女王陛下、誤解です〜ヤリチン王子が一穴主義になったのはアタシのせいじゃありません!!〜

アムロナオ

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【135】翌朝① 〜両思い〜

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「ワァオ!!素敵な眺め」

「サニー、おふざけはいいから。それより身体、綺麗にしてくれたのね。ありがとう」

「どういたしまして。俺がやりすぎちゃったせいだからネ。当たり前ダヨ」

「確かに……ってのんきに話してる場合じゃないわ!服、服!!」

「ここに!」

ダニエルはナイトウェアをひっ掴み、袖を通した。


「はぁ……」

盛大にため息をつく。


「実家でこそこそパンツはく羽目になるなんて……やっぱり二回くらいで終わらせておけばよかった。失神するまでやっちゃうなんて、どうかして……んッ」

愚痴を制止するように、サニーはダニエルの口を自らの唇で塞いだ。



驚き目を見開くと、青紫の瞳とかち合う。

絡み合う視線は一瞬で昨夜の甘い雰囲気へと変わり、色に例えるならピンクに染まった。


ダニエルは胸をドキドキさせながら、サニーの顔に手を添え唇を吸い返す。

曖昧だった二人の関係は、昨夜、一歩前進した。


サニーは「愛してる」と囁き、ダニエルも「愛してる」と言葉にした。

好意をリップサービスで口にする事はあったが、心からの想いを口にしたのは初めて。

いわゆる両思い、正式に恋人になった朝なのだ!


ダニエルは幸せを噛み締めた。

素直に愛情を伝えられる、受け取れるのって、なんて嬉しくて楽しいんだろう!!



「……ディディ、この三日間が勝負になる」

サニーはキスの合間に囁く。


ロンド教やつらは医師に診断されるのを嫌がるだろう。だから数日以内に必ず動くはずだ」

「医師は大丈夫?診断されたくないのなら、医師が領内に入るのを阻止してくるかも」


「その可能性も考慮して、三日後、領内にくる軍医には精鋭部隊をつけている。手荒な真似をしたら、即逮捕できるから心配無用だよ。それよりも今一番危険なのは、男爵とポーラ君だ。ポーラ君にはカイルがついてるけど、男爵には誰もついてないから……」

「私が父上に張り付けばいいのね」

「頼むよ」


「母上とキキが心配だわ」

「お二人にはエドをつける……けど……」

「母上が嫌がるかもね」

ワトソン少尉は素敵な人なのに、母上も見る目がない。


「その時はサニーが二人を守ってあげて。お願い」

「俺としてはディディを守りたいんだけどネ」

「大丈夫!心配しないで、サニー。私も腕には覚えがあるのよ……んんっ、っ、っ……、ん」



サニーが舌を絡み合わせてきたので、ダニエルはされるがまま身を委ねた。

舌先を絡み合わせ、口内にあふれてきた互いの唾液を飲み込む。


ずっとキスしていたいが、止まらなくなりそうで、ダニエルは唇を離した。

唇を繋いでいた銀の糸が途切れ、名残惜しさと愛しさが込み上げてきてダニエルはサニーを見上げる。


サニーは唾液を優しく拭い、切なげに目を細めた。

そして「そんな目でみないでくれ。キミを離せなくなる」と呟く。


彼も同じ気持ちだと思うと、胸の切なさが甘酸っぱく疼いた。

「行こ!朝食におくれちゃう」

ダニエルはサニーの手を引いて、隣室へ向かった。
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