幼馴染のリスナーに媚びて人気者になりたい

久羽しん

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第1章

39 生配信スタート

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 オクラ沼さんとしゅがーに話を聞いてもらった日から二日が経ち、定期配信の日がやってきた。

 俺も、漫画の中のアオみたいに勇気を出そう。

 本当に言いたかったのは、言うべきことは……嘘つきという言葉ではなかったはずだ。

 今日、必ず秋風に本音を伝えなきゃと決心しながら、俺はごちゃハウスのドアを開けた。

「おはようございまーす……」

 また珀斗と二人きりになったらどうしようかと思ったが、俺以外の全員がすでに揃っていた。

「おっ! なおちゃん! 来たねー」
「やっほーアオ!」
「あ……こんちは。遅くなってすみません」

 夕陽さんと桃星が挨拶をしてくれたので応える。珀斗と秋風はゲームをしているようだ。

 珀斗は無反応で、秋風は顔を上げ俺に微笑みを向けてきた。
 ドキッとし、俺は思わず会釈をしてしまった。少し他人行儀だったかもしれない。

「いやいや、全然遅くないよーなおちゃん! 集合時間の三十分前だしね」

 ソファには、左から、珀斗、秋風、桃星、夕陽さんの順で座っている。俺はフォローしてくれた夕陽さんの隣のスペースが空いていたので、そこに座った。一番右の端っこだ。
 
「みんながこんな早く来てるの珍しいっすね」
「せいちゃん、編集やるって朝から来てくれてたんだよ。珀斗は解説動画出させたいから、俺が撮影に付き合ってた。あ、ポテチ食べる?」
「ありがとうございます! 頂きます」
「僕、ごちゃまぜチャンネルでもVlog出そうかと思って~。自分ちで収録は終わってたから、編集だけここでやってたの」
「へー、Vlogか。いいなぁ、それ」

 俺は二人がつまんでいたポテチを分けてもらいながら、桃星の話に相槌を打った。

「そうでしょー!」
 
 桃星は身を乗り出してにんまり笑った。相変わらず美少女にしか見えん。恐ろしく顔が良い。
 
「ねぇねぇ、アオもVlog撮る?」
「いや。俺の私生活出したとこでつまらんだけだし……」
「そんなことなくない?」
「モーニングルーティンとかいう、おしゃれなもん、俺にはねぇよ」
「……あっそー。じゃあいいや~」

 すっかり俺に興味を失った桃星は、左隣りの秋風にもたれかかり、「早く終わってよ~」と促す。
 聴こえてくる音からするに、珀斗と秋風はチーム戦のゲームをやっているようだ。
 
「うん。ごめん。もうちょっとで終わるよ」
「しゅーか、よく付き合ってあげるよね~。ハクとチームでやったら絶対負ける事ないからハラハラしなくて面白みなくないー?」
「そうかな。味方の珀斗の無双具合見るのは面白いし、サポートするのも楽しいよ」
「おチビと話すより良いってー」
「はぁー!!?」

 珀斗と桃星が相変わらず秋風を挟んで喧嘩している。
 仲良いのか悪いのか分からないな。

「! 勝ったー。さすが珀斗!」

 敵チームを倒したのか、秋風はスマホを置いてニコニコと片手を上げる。ハイタッチをしようということだろう。
 
「……誰に言ってんの? 当たり前じゃん」

 しかし珀斗はハイタッチに応えることなく、片眉を上げただけだった。

「お前、しゅーかに生意気言うな!」
「うるせーよ過保護」
 
 桃星がツッコミをするが、珀斗は気にもとめていない。

「そういえばしゅーちゃん、先週の配信でジェンガ最初に崩しちゃった件の罰ゲーム、決まったね!」

 ふと夕陽さんが笑いながら、秋風に話を振った。
 
 今朝、リスナー投票の結果秋風の罰ゲームの内容が決定したのは俺も知っている。
 今朝のチャットで、その内容に関して床さんオクラ沼さんしゅがーがキャッキャと盛り上がっていたからだ。Blauさんは全然興味なさそうで一言くらいしか話していなかった。
 
「あ……、はい……」
「四年目にきて、ついにだよね~っ。僕が教えてあげる! しゅーか、ASMRのやり方わかんないでしょ?」

 桃星が意気揚々と目を輝かせている。

 そう、『アキ』の罰ゲームはASMR動画を一人で出すことに決まった。今までそういう系はやってこなかったアキだから、ファンは待望だったはすだ。
 
「そうだね。教えてもらえると助かる。とりあえず『良い音』を出せば良いんだよね? 自然の音とか、食べ物の音とか。海辺に行ったり、焼肉屋さんで撮れば良いのかなー」
「うわ。逃げた~。そういうんじゃなくて、リスナーはアンタのシチュエーションボイスが聞きたいんだろ。期待にお応えしてベッタベタのやつをやってあげたらいいのにねぇ」
「珀斗、他人事だからって……」
「まあ、他人事だし。俺は絶対嫌~」
「俺も嫌だよ」
「嫌なことやるのが罰ゲームだろ」
「……」
「僕もしゅーかは自分の声でやってほしい! あっ寝落ち用ASMRとかどう? 眠れないリスナーに向けてささやくのね。台詞は僕が用意してあげるっ!」
「いいねーそれ! 絶対再生数伸びるよ!」
「夕陽くんまで……」
「いやいや、からかってる訳じゃなくてね。しゅーちゃんの声で、『今日も一日お疲れ様でした。眠れませんか? じゃあ眠たくなるまで、僕とお話ししましょう』とか言ってもらえたら、ごちゃリスは嬉しいと思うんだよ。いつも応援してくれてる皆に向けて、それはそれは素敵な還元になると思うんだけどな?」
「……勧め方が上手いですね。夕陽くんにそう言われたら断りにくいですよ」
「あはは!」
「敬語の台詞いいね~。ユウ兄の案、取りいれる!」
「まじ? ぬるくね? こういうのはもっと攻めないとだめっしょ」
「はぁ? ダメ出しするならちゃんと案出しなよ、クソガキ」
「案ねぇ……。んー、例えばさぁ、……『なに? 眠れないの? 悪い子だね……』『じゃあ、ゆっくり、息を吐いてみよっか。……そう、俺の声に集中して──』」
「っっなーんかお前の声でやるとエロい!! 却下っ! しゅーかにそんなことはやらせないから。しゅーかは清純派だから!!」
「まあ、そういう路線は、珀斗のリスナーは喜びそうだけどなぁ。珀斗、しゅーちゃんの次ASMRやるか?」
「ざけんなやらねーわ」
「……だよな。なら、なおちゃん! なおちゃんはどう思う? 幼馴染としてっ!」

 ぼうっとみんなの話を聞いていた俺は、突然自分に矛先が向かってきてギョッとした。

「──へ!?」

 やばい。魂抜けてた。
 
「お、俺がASMR……!?」
「それも面白そうだけど! じゃなくて、しゅーちゃんのASMRで言ってもらいたい台詞の案とか! あったら教えてくれ!」
「あ、ああ。そっち……」

 (急にそんなこと言われても……!)

 こっちに振られると思ってなかったしカメラもまだ回ってないしで、完全に気を抜いてしまっていた。

「……うーん……眠れない人向けボイスだよな……?」
 
 俺は慌てて考えて言った。

「えーと……眠れないってことは、疲れてる、ストレスある、色々私生活が大変だっていうわけで……。そういう人は、秋風の声で褒められたら、癒されるんじゃないっすかね……?『毎日頑張って偉いね』『たまには力を抜いて良いんだよ』とか、そういう……」
「あー、いいね! それしゅーちゃん、言いそう!!」
「よしよし系ね。その路線もいいね~っ!」

 いいんかい。

「もういじるの勘弁して……。ほら、そろそろ配信準備しなきゃ」

 秋風はノリノリな皆に苦笑し、立ち上がった。
 
「いじってないよ!? 僕はいつだってしゅーかに真剣だよ!?」
「はいはい」

 配信開始時間が近いのは確かだ。皆でお菓子やコップをキッチンに片し、テーブルの上を拭く。
 その間も、「あーあ、俺が罰ゲームじゃなくて良かった~」と珀斗が煽り「うるさいな」と秋風が呆れていた。

「珀斗、からかってないでPC持ってこい」
「へーい」

 夕陽さんに注意された珀斗が、配信部屋からノートパソコンを持ってきてテーブルの上に置いた。
 
 個人配信は配信部屋のデスクトップでやるけど、今日みたいに全員集まって実写で撮る場合は基本リビングでやる。
 リビングは広いし、男五人集まっていても窮屈じゃないからだ。


「こんごちゃ~」
「こんごちゃー!!」
 
 配信開始時間になると、俺たちはソファに座り直しお決まりの挨拶をした。
 
 席順は先ほどと変わらず、左から珀斗、秋風、桃星、夕陽さん、俺の順番だ。

「みんな、一週間ぶりだな~! 動画は見てくれてたか?」
「『動画見てたら寂しくなかったよ』、だってー」
「ありがたいね」
「今日は予告してた通り、【ビビリ王決定戦】をやります!」
「いぇーい」
「パチパチ」
「最近リリースしたホラゲだけど、知ってる人いる? チャット欄にネタバレ書くのは厳禁でよろしくな!」

 夕陽さんが中心になって進行してくれている間に、俺はアイパッドで自分たちの配信がちゃんと映っているかをチェックした。
 ホラゲのトップ画面が中心、右下にソファに座る俺たちを正面から映した姿がワイプとして出ている。よし、ちゃんと表示されているようだ。

「それでは、優勝候補のモモたん選手っ! 一言どうぞ!!」
「ちょっと! ユウ兄! 勝手に優勝候補にしないでよー!」
「だってモモたん、たまにヒイヒイ言いながらホラゲやってるだろ。俺あれかわいくて好きなんだよな~」
「む~~~……」
「ユウさんのホラゲ実況だって笑えるけどねぇ。苦手なら無理しなきゃいいのに」
「っ! 苦手じゃない、別に! 俺はいけるんだ!!」

 珀斗の言う通り、夕陽さんはバカゲー実況が中心だけど月に二回くらいはホラゲもやっている。ビビるリアクションが本物だから怖いものは相当苦手そうだ。
 
 桃星も本当にたまにだが個人チャンネルでホラゲ配信をしているところを見たことがある。その時はめちゃくちゃ怯えていた。

 (怖いの俺だけじゃなくて良かった……助かった……)

 一人だけ怖がっていたら恥ずかしいけど、少なくとも夕陽さんと桃星はホラー苦手仲間なので安心である。
 
「アキはこういうの全然平気だよね! クソガキも」
「そうだね。ホラー系を怖いと思ったことはないから、得意な方なのかも」

 普段通りの笑みの秋風に続いて、「ありもしない事に怯えるのってバカすぎ~おチビざっこーー」と珀斗が答えた。
 
「ガキうっっざぁあっ……!」
「やめろやめろ!」

 桃星が顔をしかめ、夕陽さんが慌てて珀斗を止めている。
 俺は夕陽さんの横から顔を出し、珀斗に聞いてみた。
  
「ありもしないってなんでわかるんだ?」

 基本珀斗と絡むのは怖くて嫌だけど、どうしても言葉が気になったからだ。
 
「……そりゃ、見えないから?」

 珀斗も配信上ではさすがにあからさまな無視はしてこない。
 眉を上げて、俺に聞き返してきた。

「なに、アオくんは幽霊見えんの? アンタ霊感とかある系??」
「いや! 俺も全く見えないけど……。怖いもんは怖いだろ。宇宙人と一緒で、見た事なくてももしかしたらいるのかもしれないし……!」
「ふーん……」
「そっかぁ。アオたんも怖いの苦手なんだな。モモたん優勝と思ってたけど、ここに思わぬダークホースが居たかもしれない!」
「なはは……優勝はしたくないっすよ」

 ビビリ王決定戦での優勝=最下位と同じだろう。嫌すぎる。

 大体、ビビリ王ってなんなんだ? なんて不名誉な……。

 やっぱり絶対嫌だ。そんなのにはなりたくない。

 (はぁ……)
 
 今から憂鬱になっている俺に、夕陽さんがウインクをしてきた。

「大丈夫大丈夫! そんな顔しないで! アオたんのことはお兄さんが守ってあげるからな~。怖かったらいつでも俺に掴まって?」
「ゆ、ユウさん……」
「アンタは頼りにならないだろ」 
「そんなことはない!」

 珀斗にツッコミを入れられる中、夕陽さんは胸を張っている。頼もしい。俺の隣は夕陽さんだけだし、ぜひぜひ頼らせてもらおう。

 (……てか今日に限って、端っこかよ俺! 最悪だ。空いてる右側がこえぇぇ……!)

「……っ」
「ははっ。アオたん、まだゲーム始まってないよ~」
「あ、! す、すみません……」
「いいよいいよー!」

 思わず左隣りの夕陽さんの腕に擦り寄ったら、笑われてしまった。完全に無意識だった。

「……」

 気まずい、と思いながら体を離していると、なんだか視線を感じた。
 
 視線が刺さる方を見てみたら、秋風と目が合う。なぜか、秋風が変な表情で俺と夕陽さんを見ていた。

「……?」
「じゃあ僕は、アキに守って貰お~っと!」

 夕陽さんの左隣りの桃星が、秋風に抱きつく。

 秋風はハッと我に返ったように目を瞬かせ、優しい笑みで桃星に答えた。

「うん……任せて」
「……」
 
 なんだったんだろう。分からない。

 だが、今チャット欄が『アキモモ! アキモモ!』と湧きまくっていることだけはアイパッドを見なくても分かる……。
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