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天界決戦編
Road to dawn 懺悔の塔
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師匠……ヤガミタケシと別れてノエと懺悔の塔を目指して走り出す。走り続けると報われない魂達が襲い掛かってきた。斬り捨てながらノエに問う。
「何でコイツ等に戦わせて神様ってのは引き籠もってんのさ!」
「神代の時代以降、天界で大きな戦いはなかったと聞いてます」
「何千年以上も続いた平和ボケって事かい?」
「かもしれません……」
走り続けると懺悔の塔に着いたが……入り口がないじゃん! 駄目じゃん!
「ちょっとどうすんのさノエ! 入り口が見当たらないよ!?」
ノエが空を見上げる、もうとっくに日も暮れて月が出てきた。
「月光の指し示す先です!」
良く塔の外壁を見ると、月光に照らされて影になっている部分が有る!
「そこぉっ!!」
神三角槍を振り下ろすと外壁が消滅した。どうやら幻覚の類か、ノエが居てくれて良かった!
「サンキュノエ!」
「まだここからです! 茉希さん!」
外から見たところ10階程だろうか、塔の中を慎重に進む……途中5階で落とし穴に落ちて3階迄戻されたが何とか、9階まで登ってきた。見渡す限りこのフロア鏡張りだ、面倒くさい! 槍を振りかぶると。
「ぶっ壊れろ!」
「駄目です!」
もう遅かった、放った神気が鏡から跳ね返ってフロアを荒れ狂う様に駆け巡る。その数は次第に増えていく……ヤバっ! その場で伏せてどうにかやり過ごすが……
「ごめんノエどうしよう?」
「茉希さんの神気が強力過ぎます!! これじゃ正しい道順が……」
「まぁアタシ使徒だしヒエとヤエの……ってヤバいどんどん増えてくる!」
とうとう伏せているだけでは躱しきれない様になっていた。起き上がるとひたすら避け続けるが……鏡の迷路だ、そこかしこにぶつかる。
「あ~もう趣味悪すぎ!」
ふと駆け巡る神気が、鏡に吸い込まれると少し経ってから出ている部分を見つけた。あそこだけ何かが変だ。
「ノエ! これから彼処の鏡に飛び込むよ!」
「お任せします!」
ノエを抱えて鏡に飛び込むと空気が変わった、これは外に出た?
「良くここまで来ましたね茉希……」
聞き覚えのある声だ……ノエを降ろすと下がっているように告げる。
「あ~そうだよ、来てやったよ!」
槍を声の主に向ける、月明かりに照らされてハヤデが立っていた。背中に魔法陣を浮かばせて……
「殺り合うしかないのかなぁ? アタシ等、上手くやっていけてたと思ってたんだが?」
「もう……もう……全てがどうでも良い! 消滅なさい! 茉希!」
「やなこったね!」
ハヤデの魔法陣から雷が迸るが何てことはない、こんなの躱せる! はずだった……横っ腹にハヤデの杖が刺さる。吹っ飛んで体制を立て直す!
「いってぇ! なんてことすんだ!」
「こうやって攻撃する事も出来るという事です」
「えっ!?」
一瞬で間合いを詰められ顔面を杖で殴られる、ガードも間に合わない! 何だこれ! 一方的に攻撃されてるのなら神気を防御に回して……よく見るんだ、どう攻撃してるハヤデは? 四方を魔法陣にいつの間にか囲まれてる。
「ヤッバ!」
飛んで脱出すると、妙な事に気が付くノエが……そんなに離れてない? さっき置いてから……まさか……まさか! ハヤデにさとられぬよう何とか防御しつつ、少しでも移動をする。もしアタシの考えが正しければ……あの場所まで行けば……随分とやられたもんだ、くっそ! 改めて槍を構える、ハヤデが目の前に立ち塞がり見下した目でアタシを見ている。
「本当にどうしちまったのさ? こっち側だと思ってたんだけど?」
「私は……私の……気持ちが貴方達に理解出来るはずが!」
「そうかい……ちゃんと話し合えば解決することもあるよ?」
もう少しだ……
「うるさいウルサイ! 誰も彼もが私の心を搔き乱す! 貴方達に出会わなければよかった! こんなに……」
激昂したハヤデの後ろから神気の波動がハヤデを何発も襲うと同時に突撃して槍で胸を深く穿く致命傷だろう……
「ゲハっ……!」
「悪いね……アタシの勝ちだ」
槍を抜き去るとノエがやって来た、何やらハヤデと会話しているようだが。
「茉希にしてやられましたか……」
「運が良かっただけだよ」
ノエがハヤデから何かを吸収していくと次第に声が弱くなっていく。
「いつ気付いたのですか……」
「アンタは良く時間を止めてアタシ等の前に現れたからね、後は運と……まぁノエのおかげさ……」
「時間を止めて攻撃していることはジャンプした時に、ノエが降ろした場所からさほど動いていなかったから気が付いた。後は不意をつければそれで良かった」
「それで鏡の間と繋がる鏡の前に私を……」
「アレだけの神気の波動が鏡の間で反射して消えてまた戻って来るってことは、撃ち返してたのが居るってね」
「時間を止めすぎたね……波動が戻って来るまで、だから振り向かれたらアウトだったけどね、ごめんよ手加減出来なくて……」
「謝ることはありません、私の心が弱いせいで……ノエ……後を……」
「はい……今はゆっくりと休んで下さい」
ハヤデは消滅するかと思ったが横たわったままだ……少しだけホッとする、ハヤデ……アンタも人を愛した事があるんじゃないのか? 少しだけ祈った。
そしてタケシの声が聞こえた
「何でコイツ等に戦わせて神様ってのは引き籠もってんのさ!」
「神代の時代以降、天界で大きな戦いはなかったと聞いてます」
「何千年以上も続いた平和ボケって事かい?」
「かもしれません……」
走り続けると懺悔の塔に着いたが……入り口がないじゃん! 駄目じゃん!
「ちょっとどうすんのさノエ! 入り口が見当たらないよ!?」
ノエが空を見上げる、もうとっくに日も暮れて月が出てきた。
「月光の指し示す先です!」
良く塔の外壁を見ると、月光に照らされて影になっている部分が有る!
「そこぉっ!!」
神三角槍を振り下ろすと外壁が消滅した。どうやら幻覚の類か、ノエが居てくれて良かった!
「サンキュノエ!」
「まだここからです! 茉希さん!」
外から見たところ10階程だろうか、塔の中を慎重に進む……途中5階で落とし穴に落ちて3階迄戻されたが何とか、9階まで登ってきた。見渡す限りこのフロア鏡張りだ、面倒くさい! 槍を振りかぶると。
「ぶっ壊れろ!」
「駄目です!」
もう遅かった、放った神気が鏡から跳ね返ってフロアを荒れ狂う様に駆け巡る。その数は次第に増えていく……ヤバっ! その場で伏せてどうにかやり過ごすが……
「ごめんノエどうしよう?」
「茉希さんの神気が強力過ぎます!! これじゃ正しい道順が……」
「まぁアタシ使徒だしヒエとヤエの……ってヤバいどんどん増えてくる!」
とうとう伏せているだけでは躱しきれない様になっていた。起き上がるとひたすら避け続けるが……鏡の迷路だ、そこかしこにぶつかる。
「あ~もう趣味悪すぎ!」
ふと駆け巡る神気が、鏡に吸い込まれると少し経ってから出ている部分を見つけた。あそこだけ何かが変だ。
「ノエ! これから彼処の鏡に飛び込むよ!」
「お任せします!」
ノエを抱えて鏡に飛び込むと空気が変わった、これは外に出た?
「良くここまで来ましたね茉希……」
聞き覚えのある声だ……ノエを降ろすと下がっているように告げる。
「あ~そうだよ、来てやったよ!」
槍を声の主に向ける、月明かりに照らされてハヤデが立っていた。背中に魔法陣を浮かばせて……
「殺り合うしかないのかなぁ? アタシ等、上手くやっていけてたと思ってたんだが?」
「もう……もう……全てがどうでも良い! 消滅なさい! 茉希!」
「やなこったね!」
ハヤデの魔法陣から雷が迸るが何てことはない、こんなの躱せる! はずだった……横っ腹にハヤデの杖が刺さる。吹っ飛んで体制を立て直す!
「いってぇ! なんてことすんだ!」
「こうやって攻撃する事も出来るという事です」
「えっ!?」
一瞬で間合いを詰められ顔面を杖で殴られる、ガードも間に合わない! 何だこれ! 一方的に攻撃されてるのなら神気を防御に回して……よく見るんだ、どう攻撃してるハヤデは? 四方を魔法陣にいつの間にか囲まれてる。
「ヤッバ!」
飛んで脱出すると、妙な事に気が付くノエが……そんなに離れてない? さっき置いてから……まさか……まさか! ハヤデにさとられぬよう何とか防御しつつ、少しでも移動をする。もしアタシの考えが正しければ……あの場所まで行けば……随分とやられたもんだ、くっそ! 改めて槍を構える、ハヤデが目の前に立ち塞がり見下した目でアタシを見ている。
「本当にどうしちまったのさ? こっち側だと思ってたんだけど?」
「私は……私の……気持ちが貴方達に理解出来るはずが!」
「そうかい……ちゃんと話し合えば解決することもあるよ?」
もう少しだ……
「うるさいウルサイ! 誰も彼もが私の心を搔き乱す! 貴方達に出会わなければよかった! こんなに……」
激昂したハヤデの後ろから神気の波動がハヤデを何発も襲うと同時に突撃して槍で胸を深く穿く致命傷だろう……
「ゲハっ……!」
「悪いね……アタシの勝ちだ」
槍を抜き去るとノエがやって来た、何やらハヤデと会話しているようだが。
「茉希にしてやられましたか……」
「運が良かっただけだよ」
ノエがハヤデから何かを吸収していくと次第に声が弱くなっていく。
「いつ気付いたのですか……」
「アンタは良く時間を止めてアタシ等の前に現れたからね、後は運と……まぁノエのおかげさ……」
「時間を止めて攻撃していることはジャンプした時に、ノエが降ろした場所からさほど動いていなかったから気が付いた。後は不意をつければそれで良かった」
「それで鏡の間と繋がる鏡の前に私を……」
「アレだけの神気の波動が鏡の間で反射して消えてまた戻って来るってことは、撃ち返してたのが居るってね」
「時間を止めすぎたね……波動が戻って来るまで、だから振り向かれたらアウトだったけどね、ごめんよ手加減出来なくて……」
「謝ることはありません、私の心が弱いせいで……ノエ……後を……」
「はい……今はゆっくりと休んで下さい」
ハヤデは消滅するかと思ったが横たわったままだ……少しだけホッとする、ハヤデ……アンタも人を愛した事があるんじゃないのか? 少しだけ祈った。
そしてタケシの声が聞こえた
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