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テイムマスター
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……きろ!※▽§!おきろ!
「やだ、あと1時間……ムニャ……」
「ふざけるな!起・き・る・ん・だ!!」
「うっせーな……」
目の前には中学生くらいの女子がいた。
肌は褐色で髪と瞳はライトグリーン。
頭の上あたりにウィンドウが出ている。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□
□ 召喚士コロン・ジャーム(魔族)
□ テイム可能です 【YES/NO】
□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
「YESで……」
「なにを言っておる?」
次の画面が表示される
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□
□ ◇◇◇ステータス◇◇◇
□
□ 名前:コロン・ジャーム
□ 年齢:108
□ HP:103/103
□ MP:5/405
□ 種族:魔族
□ 職業:召喚士 LV.7
□
□ 【初期調教しますか YES/NO】
□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
「YESで……」
「だから、何を……ぎゃっ!」
初期調教完了しましたと表示され、ウィンドウが消えた
「まさか……テイムされたというのか……この召喚士コロン様が……」
自分に様を付けるような人間にロクな者はいない。
「じゃあ、あと1時間寝るから、1時間経ったら起こしてくれ」
「うわーん……なんで……わらしが……」
「煩い、黙れ!」
「……」
1時間後、起こされた俺は状況を理解する。
ここはライトノベルにありがちな異世界「アナザーワールド」。
魔族による勇者召喚で呼び出されたらしい。
普通は自動的に隷属契約が成立するらしいのだが、俺には効かなかったようだ。
日本では普通の高校生だったが、こちらでの職業はテイム・マスター。
テイマーの最上位職だそうだ。
隷属が無効化されたのも、その影響だろう。
現在、コロンは下着姿で土下座している。
目が覚めたあとで、試しに服を脱げと命令したら拒否られた。
同時に2回目の調教 する?のウィンドウが表示された。
YESを選択すると、前回と同じように”ギャァ!”と叫んで倒れた。
その後は従順だった。
コロンからの聞き取りでだいたいの状況は推察された。
「ハラ減ったんだけど」
「い、今、食べ物を持ってこさせますから」
そういうと、コロンは手を2回叩いた。
ノックのあとでネコ耳の女性が入ってきた。
「コロン様、お呼びで……」
□ メイド長シャロン(獣人族)
□ テイム可能です 【YES/NO】
「YESで初期調教は不要だ」
「まさか……隷属の上書きが……できるのか?」
「どうかな?
シャロン、状況は理解できているのか?」
「はい、マサト様が新しいご主人様です」
「信じられん……私との隷属契約はどうなったのだ?」
「無効化されたみたいです」
「バカな……シャロンよ、食事を持ってきてくれ」
「やっぱり、コロン様の指示には、何の強制力も働きませんね。
マサトさま、食事をお持ちしましょうか?」
「ええ、お願いします」
「はい、喜んで」
「こっ、これでは魔族社会の奴隷制度が崩壊してしまう……」
シャロンはすぐに戻ってきた。
「食事はすぐにお持ちします。
それから10分後に、下の広間に全員集合するよう指示しましたから、隷属の書き換えをお願いいたします」
「シャロン……なんて事を……乗っ取りではないか……」
「ご主人様の信頼にお応えするためにも、最善を選択しております」
「信頼?」
「ええ。調教なしの私と、2回調教のコロン様。
序列は明らかですから」
「あっ……」
コロンの屋敷は広大で、メイド30人、執事2人、下男5人という大所帯だった。
しかも、魔族・人族・獣人・エルフ・ドワーフという様々な人種がおり、すべてテイム可能であった。
コロンを姉のように慕う魔族の執事は、3回目の調教で完全な下僕と化した。
ヒューマノイド以外のモンスターは、もっと従順だ。
テイムだけで尻尾を振ってくる。
シャロンを含めた夜の営みは、毎日3人体制であり、日々指名することになった。
これは、貴重な情報収集の場でもある。
「コロンの収入源は?」
「はい、ヒューマノイドを召喚し、奴隷商に卸していました」
気に入った者は屋敷に残し、気に入らなければ奴隷商に卸す。
有能でなければ残れないという、意外と厳しい環境だったらしい。
奴隷商から催促があったため、奴隷商もテイムした。
面白いのは、奴隷は従順であるため、ほとんどの場合調教は必要ない。
奴隷商などの商人は損得勘定からか抵抗が強い。
そのため調教が必要になるが、その結果序列が逆転する。
未だにコロン様と敬称は付けるが、扱いは下女並みである。
俺の代になってから、肉はモンスターが狩ってくる。
野菜は植物系モンスターから供給されるため、基本的に自給自足可能であるが、衣類や生活雑貨は町で購入する。
魔界・魔族といっても、肌の色や魔法の毛色が違うだけで、大きな違いはない。
魔族全員で3万人程度。その頂点に魔王が君臨する。
魔王の親族である貴族が10家あり、その中の一人がこの町の領主となっている。
魔王の姪とかいって、威張り散らす女領主であったが、3回の調教を経て従順なペットと化した。
テイムだけであれば、その生活を維持できる。
色々なしがらみがあり、毎日テイムの規模が広がっていくのだがペットには命令が必要なため、身近なところに住まわせる。
無駄飯は食わせないため、農作業や土木作業に従事してもらう。
女領主といえど例外ではない。
ある時、魔王討伐を掲げた勇者一行がやってきた。
人族にも情報網は広げてあるため、事前に情報は入っている。
なるべく、直接魔王の元に向かうよう誘導したのだが、この町に来てしまった。
迷惑な話である。
町から少し離れた森の中で野営する勇者一行。
護衛の100人をテイムし、その中の部隊長8名に調教を施す。
食事中の無防備な状態で「ぎゃっ」「グッ」と声をあげ、勇者に向き合う。
「勇者様、この先はいけません。引き返すべきです」
8人が主張し、92名の兵士が同意する。
「どうしたんだ……ここまで来て、引き返すなんて選択肢はない」
「では、我々はここで引き揚げます」
そういうと、100名の兵士は荷物を引き上げ、来た道を帰っていった。
「まさか、魔族の精神攻撃か……」
「まあ、ここまで来てしまえば我々だけでも問題ないだろう」
「そうね。
勇者、戦士、格闘家、僧侶、魔法使い、忍者、結界師、女医、メイド。
9人もいるんだから大丈夫よ」
「ごめんなさい。新しいご主人様がお呼びです。私はこれで失礼します」
「ああ、私にも新しい患者が待っている。メイドよ共に行こう」
「申し訳ない、新たなる主がお呼びだ。これにてご免!」
「おい!忍者!」
「ぐぇ……ああ、新しい魔法の可能性が……」
「きゃっ、神よ……何処に……」
「どっ、どうしたんだみんな!」
野営地に残ったのは勇者と戦士、格闘家の3人になった。
「キャー!助けて~!」
着ているものをボロボロに引き裂かれた人・獣人・魔族の女性。
職業「色事師」・・・が10人。
ちなみに、魔族の女性は調教済みの領主だったりする。
その後ろから、銀色の狼が10頭。
「くっ、とりあえずこっちだ!」
武器を抜き狼の前に立ちふさがる勇者他2名(男)。
もちろん”仕込み”であり、すぐに引き返す狼たち。
「もう大丈夫だ。何があった」
「助かりました……キノコを採りに来て襲われて……ああっ……」
崩れ落ちる女性10人に対して、男性3人の手が6本。
食事中であったために、籠手なんか外されている。
素手にあてがわれる胸。
自然な動きでこういう状況を演出できるのが色事師たる所以。
食事中であったため、軽装が幸いし支えられなかった女性も三人の衣類にしがみつく。
「キノコ狩りをしないと……ご主人様に叱られてしまいます……」
「「「なっ……やめ……うぐ……」」」
両手をふさがれ、口をふさがれた3人は唾液に含まれた媚薬にも気づかない。
状態異常無効の勇者であっても、快楽の最中にあってはテイムマスターの敵ではなかった。
こうして勇者一行はわが町の住人となった。
人間の町にも、兵士の一団が常駐している。
次は魔王か、エルフの里か・・・悩むところである。
「やだ、あと1時間……ムニャ……」
「ふざけるな!起・き・る・ん・だ!!」
「うっせーな……」
目の前には中学生くらいの女子がいた。
肌は褐色で髪と瞳はライトグリーン。
頭の上あたりにウィンドウが出ている。
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□ 召喚士コロン・ジャーム(魔族)
□ テイム可能です 【YES/NO】
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「YESで……」
「なにを言っておる?」
次の画面が表示される
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□ ◇◇◇ステータス◇◇◇
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□ 名前:コロン・ジャーム
□ 年齢:108
□ HP:103/103
□ MP:5/405
□ 種族:魔族
□ 職業:召喚士 LV.7
□
□ 【初期調教しますか YES/NO】
□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
「YESで……」
「だから、何を……ぎゃっ!」
初期調教完了しましたと表示され、ウィンドウが消えた
「まさか……テイムされたというのか……この召喚士コロン様が……」
自分に様を付けるような人間にロクな者はいない。
「じゃあ、あと1時間寝るから、1時間経ったら起こしてくれ」
「うわーん……なんで……わらしが……」
「煩い、黙れ!」
「……」
1時間後、起こされた俺は状況を理解する。
ここはライトノベルにありがちな異世界「アナザーワールド」。
魔族による勇者召喚で呼び出されたらしい。
普通は自動的に隷属契約が成立するらしいのだが、俺には効かなかったようだ。
日本では普通の高校生だったが、こちらでの職業はテイム・マスター。
テイマーの最上位職だそうだ。
隷属が無効化されたのも、その影響だろう。
現在、コロンは下着姿で土下座している。
目が覚めたあとで、試しに服を脱げと命令したら拒否られた。
同時に2回目の調教 する?のウィンドウが表示された。
YESを選択すると、前回と同じように”ギャァ!”と叫んで倒れた。
その後は従順だった。
コロンからの聞き取りでだいたいの状況は推察された。
「ハラ減ったんだけど」
「い、今、食べ物を持ってこさせますから」
そういうと、コロンは手を2回叩いた。
ノックのあとでネコ耳の女性が入ってきた。
「コロン様、お呼びで……」
□ メイド長シャロン(獣人族)
□ テイム可能です 【YES/NO】
「YESで初期調教は不要だ」
「まさか……隷属の上書きが……できるのか?」
「どうかな?
シャロン、状況は理解できているのか?」
「はい、マサト様が新しいご主人様です」
「信じられん……私との隷属契約はどうなったのだ?」
「無効化されたみたいです」
「バカな……シャロンよ、食事を持ってきてくれ」
「やっぱり、コロン様の指示には、何の強制力も働きませんね。
マサトさま、食事をお持ちしましょうか?」
「ええ、お願いします」
「はい、喜んで」
「こっ、これでは魔族社会の奴隷制度が崩壊してしまう……」
シャロンはすぐに戻ってきた。
「食事はすぐにお持ちします。
それから10分後に、下の広間に全員集合するよう指示しましたから、隷属の書き換えをお願いいたします」
「シャロン……なんて事を……乗っ取りではないか……」
「ご主人様の信頼にお応えするためにも、最善を選択しております」
「信頼?」
「ええ。調教なしの私と、2回調教のコロン様。
序列は明らかですから」
「あっ……」
コロンの屋敷は広大で、メイド30人、執事2人、下男5人という大所帯だった。
しかも、魔族・人族・獣人・エルフ・ドワーフという様々な人種がおり、すべてテイム可能であった。
コロンを姉のように慕う魔族の執事は、3回目の調教で完全な下僕と化した。
ヒューマノイド以外のモンスターは、もっと従順だ。
テイムだけで尻尾を振ってくる。
シャロンを含めた夜の営みは、毎日3人体制であり、日々指名することになった。
これは、貴重な情報収集の場でもある。
「コロンの収入源は?」
「はい、ヒューマノイドを召喚し、奴隷商に卸していました」
気に入った者は屋敷に残し、気に入らなければ奴隷商に卸す。
有能でなければ残れないという、意外と厳しい環境だったらしい。
奴隷商から催促があったため、奴隷商もテイムした。
面白いのは、奴隷は従順であるため、ほとんどの場合調教は必要ない。
奴隷商などの商人は損得勘定からか抵抗が強い。
そのため調教が必要になるが、その結果序列が逆転する。
未だにコロン様と敬称は付けるが、扱いは下女並みである。
俺の代になってから、肉はモンスターが狩ってくる。
野菜は植物系モンスターから供給されるため、基本的に自給自足可能であるが、衣類や生活雑貨は町で購入する。
魔界・魔族といっても、肌の色や魔法の毛色が違うだけで、大きな違いはない。
魔族全員で3万人程度。その頂点に魔王が君臨する。
魔王の親族である貴族が10家あり、その中の一人がこの町の領主となっている。
魔王の姪とかいって、威張り散らす女領主であったが、3回の調教を経て従順なペットと化した。
テイムだけであれば、その生活を維持できる。
色々なしがらみがあり、毎日テイムの規模が広がっていくのだがペットには命令が必要なため、身近なところに住まわせる。
無駄飯は食わせないため、農作業や土木作業に従事してもらう。
女領主といえど例外ではない。
ある時、魔王討伐を掲げた勇者一行がやってきた。
人族にも情報網は広げてあるため、事前に情報は入っている。
なるべく、直接魔王の元に向かうよう誘導したのだが、この町に来てしまった。
迷惑な話である。
町から少し離れた森の中で野営する勇者一行。
護衛の100人をテイムし、その中の部隊長8名に調教を施す。
食事中の無防備な状態で「ぎゃっ」「グッ」と声をあげ、勇者に向き合う。
「勇者様、この先はいけません。引き返すべきです」
8人が主張し、92名の兵士が同意する。
「どうしたんだ……ここまで来て、引き返すなんて選択肢はない」
「では、我々はここで引き揚げます」
そういうと、100名の兵士は荷物を引き上げ、来た道を帰っていった。
「まさか、魔族の精神攻撃か……」
「まあ、ここまで来てしまえば我々だけでも問題ないだろう」
「そうね。
勇者、戦士、格闘家、僧侶、魔法使い、忍者、結界師、女医、メイド。
9人もいるんだから大丈夫よ」
「ごめんなさい。新しいご主人様がお呼びです。私はこれで失礼します」
「ああ、私にも新しい患者が待っている。メイドよ共に行こう」
「申し訳ない、新たなる主がお呼びだ。これにてご免!」
「おい!忍者!」
「ぐぇ……ああ、新しい魔法の可能性が……」
「きゃっ、神よ……何処に……」
「どっ、どうしたんだみんな!」
野営地に残ったのは勇者と戦士、格闘家の3人になった。
「キャー!助けて~!」
着ているものをボロボロに引き裂かれた人・獣人・魔族の女性。
職業「色事師」・・・が10人。
ちなみに、魔族の女性は調教済みの領主だったりする。
その後ろから、銀色の狼が10頭。
「くっ、とりあえずこっちだ!」
武器を抜き狼の前に立ちふさがる勇者他2名(男)。
もちろん”仕込み”であり、すぐに引き返す狼たち。
「もう大丈夫だ。何があった」
「助かりました……キノコを採りに来て襲われて……ああっ……」
崩れ落ちる女性10人に対して、男性3人の手が6本。
食事中であったために、籠手なんか外されている。
素手にあてがわれる胸。
自然な動きでこういう状況を演出できるのが色事師たる所以。
食事中であったため、軽装が幸いし支えられなかった女性も三人の衣類にしがみつく。
「キノコ狩りをしないと……ご主人様に叱られてしまいます……」
「「「なっ……やめ……うぐ……」」」
両手をふさがれ、口をふさがれた3人は唾液に含まれた媚薬にも気づかない。
状態異常無効の勇者であっても、快楽の最中にあってはテイムマスターの敵ではなかった。
こうして勇者一行はわが町の住人となった。
人間の町にも、兵士の一団が常駐している。
次は魔王か、エルフの里か・・・悩むところである。
応援ありがとうございます!
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