いつも隣に君がいて

sunflower

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気持ちだけが覚えてる

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目の前が真っ暗である…。

気がつくと私は病院のベッドの上にいた。どうやら私は、大型トラックと接触して気を失っていたらしい。ベッドの隣には病院の先生と泣いている女性がいた。女性は私の方へ近づいてきて

「幸…無事良かった…。」

と手を握った。私はその女性が誰だか分からなかった。

「あなたは…誰…ですか?」

そう言うと女性は驚いた顔をした。

「先生…。もしかしてこの子は…。」

「ええ。事故の前の記憶をなくしているのかもしれません。」

女性は私の母だった。
どうやら私はトラックと接触した時に頭を強打し、事故前の記憶をなくしているようだ。自分の家族のことさえも。

母の後ろに私と同じくらいの男の子が2人と女の子が1人いた。もちろん誰だかはわからないけど…。

「幸…。」

その人たちに名前を呼ばれると少しだけ懐かしいようなあったかい気持ちになった。

後から母から聞いた事だけど、その人たちは私と同じ学校に通っていて私と仲の良い大事な友達らしい。

私、本当に何もかも忘れちゃったんだ…。
でも、あのあったかい気持ち…。私の気持ちはきっと覚えているんだなと思った。
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