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完結後 番外編 元人質姫と忘れんぼ王の結婚式
5. 式当日。コルビー、孫との対面
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このよく晴れた日。
ボナールの大神殿にて、国王シャーロット陛下とランバラルド国王ライリー陛下の結婚式が執り行われる。
今日は朝から青空が広がり、とても気持ちの良い日だった。
大神殿の控え室には、真っ白くレースとフリルをふんだんに使われたウエディングドレスを見に纏ったシャーロットがいた。
新婦の控え室に入れるのは、両親と世話をする侍女のみ。
新郎であるライリーさえも、式の前にシャーロットに会うことは許されなかった。
ライリーは不満に思いながらも、新郎の控え室でボナールの大臣や、興味があって来ている国内外の来賓に挨拶をするのでおおわらわだった。
シャーロットの側には、拭っても拭っても溢れ出てくる涙を抑えきれない、マリーとジュディの母娘がいた。
「もお、マリーもジュディも。そんなに泣かなくてもいいのに」
髪も綺麗に結い上げ、七色の宝石が輝くティアラをつけたシャーロットは、本当に美しかった。
シャーロットに声を掛けられ、顔を上げてその姿を見ると、塔の上で寂しそうにしていた幼子が、幸せになったことに喜びを覚え、ふたりの目からは止めどなく感動の涙が溢れてくる。
「だって、ひめ、さま。あんなにお小さくて、このマリーの手を、握りしめていらした姫、さまが、こんなに大きく、お美しくなら、れて。エレノア様にも、お見せ、したかったと」
マリーはしゃくり上げてしまって、言葉を紡ぐのも難しそうだ。
ジュディの方はと言うと、同じような様子である。
「ひめ、さま。このジュディを、姉のように、慕ってくだ、さり、自分が、お辛い時も、わたしには笑顔を、向けてくださっ、て」
おーいおいおい。
感極まって、大泣きをする2人であった。
そこまで喜んでくれている嬉しさと、いつまでも泣いている2人に呆れてしまう気持ちとで、シャーロットはクスクスと笑顔を浮かべた。
コンコン。
ノックの音がして、コルビーが部屋に現れた。
マリーとジュディは、シャーロットの両隣に控える。
「シャーロット、支度は終わったのか」
コーディの姿衣服で来ているものの、叔父であり父であるコルビーとしてシャーロットに話しかける。
「はい、叔父様。支度は終わっておりますが、一つ叔父様にお聞きしたいことがありまして……」
コーディはマリーとジュディの鋭い視線に、近くには寄らなかったが、ドアの前から少しシャーロットの方に歩み寄った。
「なんだ?」
「実は、指輪のことなのですが、どんなに心を込めてお祈りをしても、指輪にはうっすらと虹色がつくだけで、お母様のしていた指輪のように、はっきりとした七色がつかないんです。叔父様はお父様とお母様の結婚式もご覧になったのでしょう? その時はいかがでしたか?」
シャーロットの問いにコーディは目尻を下げる。
「悪いが、わしは隠れていなければならなかったので、直近には見ていないんだ。でも気にすることはない。2人の気持ちが結び合っていれば、いずれ指輪にも認められるだろう」
「そういうものですか……」
「あまりこの姿でここには居られん。あとは神殿内で見守っているから、しっかりやるんだぞ。兄貴も空の上から見ているだろうからな」
「……はい。叔父様」
シャーロットは幸せそうな笑みを浮かべた。
そう。きっと、お父様も空の上からお母様と一緒に見ていてくれると、そう思って。
コルビーが新婦の控え室を出ると、神殿内をキョロキョロしているセリーヌに会った。
「お父様……」
セリーヌはしばらく父コルビーには会っていなかったため、久しぶりの対面となった。
コルビーから送られた手紙で、身分を隠して王宮内で働いていたのは知っていたのだが、実際に目にしたことはなかったのだ。
驚き目を見開くセリーヌの腕の中には、1歳になろうかという男の子がおり、左手には3歳の女の子が手を繋いでよちよちと歩いていた。
セリーヌは子ども達を支える手を離さず、腰を折るだけでコルビーに礼をする。
「お父様、お久しぶりでございます。城で行われる夜会にもご出席なさらないので、お顔を見ることもなく、時間ばかりが過ぎて不義理をしてしまい、大変申し訳ございません」
「いや、わしの方こそ、様子も見てやることもできず、申し訳ないことをした。後ろ盾のない輿入れは、さぞかし肩身の狭かったことだろう」
セリーヌは首を振る。
かつて、胸を開けたドレスを着て、男達の視線を集めていた美姫は、今では慎ましやかな深い紺色のドレスに身を包み、母の顔をしていた。
「いいえ、お父様。あの川の側の屋敷から逃げ出した時は、何が何やらこの世の全てが恐ろしく思えて、ユニシア侯爵の屋敷が近いことを思い出し、慌てて駆け込みました。独り身でいらした侯爵様は、すぐにわたくしと婚姻を結び、2人の子宝に恵まれました」
セリーヌはしゃがみ、左手にしがみ付いている小さな女の子の耳元に顔を寄せ、「あなたのおじいさまよ」とささやいた。
女の子は大きな目をくりくりとさせて、コルビーを見つめる。
「おじーしゃま?」
コルビーは、話には聞いていたが孫に会うのは初めてだった。
セリーヌと同じブロンドの髪にエメラルドの瞳をキラキラさせてコルビーをじっと見つめていた。
コルビーはしゃがんで、女の子と目線を合わせる。
「あぁ。おじいさまだよ」
女の子は照れて、セリーヌのドレスの後ろに隠れてしまった。
セリーヌの後ろからそっと顔を出し、頬を赤く染めてにっこりと笑った。
コルビーは立ち上がるとセリーヌに近付き、抱いている男の子の顔も見た。
「2人ともお前によく似ているな」
「ええ。旦那様に似なくて、ほんとに良かったと思っていますのよ」
セリーヌはコロコロと笑った。
「シャーロットに会いに来たんだろう? 中に入ったらどうだ」
「……お母様も亡くなって、女手がなく、困っているならと様子を見に来たのですが、マリー達がよくやっているようなので、わたくしは不要かと帰るところでしたの」
セリーヌは、デリラが強制労働所に入れられていることを知らない。
川の水を盗んで売ったことで、ライリー達に捕まった後、病気で死んだと思っているのだ。
コルビーは、母親の手がなく子どもを産んだセリーヌこそ、大変だったのではないかと心が痛んだ。
「子ども達はお前が見ているのか? 乳母はどうした」
「わたくしはわたくしの手でこの子達を育てたいんですの。わたくし自身、お母様は乳を与えず、乳母が全て世話をしてくれましたわ。シャーロットもそうでしょう? マリーがシャーロットのことは全てやっていたはずよ。でも、わたくし本当は、子どもの頃はお母様ともっとお会いしたかったの。お客様が来る時だけ、手を繋いで庭園を散歩するだけではなく、もっと一緒に過ごしたかった。この子を産んだと時に思ったの。わたくしは、この子の手を離さずに、わたくしの手で育てようと」
セリーヌは、輿入れの時から普通ではなかった。
転がり込むように侯爵家に入り、屋敷の一室に閉じ込められて誰にも会わぬうちに婚姻を結んだのだ。
公に姿を現せるようになったのは、長女を産んでからだった。
頼れる者もいない中、自分のお腹を痛めて産んだ我が子は、セリーヌの心の支えでもあった。
手の内の者に調べさせ、大まかな事を知っていたコルビーは、セリーヌの心の内を思い、顔を歪ませた。
「……セリーヌ、今は幸せか?」
思わぬ父からの問いに、セリーヌはキョトンとした後、満面の笑みを浮かべた。
「愛する子どもが2人いて、歳は上だけど可愛い旦那様に愛されてわたくしは幸せよ。旦那様は、最初はなんて酷い人かと思いましたが、段々とお話しするうちに心を通わせることができましたし。最近ではわたくしの方が強いんですの。もう絶対に寝室におもちゃは持ち込ませませんわ!」
おいおい。
父親に娘のベッド事情を聞かせるなよと思いつつ、コルビーは苦笑する。
「おかあしゃま? おとうしゃまが、おもちゃであしょぶのですか?」
手を繋いでいる幼子がセリーヌに問いかける。
「お父様におもちゃを強請ってごらんなさい。きっと慌てるから」
セリーヌは悪戯っ子の笑みを浮かべる。
コルビーはそれを見て、心配していたセリーヌも幸せなのだと安心した。
「では、わたくしはこれで。お父様も近いうちに侯爵家に遊びにいらしてくださいませ」
「なんだ。ここまできたのに本当にシャーロットに会わないのか?」
「困っていることがないのならば、わたくしなど顔を出さない方が良いのです。わたくしはシャーロットに酷いことをたくさん致しましたもの。いつか……そうですわね、シャーロットも母になった頃、かつての行いを詫びたいとは思いますが」
「……そうか」
セリーヌは娘の手を引いた。
「もうお父様のところに行きましょうね」
「はい。おかあしゃま」
くるりと2人はコルビーに背を向けた。
少し歩き出したところで、女の子がコルビーを振り返る。
「おじーしゃま、またおあいできまちゅの?」
恥ずかしそうに首を傾げる孫娘に、コルビーは笑みを溢す。
「ああ。また会えるよ。今度は、おじいさまがちゃんとしたおもちゃを持って、会いに行くよ」
孫娘は、嬉しそうに笑って祖父であるコルビーに手を振った。
ボナールの大神殿にて、国王シャーロット陛下とランバラルド国王ライリー陛下の結婚式が執り行われる。
今日は朝から青空が広がり、とても気持ちの良い日だった。
大神殿の控え室には、真っ白くレースとフリルをふんだんに使われたウエディングドレスを見に纏ったシャーロットがいた。
新婦の控え室に入れるのは、両親と世話をする侍女のみ。
新郎であるライリーさえも、式の前にシャーロットに会うことは許されなかった。
ライリーは不満に思いながらも、新郎の控え室でボナールの大臣や、興味があって来ている国内外の来賓に挨拶をするのでおおわらわだった。
シャーロットの側には、拭っても拭っても溢れ出てくる涙を抑えきれない、マリーとジュディの母娘がいた。
「もお、マリーもジュディも。そんなに泣かなくてもいいのに」
髪も綺麗に結い上げ、七色の宝石が輝くティアラをつけたシャーロットは、本当に美しかった。
シャーロットに声を掛けられ、顔を上げてその姿を見ると、塔の上で寂しそうにしていた幼子が、幸せになったことに喜びを覚え、ふたりの目からは止めどなく感動の涙が溢れてくる。
「だって、ひめ、さま。あんなにお小さくて、このマリーの手を、握りしめていらした姫、さまが、こんなに大きく、お美しくなら、れて。エレノア様にも、お見せ、したかったと」
マリーはしゃくり上げてしまって、言葉を紡ぐのも難しそうだ。
ジュディの方はと言うと、同じような様子である。
「ひめ、さま。このジュディを、姉のように、慕ってくだ、さり、自分が、お辛い時も、わたしには笑顔を、向けてくださっ、て」
おーいおいおい。
感極まって、大泣きをする2人であった。
そこまで喜んでくれている嬉しさと、いつまでも泣いている2人に呆れてしまう気持ちとで、シャーロットはクスクスと笑顔を浮かべた。
コンコン。
ノックの音がして、コルビーが部屋に現れた。
マリーとジュディは、シャーロットの両隣に控える。
「シャーロット、支度は終わったのか」
コーディの姿衣服で来ているものの、叔父であり父であるコルビーとしてシャーロットに話しかける。
「はい、叔父様。支度は終わっておりますが、一つ叔父様にお聞きしたいことがありまして……」
コーディはマリーとジュディの鋭い視線に、近くには寄らなかったが、ドアの前から少しシャーロットの方に歩み寄った。
「なんだ?」
「実は、指輪のことなのですが、どんなに心を込めてお祈りをしても、指輪にはうっすらと虹色がつくだけで、お母様のしていた指輪のように、はっきりとした七色がつかないんです。叔父様はお父様とお母様の結婚式もご覧になったのでしょう? その時はいかがでしたか?」
シャーロットの問いにコーディは目尻を下げる。
「悪いが、わしは隠れていなければならなかったので、直近には見ていないんだ。でも気にすることはない。2人の気持ちが結び合っていれば、いずれ指輪にも認められるだろう」
「そういうものですか……」
「あまりこの姿でここには居られん。あとは神殿内で見守っているから、しっかりやるんだぞ。兄貴も空の上から見ているだろうからな」
「……はい。叔父様」
シャーロットは幸せそうな笑みを浮かべた。
そう。きっと、お父様も空の上からお母様と一緒に見ていてくれると、そう思って。
コルビーが新婦の控え室を出ると、神殿内をキョロキョロしているセリーヌに会った。
「お父様……」
セリーヌはしばらく父コルビーには会っていなかったため、久しぶりの対面となった。
コルビーから送られた手紙で、身分を隠して王宮内で働いていたのは知っていたのだが、実際に目にしたことはなかったのだ。
驚き目を見開くセリーヌの腕の中には、1歳になろうかという男の子がおり、左手には3歳の女の子が手を繋いでよちよちと歩いていた。
セリーヌは子ども達を支える手を離さず、腰を折るだけでコルビーに礼をする。
「お父様、お久しぶりでございます。城で行われる夜会にもご出席なさらないので、お顔を見ることもなく、時間ばかりが過ぎて不義理をしてしまい、大変申し訳ございません」
「いや、わしの方こそ、様子も見てやることもできず、申し訳ないことをした。後ろ盾のない輿入れは、さぞかし肩身の狭かったことだろう」
セリーヌは首を振る。
かつて、胸を開けたドレスを着て、男達の視線を集めていた美姫は、今では慎ましやかな深い紺色のドレスに身を包み、母の顔をしていた。
「いいえ、お父様。あの川の側の屋敷から逃げ出した時は、何が何やらこの世の全てが恐ろしく思えて、ユニシア侯爵の屋敷が近いことを思い出し、慌てて駆け込みました。独り身でいらした侯爵様は、すぐにわたくしと婚姻を結び、2人の子宝に恵まれました」
セリーヌはしゃがみ、左手にしがみ付いている小さな女の子の耳元に顔を寄せ、「あなたのおじいさまよ」とささやいた。
女の子は大きな目をくりくりとさせて、コルビーを見つめる。
「おじーしゃま?」
コルビーは、話には聞いていたが孫に会うのは初めてだった。
セリーヌと同じブロンドの髪にエメラルドの瞳をキラキラさせてコルビーをじっと見つめていた。
コルビーはしゃがんで、女の子と目線を合わせる。
「あぁ。おじいさまだよ」
女の子は照れて、セリーヌのドレスの後ろに隠れてしまった。
セリーヌの後ろからそっと顔を出し、頬を赤く染めてにっこりと笑った。
コルビーは立ち上がるとセリーヌに近付き、抱いている男の子の顔も見た。
「2人ともお前によく似ているな」
「ええ。旦那様に似なくて、ほんとに良かったと思っていますのよ」
セリーヌはコロコロと笑った。
「シャーロットに会いに来たんだろう? 中に入ったらどうだ」
「……お母様も亡くなって、女手がなく、困っているならと様子を見に来たのですが、マリー達がよくやっているようなので、わたくしは不要かと帰るところでしたの」
セリーヌは、デリラが強制労働所に入れられていることを知らない。
川の水を盗んで売ったことで、ライリー達に捕まった後、病気で死んだと思っているのだ。
コルビーは、母親の手がなく子どもを産んだセリーヌこそ、大変だったのではないかと心が痛んだ。
「子ども達はお前が見ているのか? 乳母はどうした」
「わたくしはわたくしの手でこの子達を育てたいんですの。わたくし自身、お母様は乳を与えず、乳母が全て世話をしてくれましたわ。シャーロットもそうでしょう? マリーがシャーロットのことは全てやっていたはずよ。でも、わたくし本当は、子どもの頃はお母様ともっとお会いしたかったの。お客様が来る時だけ、手を繋いで庭園を散歩するだけではなく、もっと一緒に過ごしたかった。この子を産んだと時に思ったの。わたくしは、この子の手を離さずに、わたくしの手で育てようと」
セリーヌは、輿入れの時から普通ではなかった。
転がり込むように侯爵家に入り、屋敷の一室に閉じ込められて誰にも会わぬうちに婚姻を結んだのだ。
公に姿を現せるようになったのは、長女を産んでからだった。
頼れる者もいない中、自分のお腹を痛めて産んだ我が子は、セリーヌの心の支えでもあった。
手の内の者に調べさせ、大まかな事を知っていたコルビーは、セリーヌの心の内を思い、顔を歪ませた。
「……セリーヌ、今は幸せか?」
思わぬ父からの問いに、セリーヌはキョトンとした後、満面の笑みを浮かべた。
「愛する子どもが2人いて、歳は上だけど可愛い旦那様に愛されてわたくしは幸せよ。旦那様は、最初はなんて酷い人かと思いましたが、段々とお話しするうちに心を通わせることができましたし。最近ではわたくしの方が強いんですの。もう絶対に寝室におもちゃは持ち込ませませんわ!」
おいおい。
父親に娘のベッド事情を聞かせるなよと思いつつ、コルビーは苦笑する。
「おかあしゃま? おとうしゃまが、おもちゃであしょぶのですか?」
手を繋いでいる幼子がセリーヌに問いかける。
「お父様におもちゃを強請ってごらんなさい。きっと慌てるから」
セリーヌは悪戯っ子の笑みを浮かべる。
コルビーはそれを見て、心配していたセリーヌも幸せなのだと安心した。
「では、わたくしはこれで。お父様も近いうちに侯爵家に遊びにいらしてくださいませ」
「なんだ。ここまできたのに本当にシャーロットに会わないのか?」
「困っていることがないのならば、わたくしなど顔を出さない方が良いのです。わたくしはシャーロットに酷いことをたくさん致しましたもの。いつか……そうですわね、シャーロットも母になった頃、かつての行いを詫びたいとは思いますが」
「……そうか」
セリーヌは娘の手を引いた。
「もうお父様のところに行きましょうね」
「はい。おかあしゃま」
くるりと2人はコルビーに背を向けた。
少し歩き出したところで、女の子がコルビーを振り返る。
「おじーしゃま、またおあいできまちゅの?」
恥ずかしそうに首を傾げる孫娘に、コルビーは笑みを溢す。
「ああ。また会えるよ。今度は、おじいさまがちゃんとしたおもちゃを持って、会いに行くよ」
孫娘は、嬉しそうに笑って祖父であるコルビーに手を振った。
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