130 / 135
124
しおりを挟む
「ここから半月程すれば、姉様の住んでる場所付近に着くんだよね?」
僕がルー兄に質問する。
この辺は、僕にとって、まだ一度も来たことが無い領域なのだ。
「そうだよ。ここからだと、海はローズリィー様が住んでる場所より少し奥になるかな?まだ少し肌寒いから、花はまだ咲いてないだろうけれど、半月も経てば、咲き出してるんじゃないかな?」
「こんな所まで来てなんだけど、姉様、喜んでくれるかなぁ?」
「大丈夫だよ。ローズリィー様はコーディーが大好きだからね。きっと大歓迎してくれるよ」
確か、姉様は本体の近くにある洞窟を住まいにしてるけど、姉様は幻覚を使うことが出来るので、知り合いが来た時は、他の人間に怪しまれないようにすることが出来るらしい。
それと一緒で、領域内全体に幻覚を掛けることも可能だから、僕に連れがいても大丈夫だって、昔に言ってたっけ。
僕の父様も似たような事をしてるって聞いて吃驚したことがある。
だからクリスを連れてても大丈夫だろうと思ってたんだけど……。
「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。僕もいるんだから」
ルー兄がそう言って微笑みウインクしてくれる。
もしかして、もう既に姉様と連絡を取ってくれたのかも!
ルー兄は地霊族だから、同じ地霊族と連絡を取り合えるもんね♪でもあれって、どれぐらいの距離が可能なんだろう?今度、機会があればルー兄に聞いてみよう。
姉様の本体はケイド様よりも年数が経っているけど、ケイド様のように、街全体を覆うような巨大な大木では無いそうだ。
だけど、年に一度咲く花の季節は、各国から旅人が訪れる事も有ると聞く。
中には姉様の本体の枝を記念に持って帰ろうとした者達もいたらしく、そんな人間には幻覚を掛けて枯れた他の木の枝を持ち帰らせ、夢に降り立ち、脅すらしい。
病人に一目見せたかったとかなら姉様も大目に見てくれるだろうけど、毎回されたら堪らないからね。
だから、姉様の本体は地霊族の宿る樹だと認識されている。
勿論、本体を認識させず、存在すら隠してる地霊族もいるけどね。
僕の父様はどっちになるんだろう?本体は館の奥深く、天然の洞窟の中に有って、通常はその館の有る洞窟の入り口は、割れ目の無い岩肌に見えるらしいんだよね。
父様が許可した人間は入れるけど、許可の無い人間は入れないみたい。
その付近に地霊族が居るとの認識はされてるけど、本体がどこに在るのかまでは、近くの村の人達にも気付かれてないようだったんだよね。
地霊族がいない土地は、物凄く荒れるから、土地を守護する地霊族がどこかにいるのは知ってるだろうけど、全ての地霊族が人に興味を持つという訳じゃないからねぇ。
僕がルー兄に質問する。
この辺は、僕にとって、まだ一度も来たことが無い領域なのだ。
「そうだよ。ここからだと、海はローズリィー様が住んでる場所より少し奥になるかな?まだ少し肌寒いから、花はまだ咲いてないだろうけれど、半月も経てば、咲き出してるんじゃないかな?」
「こんな所まで来てなんだけど、姉様、喜んでくれるかなぁ?」
「大丈夫だよ。ローズリィー様はコーディーが大好きだからね。きっと大歓迎してくれるよ」
確か、姉様は本体の近くにある洞窟を住まいにしてるけど、姉様は幻覚を使うことが出来るので、知り合いが来た時は、他の人間に怪しまれないようにすることが出来るらしい。
それと一緒で、領域内全体に幻覚を掛けることも可能だから、僕に連れがいても大丈夫だって、昔に言ってたっけ。
僕の父様も似たような事をしてるって聞いて吃驚したことがある。
だからクリスを連れてても大丈夫だろうと思ってたんだけど……。
「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。僕もいるんだから」
ルー兄がそう言って微笑みウインクしてくれる。
もしかして、もう既に姉様と連絡を取ってくれたのかも!
ルー兄は地霊族だから、同じ地霊族と連絡を取り合えるもんね♪でもあれって、どれぐらいの距離が可能なんだろう?今度、機会があればルー兄に聞いてみよう。
姉様の本体はケイド様よりも年数が経っているけど、ケイド様のように、街全体を覆うような巨大な大木では無いそうだ。
だけど、年に一度咲く花の季節は、各国から旅人が訪れる事も有ると聞く。
中には姉様の本体の枝を記念に持って帰ろうとした者達もいたらしく、そんな人間には幻覚を掛けて枯れた他の木の枝を持ち帰らせ、夢に降り立ち、脅すらしい。
病人に一目見せたかったとかなら姉様も大目に見てくれるだろうけど、毎回されたら堪らないからね。
だから、姉様の本体は地霊族の宿る樹だと認識されている。
勿論、本体を認識させず、存在すら隠してる地霊族もいるけどね。
僕の父様はどっちになるんだろう?本体は館の奥深く、天然の洞窟の中に有って、通常はその館の有る洞窟の入り口は、割れ目の無い岩肌に見えるらしいんだよね。
父様が許可した人間は入れるけど、許可の無い人間は入れないみたい。
その付近に地霊族が居るとの認識はされてるけど、本体がどこに在るのかまでは、近くの村の人達にも気付かれてないようだったんだよね。
地霊族がいない土地は、物凄く荒れるから、土地を守護する地霊族がどこかにいるのは知ってるだろうけど、全ての地霊族が人に興味を持つという訳じゃないからねぇ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
女性が少ない世界に転生した控えめ伯爵令嬢、なぜか五人の婚約候補に選ばれて少しずつ恋を知っていきます
ノッポ
恋愛
女性が極端に少ない異世界に転生した私は、気づけば伯爵令嬢になっていた。
前世は日本で普通に生きていたせいか、貴族令嬢らしい強気な振る舞いがどうしても苦手。
社交界デビューを迎えても、「どうして私が選ばれるの?」と戸惑うばかりだった。
けれど今年デビューする高位令嬢はわずか三人。
家同士の思惑も重なり、騎士団長家の息子、宰相子息、魔術師団長の息子、幼なじみの侯爵子息、そして英雄騎士――
五人の若きエリートとのお見合いが次々と始まってしまう。
遠慮がちで控えめな性格は、この世界では珍しく、気づけば少しずつ距離を縮めていく彼ら。
異世界での恋愛に戸惑う日々。けれど出会いを重ねるたびに、私は少しずつ変わっていく――。
女性希少世界で、自分の幸せを選べるようになるまでの逆ハーレム恋愛ファンタジー。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる