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第三章 冒険者
鍛冶職組合
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男用の浴場と比べ、女性用は閑散としていた。
人前で裸になることに慣れていないのだ。
だがしかし、それも噂が広がるまでの数日のことであった。
貴族たちは、メイドに下見に行かせ、しっとりツヤツヤの風呂上がりを目の当たりにし、こぞって湯着を仕立てて大人数でやってくるようになる。
マッサージにしても、一度メイドに試させてからは虜になる。
マッサージオイルのパッチテストを行うため、当日はマッサージのみとなるのだが、誰もが湯で火照った体を揉み解される快感に酔いしれていく。
そして、パッチテストによる異常が見られなければ、本番である。
保湿オイルによるマッサージが銀貨1枚で、美白と保湿のブレンドオイルによるマッサージが金貨一枚である。
金貨一枚の方には、ムダ毛処理が含まれる。
恭介の手による安全カミソリも導入してある。
王妃が広告塔になってくれるかと思ったのだが、少しでも秘密にしておきたかったのか、美白マッサージの第一号でありながら沈黙を保っているらしい……
美白オイルの販売を望む声が大きかったが、市販はしない方向となった。
美白マッサージの予約がずっと埋まってしまい、とてもじゃないが販売に回る量は確保できない……
だが、これにより、孤児たちの安定した仕事が見つかったのだ。
「孤児院っていうのがあってさ、国からの補助が出てるんだけど食べるのがやっとだったみたいよ。
これで、小さい子供たちにもお腹一杯食べさせてあげられるって、みんな泣いてたわよ」
「じゃあ、うちの惣菜でも差し入れてやるかな。
全部で何人いるんだ?」
「38人よ」
「唐揚げ4キロとポテト2キロ。
あとはプリンだな」
「ハチミツも喜ぶんじゃないかしら」
「じ仁さん!大変です!」
「どうした?」
「怖そうな人たちが、責任者に会いたいって……」
「忙しいところすまないな。
鍛冶職組合代表のタチモチってもんだ」
「はあ、何の御用ですか」
「ここのマッサージで使っている変わったカミソリの件で来たんだが」
「ああ、安全カミソリですね」
「安全カミソリっちゅうのか。
確かに、子供でも使えるんだから安全だな。
あれを組合で作らせてもらいてえんだが」
「ああ、そういうことですか。
別にかまいませんよ。
サンプルをお渡しすればいいんですか?」
「サンプルもだが……
販売する価格とか、こっちへの納め分とかも決めてえんだが」
「アイデア料ですね。一割でどうでしょう。
価格は、実際に作ってみないと分からないでしょう」
こうして、鍛冶職組合とも連携していくことになった。
ちなみに、鍛冶職人は炉を使うことで、顔は赤黒く焼けて、片目を損傷する者も多い。
仕事柄、人相は悪くなってしまうのだ……
人前で裸になることに慣れていないのだ。
だがしかし、それも噂が広がるまでの数日のことであった。
貴族たちは、メイドに下見に行かせ、しっとりツヤツヤの風呂上がりを目の当たりにし、こぞって湯着を仕立てて大人数でやってくるようになる。
マッサージにしても、一度メイドに試させてからは虜になる。
マッサージオイルのパッチテストを行うため、当日はマッサージのみとなるのだが、誰もが湯で火照った体を揉み解される快感に酔いしれていく。
そして、パッチテストによる異常が見られなければ、本番である。
保湿オイルによるマッサージが銀貨1枚で、美白と保湿のブレンドオイルによるマッサージが金貨一枚である。
金貨一枚の方には、ムダ毛処理が含まれる。
恭介の手による安全カミソリも導入してある。
王妃が広告塔になってくれるかと思ったのだが、少しでも秘密にしておきたかったのか、美白マッサージの第一号でありながら沈黙を保っているらしい……
美白オイルの販売を望む声が大きかったが、市販はしない方向となった。
美白マッサージの予約がずっと埋まってしまい、とてもじゃないが販売に回る量は確保できない……
だが、これにより、孤児たちの安定した仕事が見つかったのだ。
「孤児院っていうのがあってさ、国からの補助が出てるんだけど食べるのがやっとだったみたいよ。
これで、小さい子供たちにもお腹一杯食べさせてあげられるって、みんな泣いてたわよ」
「じゃあ、うちの惣菜でも差し入れてやるかな。
全部で何人いるんだ?」
「38人よ」
「唐揚げ4キロとポテト2キロ。
あとはプリンだな」
「ハチミツも喜ぶんじゃないかしら」
「じ仁さん!大変です!」
「どうした?」
「怖そうな人たちが、責任者に会いたいって……」
「忙しいところすまないな。
鍛冶職組合代表のタチモチってもんだ」
「はあ、何の御用ですか」
「ここのマッサージで使っている変わったカミソリの件で来たんだが」
「ああ、安全カミソリですね」
「安全カミソリっちゅうのか。
確かに、子供でも使えるんだから安全だな。
あれを組合で作らせてもらいてえんだが」
「ああ、そういうことですか。
別にかまいませんよ。
サンプルをお渡しすればいいんですか?」
「サンプルもだが……
販売する価格とか、こっちへの納め分とかも決めてえんだが」
「アイデア料ですね。一割でどうでしょう。
価格は、実際に作ってみないと分からないでしょう」
こうして、鍛冶職組合とも連携していくことになった。
ちなみに、鍛冶職人は炉を使うことで、顔は赤黒く焼けて、片目を損傷する者も多い。
仕事柄、人相は悪くなってしまうのだ……
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