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女だらけの社員旅行その1
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「今なんて?」
地獄のような年末年始が過ぎた……最終日に社長、茉希ちゃんから言われた言葉を聞いてやっと出た返事がこれだった。
「だ~か~ら~旅行よ! 慰安旅行! 温泉!」
「俺達まだ正月もやってないんだけど」
「まとめて一緒にやろうよ! 5人でね!」
「ちょっと待って5人で?」
「もう予約済み! 楽しみだな~もうコレはご褒美よ!」
「それ不味くない?」
「なんでよ?」
「だって茉希ちゃん2人同時は色々問題あるんじゃない?」
「喜んでたよ『茉希』は?」
「は!?」
「前もって伝えておいたんだよ! 師匠に内緒で、だからヒエとヤエのスケジュールも把握済み!」
「よりによって温泉ってさ、どうするのさ……お腹の傷痕! それ誤魔化せないでしょうが!」
「へっ? どうとでもなるよ心配性だなぁ?」
「まぁ……そういう事で来週ね! その日は会社休みにしてあるから!」
「来週!? ちょっとまって! 話が唐突すぎるよ!」
「だって秘密にしてたんだもん『アタシ達』でね!」
まさか……目眩がした、この『2人』もう隠す気ないな?
「大丈夫! 上手く立ち回るから!」
「まぁ……不安だけど『茉希ちゃん』達を信じて見るよ」
「じゃさっさと帰って2人に宜しく!」
バタンと事務所の玄関から放り出された、オイオイ本当に大丈夫なんだろうな? 上手くやれるんだよな? 自信有るんだよな? 信じるぞ!? 色々考えたがアパートに帰ることにした、出来ることなら先に一応『家の』茉希ちゃんと話さない事には……あっ待てよ! 電話すればいいんだ茉希ちゃんに! そう思い早速帰り道に茉希ちゃんのスマホに電話するが、………………出ない! クッソ! アパートに着いたじゃないか! しょうがない入るか……
「ただいま~」
「おかえりなさいアナタ、お疲れさま!」
玄関に入るとすぐ台所だ、夕飯の支度をしていたヤエが迎えてくれた。ヤエの声って何でこんなに癒やされるんだろう? 元女神だからかな……
「すぐ夕飯だからね」
「分かった、着替えたら手伝うよ」
「うん!」
幸せな気分で居間を開けると……
「あっ!」
「おかえり~寒いからさっさと閉めて!」
コイツ等ゲームしてやがった! 電話出ないわけだよクッソ!
「お前達もヤエを手伝え!!」
そう言うと襖を全開にしてやった。
「「寒っ!」」
「さっさと閉めて!」
「やっかましいわ! ほら! お前達に話もあるんだからな! 特に茉希ちゃん!」
「ハハッ!」
「んもぅ! ヤエ! どれを運べばいいの?」
さっさと着替えて俺も手伝いをして夕飯となった。どれもこれもみな美味しい、独り暮らしを思い出して涙が溢れそうになるが……茉希ちゃんがチラチラ俺に目配せしてくる、言えってか? やだなぁ俺が言うしかないんだけどさ……
「あっあのさ! ヤエとヒエってさ来週の……」
「「火曜日と水曜日は休みよ?」」
!?
「アナタが休めって茉希が言ってたから……何かあるの?」
とっくに外堀は埋まっていたと、ちょっと茉希ちゃんを睨むと
「ハハッ!」
わざとらしくそのどっかのネズミみたいな笑い方で笑わないでくれるかなぁ、言うか……
「あの……その日な社員旅行なんだ会社の、それで俺の家族もって……」
「ホント!? ドコ!?」
ヒエが食い気味に聞いてくる……まぁコイツはこうなると思ってた、茉希ちゃんがニヤニヤしてる……後でお仕置きだな。
「良いの私達迄?」
「社長がね」
「そっかぁアナタの頑張りのおかげかしら」
「「でドコ!?」」
本質的にヤエとヒエは一緒なんだな、2人共身を乗り出して聞いてくる。
「場所は聞き忘れたけど温泉だってさ」
「「温泉!!」」
「やったー! 思いっ切り足を伸ばして入れる!」
悪かったなヒエ、安アパートで狭い思いさせて。目を伏せていると茉希ちゃんが耳元で
「アタシはどこか知ってるよ?」
「さっさと教えて、内心もう色々ヒヤヒヤしてるの!」
そっとパンフレット? を俺の鞄に入れてくれた、わざとらしく取り出して見せる。どれどれどこかなぁ…………
「っファ!?」
「どうしたの健?」
いやコレはそんな……茉希ちゃんを見ると何故か勝ち誇った顔ですましてる。
「ここです宿は……」
「ふ~ん月岡温泉華鳳?」
「有名?」
「とっても……」
声がどんどん小さくなっていく、だってそこは……
「とんでもない有名温泉だよ」
茉希ちゃんが後を引き継ぐように答えてくれた。
そう……お金持ちしか泊まらないような、一泊二日で1人7万するって噂で聞いた事がある。
「まず白玉の湯と呼ばれ美肌効果抜群!」
「「美肌!」」
「沢山の浴場!」
「沢山!?」
「うん! すっごい沢山! 浴場だけで半日はアタシ飽きないね!」
ヒエの目がキラキラしてる……
「更に一流の会席料理! そして地酒!」
「いっ一流の会席料理!」
「地酒!」
ヤエの目がキラーンと煌めく! どうやらそれぞれの琴線に触れたらしい、俺はもうどうでも良くなってきていたが、女性陣が盛り上がってきたので夕飯の後片付けを始めた。ってか詳しいな茉希ちゃん、話はもう俺の知らないところまで言ってるぞ? そしてそれを崇めるかのような目で見て聞いている元女神達……どうしてこうなった? 食器を洗い米を研ぎ、悲しくなるほど小さいアパートの風呂を洗って湯を張る準備をする。
部屋に戻るとまだまだ女子トークが続いていた。テーブルの上に3人分の熱いお茶を置いておく、すると俺の足元にトチがやって来た。慰めてくれてるのだろうか? お礼に胡座の上でブラッシングしてやると満足そうにしている、今日はお前だけだよ……これじゃ旅行当日が……ってトチをどうする?
「おーい3人共! 盛り上がってる所に悪いけどトチどーするのさ?」
「大丈夫だよ師匠! 旅行は午後から翌日の午前には終わるんだよ?」
「ちゃんとトイレ砂と餌を私がやっておくわ!」
「本当に?」
「大丈夫! トチもつれていければなぁ……」
「無茶言わない様に……俺が」
そこまで口にして少し考え込んだが、駄目だな俺が行かないと多分破綻するな色々。許してくれよトチ……
そして日々が過ぎていき旅行当日になった。
地獄のような年末年始が過ぎた……最終日に社長、茉希ちゃんから言われた言葉を聞いてやっと出た返事がこれだった。
「だ~か~ら~旅行よ! 慰安旅行! 温泉!」
「俺達まだ正月もやってないんだけど」
「まとめて一緒にやろうよ! 5人でね!」
「ちょっと待って5人で?」
「もう予約済み! 楽しみだな~もうコレはご褒美よ!」
「それ不味くない?」
「なんでよ?」
「だって茉希ちゃん2人同時は色々問題あるんじゃない?」
「喜んでたよ『茉希』は?」
「は!?」
「前もって伝えておいたんだよ! 師匠に内緒で、だからヒエとヤエのスケジュールも把握済み!」
「よりによって温泉ってさ、どうするのさ……お腹の傷痕! それ誤魔化せないでしょうが!」
「へっ? どうとでもなるよ心配性だなぁ?」
「まぁ……そういう事で来週ね! その日は会社休みにしてあるから!」
「来週!? ちょっとまって! 話が唐突すぎるよ!」
「だって秘密にしてたんだもん『アタシ達』でね!」
まさか……目眩がした、この『2人』もう隠す気ないな?
「大丈夫! 上手く立ち回るから!」
「まぁ……不安だけど『茉希ちゃん』達を信じて見るよ」
「じゃさっさと帰って2人に宜しく!」
バタンと事務所の玄関から放り出された、オイオイ本当に大丈夫なんだろうな? 上手くやれるんだよな? 自信有るんだよな? 信じるぞ!? 色々考えたがアパートに帰ることにした、出来ることなら先に一応『家の』茉希ちゃんと話さない事には……あっ待てよ! 電話すればいいんだ茉希ちゃんに! そう思い早速帰り道に茉希ちゃんのスマホに電話するが、………………出ない! クッソ! アパートに着いたじゃないか! しょうがない入るか……
「ただいま~」
「おかえりなさいアナタ、お疲れさま!」
玄関に入るとすぐ台所だ、夕飯の支度をしていたヤエが迎えてくれた。ヤエの声って何でこんなに癒やされるんだろう? 元女神だからかな……
「すぐ夕飯だからね」
「分かった、着替えたら手伝うよ」
「うん!」
幸せな気分で居間を開けると……
「あっ!」
「おかえり~寒いからさっさと閉めて!」
コイツ等ゲームしてやがった! 電話出ないわけだよクッソ!
「お前達もヤエを手伝え!!」
そう言うと襖を全開にしてやった。
「「寒っ!」」
「さっさと閉めて!」
「やっかましいわ! ほら! お前達に話もあるんだからな! 特に茉希ちゃん!」
「ハハッ!」
「んもぅ! ヤエ! どれを運べばいいの?」
さっさと着替えて俺も手伝いをして夕飯となった。どれもこれもみな美味しい、独り暮らしを思い出して涙が溢れそうになるが……茉希ちゃんがチラチラ俺に目配せしてくる、言えってか? やだなぁ俺が言うしかないんだけどさ……
「あっあのさ! ヤエとヒエってさ来週の……」
「「火曜日と水曜日は休みよ?」」
!?
「アナタが休めって茉希が言ってたから……何かあるの?」
とっくに外堀は埋まっていたと、ちょっと茉希ちゃんを睨むと
「ハハッ!」
わざとらしくそのどっかのネズミみたいな笑い方で笑わないでくれるかなぁ、言うか……
「あの……その日な社員旅行なんだ会社の、それで俺の家族もって……」
「ホント!? ドコ!?」
ヒエが食い気味に聞いてくる……まぁコイツはこうなると思ってた、茉希ちゃんがニヤニヤしてる……後でお仕置きだな。
「良いの私達迄?」
「社長がね」
「そっかぁアナタの頑張りのおかげかしら」
「「でドコ!?」」
本質的にヤエとヒエは一緒なんだな、2人共身を乗り出して聞いてくる。
「場所は聞き忘れたけど温泉だってさ」
「「温泉!!」」
「やったー! 思いっ切り足を伸ばして入れる!」
悪かったなヒエ、安アパートで狭い思いさせて。目を伏せていると茉希ちゃんが耳元で
「アタシはどこか知ってるよ?」
「さっさと教えて、内心もう色々ヒヤヒヤしてるの!」
そっとパンフレット? を俺の鞄に入れてくれた、わざとらしく取り出して見せる。どれどれどこかなぁ…………
「っファ!?」
「どうしたの健?」
いやコレはそんな……茉希ちゃんを見ると何故か勝ち誇った顔ですましてる。
「ここです宿は……」
「ふ~ん月岡温泉華鳳?」
「有名?」
「とっても……」
声がどんどん小さくなっていく、だってそこは……
「とんでもない有名温泉だよ」
茉希ちゃんが後を引き継ぐように答えてくれた。
そう……お金持ちしか泊まらないような、一泊二日で1人7万するって噂で聞いた事がある。
「まず白玉の湯と呼ばれ美肌効果抜群!」
「「美肌!」」
「沢山の浴場!」
「沢山!?」
「うん! すっごい沢山! 浴場だけで半日はアタシ飽きないね!」
ヒエの目がキラキラしてる……
「更に一流の会席料理! そして地酒!」
「いっ一流の会席料理!」
「地酒!」
ヤエの目がキラーンと煌めく! どうやらそれぞれの琴線に触れたらしい、俺はもうどうでも良くなってきていたが、女性陣が盛り上がってきたので夕飯の後片付けを始めた。ってか詳しいな茉希ちゃん、話はもう俺の知らないところまで言ってるぞ? そしてそれを崇めるかのような目で見て聞いている元女神達……どうしてこうなった? 食器を洗い米を研ぎ、悲しくなるほど小さいアパートの風呂を洗って湯を張る準備をする。
部屋に戻るとまだまだ女子トークが続いていた。テーブルの上に3人分の熱いお茶を置いておく、すると俺の足元にトチがやって来た。慰めてくれてるのだろうか? お礼に胡座の上でブラッシングしてやると満足そうにしている、今日はお前だけだよ……これじゃ旅行当日が……ってトチをどうする?
「おーい3人共! 盛り上がってる所に悪いけどトチどーするのさ?」
「大丈夫だよ師匠! 旅行は午後から翌日の午前には終わるんだよ?」
「ちゃんとトイレ砂と餌を私がやっておくわ!」
「本当に?」
「大丈夫! トチもつれていければなぁ……」
「無茶言わない様に……俺が」
そこまで口にして少し考え込んだが、駄目だな俺が行かないと多分破綻するな色々。許してくれよトチ……
そして日々が過ぎていき旅行当日になった。
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