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第1章~平和な日常が戻ってきました~
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リヒトはノクトに渡された面倒ごととモヤモヤを抱えながら真っ直ぐにジオの部屋に向かった。
ジオを面倒ごとの中にしっかりと巻き込んで久しぶりにニナにココアでも淹れてもらおう。
その後少しだけいつものようにくだらない話をして、子ども部屋の双子とステラの様子を覗いてから自分もさっさと寝てしまおう。
あぁ、でも一番初めにジオが絶叫しないように釘をさしておかないといけないかなぁ。
絶対驚くし、驚いたらジオは叫ぶし、もう夜だから迷惑だもんね。
ていうかニナに沈められるよりは俺が釘をさす方がジオにとっても俺の目にとっても優しい気がするし。
ちょっぴり酷いことを思いながらリヒトはジオの部屋をノックした。
「俺だけど、まだ起きて」
「リヒト様!お待ちしていました!!」
リヒトの声を遮るように扉を開けたニナは助かった!と言わんばかりにリヒトを迎え入れた。
そのあまりに大げさな様子にリヒトはなんとなく嫌な予感がして1歩下がった。
確かな重りを感じながら。
「だから言ったでしょ?」
「兄さんは俺たちのとこより先にココに来るって」
ひしっとリヒトに抱きつきながらそうのたまう双子はどことなく誇らしそうだ。
リヒトは満面の笑みでぎゅうぎゅう抱きついてくる双子に呆れた顔をする。
「セイラもアルバもまだ起きてたの?」
「「だって、」」
寝る前の時間は数少ないリヒトと一緒にいられる時間のひとつだ。
その貴重な時間をノクトに奪われて大人しく納得する双子ではない。
「仕事の話が終わったら俺も行くから部屋に戻りなよ。
ステラは部屋で寝てるんだろう?」
「ステラもここに居るぞ」
「にぃしゃま、」
眠い目をこすりながらふらふら歩いてくるステラにリヒトは驚く。
「……ステラまで起きてたの?」
「らって、おやしゅみなしゃい、ゆってないれす」
なんとも健気で可愛らしい理由にリヒトは怒るに怒れずに困り顔でジオとニナを見る。
ジオは愛娘にひたすらデレデレしてるし、ニナは遠い目でもう好きにしてくれと今にも匙を投げそうだ。というか投げた。
「言っても聞かないなら好きにさせるしかないじゃないですか」
ふぅと溜息を吐いたニナはさっくりと救世主に小さな悪魔たちを押し付ける。
「ちょ、ニナ!?」
「眠くなったら寝ますよ。
男がふたりもいるんだからチビちゃんたちくらい運べます。
大丈夫」
ちっとも大丈夫じゃない気がするのは俺だけ?
というかさりげなく俺とジオに運ぶ役目押し付けたよね!?
3人いるんだから1人くらい運んでくれたっていい気がするんだけど。
だって、ステラはニナの娘なわけだし。
「それよりお前の用事ってなんだったんだ?」
どことなく釈然としないリヒトに微苦笑を浮かべたジオがようやく尋ねる。
遅いよ。と思いながらも自分にぎゅうぎゅう抱きついたまま半分夢の世界に旅立っている双子を見た。
「……先に寝かしに行くか」
「うん。寝かせてくるからこれ読んでおいて。
なにが書いてあっても叫ばないでね。
あとジオに拒否権ないから」
しっかりと釘をさしてからリヒトはいつの間にか夢の世界に旅立っていたステラを抱え、今にも眠りそうな双子を引き連れて子ども部屋に向かった。
『叫ぶな』『拒否権なし』という不穏な単語に「……読まなきゃダメか?」というジオの情けない言葉を背中越しに聞きながら。
ジオを面倒ごとの中にしっかりと巻き込んで久しぶりにニナにココアでも淹れてもらおう。
その後少しだけいつものようにくだらない話をして、子ども部屋の双子とステラの様子を覗いてから自分もさっさと寝てしまおう。
あぁ、でも一番初めにジオが絶叫しないように釘をさしておかないといけないかなぁ。
絶対驚くし、驚いたらジオは叫ぶし、もう夜だから迷惑だもんね。
ていうかニナに沈められるよりは俺が釘をさす方がジオにとっても俺の目にとっても優しい気がするし。
ちょっぴり酷いことを思いながらリヒトはジオの部屋をノックした。
「俺だけど、まだ起きて」
「リヒト様!お待ちしていました!!」
リヒトの声を遮るように扉を開けたニナは助かった!と言わんばかりにリヒトを迎え入れた。
そのあまりに大げさな様子にリヒトはなんとなく嫌な予感がして1歩下がった。
確かな重りを感じながら。
「だから言ったでしょ?」
「兄さんは俺たちのとこより先にココに来るって」
ひしっとリヒトに抱きつきながらそうのたまう双子はどことなく誇らしそうだ。
リヒトは満面の笑みでぎゅうぎゅう抱きついてくる双子に呆れた顔をする。
「セイラもアルバもまだ起きてたの?」
「「だって、」」
寝る前の時間は数少ないリヒトと一緒にいられる時間のひとつだ。
その貴重な時間をノクトに奪われて大人しく納得する双子ではない。
「仕事の話が終わったら俺も行くから部屋に戻りなよ。
ステラは部屋で寝てるんだろう?」
「ステラもここに居るぞ」
「にぃしゃま、」
眠い目をこすりながらふらふら歩いてくるステラにリヒトは驚く。
「……ステラまで起きてたの?」
「らって、おやしゅみなしゃい、ゆってないれす」
なんとも健気で可愛らしい理由にリヒトは怒るに怒れずに困り顔でジオとニナを見る。
ジオは愛娘にひたすらデレデレしてるし、ニナは遠い目でもう好きにしてくれと今にも匙を投げそうだ。というか投げた。
「言っても聞かないなら好きにさせるしかないじゃないですか」
ふぅと溜息を吐いたニナはさっくりと救世主に小さな悪魔たちを押し付ける。
「ちょ、ニナ!?」
「眠くなったら寝ますよ。
男がふたりもいるんだからチビちゃんたちくらい運べます。
大丈夫」
ちっとも大丈夫じゃない気がするのは俺だけ?
というかさりげなく俺とジオに運ぶ役目押し付けたよね!?
3人いるんだから1人くらい運んでくれたっていい気がするんだけど。
だって、ステラはニナの娘なわけだし。
「それよりお前の用事ってなんだったんだ?」
どことなく釈然としないリヒトに微苦笑を浮かべたジオがようやく尋ねる。
遅いよ。と思いながらも自分にぎゅうぎゅう抱きついたまま半分夢の世界に旅立っている双子を見た。
「……先に寝かしに行くか」
「うん。寝かせてくるからこれ読んでおいて。
なにが書いてあっても叫ばないでね。
あとジオに拒否権ないから」
しっかりと釘をさしてからリヒトはいつの間にか夢の世界に旅立っていたステラを抱え、今にも眠りそうな双子を引き連れて子ども部屋に向かった。
『叫ぶな』『拒否権なし』という不穏な単語に「……読まなきゃダメか?」というジオの情けない言葉を背中越しに聞きながら。
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