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天界決戦編
Road to dawn 燃える街
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ヤエの職場を目指して走り出した、崩れた家屋に火事まで何件も発生してる。どうしてこうなった!? クソっ! さっきの跳躍が出来ない、何で! 走り続けるとヤエの働く店の方向に黒い煙が上がっている、不味い! 近付くにつれて燃え上がる炎が嫌でも目に入る。せめて誰も……被害者が居ないことを願い店の前まで辿り着くと、良かった全員外に避難してる! 少し離れた場所でヤエが高校生位の娘と座り込んでいた、だけど呼ばずにはいられなかった。
「ヤエ!」
「アナタ!?」
「良かった無事か? 怪我は……ってお前!」
改めてヤエの姿を見ると服の背中が開けている、女の子が泣きながらヤエの……火傷した背中を必死に冷やしていた。
「すみません! 私を庇ってヤエさんが!」
「コレぐらい平気よヒトミちゃん……くっぅ」
「無茶すんな救急車は!?」
「ミホさん……店長が何度も電話してくれてるんですけど」
「繋がるわけ無いか……ヒトミちゃんだっけ?」
「はい!」
「ヤエは俺が連れて行く、君も早く帰ったほうが良い」
「そうだねヒトミちゃんも早く家へ戻って!」
女性の声がした確かこの声は店長さんか?
「ヤエちゃんをお願い! 旦那さん! ほらヤエちゃんのバッグ!」
「ミホさん私……お店……」
「そんなのどうでも良い! 良いから早く病院へ連れってやって!」
「ヤエ! 店長さんの言うとおりだよ早く背中に乗れ!」
「うん……わかった……」
ヤエを背中におんぶすると、店長さんに一礼してその場を後にした。病院とは逆方向に向かって。
「無茶してくれて!」
「嫁入り前の女の子を傷物にできないでしょう! それよりもどうしてアパートの方に向かうの!?」
「少しだけ飛ばすから口を閉じてろ!」
「えっ?」
一言だけ呟く『跳躍』と……次の瞬間、言葉通り蒼い光を纏いアパートまで飛んでいた。
「ええぇ!?」
突然のことで驚くヤエを背負ったままアパートに着地すると、茉希ちゃん……いや社長がヤエに駆け寄ってくる。
「師匠! ヤエ!」
「茉希ちゃん! ヤエが背中に火傷した、何かあるだろう? あるよな!」
「うっうん有るけど……良いの?」
「今はもうそんな事はどうでもいい! あるんだな!」
「わかった、事務所!」
「ヒエ! 茉希ちゃん捕まれ! 飛ばすから!」
「ちょっと健! アンタ」
「口閉じてろ舌噛むぞ!」
コツは掴んだ今度は事務所へと4人で飛ぶと、茉希ちゃんが急かすように
「全員早く中に入って! ヤエはソファーに! ヒエも適当に座って!」
「痛むかヤエ?」
「うん……でもアナタ……」
「茉希ちゃんヤエを頼む、俺は街の様子を見て来る!」
「私も行く!」
ヒエが鋭い眼差しで俺を見つめてくる、コイツはこの市の女神だ使命感もあるのだろう。
「わかった!」
外に出ると彼方此方に煙が上がっている、何だこの抑えきれない衝動は? 目の前の惨状をどうにかしなければと心が急かす。
『どうにかしないと!』
「あぁ! 何ができるか分からないけどな!」
「「えっ?」」
「ヒエお前今……何か言ったか?」
「やっぱりアンタ!」
消防車と救急車のサイレンが街中を駆け巡る。
「取敢えず揺り返しが来るかもしれない、事務所の世話になろう」
「ちょっと話を!」
「良いから来い!」
ヒエの腕を掴むとアパートまで跳躍する。
「ひゃぁああ!」
悲鳴をあげるヒエをしっかり抱き締めたまま崩壊したアパートまで戻ってきた。1階はもう潰れている、建物の中を『視る』と大丈夫だ人は残っていない。住人は全員無事か……
「ちょっと……何時まで抱いてるのよ!」
「良いかヒエ? コレから荷物をまとめて事務所に一旦移り住む事にする」
「えっ?」
「多分だけど五泉市で1番安全だからな、さっさと崩れないうちにやるぞ」
「……」
「事情は後でちゃんと説明するから!」
「わかった……」
崩壊したアパートだが2階は少し斜めに崩れているだけだが、第二波三波が有ることも想定しないと……もうここには帰ってこれないな。慎重にアパートにヒエと入ると、着替えと貴重品を纏めてパッケージにする作業をヒエと急ぐが……地震の第二波がやって来ることを神気が感知する。ここまでか……クソっ! この第二波でアパートは完全に崩壊するだろう、俺たちの家が……
「健! こっちは終わったよ!」
「なら直ぐ出ろ! もう次が……」
さっきよりも大きな揺れに襲われる、先にヒエが飛び出すと俺を喰らうようにアパートが崩壊した。
「たっ健ぃいいッ!」
△ △ △
「社長が茉希ってどう言うことなの……」
ヤエがうつ伏せのまま聞いてきた、黙って仙薬を火傷した場所に塗る。仙薬は仄かに光りヤエの火傷痕を癒やしていく……
「師匠が帰ってきたら全部話す」
「本当に?」
「それにきっとここに避難してくるよ師匠は……ここは何処よりも安全で護られてるんだ……」
仙薬を塗り終えると、癒しの光は消え綺麗な背中に戻るのを確認すると
「ほらっ! もう大丈夫でしょ?」
「うん? あっ本当だ……でもどうして? こんな塗るだけで……」
アンタ達女神が残していった物だよ、まさか役に立つ事態が『本当』に起きるなんて……取敢えず替えのYシャツをヤエに渡すと。
「きっと師匠がヒエと荷物をまとめてやって来るだろうから、奥の部屋と二階を片付けるのを手伝って」
「そんなに安全なの? ここは」
そう……イザという時に何かがあれば女神の守護を獲られる様に出来ている、仕掛けた張本人が何を言っているのやら……
「そこら辺もね……」
さてと今頃もう一人の自分は大丈夫かな? そう思った瞬間、地震の第二波が街を襲った。
「ヤエ!」
「アナタ!?」
「良かった無事か? 怪我は……ってお前!」
改めてヤエの姿を見ると服の背中が開けている、女の子が泣きながらヤエの……火傷した背中を必死に冷やしていた。
「すみません! 私を庇ってヤエさんが!」
「コレぐらい平気よヒトミちゃん……くっぅ」
「無茶すんな救急車は!?」
「ミホさん……店長が何度も電話してくれてるんですけど」
「繋がるわけ無いか……ヒトミちゃんだっけ?」
「はい!」
「ヤエは俺が連れて行く、君も早く帰ったほうが良い」
「そうだねヒトミちゃんも早く家へ戻って!」
女性の声がした確かこの声は店長さんか?
「ヤエちゃんをお願い! 旦那さん! ほらヤエちゃんのバッグ!」
「ミホさん私……お店……」
「そんなのどうでも良い! 良いから早く病院へ連れってやって!」
「ヤエ! 店長さんの言うとおりだよ早く背中に乗れ!」
「うん……わかった……」
ヤエを背中におんぶすると、店長さんに一礼してその場を後にした。病院とは逆方向に向かって。
「無茶してくれて!」
「嫁入り前の女の子を傷物にできないでしょう! それよりもどうしてアパートの方に向かうの!?」
「少しだけ飛ばすから口を閉じてろ!」
「えっ?」
一言だけ呟く『跳躍』と……次の瞬間、言葉通り蒼い光を纏いアパートまで飛んでいた。
「ええぇ!?」
突然のことで驚くヤエを背負ったままアパートに着地すると、茉希ちゃん……いや社長がヤエに駆け寄ってくる。
「師匠! ヤエ!」
「茉希ちゃん! ヤエが背中に火傷した、何かあるだろう? あるよな!」
「うっうん有るけど……良いの?」
「今はもうそんな事はどうでもいい! あるんだな!」
「わかった、事務所!」
「ヒエ! 茉希ちゃん捕まれ! 飛ばすから!」
「ちょっと健! アンタ」
「口閉じてろ舌噛むぞ!」
コツは掴んだ今度は事務所へと4人で飛ぶと、茉希ちゃんが急かすように
「全員早く中に入って! ヤエはソファーに! ヒエも適当に座って!」
「痛むかヤエ?」
「うん……でもアナタ……」
「茉希ちゃんヤエを頼む、俺は街の様子を見て来る!」
「私も行く!」
ヒエが鋭い眼差しで俺を見つめてくる、コイツはこの市の女神だ使命感もあるのだろう。
「わかった!」
外に出ると彼方此方に煙が上がっている、何だこの抑えきれない衝動は? 目の前の惨状をどうにかしなければと心が急かす。
『どうにかしないと!』
「あぁ! 何ができるか分からないけどな!」
「「えっ?」」
「ヒエお前今……何か言ったか?」
「やっぱりアンタ!」
消防車と救急車のサイレンが街中を駆け巡る。
「取敢えず揺り返しが来るかもしれない、事務所の世話になろう」
「ちょっと話を!」
「良いから来い!」
ヒエの腕を掴むとアパートまで跳躍する。
「ひゃぁああ!」
悲鳴をあげるヒエをしっかり抱き締めたまま崩壊したアパートまで戻ってきた。1階はもう潰れている、建物の中を『視る』と大丈夫だ人は残っていない。住人は全員無事か……
「ちょっと……何時まで抱いてるのよ!」
「良いかヒエ? コレから荷物をまとめて事務所に一旦移り住む事にする」
「えっ?」
「多分だけど五泉市で1番安全だからな、さっさと崩れないうちにやるぞ」
「……」
「事情は後でちゃんと説明するから!」
「わかった……」
崩壊したアパートだが2階は少し斜めに崩れているだけだが、第二波三波が有ることも想定しないと……もうここには帰ってこれないな。慎重にアパートにヒエと入ると、着替えと貴重品を纏めてパッケージにする作業をヒエと急ぐが……地震の第二波がやって来ることを神気が感知する。ここまでか……クソっ! この第二波でアパートは完全に崩壊するだろう、俺たちの家が……
「健! こっちは終わったよ!」
「なら直ぐ出ろ! もう次が……」
さっきよりも大きな揺れに襲われる、先にヒエが飛び出すと俺を喰らうようにアパートが崩壊した。
「たっ健ぃいいッ!」
△ △ △
「社長が茉希ってどう言うことなの……」
ヤエがうつ伏せのまま聞いてきた、黙って仙薬を火傷した場所に塗る。仙薬は仄かに光りヤエの火傷痕を癒やしていく……
「師匠が帰ってきたら全部話す」
「本当に?」
「それにきっとここに避難してくるよ師匠は……ここは何処よりも安全で護られてるんだ……」
仙薬を塗り終えると、癒しの光は消え綺麗な背中に戻るのを確認すると
「ほらっ! もう大丈夫でしょ?」
「うん? あっ本当だ……でもどうして? こんな塗るだけで……」
アンタ達女神が残していった物だよ、まさか役に立つ事態が『本当』に起きるなんて……取敢えず替えのYシャツをヤエに渡すと。
「きっと師匠がヒエと荷物をまとめてやって来るだろうから、奥の部屋と二階を片付けるのを手伝って」
「そんなに安全なの? ここは」
そう……イザという時に何かがあれば女神の守護を獲られる様に出来ている、仕掛けた張本人が何を言っているのやら……
「そこら辺もね……」
さてと今頃もう一人の自分は大丈夫かな? そう思った瞬間、地震の第二波が街を襲った。
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