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~デ・フォン領域~
この世界の遺跡事情
アルタを出発し、聖騎士団の本部があるデ・マームへと歩き出す。
デ・マームに向かう馬車も多いけど、急ぐ旅でもないし、のんびりと歩きで向かう。
ただ、アルタの噂が広まりつつあるのだろう。アルタに向かう馬車がいつもより多く感じられる。
その為か、魔物との遭遇率が低い気がするけどね。
「見えてきた。あれがデ・マームだよ」
デ・マームは世界屈指の大きな街だけど、古い歴史がある為か、デ・マームの地下や周辺に数多くの遺跡が存在してたりする。
勿論他の領域や国々、各大陸にも遺跡は数多く存在する。ただ、中央大陸は中央と呼ばれるだけあって、他の大陸からの人や物の出入りが昔から多く、ヘグルス(※重力)変換機器がなかった古代でも頻繁にやり取りがあった大陸なのだ。
更にデ・フォン領域は国に属さない場所だから、多種多様の種族や移民が移り住むのにはうってつけだ。ヘグルスも一番軽い大陸だしね。
そんな訳でデ・フォン領域の中心に当たるデ・マーム周辺は古代の遺跡も多いから、遺跡の一部が未だに住居として使われている場所もあるぐらいだが、古代遺跡に住める場所は安全確認がされてる場所や代々その場所を受け継いだ者か譲られた者ぐらいだ。
勝手に住み着いた場合、古代の罠や仕掛けが作動しても助けられる人が皆無に近いからね。
ああ、勿論僕やラファス兄は別だよ?古代語を正しく理解してるからね。
そういった古代遺跡の殆どは古代語が使用されてたから、解除も古代語か古代語で書かれた文字を読めなければ、罠や仕掛けが作動してもどうにもならないし、現代語で喋って誤作動起こす事も稀にあるんだよね。
ラファス兄なんて以前、間違った蘊蓄だらけの鬱陶しい学者を遺跡の中で罠に掛けたっぽいから。ラファス兄は黙りしてたけど、アル兄が突如罠が作動したって言ってたから、多分ラファス兄が作動させたんじゃないかなぁ。ラファス兄機嫌悪かったし、アル兄とラファス兄は無傷だったし。
そもそもあのおじさん、自信満々で熱血に語るから鬱陶しかったし、古代語訳の8割~9割を誤訳してたから、古代語どころか現存する全ての言語を把握するラファス兄からすれば、騙りでしかないからね。
あの学者のおじさんが寝込んだ後に、アル兄からおじさん作のテキストの中身を見せてもらったけど、本当にあれは酷かった。あれをラファス兄に見せてたなんて……。まぁ、あの学者のおじさんが寝込んだから、ラファス兄があのおじさんの代わりに臨時講師の話がレノ兄からきたんだよね。翌日が講習会なのに寝込んだから。
因みにラファス兄が古代語及び存在する全ての言語を理解してる事をレノ兄に教えたのは僕。
ラファス兄とアル兄が古代遺跡に赴いてる時僕は本部でお留守番してたんだけど、その時レノ兄があの間違いだらけのテキストを僕に渡そうとしたんだよね~。その時中身は見なかったけど、表紙に古代語テキストって書いてあったから、僕思わず突っ込んじゃったんだよね。ラファス兄、古代語理解出来るよ?って。
レノ兄相手だから、ラファス兄の知識は全大陸の図書館も上回る筈とも伝えたし。
ラファス兄は自ら突っ込んだりしないからね、面倒臭いって。親しい人とか僕達の村の人達なら聞かれても答えるけど、どうでもいい相手とか嫌いな類いの相手なんかは時間の無駄だからって、問答されても無視するか途中で切り捨てるかなんだよね。それでも相手がしつこい場合は精神プレッシャーを掛けるし。
因みに好きな類いの相手だと、ちゃんと問答に答えてくれる。
ただ、僕や僕達の村の人達相手じゃなきゃ口が悪いけど。僕の前でも僕との対応が全然違うからね、ラファス兄は。
まぁ僕から見れば、ラファス兄の好きなタイプかどうかは見れば大体分かるけどね。他の人達からは分からないみたいだけど。
勿論ラファス兄の嫌いなタイプも分かるよ。大好きなラファス兄の事で分からない事なんて殆どないようなものだからね♪
っとまぁ、ラファス兄の事は置いといて、古代遺跡はデ・マーム周辺だろうとどこだろうと、その大半は奥地までは進めず未踏破で、冒険者も手を焼く場所だ。場所によっては地図を作っても無駄になる。正しい道を進まなければ仕掛けが作動して道がループしたり動いたり、なくなったりする時もある。
遺跡の中には宝や武器があったり、精獣がいたりして、手に入れられれば自己強化や資金が莫大になるけど、そういった当りの遺跡がどれだけあるかも分からなければ、そういった奥地まで行けるかも分からない上、精獣にぶち当たったら倒さない限り従属には出来ないし、古代精獣なんて僕で勝てるかどうかってぐらい強い。
しかもその奥地まで行くにはかなり体力消耗してるだろうし、万全状態で挑んでそれだ。僕は従属精獣なんて別に欲しくないから引き返すけどね。
ただ、運良く(?)奥地まで進めても、自分と古代精獣の強さを把握しきれてないお馬鹿さんや、倒さない限り従属しない事を理解してないお馬鹿さんが精獣に挑む形になり、命を落とす事があるんだよね。
デ・マームに向かう馬車も多いけど、急ぐ旅でもないし、のんびりと歩きで向かう。
ただ、アルタの噂が広まりつつあるのだろう。アルタに向かう馬車がいつもより多く感じられる。
その為か、魔物との遭遇率が低い気がするけどね。
「見えてきた。あれがデ・マームだよ」
デ・マームは世界屈指の大きな街だけど、古い歴史がある為か、デ・マームの地下や周辺に数多くの遺跡が存在してたりする。
勿論他の領域や国々、各大陸にも遺跡は数多く存在する。ただ、中央大陸は中央と呼ばれるだけあって、他の大陸からの人や物の出入りが昔から多く、ヘグルス(※重力)変換機器がなかった古代でも頻繁にやり取りがあった大陸なのだ。
更にデ・フォン領域は国に属さない場所だから、多種多様の種族や移民が移り住むのにはうってつけだ。ヘグルスも一番軽い大陸だしね。
そんな訳でデ・フォン領域の中心に当たるデ・マーム周辺は古代の遺跡も多いから、遺跡の一部が未だに住居として使われている場所もあるぐらいだが、古代遺跡に住める場所は安全確認がされてる場所や代々その場所を受け継いだ者か譲られた者ぐらいだ。
勝手に住み着いた場合、古代の罠や仕掛けが作動しても助けられる人が皆無に近いからね。
ああ、勿論僕やラファス兄は別だよ?古代語を正しく理解してるからね。
そういった古代遺跡の殆どは古代語が使用されてたから、解除も古代語か古代語で書かれた文字を読めなければ、罠や仕掛けが作動してもどうにもならないし、現代語で喋って誤作動起こす事も稀にあるんだよね。
ラファス兄なんて以前、間違った蘊蓄だらけの鬱陶しい学者を遺跡の中で罠に掛けたっぽいから。ラファス兄は黙りしてたけど、アル兄が突如罠が作動したって言ってたから、多分ラファス兄が作動させたんじゃないかなぁ。ラファス兄機嫌悪かったし、アル兄とラファス兄は無傷だったし。
そもそもあのおじさん、自信満々で熱血に語るから鬱陶しかったし、古代語訳の8割~9割を誤訳してたから、古代語どころか現存する全ての言語を把握するラファス兄からすれば、騙りでしかないからね。
あの学者のおじさんが寝込んだ後に、アル兄からおじさん作のテキストの中身を見せてもらったけど、本当にあれは酷かった。あれをラファス兄に見せてたなんて……。まぁ、あの学者のおじさんが寝込んだから、ラファス兄があのおじさんの代わりに臨時講師の話がレノ兄からきたんだよね。翌日が講習会なのに寝込んだから。
因みにラファス兄が古代語及び存在する全ての言語を理解してる事をレノ兄に教えたのは僕。
ラファス兄とアル兄が古代遺跡に赴いてる時僕は本部でお留守番してたんだけど、その時レノ兄があの間違いだらけのテキストを僕に渡そうとしたんだよね~。その時中身は見なかったけど、表紙に古代語テキストって書いてあったから、僕思わず突っ込んじゃったんだよね。ラファス兄、古代語理解出来るよ?って。
レノ兄相手だから、ラファス兄の知識は全大陸の図書館も上回る筈とも伝えたし。
ラファス兄は自ら突っ込んだりしないからね、面倒臭いって。親しい人とか僕達の村の人達なら聞かれても答えるけど、どうでもいい相手とか嫌いな類いの相手なんかは時間の無駄だからって、問答されても無視するか途中で切り捨てるかなんだよね。それでも相手がしつこい場合は精神プレッシャーを掛けるし。
因みに好きな類いの相手だと、ちゃんと問答に答えてくれる。
ただ、僕や僕達の村の人達相手じゃなきゃ口が悪いけど。僕の前でも僕との対応が全然違うからね、ラファス兄は。
まぁ僕から見れば、ラファス兄の好きなタイプかどうかは見れば大体分かるけどね。他の人達からは分からないみたいだけど。
勿論ラファス兄の嫌いなタイプも分かるよ。大好きなラファス兄の事で分からない事なんて殆どないようなものだからね♪
っとまぁ、ラファス兄の事は置いといて、古代遺跡はデ・マーム周辺だろうとどこだろうと、その大半は奥地までは進めず未踏破で、冒険者も手を焼く場所だ。場所によっては地図を作っても無駄になる。正しい道を進まなければ仕掛けが作動して道がループしたり動いたり、なくなったりする時もある。
遺跡の中には宝や武器があったり、精獣がいたりして、手に入れられれば自己強化や資金が莫大になるけど、そういった当りの遺跡がどれだけあるかも分からなければ、そういった奥地まで行けるかも分からない上、精獣にぶち当たったら倒さない限り従属には出来ないし、古代精獣なんて僕で勝てるかどうかってぐらい強い。
しかもその奥地まで行くにはかなり体力消耗してるだろうし、万全状態で挑んでそれだ。僕は従属精獣なんて別に欲しくないから引き返すけどね。
ただ、運良く(?)奥地まで進めても、自分と古代精獣の強さを把握しきれてないお馬鹿さんや、倒さない限り従属しない事を理解してないお馬鹿さんが精獣に挑む形になり、命を落とす事があるんだよね。
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