系が代々魔物キラーで、その殆どが子供の時に認定されてる特殊な一族だからね」
これは嘘じゃない。ラファス兄もお父さんもお祖母ちゃんも、皆10才前後で旅立ちの儀式をしてるから、その前に保護者立ち合いの元で認定させてるんだよね。旅立ち後も一人で出来るようにと。
二人以上の複数だと、そのパーティーメンバーがいないと魔物キラーって認められないから面倒なんだよ。
それと、認定試験は正式な魔物キラーと国の証人が十数名いないと受けられない事になってる。これは、討伐その物が失敗した場合と、賄賂等の不正防止を考えての事だ。それ+記録石での記録保存。不正防止を徹底しないと意味ないからね。
「……なあ、ラファール。お前、サンドワームを倒せるか?」
「勿論」
「じゃあ、いくらで依頼を受けてくれる?」
アーデン兄さんが真剣に聞いてくる。サンドワーム退治は腕に自信がないと無理だし、大概の冒険者は損失が大きい分かなりの値段を吹っ掛ける。
ただ、僕の場合損失はないと言ってもいいだろうけどね。
それを知らないアーデン兄さんは、僕も相当吹っ掛けるだろうと思っているんだろう。それでも退治出来るなら仕方ないとでも思ってるんだろうなぁ。
「そうだね、5ガルトって所かな?ただし、ドロップアイテムは僕が貰うけど」
「……5ガルト?普通の奴等でも15や20ガルト取るぞ?中には50ガルトと抜かす冒険者もいる。正式な魔物キラーがそれで良いのか?」
「うん、それ、ぼったくられ過ぎだから。今回は僕が受けるけど、今度から聖騎士団に頼みなよ。それと、僕は格安設定だけど他のは腕が悪いから15ガルトとかになるんだよ。聖騎士団なら訓練も兼ねて10ガルト以下になると思う。ならなかったり受けなかったら本部に手紙出して。本部の人にも報告しとくから」
「お前、聖騎士団員なのか?!」
「違うけど、知り合いが多いんだよ。手を組む事もあるからね」
これも嘘じゃない。僕は特部から協力依頼される事もあるからね。
そのままエーダで遅くまで走り、深夜はエーダ操縦者と風使い、兄さんで交代しながら見張りをするらしい。僕もしようか?って聞いたけど、子供はしっかり寝て良いと言われたから任せた。どうせ僕の場合は寝てても魔物の気配は解るしね。
「――南東からディールが来る。風の結界強化お願い。他の人は起こさなくていいよ。僕一人で充分だから」
僕が見張りの風使いの兄さんに小さく囁く。
僕の言葉に驚き、寝ていた筈の僕に視線を向け、僕がきっちり目が覚めて行動に移す事を確認する風使いの兄さん。
僕の言った方向に風を飛ばし確認したのだろう、目を大きく見開き僕に小声で確認してくる。
「大丈夫なのか?お前一人で」
「問題ないよ。僕は東出身の冒険者だからね」
東の冒険者は少ないけど、強い魔物と戦闘する事に慣れてるから、他の大陸の人達には重宝される。
因みに東の冒険者が少ないのは、東より強い魔物が他の大陸にいないから。稼ぐだけなら東の魔物が一番稼げるから、他の大陸に行く必要がない。だから東に冒険者はいても、他の大陸にいる東の冒険者は少ないんだよ。
「さて、やるか」
少し離れた場所で僕は背に担ぐ大剣を抜き、十匹程の魔物の群れをやっつけてドロップアイテム等拾ってから、風の結界のある場所へと戻り声を掛ける。
「終わったよ」
結界が揺らぎ、中に入る。
魔物避けの御守りは、効く魔物と効かない魔物といて、今回のは効かないタイプで、特に砂漠とか厳しい環境だと効かない魔物が多い。
彼等からすれば、生死に関わるから、選り好みしてられないって所かな?こういった場所だと、魔物はディールに限らずリックルまでも人を襲う事がある。
その場合はやむ無く退治するか、保護するかの二択になるかな。
ただし、保護の場合は魔物使いと呼ばれる人がいないと大変だし、魔物使い自体それ程多くない。一般の人達だとかなり苦戦する羽目になる。
僕達赤の血族は、魔物や他種族の言葉や気持ちを理解する事が出来るし、こっちの言葉を聞こうとする魔物や他種族にならこっちの言葉を伝える事も出来るから、リックルの保護はリックルさえ同意してくれたらスムーズに出来るんだ。
「凄い腕だな。ラファール、だったな?俺はアーデン。寝てなかったのか?」
「寝てたよ。けど、僕は気配に敏感なんだ。寝てても周りの様子が解るんだよ。改めて、僕はラファール=フォーゼ。数日の同行だけど、宜しくねアーデン兄さん」
「こちらこそ。東出身者は強いと聞いていたが、子供でもこれ程強いとはな」
「ん~、僕は例外と思ってくれた方がいいよ。僕これでも正式な魔物キラーだから」
「……はぁ?お前が?!」
「あんまり大きな声出さないでね。はい、これが認定カード」
アーデン兄さんが口をパクパクしながら、僕が出したカードを受け取る。
「認定地、東……。マジか……。しかも取得が7才で個人取得……」
驚き項垂れて僕のカードを返してくれるアーデン兄さん。まぁ、そうなるのも無理はない。
因みにこのカードは複製出来ないし、他人が長時間持つとカード全体が真っ黒になる。その上本人の現在の姿もカードに出るから、借りて直ぐ使う事も出来ない。カードの性能が物凄く高い分、一枚作るのにとんでもない金額が掛かってるけど、それだけ正式な魔物キラーは強く頼りになる存在なのだ。
「僕ん家の家系が代々魔物キラーで、その殆どが子供の時に認定されてる特殊な一族だからね」
これは嘘じゃない。ラファス兄もお父さんもお祖母ちゃんも、皆10才前後で旅立ちの儀式をしてるから、その前に保護者立ち合いの元で認定させてるんだよね。旅立ち後も一人で出来るようにと。
二人以上の複数だと、そのパーティーメンバーがいないと魔物キラーって認められないから面倒なんだよ。
それと、認定試験は正式な魔物キラーと国の証人が十数名いないと受けられない事になってる。これは、討伐その物が失敗した場合と、賄賂等の不正防止を考えての事だ。それ+記録石での記録保存。不正防止を徹底しないと意味ないからね。
「……なあ、ラファール。お前、サンドワームを倒せるか?」
「勿論」
「じゃあ、いくらで依頼を受けてくれる?」
アーデン兄さんが真剣に聞いてくる。サンドワーム退治は腕に自信がないと無理だし、大概の冒険者は損失が大きい分かなりの値段を吹っ掛ける。
ただ、僕の場合損失はないと言ってもいいだろうけどね。
それを知らないアーデン兄さんは、僕も相当吹っ掛けるだろうと思っているんだろう。それでも退治出来るなら仕方ないとでも思ってるんだろうなぁ。
「そうだね、5ガルトって所かな?ただし、ドロップアイテムは僕が貰うけど」
「……5ガルト?普通の奴等でも15や20ガルト取るぞ?中には50ガルトと抜かす冒険者もいる。正式な魔物キラーがそれで良いのか?」
「うん、それ、ぼったくられ過ぎだから。今回は僕が受けるけど、今度から聖騎士団に頼みなよ。それと、僕は格安設定だけど他のは腕が悪いから15ガルトとかになるんだよ。聖騎士団なら訓練も兼ねて10ガルト以下になると思う。ならなかったり受けなかったら本部に手紙出して。本部の人にも報告しとくから」
「お前、聖騎士団員なのか?!」
「違うけど、知り合いが多いんだよ。手を組む事もあるからね」
これも嘘じゃない。僕は特部から協力依頼される事もあるからね。
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる