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一ノ巻
紅き炎の勾玉
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龍、それは古の時代に生きた伝説の生き物・・・
太古の時より、人間と龍は共存し、その力用いて災厄を祓わんとし、その力認めし物にだけ龍の能力を与える。
しかし、人の業によりその力、悪しき者の手により私利私欲の為に使わんとし、世界を滅亡の危機に追いやらん。
龍等は自らを勾玉に封じ、この世界の各地に自らを封じた。
それにより、力を無くした人間は人により討ち取られん。
その姿見兼ねて勾玉の力を封印する。自らを永遠に眠らせることによって・・・。
善の心持つ者現れるまで、彼らは永き眠りについたのだった・・・。
「古くせえ本だな。まぁ、昔の人が考えたにしてはよく出来たおとぎ話だよな~」
本を手にした少年の名は九十九 辰也。
現在高校1年生である。
「バカもん!これはな、先祖代々受け継がれてきたありがたい書物なんじゃ!それをお前は・・・」
辰也を叱るのは、辰也の祖父である。
「悪かったってじいちゃん。」
辰也が苦笑を浮かべながら謝る。
「にしてもさ~、こんな話信じろって方が無理な話なんだよな~。龍なんて伝説上の生き物だろ?」
辰也は祖父に聞き返した。すると祖父は・・・。
「わしも実際に見た訳では無いが、九十九家には代々この書物と共に伝承されて来た紅の勾玉があるのじゃよ。」
辰也に切り返した
「え?マジ?!じいちゃん、俺にもそれみしてくれよ!」
無邪気な笑みを浮かべながら祖父にねだる。
すると祖父は「バカもん!お前にはまだ10年早いわい。」とバカにした表情で言う。
しかし、辰也は諦めてはいなかった。
-翌日-
「へっへ~、じいちゃんにはあぁ言われたけど絶対見つけてやるぜ。」
辰也が静かに家中を物色していた。
「今日はそのために学校も仮病使って早退したからな。この時間はまだ誰もいないし楽勝だぜ。」
辰也が悪巧みをする子供のような笑顔を浮かべて探し続ける。
そして・・・。
「確かここに・・・」と辰也が祖父の部屋の戸棚を探していると、近くの年期の入った木箱から怪しげな光を発しているのが見えた。
それに気づいた辰也が恐る恐る木箱に近づくと、その怪しげな輝きは紅色に光出した。
「何だよこれ・・・」
辰也が木箱を開けると、そこには紅く透明なガラスの中に龍が彫られた幻想的で怪しげな勾玉だった。
「すげー、なんて綺麗なんだ・・・」と辰也は勾玉に魅了されていた。
その光は突如として大きくなり、辰也を紅い光が呑み込んだ。辰也は一瞬意識を失うが、光の中で謎の声が聞こえて来たことにより目を覚ますのだった。
「おい、辰也・・・だっけか?ったく現代の名前ってのは呼びづらくて困るぜ。全く、いつまで寝てんだうすのろが!」
声の主は、真紅の鱗に身を包んだ。紅き焔のような龍だった。龍は辰也の周囲を囲むように炎を吹き出した。
あまりの暑さに目覚める辰也。辺りを見渡し、家が火事にあっていると勘違いをしてあわて始める。
「やべ!家が燃えてる!てか、火が出るようなもんなかったぞ・・・。え?あの勾玉から火が出たのか??」
慌てる辰也に龍が声をかける。
「安心せい、ここはわしが作り出した特別な空間じゃ!お前さんと話がしたくてな~、強引だったかもせんが許してくれ。」
辰也は慌てすぎて声が全く耳に入っていなかった。
「やべ!早く火消さないと!水!水どこだ!」
その様子に呆れながら龍が宥める。
「全くせわしない童じゃ・・・純粋故の行動か・・・。」
イライラがピークに達した龍が拳を頭に叩き込む。
「人の話を聞け!」
その痛みで我に返った辰也はその姿を見て驚き、言葉を失って固まってしまう。
「そのまま良く聞くのだ。お前は選ばれたのだ。我が紅色の勾玉の主にな。わしの名はサラマンドラ、炎を司るドラゴンだ!」
辰也は状況が呑み込めずにいた。しかし、そんなことはお構い無しにサラマンドラが話を進める。
「主をここへ呼んだのは他でもない。わしらはずっと待っていたのだ・・・。数億年の間ずっとな・・・。お主のように善の心に満ち溢れた少年をずっと・・・。単刀直入に言う!主にはワシと共に来てもらうぞ!」
辰也の返事を待たずして勾玉と共に辰也が姿を消した。そして、辰也の目に飛び込んできたのは、辺り一面に広がる大自然、辺りには幻獣と呼ばれていたはずの龍達の姿もあった。
ここはドラゴンの住まう世界。
太古の時より、人間と龍は共存し、その力用いて災厄を祓わんとし、その力認めし物にだけ龍の能力を与える。
しかし、人の業によりその力、悪しき者の手により私利私欲の為に使わんとし、世界を滅亡の危機に追いやらん。
龍等は自らを勾玉に封じ、この世界の各地に自らを封じた。
それにより、力を無くした人間は人により討ち取られん。
その姿見兼ねて勾玉の力を封印する。自らを永遠に眠らせることによって・・・。
善の心持つ者現れるまで、彼らは永き眠りについたのだった・・・。
「古くせえ本だな。まぁ、昔の人が考えたにしてはよく出来たおとぎ話だよな~」
本を手にした少年の名は九十九 辰也。
現在高校1年生である。
「バカもん!これはな、先祖代々受け継がれてきたありがたい書物なんじゃ!それをお前は・・・」
辰也を叱るのは、辰也の祖父である。
「悪かったってじいちゃん。」
辰也が苦笑を浮かべながら謝る。
「にしてもさ~、こんな話信じろって方が無理な話なんだよな~。龍なんて伝説上の生き物だろ?」
辰也は祖父に聞き返した。すると祖父は・・・。
「わしも実際に見た訳では無いが、九十九家には代々この書物と共に伝承されて来た紅の勾玉があるのじゃよ。」
辰也に切り返した
「え?マジ?!じいちゃん、俺にもそれみしてくれよ!」
無邪気な笑みを浮かべながら祖父にねだる。
すると祖父は「バカもん!お前にはまだ10年早いわい。」とバカにした表情で言う。
しかし、辰也は諦めてはいなかった。
-翌日-
「へっへ~、じいちゃんにはあぁ言われたけど絶対見つけてやるぜ。」
辰也が静かに家中を物色していた。
「今日はそのために学校も仮病使って早退したからな。この時間はまだ誰もいないし楽勝だぜ。」
辰也が悪巧みをする子供のような笑顔を浮かべて探し続ける。
そして・・・。
「確かここに・・・」と辰也が祖父の部屋の戸棚を探していると、近くの年期の入った木箱から怪しげな光を発しているのが見えた。
それに気づいた辰也が恐る恐る木箱に近づくと、その怪しげな輝きは紅色に光出した。
「何だよこれ・・・」
辰也が木箱を開けると、そこには紅く透明なガラスの中に龍が彫られた幻想的で怪しげな勾玉だった。
「すげー、なんて綺麗なんだ・・・」と辰也は勾玉に魅了されていた。
その光は突如として大きくなり、辰也を紅い光が呑み込んだ。辰也は一瞬意識を失うが、光の中で謎の声が聞こえて来たことにより目を覚ますのだった。
「おい、辰也・・・だっけか?ったく現代の名前ってのは呼びづらくて困るぜ。全く、いつまで寝てんだうすのろが!」
声の主は、真紅の鱗に身を包んだ。紅き焔のような龍だった。龍は辰也の周囲を囲むように炎を吹き出した。
あまりの暑さに目覚める辰也。辺りを見渡し、家が火事にあっていると勘違いをしてあわて始める。
「やべ!家が燃えてる!てか、火が出るようなもんなかったぞ・・・。え?あの勾玉から火が出たのか??」
慌てる辰也に龍が声をかける。
「安心せい、ここはわしが作り出した特別な空間じゃ!お前さんと話がしたくてな~、強引だったかもせんが許してくれ。」
辰也は慌てすぎて声が全く耳に入っていなかった。
「やべ!早く火消さないと!水!水どこだ!」
その様子に呆れながら龍が宥める。
「全くせわしない童じゃ・・・純粋故の行動か・・・。」
イライラがピークに達した龍が拳を頭に叩き込む。
「人の話を聞け!」
その痛みで我に返った辰也はその姿を見て驚き、言葉を失って固まってしまう。
「そのまま良く聞くのだ。お前は選ばれたのだ。我が紅色の勾玉の主にな。わしの名はサラマンドラ、炎を司るドラゴンだ!」
辰也は状況が呑み込めずにいた。しかし、そんなことはお構い無しにサラマンドラが話を進める。
「主をここへ呼んだのは他でもない。わしらはずっと待っていたのだ・・・。数億年の間ずっとな・・・。お主のように善の心に満ち溢れた少年をずっと・・・。単刀直入に言う!主にはワシと共に来てもらうぞ!」
辰也の返事を待たずして勾玉と共に辰也が姿を消した。そして、辰也の目に飛び込んできたのは、辺り一面に広がる大自然、辺りには幻獣と呼ばれていたはずの龍達の姿もあった。
ここはドラゴンの住まう世界。
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