3秒の強奪者 モンスターから奪ったスキルで魔王を倒す

モモん

文字の大きさ
74 / 141
第四章 

女神のスキル

しおりを挟む

「あの……、タケルさん、多分……私の胸のところに……モニュモニュと……」

「「「えっ?!」」」

「あっ、そこはダメですよ!」

股間を押さえてうずくまる姫……

「アニー!何やってんだ、戻れ!」

ステルス種、モドキングのアニーは、最近になって少し反応が出てきた。
理解しているのかどうかは分からないが、寝る前に身体の事や周囲の事を説明するようにしている。
夕べは、男と女の身体的な違いについてだ……

「ごめん、身体の事とか、寝る前に話して聞かせているんだけど、夕べは男と女の違いについて説明したところなんだ。
それで、興味を持ったのかもしれない」

「えーん、もうお嫁にいけません……」

「いやいや、俺と結婚するんじゃなかったのかよ……」

「キャンセルさせないための念押しです」

女の子の嘘泣きには注意しよう……
涙が出ているからといって、本気で泣いているとは限らない。
個人差はあるみたいだけど。

「モア、ここは閉鎖されたフロアだったから、この程度で済んだ。
この融合を持ったモンスターが、超級の迷宮へ現れたらどうなる?」

「このサンドワームの100倍くらいでしょうか……」

「ブラックホールとか時空斬・荷電粒子砲みたいなスキルを使うモンスターが出現するかもしれないのか……」

「それは、お馬鹿な女神が趣味で作ったスキルですから、一人にしか出現しません。
今回のようにコピーした場合、どちらが相応しいか自動判定が行われて、ダメな方はスキルが消えます。
演算領域とか詳しくはマリアが教えてくれるでしょう。
女神のスキルは、全部で10あります。
まさか、こんな形で出現するとは思いませんでしたが」

「女神のスキルって?」

「スキルをポイントすると説明が表示されるでしょ。
仕組みやら魔力ポイントの説明の一番上に、女神のスキルと表示されます」

「ああ、ホントだ。
えっと、瞬間移動・超空間移動・超小型ブラックホール・時空斬・荷電粒子砲・超電磁砲の6個がそうだね。
という事は、あと4個怖そうなのが存在するって事?」

「私も詳しくは聴いていません。知っているのは、10個存在するという事だけです」

「これって、使い方間違えると、この星が消滅したりしないの?」

「さあ……
ともかく、ここは終わりですから、スナクジラに任せて帰りましょうか。
明日は、月曜。養成所がありますからね」

「モア、それなんだけどさ」

「はい」

「養成所行かなくっちゃダメかな……」

「それは、私が判断する事ではありませんよ」

「そっか、サクラ姉ちゃんに相談してみる」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

「元」面倒くさがりの異世界無双

空里
ファンタジー
死んでもっと努力すればと後悔していた俺は妖精みたいなやつに転生させられた。話しているうちに名前を忘れてしまったことに気付き、その妖精みたいなやつに名付けられた。 「カイ=マールス」と。 よく分からないまま取りあえず強くなれとのことで訓練を始めるのだった。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

50歳元艦長、スキル【酒保】と指揮能力で異世界を生き抜く。残り物の狂犬と天然エルフを拾ったら、現代物資と戦術で最強部隊ができあがりました

月神世一
ファンタジー
​「命を捨てて勝つな。生きて勝て」 50歳の元イージス艦長が、ブラックコーヒーと海軍カレー、そして『指揮能力』で異世界を席巻する! ​海上自衛隊の艦長だった坂上真一(50歳)は、ある日突然、剣と魔法の異世界へ転移してしまう。 再就職先を求めて人材ギルドへ向かうも、受付嬢に言われた言葉は―― 「50歳ですか? シルバー求人はやってないんですよね」 ​途方に暮れる坂上の前にいたのは、誰からも見放された二人の問題児。 子供の泣き声を聞くと殺戮マシーンと化す「狂犬」龍魔呂。 規格外の魔力を持つが、方向音痴で市場を破壊する「天然」エルフのルナ。 ​「やれやれ。手のかかる部下を持ったもんだ」 ​坂上は彼らを拾い、ユニークスキル【酒保(PX)】を発動する。 呼び出すのは、自衛隊の補給物資。 高品質な食料、衛生用品、そして戦場の士気を高めるコーヒーと甘味。 ​魔法は使えない。だが、現代の戦術と無限の補給があれば負けはない。 これは、熟練の指揮官が「残り物」たちを最強の部隊へと育て上げ、美味しいご飯を食べるだけの、大人の冒険譚。

御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜

伽羅
ファンタジー
【幼少期】 双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。 ここはもしかして異世界か?  だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。 ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。 【学院期】 学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。 周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。  

老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!

菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは 「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。  同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう  最初の武器は木の棒!?  そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。  何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら 困難に立ち向かっていく。  チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!  異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。  話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい! ****** 完結まで必ず続けます ***** ****** 毎日更新もします *****  他サイトへ重複投稿しています!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

処理中です...