元悪役令嬢は何でも屋になる。

葉叶

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X-01 その後

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「次は情報部門よ
此処では依頼の整理や依頼内容の情報が確かか
依頼場所の安全性等を調べたりしてるわ。
因みに此処の情報を外部に漏れないようにしてくれてるのも彼等よ。」

「凄い…」

ワタワタ動く情報部門を見て目をキラキラさせるジルニア。

「あれ?ボスが続けて来るなんて珍しいですね」

ちょっと髪の毛がボサボサだから徹夜なのかしら?

「そうかしら?
あ、エンヴィー、彼はジルニア。新人君よ。
ジルニア、彼女はエンヴィー。情報部門で1番偉い人よ」

エンヴィーの髪型を直しながらエンヴィーを紹介した。
エンヴィーの髪の毛モコモコしてて触り心地いいのよね。
めったに触らせてくれないけど……

「ボスまた連れ帰ってきたの?
その内魔物まで可愛そうだったからとか言ってお持ち帰りしそうでエンヴィーはちょっと怖い」

ジトーっと見られて反論できなかった

「さ、流石に誰彼構わず拾ってはいないわ!
それにジルニアの事はクリスも気に入ってたのよ!」

「クリスさんが……それなら安全そう。
だけど、念の為検査はする。
おい、新人。検査するからついてこい」

不安そうに私を見るジルニアの頭を撫でて

「大丈夫よ。怖い事はないわ」

ニコッと笑うと恐る恐るエンヴィーの後をついていった

待ってる間情報部門のお手伝いをしたり
エルと魔法で遊んだりと暇潰しをしていた。

「ボス検査終わったよ
能力は詳細にはわからなかったけど
コントロールは不完全。
後は前入ってきたやつと一緒で身体ができてない。
他は問題ないよ」

「わかったわ。
コントロールが出来るまでは私とエルの側に置くわ。
ありがとうエンヴィー」

「…褒めてもエンヴィーからは何も出ないよ」

エンヴィーは照れ臭そうにそっぽを向いて仕事に戻って行った

「さぁ、次の場所へ行きましょうか。」




それから武器部門や医療部門と一応一通り案内をした。
医療部門は実験体にされそうだったのでそそくさと逃げてきたけど…

「さて、これで最後かしらね?
うちはこの部門の人が一番多いわ
だから練習する場所もいくつか用意してるわ。」

扉を開けて中に入ると丁度訓練中だったようだ

「ボス!!珍しい!!ボスに会えてオレ今日幸せ!!
!!??エルさんまで居る!!オレ、明日…死んじゃう?」

尻尾をブンブン振りながら
私とエルの周りをくるくる回る

「カイは死なないわ。
カイ、新人のジルニアよ。
ジルニア、カイよ。カイは戦闘部門を纏めてるの。」

「オレ纏め役より、ボス達の側、居たいっ」

悲しげに眉を下げるカイ。
狼の獣人のカイは感情がすぐに耳と尻尾に反映されて正直可愛い
もふもふしたくなる。
エルも触りたくて仕方なさそう

「カイ程の適任者私達知らないわ?
クリスからカイの頑張りちゃんと聞いてるわよ。
そろそろ新人歓迎会もするからその時は私達と一緒に食べましょ?」

「うんっ!オレ、頑張る!
ボス達見てく!?オレ、頑張るよ!」

ブンブン尻尾を振りキラキラした目でこちらを見るカイ

「んー、カイ、久しぶりに僕が相手をしてあげようか?」

「!?ホント!?やる!絶対やる!!」

エルがやるなんて珍しい…
…それよりそのうさぎ耳のついた着ぐるみパジャマでやるつもりかしら?

「お前達見ててもいいけど、為にはならないと思うぞ?」

周りに居たメンバーが訓練の手を止めエル達の近くに集まり始めた。

「エルさんって…強いんですか?」

あぁ、そういえばジルニアは見たことがなかったかしら?

「エルはDiabloで1番……いや世界で一番強いわ。
見た目は可愛い少年だけどね。
まぁ…見てればわかるわ」

ニッコリ笑ってわたしはエルの方へと視線を戻した。




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