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第四章
大人の階段
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「話は分かったわ。
でもね、迷宮探索中心の生活でいいから、養成所の籍はそのままにしておきなさい。
所長へは私から話しておきます。」
「姉ちゃん、いいのか……」
「姉さん、いくらなんでも、まだ10才なのよ。」
「男の子が自分の意志で決めたのだから、年齢なんて関係ないわ。
養成所をさぼりたいとかじゃなくて、世界を救いたいという思いと、それを実現可能なチカラがある。
そして、覚悟が出来ているのなら、止める事はできません。
モア……、フォローはあなたとカーリーだけで大丈夫なの?
なんだったら、エウロパにも同行して貰って……」
「セレナも起こしましたから、大丈夫ですよ」
「起こすのが遅すぎるって、セレナが怒っていましたよ。
整備と機能追加で、明日の朝には来れますって」
エウロパが告げる。
「そう。教会のチカラが必要なら、いつでも言ってね。
最優先でフォローするから。
タケル、無茶をするなとは言いません。でも、ムリはしないで。
限界を感じたら、一度ひくことも勇気の必要な事よ」
「うん、分かった」
「じゃあ、しばらくはゆっくりも出来ないでしょうから、今日は私が念入りに身体を洗ってあげるわ」
「えっ、お姉さま、それは妻である私に……」
「じゅる、ご主人様へのご奉仕は、メイドにお任せ下さい」
賑やかな夕食と、入浴……まだ10才なんだけど……
「ね、姉ちゃん……そんなにゴシゴシ擦ったら……俺……」
「いいのよ。男の子の身体は、そういうふうに出来ているの。
タケルは初めてなのよね?」
「うん」
ここまでは、現実の世界をなぞっている。
不思議な感覚だった。
ここから先は、夢だと分かっているのだ。
夢と違うのは、相手も自らの意志でここにいて、自らの意志で行動している。
エルフの秘術による精神世界の同化。
「姉弟なんだから、これ一回きりよ。
いらっしゃい」
サクラ姉ちゃんの中で、2度3度と腰を動かしただけで出てしまった。
ああ、起きたらパンツの中がゴワゴワかニュルニュルだな・・・
「これで、タケルも一人前よ。明日から、世界のために頑張ってね」
「じゃあ、次は私ね。
ほら寝転がって。私が上になるわ」
「何で……シエン姉ちゃんまで……」
「これは男の子を一人前の大人にするために行われるエルフの儀式よ。
普通は15才なんだけど、あなたが覚悟を決めたのだから、早めたの」
でもね、迷宮探索中心の生活でいいから、養成所の籍はそのままにしておきなさい。
所長へは私から話しておきます。」
「姉ちゃん、いいのか……」
「姉さん、いくらなんでも、まだ10才なのよ。」
「男の子が自分の意志で決めたのだから、年齢なんて関係ないわ。
養成所をさぼりたいとかじゃなくて、世界を救いたいという思いと、それを実現可能なチカラがある。
そして、覚悟が出来ているのなら、止める事はできません。
モア……、フォローはあなたとカーリーだけで大丈夫なの?
なんだったら、エウロパにも同行して貰って……」
「セレナも起こしましたから、大丈夫ですよ」
「起こすのが遅すぎるって、セレナが怒っていましたよ。
整備と機能追加で、明日の朝には来れますって」
エウロパが告げる。
「そう。教会のチカラが必要なら、いつでも言ってね。
最優先でフォローするから。
タケル、無茶をするなとは言いません。でも、ムリはしないで。
限界を感じたら、一度ひくことも勇気の必要な事よ」
「うん、分かった」
「じゃあ、しばらくはゆっくりも出来ないでしょうから、今日は私が念入りに身体を洗ってあげるわ」
「えっ、お姉さま、それは妻である私に……」
「じゅる、ご主人様へのご奉仕は、メイドにお任せ下さい」
賑やかな夕食と、入浴……まだ10才なんだけど……
「ね、姉ちゃん……そんなにゴシゴシ擦ったら……俺……」
「いいのよ。男の子の身体は、そういうふうに出来ているの。
タケルは初めてなのよね?」
「うん」
ここまでは、現実の世界をなぞっている。
不思議な感覚だった。
ここから先は、夢だと分かっているのだ。
夢と違うのは、相手も自らの意志でここにいて、自らの意志で行動している。
エルフの秘術による精神世界の同化。
「姉弟なんだから、これ一回きりよ。
いらっしゃい」
サクラ姉ちゃんの中で、2度3度と腰を動かしただけで出てしまった。
ああ、起きたらパンツの中がゴワゴワかニュルニュルだな・・・
「これで、タケルも一人前よ。明日から、世界のために頑張ってね」
「じゃあ、次は私ね。
ほら寝転がって。私が上になるわ」
「何で……シエン姉ちゃんまで……」
「これは男の子を一人前の大人にするために行われるエルフの儀式よ。
普通は15才なんだけど、あなたが覚悟を決めたのだから、早めたの」
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