魔王に惚れられた私はどうなるの!?

佐波るね

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散歩してたら人が倒れてました。

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「よーし、今日も買い物がてら散歩して帰ろうかな~」

私はティア、昔はお母さんと2人で住んでたんだけど少し前にお母さんが亡くなって今は一人暮らしです


「お!ティアちゃん、今日は新鮮な野菜が手に入ったんだよ~」

この人はリンドおじさん、私が住む街でいつも美味しい野菜を売ってる人

「リンドおじさん、こんにちは!ほんとにいい色の野菜ですね~

じゃあ、トマトとほうれん草とじゃがいも下さい!」

「まいど!」

町の人はみんないい人だしすごく過ごしやすい

「あ、そうだ隣町に出た魔獣の話聞いたか?」

「魔獣??」

「そうそう、また結界を破って入ってきてしまったみたいでねえ、幸い怪我人は居なかったみたいだけど、ティアちゃん結界近いだろ?だから気をつけてね」

「そうなんですね、、ちょっと怖いです。でも教えてくれてありがとうございます!」



魔獣か~、結界近いから気をつけないとな、一応魔獣避けを出しとくか。
あ、あとは明日のご飯も作り置きして、焚き火用の木も切って、あとはーーー、





ん?......何あれ、、人?

「あ、あの、大丈夫ですか?」

「.................はらへっ、、、た、、」

「お腹空いてるんですか?」

「し、にそう、」

ど、どうしよう、とりあえずお腹すいてそうだから何か食べ物、


その場で私はたべものをもっていなかったので結局家まで連れてきてしまった



「.....美味い、これも全部美味い」

「よ、良かったです」

「あそこで貴方に助けられていなかったら今頃俺はどうなっていたのやら、
ほんとに感謝しかない。」

「いえいえ!良かったです、それにだいぶ弱ってたみたいだし」

「ああ、手足も動かせないほどに弱っていた」

「あの、この町では見ない方ですが別の場所から来られたんですか?」

「まあ、そうなる」

「そうなんですね、どの辺から来られたんですか?隣町とか?」

「.....いや、トイフェルの中心都市からだ」

「ん、、、??トイフェル?」

「そうだ」

「トイフェルって、あの悪魔の国の、?」

「そうだな。今は悪魔しか住んでいない」

「..................え!!!!なんでこの国に居るんですか!?」

「魔獣が破った結界を修復していたら、計算違いで力を使いすぎた。
それで倒れたらあそこに居た」

私の作ったご飯をもぐもぐ口に沢山含ませながら冷静に話す素振りが私をさらに混乱させる

「じゃあ、あなたは悪魔って事ですか?」

「そうだ」

...私はとんでもない人を拾ってしまったみたいだ、、

「心配するな、危害を加える気はさらさらない」

「は、はい、、」

「そうだ、まだ名を聞いていなかった。
俺の名はユリス・トイフェル」

「私はティア・リースです、」

「まあ、これも何かの縁だろう。仲良くしよう。」

な、仲良くしよう??なんでこの人こんなに冷静なの?

「あの、この国にいても大丈夫なんですか?」

「..バレたら混乱と恐怖を与えるだろうな」

「いや、なんでそんな冷静なんですか!」

思わずツッコミしてしまった....

「すまん、俺も国に帰らないといけないんだが、力を蓄えないと結界を通れないんだ」

「な、なるほど」

「そこで、ティアに1つ頼みがあるんだが」

「..なんでしょう?」

「俺を力が蓄えるまで匿ってくれないか?もちろん、俺が国に帰った後お礼の品はティアが望むだけ用意しよう。」

「え?」

それってこの家にいるってことだよね、?......ええ!!!!!だ、だめだよ
だってこの人は悪魔であって、、

でも悪い人ではなさそう、?
いやいや、、

「だめか?」

うう、そんなうるうるな目で言われてたら、、、

「断れないじゃん、」

「そうか、恩に着る」

「あ、ちが!今のは誤解です!
そのー、えーっと」

「?」

こてんと首を横に曲げた彼が何だか可愛らしく見えてしまって

「も、もういいです分かりました」

「そうか?じゃあ改めてよろしくなティア」

「うぅ、はい」


少し口角をあげて笑う彼が恐ろしいほど美しいことに気づいた。

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