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受け入れがたいんですけど
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身体が動かないままだがそのおかげで色々と知ることができた。全知全能が結構万能でメアリーが言ってくれたことを必ず理解できるのが大きい。
とりあえず身体を動かすには電力値が足りないらしい。
《今はどのくらい電力値がある?》
『必要な電力値の10%程度でしょうか。詳しくはステータスで確認する事ができます。確認なさいますか?』
《する事もないし確認してみるよ》
『かしこまりました』
スキル画面が切り替わりステータス画面に切り替わった。そこまで難しい訳ではなさそうだ。
ステータス
名前 篝真也(かがりしんや)
年齢 33歳
性別 男性(女性化も可能)
状態 疲労・電力不足
レベル 1
取得経験値 0
魔力値 3000/3300
電力値 300/3300
という感じになっていた。
状態はものすごく最悪だがまあ何とかなるだろうと思った。
『身体を動かすには最低でも3000は電力値が必要だと思われます。現在の電力値は魔力値から削りだして作ったものです。』
《魔力値と電力値の違いってなに?》
『魔力値はこの世界における体力です。電力値は篝様だけのモノで電力値を消費して色々なことをすることができます。主に全知全能で理解し電力値を消費して何でもすることができます。』
《なるほど~なんでもできるようにはなってるんだ言ったとおりに、でも何で身体が動かないんだ?》
『状態・疲労の為だと思われます。疲労のため普段よりも多くの電力を消費してしまい回復が追いついていません。前世の働き過ぎが原因です。』
元社畜だっただけに思い当たる節だらけで笑いすらおきてくる。増え続けた書類の整理、会議の資料作成、営業、様々な仕事を任されていただけに積み重なってしまったのだ。
『後は考えられるのはレベルと年齢の差です。この世界では必ずなにかしらの職業についており、日々作業・訓練・モンスター討伐する事でレベルがあがっていきます。なので無職でレベル1、33歳ということはありえないのです。そのためレベル不足により処理が追いついていない可能性があります。』
《まじか。どうしたら体が動くようになるかな》
『年齢にあった姿に変われば動けるかもしれません。私が篝様の改造をするので良ければ実行しますがどうなさいますか?』
《動けるんならやってもらおうかな!》
やっと動ける。そう思ったら前世での色々な経験が走馬燈のように頭のなかで駆け巡った。
《本当に大変だったからなーまあこれからは第2の人生はのんびり暮らしていけるようにがんばるかな》
『おまかせください。万全のサポートをさせていただきます。』
そう言うとメアリーはにこやかに微笑んだ。
最高の笑顔で迎え入れてくれる仲間もいる。
これから俺の人生が始まるんだ。
『では改造を実行させていただきます。よろしいですか?』
《お願いします!》
そう言うと宙に浮いていた画面が消え、一時的に五感がシャットダウンされた。
しばらくして再起動中の文字が目の前に映っている。
『篝様、改造の方は大成功しました』
《おお、ありがとな!これで動けるよ!》
しかしなぜだか身体が持ち上がらない。起きあがろうとしても動かないのだ。電力不足か?と思いステータスをみるが、電力値は3000/3300になっている。何で動かないんだ・・・
『改造後の姿をご覧になりますか?』
《あ、お願いします》
自信たっぷりのメアリーがどうでしょう!と言わんばかりの顔で進めてきたのでみてみることにした。
再び画面が現れて、画面には第3者視点であろう姿が映し出された。その姿はまさしく赤ちゃんであった。
『とても可愛いとおもいます!』
きらきらと目を輝かせながら、そう言うメアリー。
動けないのも当たり前だよな。だって赤ん坊なんだから!
《その姿しかなかったの・・・?》
端から見たらバブバブ言ってるに違いない。ただメアリーは聞き取れているみたいだった。
『レベル1となりますと・・・生まれてから1年ぐらいになるようです』
《どのみち動けねーのか》
ほんとの意味で第2の人生が始まった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆様、よいお年を
とりあえず身体を動かすには電力値が足りないらしい。
《今はどのくらい電力値がある?》
『必要な電力値の10%程度でしょうか。詳しくはステータスで確認する事ができます。確認なさいますか?』
《する事もないし確認してみるよ》
『かしこまりました』
スキル画面が切り替わりステータス画面に切り替わった。そこまで難しい訳ではなさそうだ。
ステータス
名前 篝真也(かがりしんや)
年齢 33歳
性別 男性(女性化も可能)
状態 疲労・電力不足
レベル 1
取得経験値 0
魔力値 3000/3300
電力値 300/3300
という感じになっていた。
状態はものすごく最悪だがまあ何とかなるだろうと思った。
『身体を動かすには最低でも3000は電力値が必要だと思われます。現在の電力値は魔力値から削りだして作ったものです。』
《魔力値と電力値の違いってなに?》
『魔力値はこの世界における体力です。電力値は篝様だけのモノで電力値を消費して色々なことをすることができます。主に全知全能で理解し電力値を消費して何でもすることができます。』
《なるほど~なんでもできるようにはなってるんだ言ったとおりに、でも何で身体が動かないんだ?》
『状態・疲労の為だと思われます。疲労のため普段よりも多くの電力を消費してしまい回復が追いついていません。前世の働き過ぎが原因です。』
元社畜だっただけに思い当たる節だらけで笑いすらおきてくる。増え続けた書類の整理、会議の資料作成、営業、様々な仕事を任されていただけに積み重なってしまったのだ。
『後は考えられるのはレベルと年齢の差です。この世界では必ずなにかしらの職業についており、日々作業・訓練・モンスター討伐する事でレベルがあがっていきます。なので無職でレベル1、33歳ということはありえないのです。そのためレベル不足により処理が追いついていない可能性があります。』
《まじか。どうしたら体が動くようになるかな》
『年齢にあった姿に変われば動けるかもしれません。私が篝様の改造をするので良ければ実行しますがどうなさいますか?』
《動けるんならやってもらおうかな!》
やっと動ける。そう思ったら前世での色々な経験が走馬燈のように頭のなかで駆け巡った。
《本当に大変だったからなーまあこれからは第2の人生はのんびり暮らしていけるようにがんばるかな》
『おまかせください。万全のサポートをさせていただきます。』
そう言うとメアリーはにこやかに微笑んだ。
最高の笑顔で迎え入れてくれる仲間もいる。
これから俺の人生が始まるんだ。
『では改造を実行させていただきます。よろしいですか?』
《お願いします!》
そう言うと宙に浮いていた画面が消え、一時的に五感がシャットダウンされた。
しばらくして再起動中の文字が目の前に映っている。
『篝様、改造の方は大成功しました』
《おお、ありがとな!これで動けるよ!》
しかしなぜだか身体が持ち上がらない。起きあがろうとしても動かないのだ。電力不足か?と思いステータスをみるが、電力値は3000/3300になっている。何で動かないんだ・・・
『改造後の姿をご覧になりますか?』
《あ、お願いします》
自信たっぷりのメアリーがどうでしょう!と言わんばかりの顔で進めてきたのでみてみることにした。
再び画面が現れて、画面には第3者視点であろう姿が映し出された。その姿はまさしく赤ちゃんであった。
『とても可愛いとおもいます!』
きらきらと目を輝かせながら、そう言うメアリー。
動けないのも当たり前だよな。だって赤ん坊なんだから!
《その姿しかなかったの・・・?》
端から見たらバブバブ言ってるに違いない。ただメアリーは聞き取れているみたいだった。
『レベル1となりますと・・・生まれてから1年ぐらいになるようです』
《どのみち動けねーのか》
ほんとの意味で第2の人生が始まった
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皆様、よいお年を
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