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八神さんちのクリスマスその1
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結局大した事も出来ないままクリスマス当日を迎えた、不思議なもんでこんな田舎町でもクリスマスの浮かれた雰囲気は伝わって来る。会社の車で社長と得意先へ挨拶まわりに行き、五泉市に新しく出来たイベントホールでのクリスマスイベント開催の為に2人で奔走していた。
「社長、仕事量もう少し考えません? クリスマス終わったらすぐ年末年始ですよ?」
「文句言わない! 稼げる時に稼ぐ! そしたら良い事が待ってるから!」
「ボーナスとか?」
「それは働き次第かな? もっと良いことだからさ!」
「はぁ……頑張ります」
そこからは先は地獄だった……あまりの忙しさにクリスマスなんて大っ嫌いっだ!! 本気でそう思った……多分年末年始も思うんだろうなぁ同じ事をこの会社で働く限り。イベントの後始末を終えてヘトヘトになり事務所に帰ると夜中過ぎだった、元々ヤエの仕事もクリスマスで忙しいので家のパーティーを1日ずらすと伝えていたのでそれは問題なかったが……社長と2人でソファーで倒れ込んでいると
「やっと……終わったね社長……」
「師匠……まだ……年末年始あるからね」
「頑張る……あっ!」
「どうかしたの?」
そうだ渡すものがあったんだ! リュックの中から取り出すと。
「はい……コレ社長に……日付け変わったけどメリークリスマス……」
「んあ!?」
「あげるよ、ちゃんと茉希ちゃんにもあげるから」
「そっそんな……良いの? アタシは何も」
「良いから! 気にいるか分からないけどさ、受け取って欲しいんですよ」
そっと社長が受け取ると小さな箱を大切そうに抱いて。
「開けてもいいよね……」
「いいですとも!」
カサカサと包装紙を開ける音が深夜の事務所に響く中身を見た社長が呟く。
「師匠……これって」
「出来るオンナって言ってたじゃん『自分』で、だからカッコいいと思ってさ」
彼女にプレゼントしたのは綺麗な装飾を施された万年筆だった、出来るオンナって感じから勝手に想像してプレゼントしたんだけど……どうかな?
「ありがとう……師匠……ぐすっ……大事にする」
「出来るオンナで良いオンナ、そのままでいてね」
「うん! 師匠……アタシは何も用意してなくて……」
「プレゼント大切にしてくれればそれで良いよ『茉希』ちゃん」
「アタシは伍堂愛だって……」
「だねっ! じゃ俺もう帰るよ、おやすみ」
「待って!」
「へっ……」
社長が大人になった茉希ちゃんがキスして来た、離してくれない……体ごと押し付けられる、名残惜しそうに唇を離すと……
「師匠ありがとう……本当は……ねッ?」
「分かってるよ、また明後日ね!」
「「お疲れ!」」
事務所を後にしてトボトボと雪が降るなか独り寒い夜道を歩いて帰る、午前2時か……そろそろ2人が仕事に行く時間だな、わざと彼女達の通勤路の方へと足を向けて見る。配達所に灯りはまだついていない……そのままアパート方面へと歩いて少し行くと暗い街灯の向こうから2人の女性が歩いて来た。
「「あっ!!」」
「師匠!」
「アンタ!」
「おはよう2人共!」
「アンタやっと帰ってきたのね! もうこんな時間なのに!」
「ヒエ、遅くなるって言ってたじゃん師匠」
「にしたって遅すぎよ! とんだブラック企業ね!」
「おいおい……後は年末年始過ぎたら落ち着くから……なっ? 悪く言わんでくれよ」
「とにかく今日は休みなんでしょう! 帰ったらパーティーなんだからね! しっかり安んで覚悟しておきなさい!」
「分かってるって、ほら遅刻するぞ2人共!」
ぼんやりと茉希ちゃんが腕時計を見て顔色が変わると慌てた様子で。
「ヤバい急ぐよヒエ! マジで遅刻する!」
「あぁんもう! わかった!」
「いってらっしゃ~い」
2人を見送るとアパートへとまっすぐ向かう、早く熱い風呂に入って寝よう……踏切を越えてアパートへの小道に入ると粉雪が舞い始めた、2人共安全運転で仕事して帰ってこいよな……外からアパートの部屋の灯りは消えていたヤエはもう寝ているだろう、静かに玄関を開けてアパートに入る。部屋に入ると静かに寝息を立てて眠るヤエがいた、そっと荷物を置いて着替えを持ち風呂場へと向かう。
案の定とまでは言わないが……この時期だまぁヌルいよねお風呂、オンボロな給湯器に火を入れて追い焚きをする。その間に身体を洗うが……
「寒っ」
本当にこのアパートは、夏は死ぬほど熱くて冬は凍えるほど冷える……ヌルくてもいいや湯船に浸かろう、そのうち温まるだろう……
「あっづっ!! あちちっ!」
いつの間にか湯船の中でうたたねをしていたらしい、慌てて湯をかもすと熱い部分とヌルい部分が合わさり適温? になった。落ち着くと何か長い夢を見ていたような感覚に襲われるが多分疲れだろう……さぁ風呂からあがって寝ようか、風呂から出ると髪を乾かしてヤエの隣の布団に入るとそのまま意識が沈み込むように眠りに落ちていった。
いい匂いがする……美味しそうな、そして何か騒がしい……あっ駄目だ意識を取られると目が覚める……暖かい布団の感触を感じるともう目が覚めてしまった、大きなアクビをすると。
「おっつはよー」
バスン! ヒエの声と共に俺の顔面にトチがダイブして来た。
「うぁ? もう少し寝かせてよ……」
「朝ご飯だよ! もう昼近いけど」
マジで!? そんなに寝てたか? 慌てて飛び起きて時計を見ると午前11時を過ぎていた、トチを抱っこして布団から出ると部屋の様子が変わっている事に初めて気が付いた。
「ヒエと茉希ちゃんがやったの?」
「良いでしょ? クリスマス1日過ぎたけど!」
「終わったら元に戻しとけよ……」
「大丈夫! 直ぐにお正月仕様に飾り付けてあげるわよ! ねッ茉希!?」
「せっかくだから楽しまなきゃね!」
「そっか……まだ眠い……」
「お待たせ! 遅くなったけど朝食よ」
「おはよヤエ」
「アナタ起きたのね、大丈夫? 何かうなされてたけど」
「そうなの?」
「見てる分には面白かったわよ?」
ヒエのその一言でガツンと目が覚めた。
「見てたのか?」
「私は起こそうとしたんだけど……ヒエと茉希がアナタが疲れてるだけだって……」
「そっか……ヒエ、面白かったか?」
「うん!」
コイツ……心配してくれているのか、からかっているのか本心が見えない時があるからなぁ~でも……優しんだよなコイツ
「さぁ朝食を食べましょう!」
4人でテーブルを囲み朝食を食べ始める。
「随分軽めだね、サンドイッチかぁ……ヤエって料理のレパートリーどんだけ増やしたの?」
「職場の人から教えてもらってるから……うん! 結構増えたわね!」
「今日はパーティーよ! 朝食は軽めでって私がヤエに頼んだの!」
「そういやオードブルがどうとかケーキがどうとか?」
「ケーキはアタシが昨日買ってきたよ、今日の夕方にはオードブルを取りに行くんだ!」
「あそこのスーパー?」
「うん、結構評判良いらしいよ! 本当はヤエのお店のが食べたかったんだけどね」
「今日はお休みなのよ……お店」
「疲れたよなヤエ?」
「うん、でもお店に来るお客は皆が笑顔で買ってくれるから……」
「そっか、嬉しかったのかな?」
「うん!」
サンドイッチを4人で食べ終えると、ヒエが後片付けを始めた。1日遅れのクリスマスパーティーか……楽しむか!!
「社長、仕事量もう少し考えません? クリスマス終わったらすぐ年末年始ですよ?」
「文句言わない! 稼げる時に稼ぐ! そしたら良い事が待ってるから!」
「ボーナスとか?」
「それは働き次第かな? もっと良いことだからさ!」
「はぁ……頑張ります」
そこからは先は地獄だった……あまりの忙しさにクリスマスなんて大っ嫌いっだ!! 本気でそう思った……多分年末年始も思うんだろうなぁ同じ事をこの会社で働く限り。イベントの後始末を終えてヘトヘトになり事務所に帰ると夜中過ぎだった、元々ヤエの仕事もクリスマスで忙しいので家のパーティーを1日ずらすと伝えていたのでそれは問題なかったが……社長と2人でソファーで倒れ込んでいると
「やっと……終わったね社長……」
「師匠……まだ……年末年始あるからね」
「頑張る……あっ!」
「どうかしたの?」
そうだ渡すものがあったんだ! リュックの中から取り出すと。
「はい……コレ社長に……日付け変わったけどメリークリスマス……」
「んあ!?」
「あげるよ、ちゃんと茉希ちゃんにもあげるから」
「そっそんな……良いの? アタシは何も」
「良いから! 気にいるか分からないけどさ、受け取って欲しいんですよ」
そっと社長が受け取ると小さな箱を大切そうに抱いて。
「開けてもいいよね……」
「いいですとも!」
カサカサと包装紙を開ける音が深夜の事務所に響く中身を見た社長が呟く。
「師匠……これって」
「出来るオンナって言ってたじゃん『自分』で、だからカッコいいと思ってさ」
彼女にプレゼントしたのは綺麗な装飾を施された万年筆だった、出来るオンナって感じから勝手に想像してプレゼントしたんだけど……どうかな?
「ありがとう……師匠……ぐすっ……大事にする」
「出来るオンナで良いオンナ、そのままでいてね」
「うん! 師匠……アタシは何も用意してなくて……」
「プレゼント大切にしてくれればそれで良いよ『茉希』ちゃん」
「アタシは伍堂愛だって……」
「だねっ! じゃ俺もう帰るよ、おやすみ」
「待って!」
「へっ……」
社長が大人になった茉希ちゃんがキスして来た、離してくれない……体ごと押し付けられる、名残惜しそうに唇を離すと……
「師匠ありがとう……本当は……ねッ?」
「分かってるよ、また明後日ね!」
「「お疲れ!」」
事務所を後にしてトボトボと雪が降るなか独り寒い夜道を歩いて帰る、午前2時か……そろそろ2人が仕事に行く時間だな、わざと彼女達の通勤路の方へと足を向けて見る。配達所に灯りはまだついていない……そのままアパート方面へと歩いて少し行くと暗い街灯の向こうから2人の女性が歩いて来た。
「「あっ!!」」
「師匠!」
「アンタ!」
「おはよう2人共!」
「アンタやっと帰ってきたのね! もうこんな時間なのに!」
「ヒエ、遅くなるって言ってたじゃん師匠」
「にしたって遅すぎよ! とんだブラック企業ね!」
「おいおい……後は年末年始過ぎたら落ち着くから……なっ? 悪く言わんでくれよ」
「とにかく今日は休みなんでしょう! 帰ったらパーティーなんだからね! しっかり安んで覚悟しておきなさい!」
「分かってるって、ほら遅刻するぞ2人共!」
ぼんやりと茉希ちゃんが腕時計を見て顔色が変わると慌てた様子で。
「ヤバい急ぐよヒエ! マジで遅刻する!」
「あぁんもう! わかった!」
「いってらっしゃ~い」
2人を見送るとアパートへとまっすぐ向かう、早く熱い風呂に入って寝よう……踏切を越えてアパートへの小道に入ると粉雪が舞い始めた、2人共安全運転で仕事して帰ってこいよな……外からアパートの部屋の灯りは消えていたヤエはもう寝ているだろう、静かに玄関を開けてアパートに入る。部屋に入ると静かに寝息を立てて眠るヤエがいた、そっと荷物を置いて着替えを持ち風呂場へと向かう。
案の定とまでは言わないが……この時期だまぁヌルいよねお風呂、オンボロな給湯器に火を入れて追い焚きをする。その間に身体を洗うが……
「寒っ」
本当にこのアパートは、夏は死ぬほど熱くて冬は凍えるほど冷える……ヌルくてもいいや湯船に浸かろう、そのうち温まるだろう……
「あっづっ!! あちちっ!」
いつの間にか湯船の中でうたたねをしていたらしい、慌てて湯をかもすと熱い部分とヌルい部分が合わさり適温? になった。落ち着くと何か長い夢を見ていたような感覚に襲われるが多分疲れだろう……さぁ風呂からあがって寝ようか、風呂から出ると髪を乾かしてヤエの隣の布団に入るとそのまま意識が沈み込むように眠りに落ちていった。
いい匂いがする……美味しそうな、そして何か騒がしい……あっ駄目だ意識を取られると目が覚める……暖かい布団の感触を感じるともう目が覚めてしまった、大きなアクビをすると。
「おっつはよー」
バスン! ヒエの声と共に俺の顔面にトチがダイブして来た。
「うぁ? もう少し寝かせてよ……」
「朝ご飯だよ! もう昼近いけど」
マジで!? そんなに寝てたか? 慌てて飛び起きて時計を見ると午前11時を過ぎていた、トチを抱っこして布団から出ると部屋の様子が変わっている事に初めて気が付いた。
「ヒエと茉希ちゃんがやったの?」
「良いでしょ? クリスマス1日過ぎたけど!」
「終わったら元に戻しとけよ……」
「大丈夫! 直ぐにお正月仕様に飾り付けてあげるわよ! ねッ茉希!?」
「せっかくだから楽しまなきゃね!」
「そっか……まだ眠い……」
「お待たせ! 遅くなったけど朝食よ」
「おはよヤエ」
「アナタ起きたのね、大丈夫? 何かうなされてたけど」
「そうなの?」
「見てる分には面白かったわよ?」
ヒエのその一言でガツンと目が覚めた。
「見てたのか?」
「私は起こそうとしたんだけど……ヒエと茉希がアナタが疲れてるだけだって……」
「そっか……ヒエ、面白かったか?」
「うん!」
コイツ……心配してくれているのか、からかっているのか本心が見えない時があるからなぁ~でも……優しんだよなコイツ
「さぁ朝食を食べましょう!」
4人でテーブルを囲み朝食を食べ始める。
「随分軽めだね、サンドイッチかぁ……ヤエって料理のレパートリーどんだけ増やしたの?」
「職場の人から教えてもらってるから……うん! 結構増えたわね!」
「今日はパーティーよ! 朝食は軽めでって私がヤエに頼んだの!」
「そういやオードブルがどうとかケーキがどうとか?」
「ケーキはアタシが昨日買ってきたよ、今日の夕方にはオードブルを取りに行くんだ!」
「あそこのスーパー?」
「うん、結構評判良いらしいよ! 本当はヤエのお店のが食べたかったんだけどね」
「今日はお休みなのよ……お店」
「疲れたよなヤエ?」
「うん、でもお店に来るお客は皆が笑顔で買ってくれるから……」
「そっか、嬉しかったのかな?」
「うん!」
サンドイッチを4人で食べ終えると、ヒエが後片付けを始めた。1日遅れのクリスマスパーティーか……楽しむか!!
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