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イイ感じだろうがやり直すよ?

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「HAY!ヨロシークデース」



「あ~、やっぱポケ○ンが進化すると可愛くなくなる的な進化…」



 みんな洋ピンは好きかな?僕は苦手かもしれません。



「ハイダークエルフ↑ニ、進化シマシータヨ」



 ジャパニーズアニメの中に、一人だけ劇画の海外アニメ…つーかアマゾネスタッチだし、顔メッチャ濃いし、カ○ウ姉妹より濃いじねぇーか、なんか片言だし声太いし、絶対に喘ぎ声オーイエスかフ○ックだな…これは無し…今までより段違いに能力の高いが、求めていた能力が段違いに下がったとしか思えん。



「あっ、わかりました。」



 もういいことにして、二人の決着を待つことにした。



 こちらが終わったことを確認したからか、二人は地上に降りてきた。



「英断ですロコック様、空中戦はイタズラに俺の有効範囲を広げるだけ」



「完全にコッチを下に見ているなんて、ずいぶんと良いご身分だこと…」



 双剣を両手を広げるような構えで立つ御剣、ロコックは片手を地面に着くほど低く構え、自分の周囲に渦を描く様にチェーンを展開している。



 御剣は動く気はないように見え、ロコックは突撃の隙を伺っているようだった。



「狂夜…オーラスと行こうか?」



「そうですね闘いのEXIT…」



 言い終わるより先に、ロコックの鉄球が御剣めがけて飛んできた。



「見えた!!」



 一気に突っ込む御剣の前に、チェーンの波が幾重にも立ちはだかる。それを上空に飛んで躱し、空間に見えない足場を作り出し、天井に踏ん張るかのように身を かがめる。



「 虚空こくう蹴りがある以上、防御は円ではなく球!!」



 渦巻くチェーンの中心に飛び込んだ。



「闘気法縮地…」



 つぶやきと同時に中心からロコックの姿が消えた。



「今のは闘気法…過去に何度か想定はしていたが…」



 渦巻くチェーンの外に、ロコックが立っていた。逆に中心に降り立った御剣は、ゆっくりと振り向いた。



「もう、EXITは見えたのです。この程度では…」



 その目は憂いを含んでいた。しかし、チェーンの渦の中心、御剣の足元では、罠が、魔法陣が構築されており、完全に御剣を捉えていた。



「では、程度を測れないほどのことをするとしよう。」



 魔法陣が強い光を放つと、チェーンが浮かびあがった。うねるチェーンが、御剣の周囲、上下左右に地中すらも取り囲んでいる。



「終わりだ」



 上空から、半径10メートルの鉄球が降ってきて、御剣を取り囲むチェーンごと全体を押しつぶした。



「…ん?…」



 なっなんだ、声が出ない?いや、出し方がわからない?体も動かないというか…感触が消えた?



「EXITですロコック様…」



 足元に何かが倒れ、後ろから御剣の声が聞こえるが振り向けない。



「黎明の書でガードしていたしても、わずかな隙間から、かすり傷程度は付けられる。」



 足元に倒れてのは、首の無いからだ?



「そして、わずかでも刃が届けば、その切っ先から闘気を放って両断できる。」



 そうか、あの体は私ので、首は今、御剣の切っ先に乗っているのか…しくじったな…



「痛みや苦しみがないようにしてあります。」



 そう言った頃には、もうロコックの意識は無くなっていた。



 大事か大事ではないかは、自分でも定かではないが、その首を地面に落とすことはできなかった。



 ゆっくりと剣を引き、しっかりとそっと抱える。



 目は閉じられており、御剣の魔法の影響で、まだ肌は艶を保っており、その唇にも生気すら感じる潤いがあった。



「う~ん、やっぱなしだな…」



 遠くからその様子を眺めるオークたんは、自分の中のある感情に気付いた。



「おい斬人刀」



「なんでヤンス旦那」



 くっ、口調が姿に引きずられて、男っぽくなってる。



「クロエル」



「ハーイ、マスター」



 何だろう僕のヒー○ーアカ○ミアに、J○J○のキャラがいる?いやもっと酷いな、エッ?板垣先生リボンで連載始めたの?みたい違和感がある。



「二人には、今の姿は最高か?」



 二人は顔を見合わせ。



『サイコーデース』



 いや、絶対ダメでしょ……一応もう一度だけ。



「……最高ですか?」



『サイコーデース!!』



 よし死のう。



「おーいマリア、聖なるナイフの出番だよ~」



 マリアは、御剣とロコックの方を見て、何やら不安げな顔をしている。



「おいマリア、やり直すぞ、いつもの通り、聖なるナイフれ」



「……アレは大丈夫なの?」



「大丈夫だろうやり直すし、俺は、クロエもそうだが、ロコックが死ぬのが、納得できないらしい。」



「………美人だから?」



「違うな、違わないけど違うな」



「どっちだよ!」



 マリアは、言うが早いか聖なるナイフを突き立てた。



「ギャアアア~~!!せめて心臓一突きにしろやぁァ?!!」



「どっちなの?」



「それはタイムリープの後でぇぇぇぇ!!」



 マリアは聖なるナイフに、全力で魔力を込め、オークたんを丸焼きにした。
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