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第一章 なんだよ道具袋って
冒険者登録してみた
しおりを挟む神様よう、感謝するぜ。
絶望的だった姉弟がこんな幸せな時間を過ごせたんだ。
襲われたって事実は残ったが、それでもこいつにとっては良かったんじゃないかって思う。
こいつらも、教会に行って神様に感謝するように言うからよ、ありがとな。
チャラリラリン♪
なんだ?
ステータス!
********************
名前:神を崇拝するアミの道具袋
職業:道具袋
LV:7
材質:魔力コーティング綿100%
HP:100
MP:50
スキル:物理的収納++
空間収納
形状変化
形状:ひも付き
魔法:サーチ
身体強化
治癒
特技:思考
魔力の調教師
視覚同調
生体保護
念話
各種障壁
自己修復
従魔力:ポチ++
********************
障壁や修復の必要な状況になるってことか……
考えても仕方ねえよな。
ポチ、特訓だ!
ワン
ごめんなさい、ウソです。
ポチとじゃれていただけです……
翌日、雑貨店と牛乳屋さんに挨拶しに行った。
「今まで、ありがとうございました。
なんとか、別の仕事につけそうなので……」
「そうか、頑張るんだぞ」
牛乳屋さんには、瓶代銅貨4枚を支払い今日の分を入れてもらう。
一度家に帰り、引っ越し先を探しにいく。
『王都に行くんですか?』
『ああ、まず冒険者ギルドで登録しよう。
それで、家を買うにはどうしたらいいか確認する』
『この姿でいくんですね』
『そうだ、名前をどうするかな』
『表面の色は青ですね』
『ブルーか、いやダークローズでどうだ』
『ダークローズって、どういう名前なんですか』
『色なんだが、ダークは闇でローズはバラだ』
『えっ、バラ……』
『ああ、闇の中のバラだ』
『バラってトゲがあるんですよね……』
『ああ、手を出すと痛いぞって意味もある。
だが、お前は胸を張っていい。弟妹のためにお姉ちゃんとして頑張っているんだからな』
『……そうでしょうか……』
『だからこそ、神様は俺をお前の前に出現させた……、んじゃないかな……と思う』
『そこ……、自信もっていうところじゃないんですか?』
『いや、あんまり自信ないんだ』
『何ですかそれw』
『だってよう、神様に直接会ったわけじゃないんだぜ。
ちょっと待てよ……、なあ、多少不幸な出来事ではあったが、それでも人間として生きているお前と、突然死んでしまって、道具袋に生まれ変わった俺……
どっちが不幸だと思う?』
『うーん、おじさんかな……』
『おじさん言うな!死んだときの俺は、17才だったんだぞ!』
『えっ、うそ、一つしか違わない……』
『お前、16だったのか』
『ううん、18才。そっか年下か、じゃあ今日からお姉ちゃんって呼びなさい』
『18……、そういやあ、胸もあるし、ケツもでけえな』
『なんか、年下に全身を触られてるって……、やだ、急に恥ずかしくなってきた!』
『触ってねえよ!いや待てよ、俺の前面は袋の内側なんだよな……、てことはだ、なあ、ものは相談なんだが……』
『やだ』
『まだ、何も言ってねえだろ!』
『裸で着てみろっていうんでしょ!』
『な、なんでわかった!』
『おじさんの考えそうな事だから』
『いや、17才だし』
『今度そういうこと言ったら、袋切るからね』
とはいうものの、俺はアミの変化に気づいていた。
「名前はダーク・ローズさんで、ジョブは魔法剣士。年齢は18才ではい、登録完了です。
こちらが冒険者カードで、登録証発行が銀貨5枚になります」
「ありがとう。それと家を借りたいんだがどこに行けば借りられるかな」
「でしたら、2軒隣の商業ギルドに行ってみてください」
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