3 / 25
第一章
第2話 白いオオカミ
しおりを挟む
「子供のころに見た”クリスマスツリー”って映画に、お前みたいな白いオオカミが出てくるんだ。その映画を見てから、いつかこういう日が来るんじゃないかって、ずっと夢見ていた。分かるか、本当は泣き出したいんだぜ……」
「えっと、告白中に悪いんですけど、肉焼けました。レアで、食べやすいように小さく切ってあります。」
「ありがとう。それと深めの皿に水を頼む。」
「了解っす。」
食器は食堂から余分に持ち出してあるから使い放題だ。俺は四つん這いになり、皿を手前に出して距離を詰めていく。オオカミは鼻をピクピクさせて反応している。俺と皿とを交互に見ているが、次第に皿を見る時間が長くなっていく。鼻先50cmまで近づいて肉と水の皿を置き、俺は後ずさった。
「リュウジ、枯草を集めてくれ。コンクリートの上じゃ冷たいだろう。寝床を作ってやろう。」
「了解。」
オオカミから離れた俺は、教室に戻り、カーテンを外していく。リュウジに指示して、少し離れた場所に枯草を積ませ、その上から白いカーテンをかぶせて寝床を作った。
「これでよし、俺たちは中に入って少し一人にしてやろう。」
「どうしてだ?俺たちもメシにしようぜ。」
「俺たちがそばにいたらこいつがメシを食えないだろ。」
1時間かけて採集してきた木の実などを確認し、栗のゆで方もチェックした。
「クルミとサルナシは食べられそうですね。」
「クルミって、殻の状態でなってると思ってたんだけど、考えてみれば種だもんな。あんな真っ黒になった実の中に入ってるとは思わなかったよ。」
「あれ拾うの結構エグイよな。それに、こうなってみると電子レンジの有難味が分かるっていうか……」
「お湯を沸かすケトルもっすよね。」
「あと、これから肉を確保するために、落とし穴も作らないとな。」
「これから寒くなるっすから、防寒用の毛皮も欲しいっすよね。」
「俺は鍛冶をやってみたいから、フイゴも作りたいな。」
「ソウヤ、鍛冶なんてできるのか?」
「ああ。炭はあるから、フイゴがあれば鉄の加工は可能だ。鉄は食堂に山ほどあるし、いざとなったら屋上の手すりや鉄筋も使えるだろ。」
「そいつは楽しみだな。俺の日本刀とか作れるのか?」
「細かい部分の再現は無理だが、形だけなら可能だ。刀鍛冶の動画とかたくさん見てきたからな。よし、そろそろ良いだろう。俺たちもメシにしようぜ。」
外に出てみると、鶏肉はすっかり食べつくされており、水も半分ほどに減っていた。そしてオオカミは俺たちの作った寝床で横になっている。
「うん、大丈夫そうだな。」
「でも、まだ唸ってるっすよ。」
「そりゃあ、半日で警戒を解くなんてありえないよ。特に出産を控えてる以上ね。」
「えっ、子供を産むのか?」
「多分だけどね。」
「そんなに食い扶持が増えちゃって、パパは大変っすね。」
餌皿にキジの焼き肉を追加してやり、俺たちも腹ごしらえをした。そして二日後、満月の夜の未明、オオカミは3匹の子供を産んだ。一匹は死産だったようだが二匹は夢中で乳を飲んでいる。出産後も俺たちへの唸りは止まないが当然だろう。俺たちはその間に、3箇所の落とし穴を掘り、毎日のようにキジを獲ったり木の実を拾ったりした。
「一週間経ちましたけど、まだ目が開いてないみたいすっね。」
「もう少しだろうね。けど、すごいよな日に日に大きくなってる。」
「こいつら、このままここに住みつくのかな?」
「どうだろうね。多分、近くに群れがいるわけじゃないだろうし、行くあてがないならあるかもね。」
「委員長、ここ数日で言葉遣いが柔らかくなってませんか?」
「ああ、俺も感じてた。」
「そうかな……、特に意識してないんだけど。」
「なんだったかな、子供ができると家族が赤ちゃん言葉になるとか聞いたことあるぞ。」
「いやいや、子供なんて産んでないからさ……」
2週間も過ぎると、仔オオカミたちの目も開き、ヨチヨチと動き回り始める。一匹は母譲りの白でもう一方は灰褐色だ。
「白いほうはモノノケから……ハクだな。」
「リュウジ、ハクが出てくるのは千と千尋だぞ。モノノケに出てきた母犬はモロだよ。」
「そ、そうか……、でもまあハクで良いんじゃね?」
「そうすっと、灰色の方はカオナシっすか?」
「いや、それは可哀そうだよ。せめてロボとか……」
「発想が安易だな……、ハクが白龍だったよな。白龍、パイロン……、ロンでいいんじゃね?」
「だったらシェンロン(神龍)がいいっす!」
「出たな、アニオタ!」
アニオタはアニメオタクの略である。こうして仔オオカミの名は勝手に決まってしまった。
仔オオカミは順調に育っていったが、それとは逆に母オオカミは衰弱しているようだった。餌をほとんど食べなくなってきたのだ。肉をミンチにしたりスープにしたり色々試したが効果はなかった。このころには落とし穴でシカやイノシシが獲れていたのだが肉の種類を変えても同じだった。そして次の満月の夜、母オオカミは旅立った。毛皮を残すかどうか話し合ったのだが、結局何もせず埋葬した。
「最後はあっけなかったな」
「ああ……」
俺は手を合わせ、子供たちのことは任せてくださいと胸に刻んだ。ハクとシェンロンはミンチ肉やスープで乳離れしつつあったので、母オオカミが亡くなった後も順調に育っていった。さすがに夜は室内で寝かせるようにしたが、心細いのか俺たちの布団にもぐりこむようになってきた。寒い季節に入ってきたため体温の高い仔オオカミのぬくもりは好評だった。
大型の獲物が獲れるようになってきたので、毎日狩りに出かけなくても良くなってきた。出ない日に何をするかというと、俺はフイゴを仕上げ鍛冶の真似事をし、リュウジはカーテンを使って皆の服を作る。服といっても頭からかぶる貫頭衣と短パンがほとんどだ。幸いなことに、裁縫道具一式は食堂の控室においてあった。コトミは、子供たちの世話と燻製づくりに励んでいる。寸胴とアミを使えば難しいことではない。チップにする桜の木は校舎の裏庭にあった。一緒に転移してきたのだ。
「せっかくだからソメイヨシノ増やしたいっすね。」
「種を植えるのか?」
「いえ、ソメイヨシノは種できないっすよ。桜って自分の花粉では受粉できないらしいんで。」
「挿し木が一番手っ取り早いだろうね。」
「ちょっと待てよ。種ができないって……じゃあ、どうやって増えてきたんだよ。」
「挿し木か接ぎ木が中心だね。そもそも、ソメイヨシノって別の種類の桜が交配によってできたものなんだ。もとになった種類は分かっているらしいんだけど、再現はできなかった。だから、ソメイヨシノのもとは一本の桜で、クローンを何十万本も作ったってこと。」
「今まで見てきた桜が、実はクローンだったって、考えると気味悪くね?」
「気味が悪いとか思ったことないな。」
「そうっすね、リュウジさん、ちょっと変わってるっすね。」
「リュウジは変態入ってるからな。」
「誰が変態じゃ!縄文オタクに言われたくないわ!」
「んっ?俺は縄文オタクって言われても否定しないぞ。」
「俺も、アニオタって言われても気にしませんね。」
「ヘンタイは違うだろ!お前たちだって変態……」
「シーッ、やっと寝付いたんだから静かにしろ。」
「くっ……」
俺は専用の竈を組み、鍛冶に使うものを自作していった。金床は円柱状の手ごろな鉄塊があったので、それを使うことにした。何に使うものなんだろう?
「えっと、告白中に悪いんですけど、肉焼けました。レアで、食べやすいように小さく切ってあります。」
「ありがとう。それと深めの皿に水を頼む。」
「了解っす。」
食器は食堂から余分に持ち出してあるから使い放題だ。俺は四つん這いになり、皿を手前に出して距離を詰めていく。オオカミは鼻をピクピクさせて反応している。俺と皿とを交互に見ているが、次第に皿を見る時間が長くなっていく。鼻先50cmまで近づいて肉と水の皿を置き、俺は後ずさった。
「リュウジ、枯草を集めてくれ。コンクリートの上じゃ冷たいだろう。寝床を作ってやろう。」
「了解。」
オオカミから離れた俺は、教室に戻り、カーテンを外していく。リュウジに指示して、少し離れた場所に枯草を積ませ、その上から白いカーテンをかぶせて寝床を作った。
「これでよし、俺たちは中に入って少し一人にしてやろう。」
「どうしてだ?俺たちもメシにしようぜ。」
「俺たちがそばにいたらこいつがメシを食えないだろ。」
1時間かけて採集してきた木の実などを確認し、栗のゆで方もチェックした。
「クルミとサルナシは食べられそうですね。」
「クルミって、殻の状態でなってると思ってたんだけど、考えてみれば種だもんな。あんな真っ黒になった実の中に入ってるとは思わなかったよ。」
「あれ拾うの結構エグイよな。それに、こうなってみると電子レンジの有難味が分かるっていうか……」
「お湯を沸かすケトルもっすよね。」
「あと、これから肉を確保するために、落とし穴も作らないとな。」
「これから寒くなるっすから、防寒用の毛皮も欲しいっすよね。」
「俺は鍛冶をやってみたいから、フイゴも作りたいな。」
「ソウヤ、鍛冶なんてできるのか?」
「ああ。炭はあるから、フイゴがあれば鉄の加工は可能だ。鉄は食堂に山ほどあるし、いざとなったら屋上の手すりや鉄筋も使えるだろ。」
「そいつは楽しみだな。俺の日本刀とか作れるのか?」
「細かい部分の再現は無理だが、形だけなら可能だ。刀鍛冶の動画とかたくさん見てきたからな。よし、そろそろ良いだろう。俺たちもメシにしようぜ。」
外に出てみると、鶏肉はすっかり食べつくされており、水も半分ほどに減っていた。そしてオオカミは俺たちの作った寝床で横になっている。
「うん、大丈夫そうだな。」
「でも、まだ唸ってるっすよ。」
「そりゃあ、半日で警戒を解くなんてありえないよ。特に出産を控えてる以上ね。」
「えっ、子供を産むのか?」
「多分だけどね。」
「そんなに食い扶持が増えちゃって、パパは大変っすね。」
餌皿にキジの焼き肉を追加してやり、俺たちも腹ごしらえをした。そして二日後、満月の夜の未明、オオカミは3匹の子供を産んだ。一匹は死産だったようだが二匹は夢中で乳を飲んでいる。出産後も俺たちへの唸りは止まないが当然だろう。俺たちはその間に、3箇所の落とし穴を掘り、毎日のようにキジを獲ったり木の実を拾ったりした。
「一週間経ちましたけど、まだ目が開いてないみたいすっね。」
「もう少しだろうね。けど、すごいよな日に日に大きくなってる。」
「こいつら、このままここに住みつくのかな?」
「どうだろうね。多分、近くに群れがいるわけじゃないだろうし、行くあてがないならあるかもね。」
「委員長、ここ数日で言葉遣いが柔らかくなってませんか?」
「ああ、俺も感じてた。」
「そうかな……、特に意識してないんだけど。」
「なんだったかな、子供ができると家族が赤ちゃん言葉になるとか聞いたことあるぞ。」
「いやいや、子供なんて産んでないからさ……」
2週間も過ぎると、仔オオカミたちの目も開き、ヨチヨチと動き回り始める。一匹は母譲りの白でもう一方は灰褐色だ。
「白いほうはモノノケから……ハクだな。」
「リュウジ、ハクが出てくるのは千と千尋だぞ。モノノケに出てきた母犬はモロだよ。」
「そ、そうか……、でもまあハクで良いんじゃね?」
「そうすっと、灰色の方はカオナシっすか?」
「いや、それは可哀そうだよ。せめてロボとか……」
「発想が安易だな……、ハクが白龍だったよな。白龍、パイロン……、ロンでいいんじゃね?」
「だったらシェンロン(神龍)がいいっす!」
「出たな、アニオタ!」
アニオタはアニメオタクの略である。こうして仔オオカミの名は勝手に決まってしまった。
仔オオカミは順調に育っていったが、それとは逆に母オオカミは衰弱しているようだった。餌をほとんど食べなくなってきたのだ。肉をミンチにしたりスープにしたり色々試したが効果はなかった。このころには落とし穴でシカやイノシシが獲れていたのだが肉の種類を変えても同じだった。そして次の満月の夜、母オオカミは旅立った。毛皮を残すかどうか話し合ったのだが、結局何もせず埋葬した。
「最後はあっけなかったな」
「ああ……」
俺は手を合わせ、子供たちのことは任せてくださいと胸に刻んだ。ハクとシェンロンはミンチ肉やスープで乳離れしつつあったので、母オオカミが亡くなった後も順調に育っていった。さすがに夜は室内で寝かせるようにしたが、心細いのか俺たちの布団にもぐりこむようになってきた。寒い季節に入ってきたため体温の高い仔オオカミのぬくもりは好評だった。
大型の獲物が獲れるようになってきたので、毎日狩りに出かけなくても良くなってきた。出ない日に何をするかというと、俺はフイゴを仕上げ鍛冶の真似事をし、リュウジはカーテンを使って皆の服を作る。服といっても頭からかぶる貫頭衣と短パンがほとんどだ。幸いなことに、裁縫道具一式は食堂の控室においてあった。コトミは、子供たちの世話と燻製づくりに励んでいる。寸胴とアミを使えば難しいことではない。チップにする桜の木は校舎の裏庭にあった。一緒に転移してきたのだ。
「せっかくだからソメイヨシノ増やしたいっすね。」
「種を植えるのか?」
「いえ、ソメイヨシノは種できないっすよ。桜って自分の花粉では受粉できないらしいんで。」
「挿し木が一番手っ取り早いだろうね。」
「ちょっと待てよ。種ができないって……じゃあ、どうやって増えてきたんだよ。」
「挿し木か接ぎ木が中心だね。そもそも、ソメイヨシノって別の種類の桜が交配によってできたものなんだ。もとになった種類は分かっているらしいんだけど、再現はできなかった。だから、ソメイヨシノのもとは一本の桜で、クローンを何十万本も作ったってこと。」
「今まで見てきた桜が、実はクローンだったって、考えると気味悪くね?」
「気味が悪いとか思ったことないな。」
「そうっすね、リュウジさん、ちょっと変わってるっすね。」
「リュウジは変態入ってるからな。」
「誰が変態じゃ!縄文オタクに言われたくないわ!」
「んっ?俺は縄文オタクって言われても否定しないぞ。」
「俺も、アニオタって言われても気にしませんね。」
「ヘンタイは違うだろ!お前たちだって変態……」
「シーッ、やっと寝付いたんだから静かにしろ。」
「くっ……」
俺は専用の竈を組み、鍛冶に使うものを自作していった。金床は円柱状の手ごろな鉄塊があったので、それを使うことにした。何に使うものなんだろう?
0
あなたにおすすめの小説
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ダンジョントランスポーター ~ 現代に現れたダンジョンに潜ったらレベル999の天使に憑依されて運び屋になってしまった
海道一人
ファンタジー
二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。
ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。
そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。
主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。
ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。
それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。
ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる