1 / 12
1話 異世界転生とスキル《AI》
しおりを挟む
俺、新田真司。16歳は、学校帰りに死にました。
ぼーっとしていたので、赤信号だとは気づかず車にひかれました。死ぬときは、あっけないものだ。
まだやりたいことがたくさんあったのだが、仕方ない。天国に行けるといいな。別に未練はない。
さようなら、地球。また会おう。
▼▼▼
なぜだ?! 俺は死んだはずだ。なのに目を開けられる。手も動く。足も動く。
どういうこっちゃ! 誰か教えてくれーーーーーーー!!
『はい。マスターは、転生しました』
ん? なんだ今の声? 誰かいるのか? けど、周りは見渡す限り森。ひたすら森だ。人っ子一人いない。
『ええと・・・・。あなたは誰ですか?』
『マスタ―の固有スキル《AI》です』
うわっ! しゃべった。透き通るような女性の声だ。心で念じたらかえってきたよ。なんかすごいな・・・・。
っていうか、固有スキルってめちゃくちゃ異世界じゃん。まあ、転生したって言ってたし。
俺のスキルが言うんなら間違いないだろう。でも異世界かーー。
はっきり言うと、俺は異世界転生なんて非現実的なことを馬鹿馬鹿しいと思っていた。
そんなことがあるはずないと。でも、異世界系のラノベを読むのは好きだった。そんな俺が転生してしまうとは。皮肉だな。
う~~ん。これからどうするべきか。とりあえず状況を整理しよう。
まず、ここは異世界。そして森。俺には《AI》という固有スキルがあるということ。持ち金はゼロ。あるのは・・・教科書、筆箱、水筒くらいか。服装は制服。
魔法とかはないのかな? 《AI》は十分すごいが、少し頼りない。
『え・・と。魔法とかは、持ってないんですか?』
心の中で念じてみる。
『はい。マスターは無属性魔法《製造クリエイト》を所有しています』
おおっ! 魔法も持ってた。正直ないと思っていた。《AI》なんていう立派なスキルを持っていてかつ、魔法も持っているなんて。
製造か~~。うん。俺にぴったりだな。元々プラモデルとか物を作るのは好きだった。
けど、何が作れるんだ。ふと、疑問に思ったので聞いてみる。
『《製造》では何が作れるんですか?』
『はい。材料さえあれば、何でも作れます』
何でも作れるのか。でもやっぱ材料ないとダメなのね。無の状態から作り出すのはできないと。
なら、さっそく何か作ってみるか。なにを作るか。
思案すること、数十分。
よし、決めた。拳銃を作ろう。ここが異世界であるならば、まず間違いなく魔物がいる。
ラノベで読んでいたから分かる。今必要なのは武器だ。
魔法で攻撃できれば、良かったんだけどあいにく、俺の魔法に攻撃能力は皆無だ。
剣とかでもいいんだけど、やっぱり飛び道具だろう。銃に勝てる武器なんてない。
けど拳銃なんてどうやって作るのかって。
フッフッフッ、それについては問題ない。 俺のスキル《AI》が作り方を教えてくれた。なんて便利なんだ!
後は、材料だけど・・・・。水筒とか、シャーペンで作れないかな?
『HEY! 材料は、水筒とかでもできるか?』
ついつい、HEY! SIRIみたいな感じで聞いてしまった。
『はい。問題ありません。ですが、弾丸の作成は不可能です。材料が足りません』
うわ、まじか~。弾丸がなかったら意味ないじゃないか! 何とかしてください。
『はい。では岩石で補ってみてはどうでしょう?』
おおおお! その手があったか。幸いにもここは森なので岩石なんていくらでも手に入る。
俺はすぐに、無属性魔法《製造》を発動させて、水筒やシャーペンなどの金属類を集める。
今回、作るのは自動式オートマチック拳銃だ。ただ、火薬がないので今回はエアガンのような空気圧で弾丸を発射する仕様だ。完成形のイメージは、コルト社のダブル・イーグルだ。
回転式リボルバーのコルトパイソン357マグナムが良かったが、効率重視だ。
ちなみに、コルトパイソン357マグナムは、俺の大好きな漫画〇I〇Y 〇U〇TE〇の主人公の愛銃だ。
無事、生き残れたら作ってみよう。拳銃の図面については、もちろん《人工知能》だ。
いや~ほんと、すごいね!
《製造》は、魔法が勝手に作ってくれるわけではなく、自分の手で作るのだ。頭に図面と完成形をイメージしてるとできる。
拳銃自体は、30分くらいでできた。後は弾丸だ。適当な岩を見繕ってきて砕く。それを《製造》で弾丸の形にして終了。弾倉に弾を込める。水筒とシャーペンがごっそりと全て消えた。
《製造》も相当すごいな・・・。こんなん無敵じゃん。
待てよ・・・・。これ、拳銃が効かなかったら俺終わりじゃん。一瞬で魔物の餌になっちゃうよ。
それはごめんだ。せっかく手に入れた第二の人生を謳歌するんだ。
準備もできたことだし、行くか! 運が良ければ人に出会えるかもしれないし。魔物が来たら、蜂の巣にしてやる。
そう意気込み、俺は右も左も分からない森を歩き始めた――。
ぼーっとしていたので、赤信号だとは気づかず車にひかれました。死ぬときは、あっけないものだ。
まだやりたいことがたくさんあったのだが、仕方ない。天国に行けるといいな。別に未練はない。
さようなら、地球。また会おう。
▼▼▼
なぜだ?! 俺は死んだはずだ。なのに目を開けられる。手も動く。足も動く。
どういうこっちゃ! 誰か教えてくれーーーーーーー!!
『はい。マスターは、転生しました』
ん? なんだ今の声? 誰かいるのか? けど、周りは見渡す限り森。ひたすら森だ。人っ子一人いない。
『ええと・・・・。あなたは誰ですか?』
『マスタ―の固有スキル《AI》です』
うわっ! しゃべった。透き通るような女性の声だ。心で念じたらかえってきたよ。なんかすごいな・・・・。
っていうか、固有スキルってめちゃくちゃ異世界じゃん。まあ、転生したって言ってたし。
俺のスキルが言うんなら間違いないだろう。でも異世界かーー。
はっきり言うと、俺は異世界転生なんて非現実的なことを馬鹿馬鹿しいと思っていた。
そんなことがあるはずないと。でも、異世界系のラノベを読むのは好きだった。そんな俺が転生してしまうとは。皮肉だな。
う~~ん。これからどうするべきか。とりあえず状況を整理しよう。
まず、ここは異世界。そして森。俺には《AI》という固有スキルがあるということ。持ち金はゼロ。あるのは・・・教科書、筆箱、水筒くらいか。服装は制服。
魔法とかはないのかな? 《AI》は十分すごいが、少し頼りない。
『え・・と。魔法とかは、持ってないんですか?』
心の中で念じてみる。
『はい。マスターは無属性魔法《製造クリエイト》を所有しています』
おおっ! 魔法も持ってた。正直ないと思っていた。《AI》なんていう立派なスキルを持っていてかつ、魔法も持っているなんて。
製造か~~。うん。俺にぴったりだな。元々プラモデルとか物を作るのは好きだった。
けど、何が作れるんだ。ふと、疑問に思ったので聞いてみる。
『《製造》では何が作れるんですか?』
『はい。材料さえあれば、何でも作れます』
何でも作れるのか。でもやっぱ材料ないとダメなのね。無の状態から作り出すのはできないと。
なら、さっそく何か作ってみるか。なにを作るか。
思案すること、数十分。
よし、決めた。拳銃を作ろう。ここが異世界であるならば、まず間違いなく魔物がいる。
ラノベで読んでいたから分かる。今必要なのは武器だ。
魔法で攻撃できれば、良かったんだけどあいにく、俺の魔法に攻撃能力は皆無だ。
剣とかでもいいんだけど、やっぱり飛び道具だろう。銃に勝てる武器なんてない。
けど拳銃なんてどうやって作るのかって。
フッフッフッ、それについては問題ない。 俺のスキル《AI》が作り方を教えてくれた。なんて便利なんだ!
後は、材料だけど・・・・。水筒とか、シャーペンで作れないかな?
『HEY! 材料は、水筒とかでもできるか?』
ついつい、HEY! SIRIみたいな感じで聞いてしまった。
『はい。問題ありません。ですが、弾丸の作成は不可能です。材料が足りません』
うわ、まじか~。弾丸がなかったら意味ないじゃないか! 何とかしてください。
『はい。では岩石で補ってみてはどうでしょう?』
おおおお! その手があったか。幸いにもここは森なので岩石なんていくらでも手に入る。
俺はすぐに、無属性魔法《製造》を発動させて、水筒やシャーペンなどの金属類を集める。
今回、作るのは自動式オートマチック拳銃だ。ただ、火薬がないので今回はエアガンのような空気圧で弾丸を発射する仕様だ。完成形のイメージは、コルト社のダブル・イーグルだ。
回転式リボルバーのコルトパイソン357マグナムが良かったが、効率重視だ。
ちなみに、コルトパイソン357マグナムは、俺の大好きな漫画〇I〇Y 〇U〇TE〇の主人公の愛銃だ。
無事、生き残れたら作ってみよう。拳銃の図面については、もちろん《人工知能》だ。
いや~ほんと、すごいね!
《製造》は、魔法が勝手に作ってくれるわけではなく、自分の手で作るのだ。頭に図面と完成形をイメージしてるとできる。
拳銃自体は、30分くらいでできた。後は弾丸だ。適当な岩を見繕ってきて砕く。それを《製造》で弾丸の形にして終了。弾倉に弾を込める。水筒とシャーペンがごっそりと全て消えた。
《製造》も相当すごいな・・・。こんなん無敵じゃん。
待てよ・・・・。これ、拳銃が効かなかったら俺終わりじゃん。一瞬で魔物の餌になっちゃうよ。
それはごめんだ。せっかく手に入れた第二の人生を謳歌するんだ。
準備もできたことだし、行くか! 運が良ければ人に出会えるかもしれないし。魔物が来たら、蜂の巣にしてやる。
そう意気込み、俺は右も左も分からない森を歩き始めた――。
0
あなたにおすすめの小説
地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~
かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。
そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。
しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!
命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。
そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。
――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
社畜の異世界再出発
U65
ファンタジー
社畜、気づけば異世界の赤ちゃんでした――!?
ブラック企業に心身を削られ、人生リタイアした社畜が目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界。
前世では死ぬほど働いた。今度は、笑って生きたい。
けれどこの世界、穏やかに生きるには……ちょっと強くなる必要があるらしい。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる