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~後日談・番外編~
とある女の独白ー4.5ー
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ラヴァンシー夫人を受け入れる為に慌ただしくなった屋敷の中でディアナはナハトの背を小走りで追いかけていた。
撒き散らされている空気が重い。
まるで自分も戦場について行くと決めたときみたいだ。
「ナハト!!」
「……」
「なに怒ってんだよ!あたしだって察しのいい女じゃないのは分かってんだろ!?」
その言葉にピタリと足をとめたナハトは拳をぎゅっと握りしめて静かな声で囁いた。
「……るな。頼むから、そんな考えを理解するな。
俺がいなくなれば、お前も死ぬだなんて、冗談でも言うな」
そんなことを言われるとは思っていなかったディアナは目を瞬いて自分に背を向けたままのナハトを抱きしめた。
これだから、放っておけない。
これだから、離れられない。
だけどディアナにだって言い分はある。
「……アンタにはわかんねぇよ。結局いつだってアンタは置いていく側だからな」
「お前だって分からねぇよ。置いて逝くことでしか守る術を知らねぇ男(俺たち)の気持ちなんてな」
「あぁ、分かりたくもねぇな。
そんなモン分かっちまったらあたしはもうアンタを追いかけられない」
ディアナは笑いを噛み殺しながらコツンとナハトの背中に額を預けて目を閉じる。
あたしはずっとずっとあんたを追いかけてきたんだ。
あんたはあたしのものなんだから、おとなしくあたしに愛されてろよ。
「……どうやら俺はとんでもない女を嫁にもらったみたいだな」
全く、女っつーのは怖い生き物だ。
か弱く庇護欲を煽る姿をしていながらその実、男なんかよりずっと強かで逞しい。
「なぁ、逃がしてもらえるなんて思うなよ。
あたしは絶対に置いて行かれてやんねぇぜ?」
「言ってろ。バカ」
この男前過ぎる女は、一体、どこでそんな強さを身につけたのだろうか。
背中にへばりついたディアナを引っぺがして正面から抱きしめたナハトは小さく息を吐いてそっと囁いた。
「お前こそ離してもらえると思うなよ」
腕の中のディアナが目を瞬かせたあとニッと笑ったのを確認してナハトは小さな笑みを作って見せた。
撒き散らされている空気が重い。
まるで自分も戦場について行くと決めたときみたいだ。
「ナハト!!」
「……」
「なに怒ってんだよ!あたしだって察しのいい女じゃないのは分かってんだろ!?」
その言葉にピタリと足をとめたナハトは拳をぎゅっと握りしめて静かな声で囁いた。
「……るな。頼むから、そんな考えを理解するな。
俺がいなくなれば、お前も死ぬだなんて、冗談でも言うな」
そんなことを言われるとは思っていなかったディアナは目を瞬いて自分に背を向けたままのナハトを抱きしめた。
これだから、放っておけない。
これだから、離れられない。
だけどディアナにだって言い分はある。
「……アンタにはわかんねぇよ。結局いつだってアンタは置いていく側だからな」
「お前だって分からねぇよ。置いて逝くことでしか守る術を知らねぇ男(俺たち)の気持ちなんてな」
「あぁ、分かりたくもねぇな。
そんなモン分かっちまったらあたしはもうアンタを追いかけられない」
ディアナは笑いを噛み殺しながらコツンとナハトの背中に額を預けて目を閉じる。
あたしはずっとずっとあんたを追いかけてきたんだ。
あんたはあたしのものなんだから、おとなしくあたしに愛されてろよ。
「……どうやら俺はとんでもない女を嫁にもらったみたいだな」
全く、女っつーのは怖い生き物だ。
か弱く庇護欲を煽る姿をしていながらその実、男なんかよりずっと強かで逞しい。
「なぁ、逃がしてもらえるなんて思うなよ。
あたしは絶対に置いて行かれてやんねぇぜ?」
「言ってろ。バカ」
この男前過ぎる女は、一体、どこでそんな強さを身につけたのだろうか。
背中にへばりついたディアナを引っぺがして正面から抱きしめたナハトは小さく息を吐いてそっと囁いた。
「お前こそ離してもらえると思うなよ」
腕の中のディアナが目を瞬かせたあとニッと笑ったのを確認してナハトは小さな笑みを作って見せた。
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