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第四章
和解
しおりを挟むT国は日本の俺の家に侵入しようとしたり、アサミやアリスに接触を図ってきた。
俺は動画で再度予告し、宣言通りの日時にT国の海軍基地を訪れた。
まず、戦闘機一機ずつ消していく。
今回もスキルにカウンターを仕掛けてあるので、攻撃してくれば跳ね返す。
戦闘機をすべて収納に収め、停泊中だった軍艦4隻と潜水艦1隻を追加する。
さらに空軍基地一つを収納したところで、T国は白旗をあげてきた。
「どうか、これ以上は……」
「忠告を無視して手を出してきたのはそちらですから」
「く、詳しい話は知らないが、どうしたら許してくれる」
「大臣クラス以上の首脳部を総入れ替えしてください。
そうしたら、これまで回収したものの多くはお返しします」
「ともかく、一週間猶予がほしい」
「一週間後、変化がなければ本当に残りの装備を回収しますから」
「わ、分かった」
一週間後、T国首脳部は総辞職し、新首脳部は正式に俺に対して謝罪してきた。
俺は自動小銃と弾薬の一部、原爆を除いて軍備を返却してやった。
T国は、アメリカに対しても謝罪し、今後はともに並行世界に対して取り組むこととなった。
T国に対して、絶滅動物の回復を提案するかどうか迷ったが、やめておいた。
T国ではコアラすら食材として売られている地域があるのだ。
第4世界は、今や俺だけしか行き来できない。
考えてみたら、別にグリーンホールを閉じる必要はなかった。
追加で別の穴をあければ済むことである。
おかげで、ロシア政府からマンモスの捕獲を依頼されてしまった。
「本気ですか」と聞き返したくらいだ。
シベリアの広大な土地を、マンモスの保護区として確保するという。
俺は、最初に出会った12頭の群れを説得して移住してもらった。
条件は、毎日リンゴをひと箱提供するというものだ。
もうね、ゾウとは違う迫力があるから、保護区を訪れた人たちは大興奮!
マンモスの導入は成功と言えるだろう。
ロシアからはカムチャッカオオヒグマの捕獲も頼まれているが、まあ、行く機会があったらということで納得してもらっている。
ほかにも、全国的に数の少ないトラ・ヒョウの類はどの国からも要望されているためそちらを優先したい。
特にアジア圏が深刻な状況にある。
インドネシアからジャワにかけて探査するが絶対数が少ないのだ。
第5世界には、それなりの数がいたので、スマトラトラ・ジャワトラ・バリトラを4頭ずつ捕獲し届けた。
ヒョウも同じような地域に生息しているが、亜種が多く判別できないため、見つけたら捕まえることにしている。
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