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プロローグ
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ちゅぷ…ッくちゅ……くちゅ…
「あッ…ん、いいぞ。そのまま強く吸って、扱きながらヤれ…」
「んッ…ふぁい……。んっちゅぷ…」
締め切られた部屋に響く甘ったるい水音を聴きながら、高揚し高鳴る胸を抑え込む。目の前の聳り立つ欲棒を口いっぱいに咥え込んで、溢れ出す甘美な汁を一滴残らず啜り喉奥へ体内へと飲み込んでいく。
僕の名前は、陽菜。唯の陽菜だ。
1ヶ月前一目惚れした、相澤豪希の家にずっと入り浸っている。家に帰して貰えない、そうする事を望んだのは僕だけど…。家族は行方知れずの姉が一人、家がもぬけの殻になっても気付きはしない。一応手紙は置いてきた。
"この家で過ごすのに疲れました。家を出て行きます、今までお世話になりました。 陽菜" と。
「あッ…イクぞ、陽菜…ッ!」
「んんッ…! ッん……っは…」
「ふぅ…。偉いな陽菜、全部飲んだのか」
「うん。だって…勿体ないから…」
「陽菜…ッ、ああ可愛い…お前を誰にも渡さないからな。俺から絶対離れるなよ。この家からも出るなよ? 分かってるな?」
「大丈夫だよ? 僕はゴウくんの言う事だけ聴いてればいいんだよね?」
「ああ、そうだ。他の奴には耳を傾ける必要は無い」
僕の小さな体を抱き締めながら、ゴウくんは何度も同じ言葉を繰り返す。僕の事が本当に大好きなんだなって言うのがハッキリと伝わる。それが嬉しくて嬉しくて堪らない。僕に心酔して、独占してくれるのが本当に嬉しい。
「陽菜、お腹空いてないか?」
「少し、空いてるかも」
「今何か作ってきてやるからこの部屋で大人しく待ってるんだぞ? 逃げようとするなよ?」
「ん、大丈夫。ちゃんとここでゴウくんの事待ってる」
「絶対だからな?」
そう言い残してゴウくんは部屋を出る。僕は小さく息を吐いて、ベッドに横になった。
窓の外側はシャッターが降りていて部屋は夜かと思うぐらいに光が差さず、あるのは煌々と光る部屋の照明だけだ。オレンジ色の温かみのある色合いで、僕は好き。
青と水色の格子模様の掛け布団に、真っ白なシーツが被さったマット、白くていい匂いのする枕、そしてこれもまた白を基調とした簡易な机と締め切られたクローゼット、あの中には沢山の本がある事を知っている。内容は精神的に少し狂った相手に、主人公が溺愛されているというものばかりだ。所謂、ヤンデレというものである。
この部屋にも不必要なものが何も無い。僕の服装は裾が長めのシャツだけ、下着は何も穿いていない。1日1回、必ずゴウくんがお風呂に入れて着替えさせてくれる。それ以外部屋から出ることは無い。
昼間は本を読んだり、昼寝したりしている。電子機器類一切に触れる事を禁じられていて携帯も持たされていない。部屋に一つだけある携帯はゴウくんとの連絡用で、それ以外の機能はない。
それでも僕は、とても充実した日々を送っている。こんなに満たされる事があるんだって、実感している。
独占されること。
執着されること。
溺愛されること。
その全てが叶っている、それも大好きな人に…。
ゴウくんの家はお金持ちだと聞いていて、親が居ないと言うことも知っている。昔事故で亡くなってそれ以来親戚の人のお世話になってたらしい。でもそれが窮屈になって今は誰の手も借りずに一人で生きているんだとか。
だからこそ僕は彼の特別になれたんだと思う。
相澤豪希、彼は学校一の優等生だ。成績優秀で運動神経もいい、どこに非があるのかと思うぐらい完璧な人だ。それなのに今までずっと恋人を作らなかった。いや、作れなかったんだ。ゴウくんの好きになる相手は僕と同じ、同性だったから。
だけど僕が彼に告白してから彼の中で塞き止められていたものが一気に溢れ出したんだと思う。独占欲、執着心、溺愛、それが全て僕に向けられた。ずっとこのまま僕だけであって欲しいと、そう願う。こんなに尽くす人は、きっとどこを探したって居ないはずだもの。
──ガチャリ。
「陽菜、いい子で待ってられて偉かったな」
「ん。もっと褒めて?」
「陽菜…。ほら、おいで。抱き締めてやる」
「ゴウくん…」
僕は床に座る彼の膝の上に乗りそのまま首元に手を回して抱き着いた。肩口に頬を擦り寄せ彼の匂いを嗅ぐ。僕の好きな柔軟剤の匂い、あと少し汗の匂いもする。
「んッ……陽菜、擽ったい…」
「ゴウくん…、ちゅーして?」
「可愛いやつめ…」
ゆっくりと唇が重なって挟まれるような優しい口付けから、隙間から舌を捩じ込まれ激しく濃密な口付けに変わる。舌同士が絡み合い、熱を帯び、息が荒くなり、鼓動が高鳴り頬が紅潮する。ゴウくんの服を握り締めながら、彼の熱い口付けに必死について行く。
口が離れると、銀の糸が僕らの舌先で繋がって、ぷつりと切れた。そしてまた大きな胸の中に抱き寄せられる。
「陽菜、好きだ。大好きだ。愛している…陽菜」
「ゴウくん…僕も好き。愛してるよゴウくん」
ずっとこのまま離れたくない。大好きな彼の腕の中で抱かれていたい。彼が見るのは僕だけであって欲しい。他の人なんて見て欲しくない。
「陽菜、ご飯を持ってきたんだ。食べようか」
「うん。ねえゴウくん、食べさせて?」
「ああ、もちろんだ。冷ましてやる……ほら、口開けて」
「あー……んッ…」
口に広がるチーズの味、これはドリアかな? 別に何だっていいんだけど。大事なのは何を食べてるかじゃなくて、誰に食べさせて貰ってるかなんだから。
「美味しいか?」
「美味しいよゴウくん。僕も食べさせてあげよっか」
「それは嬉しいな」
一口掬って、ふーふーと冷ましてからゴウくんの口元にご飯を運ぶ。美味しそうに食べてくれる顔がとても愛おしい。お互い交互に食べさせ合いながら、ご飯を食べ終える。水を飲もうとペットボトルに手を伸ばすと、その手を強く捕まれペットボトルは奪われる。
「……あっ、そっか…ごめんねゴウくん、喉乾いてて、つい忘れちゃって」
「悪い子だな。お仕置きされたいのか?」
「やだ…ごめんなさいゴウくん」
「ちゃんと飲みたければ、おねだりする事だ」
「ん、分かってる…」
僕は自分の口に人差し指を咥えチラリと長めのシャツを捲る。それを見てるゴウくんの目にぞくりとして、僕の欲棒がぴくりと反応する。ねっとりした張り付くような視線、ぞくぞくする。そんな視線を浴びながら僕は甘ったるい声でおねだりする。
「お水……ゴウくんのお口から…飲ませて? お願い…」
「ッ…陽菜。ふっ、いい子だ。おいで」
ゴウくんは口に水を含み、手招きする。僕は近寄り彼に口移しで水を飲ませてもらった。こくり、と飲み干す度に身体中がぞくぞくして疼いてくる。水を飲ませてる間、僕の足を撫でてくるその手の温かさと優しすぎる手つきにピクピクと体が反応してしまう。
「…ッん、は……や、ゴウくんッ…」
「何だ。水を飲んだだけなのに、感じているのか?」
「あンッ…、だってゴウくんが…触るから…。ね、触って? 僕を、めちゃくちゃにして?」
「陽菜…ッ。陽菜、陽菜陽菜陽菜!」
「わっ…! んんッッ…!」
ベッドに押し倒されて絡み付くような口付けをされて、お尻の蕾に指が抜き差しされていく。その度にキュウキュウとゴウくんの指を締め付けていく。胸元に痺れるぐらいの刺激が走って、ゾワゾワと迫り上がる欲で身も心もドロドロに蕩けちゃいそうで…。
「ッん、は……陽菜…俺の指を咥え込んで離さないな? 気持ちいいか?」
「あンッ…んんっ、きも、ちぃ…気持ちいよ、ゴウくん」
「いい顔だ…もっと見せてくれよ、陽菜」
ゴリ、と奥に指が入ると僕の欲棒がピンと上向く。それでもお構い無しに核心をついた所を何度も何度も擦り上げてくる。
「ああッ! やら、ああん、ッ…! やっ、だめッ、ゴウくん…ッはぅあ、イッちゃう…イッちゃ、ッ…」
「イけ、陽菜。ほら、ここがいいのか?」
──ドクン!
「ッあああ、らめぇぇぇッ!!!」
──ビュルッ!
欲棒から勢いよく飛び出た白濁のそれは、僕の上半身とシャツを汚した。肩で息をしながらゴウくんを見つめる。彼はベルトを外して大きく聳り立つ欲棒を僕の口の前に持ってきた。先端を舐めて、大きな欲棒を咥える。熱くて固くて今にもはち切れそうなほどパンパンになっている。
「んッ……もういい、陽菜。入れる」
「んっ、ぐ……うん、来て、ゴウくん」
彼の容赦ない挿入は僕の奥深くを突き上げた。擦れる度に快感が迫り上がり、速くされると僕の欲棒がグングンと元気になる。
「ッ、陽菜、強く締めすぎだッ…」
「むりっ。むりっ。きもち、よくて、無理ぃ」
「陽菜ッ…奥まで突くぞ!」
「ッや、あああッ! あンッああッンンッ! いい、もっと、もっとぉ! んふ、あッ! はッう、ああッ!」
鬼突きされて頭の中が真っ白になり掛けた時、僕の中に温かいそれが注ぎ込まれて、体がビクンッ! と跳ねる。僕を抱き締めて首筋や頬に口付けされる。
「んんッ…ゴウくん…」
「はぁはぁ…陽菜…最高だ…最高だよ、お前は…」
「…へへ。嬉しいな…」
愛おしそうに見つめられて、抱き締められて、僕はその温かな胸の中で睡魔に襲われる。
「眠いか? 陽菜」
「う、ん……眠い…」
「それなら一緒に寝よう…ゆっくり休め、陽菜」
ゴウくんが横に寝てくれて腕枕をされる。胸元に引き寄せられて、僕はその腕の中で目を閉じるのだった。
「あッ…ん、いいぞ。そのまま強く吸って、扱きながらヤれ…」
「んッ…ふぁい……。んっちゅぷ…」
締め切られた部屋に響く甘ったるい水音を聴きながら、高揚し高鳴る胸を抑え込む。目の前の聳り立つ欲棒を口いっぱいに咥え込んで、溢れ出す甘美な汁を一滴残らず啜り喉奥へ体内へと飲み込んでいく。
僕の名前は、陽菜。唯の陽菜だ。
1ヶ月前一目惚れした、相澤豪希の家にずっと入り浸っている。家に帰して貰えない、そうする事を望んだのは僕だけど…。家族は行方知れずの姉が一人、家がもぬけの殻になっても気付きはしない。一応手紙は置いてきた。
"この家で過ごすのに疲れました。家を出て行きます、今までお世話になりました。 陽菜" と。
「あッ…イクぞ、陽菜…ッ!」
「んんッ…! ッん……っは…」
「ふぅ…。偉いな陽菜、全部飲んだのか」
「うん。だって…勿体ないから…」
「陽菜…ッ、ああ可愛い…お前を誰にも渡さないからな。俺から絶対離れるなよ。この家からも出るなよ? 分かってるな?」
「大丈夫だよ? 僕はゴウくんの言う事だけ聴いてればいいんだよね?」
「ああ、そうだ。他の奴には耳を傾ける必要は無い」
僕の小さな体を抱き締めながら、ゴウくんは何度も同じ言葉を繰り返す。僕の事が本当に大好きなんだなって言うのがハッキリと伝わる。それが嬉しくて嬉しくて堪らない。僕に心酔して、独占してくれるのが本当に嬉しい。
「陽菜、お腹空いてないか?」
「少し、空いてるかも」
「今何か作ってきてやるからこの部屋で大人しく待ってるんだぞ? 逃げようとするなよ?」
「ん、大丈夫。ちゃんとここでゴウくんの事待ってる」
「絶対だからな?」
そう言い残してゴウくんは部屋を出る。僕は小さく息を吐いて、ベッドに横になった。
窓の外側はシャッターが降りていて部屋は夜かと思うぐらいに光が差さず、あるのは煌々と光る部屋の照明だけだ。オレンジ色の温かみのある色合いで、僕は好き。
青と水色の格子模様の掛け布団に、真っ白なシーツが被さったマット、白くていい匂いのする枕、そしてこれもまた白を基調とした簡易な机と締め切られたクローゼット、あの中には沢山の本がある事を知っている。内容は精神的に少し狂った相手に、主人公が溺愛されているというものばかりだ。所謂、ヤンデレというものである。
この部屋にも不必要なものが何も無い。僕の服装は裾が長めのシャツだけ、下着は何も穿いていない。1日1回、必ずゴウくんがお風呂に入れて着替えさせてくれる。それ以外部屋から出ることは無い。
昼間は本を読んだり、昼寝したりしている。電子機器類一切に触れる事を禁じられていて携帯も持たされていない。部屋に一つだけある携帯はゴウくんとの連絡用で、それ以外の機能はない。
それでも僕は、とても充実した日々を送っている。こんなに満たされる事があるんだって、実感している。
独占されること。
執着されること。
溺愛されること。
その全てが叶っている、それも大好きな人に…。
ゴウくんの家はお金持ちだと聞いていて、親が居ないと言うことも知っている。昔事故で亡くなってそれ以来親戚の人のお世話になってたらしい。でもそれが窮屈になって今は誰の手も借りずに一人で生きているんだとか。
だからこそ僕は彼の特別になれたんだと思う。
相澤豪希、彼は学校一の優等生だ。成績優秀で運動神経もいい、どこに非があるのかと思うぐらい完璧な人だ。それなのに今までずっと恋人を作らなかった。いや、作れなかったんだ。ゴウくんの好きになる相手は僕と同じ、同性だったから。
だけど僕が彼に告白してから彼の中で塞き止められていたものが一気に溢れ出したんだと思う。独占欲、執着心、溺愛、それが全て僕に向けられた。ずっとこのまま僕だけであって欲しいと、そう願う。こんなに尽くす人は、きっとどこを探したって居ないはずだもの。
──ガチャリ。
「陽菜、いい子で待ってられて偉かったな」
「ん。もっと褒めて?」
「陽菜…。ほら、おいで。抱き締めてやる」
「ゴウくん…」
僕は床に座る彼の膝の上に乗りそのまま首元に手を回して抱き着いた。肩口に頬を擦り寄せ彼の匂いを嗅ぐ。僕の好きな柔軟剤の匂い、あと少し汗の匂いもする。
「んッ……陽菜、擽ったい…」
「ゴウくん…、ちゅーして?」
「可愛いやつめ…」
ゆっくりと唇が重なって挟まれるような優しい口付けから、隙間から舌を捩じ込まれ激しく濃密な口付けに変わる。舌同士が絡み合い、熱を帯び、息が荒くなり、鼓動が高鳴り頬が紅潮する。ゴウくんの服を握り締めながら、彼の熱い口付けに必死について行く。
口が離れると、銀の糸が僕らの舌先で繋がって、ぷつりと切れた。そしてまた大きな胸の中に抱き寄せられる。
「陽菜、好きだ。大好きだ。愛している…陽菜」
「ゴウくん…僕も好き。愛してるよゴウくん」
ずっとこのまま離れたくない。大好きな彼の腕の中で抱かれていたい。彼が見るのは僕だけであって欲しい。他の人なんて見て欲しくない。
「陽菜、ご飯を持ってきたんだ。食べようか」
「うん。ねえゴウくん、食べさせて?」
「ああ、もちろんだ。冷ましてやる……ほら、口開けて」
「あー……んッ…」
口に広がるチーズの味、これはドリアかな? 別に何だっていいんだけど。大事なのは何を食べてるかじゃなくて、誰に食べさせて貰ってるかなんだから。
「美味しいか?」
「美味しいよゴウくん。僕も食べさせてあげよっか」
「それは嬉しいな」
一口掬って、ふーふーと冷ましてからゴウくんの口元にご飯を運ぶ。美味しそうに食べてくれる顔がとても愛おしい。お互い交互に食べさせ合いながら、ご飯を食べ終える。水を飲もうとペットボトルに手を伸ばすと、その手を強く捕まれペットボトルは奪われる。
「……あっ、そっか…ごめんねゴウくん、喉乾いてて、つい忘れちゃって」
「悪い子だな。お仕置きされたいのか?」
「やだ…ごめんなさいゴウくん」
「ちゃんと飲みたければ、おねだりする事だ」
「ん、分かってる…」
僕は自分の口に人差し指を咥えチラリと長めのシャツを捲る。それを見てるゴウくんの目にぞくりとして、僕の欲棒がぴくりと反応する。ねっとりした張り付くような視線、ぞくぞくする。そんな視線を浴びながら僕は甘ったるい声でおねだりする。
「お水……ゴウくんのお口から…飲ませて? お願い…」
「ッ…陽菜。ふっ、いい子だ。おいで」
ゴウくんは口に水を含み、手招きする。僕は近寄り彼に口移しで水を飲ませてもらった。こくり、と飲み干す度に身体中がぞくぞくして疼いてくる。水を飲ませてる間、僕の足を撫でてくるその手の温かさと優しすぎる手つきにピクピクと体が反応してしまう。
「…ッん、は……や、ゴウくんッ…」
「何だ。水を飲んだだけなのに、感じているのか?」
「あンッ…、だってゴウくんが…触るから…。ね、触って? 僕を、めちゃくちゃにして?」
「陽菜…ッ。陽菜、陽菜陽菜陽菜!」
「わっ…! んんッッ…!」
ベッドに押し倒されて絡み付くような口付けをされて、お尻の蕾に指が抜き差しされていく。その度にキュウキュウとゴウくんの指を締め付けていく。胸元に痺れるぐらいの刺激が走って、ゾワゾワと迫り上がる欲で身も心もドロドロに蕩けちゃいそうで…。
「ッん、は……陽菜…俺の指を咥え込んで離さないな? 気持ちいいか?」
「あンッ…んんっ、きも、ちぃ…気持ちいよ、ゴウくん」
「いい顔だ…もっと見せてくれよ、陽菜」
ゴリ、と奥に指が入ると僕の欲棒がピンと上向く。それでもお構い無しに核心をついた所を何度も何度も擦り上げてくる。
「ああッ! やら、ああん、ッ…! やっ、だめッ、ゴウくん…ッはぅあ、イッちゃう…イッちゃ、ッ…」
「イけ、陽菜。ほら、ここがいいのか?」
──ドクン!
「ッあああ、らめぇぇぇッ!!!」
──ビュルッ!
欲棒から勢いよく飛び出た白濁のそれは、僕の上半身とシャツを汚した。肩で息をしながらゴウくんを見つめる。彼はベルトを外して大きく聳り立つ欲棒を僕の口の前に持ってきた。先端を舐めて、大きな欲棒を咥える。熱くて固くて今にもはち切れそうなほどパンパンになっている。
「んッ……もういい、陽菜。入れる」
「んっ、ぐ……うん、来て、ゴウくん」
彼の容赦ない挿入は僕の奥深くを突き上げた。擦れる度に快感が迫り上がり、速くされると僕の欲棒がグングンと元気になる。
「ッ、陽菜、強く締めすぎだッ…」
「むりっ。むりっ。きもち、よくて、無理ぃ」
「陽菜ッ…奥まで突くぞ!」
「ッや、あああッ! あンッああッンンッ! いい、もっと、もっとぉ! んふ、あッ! はッう、ああッ!」
鬼突きされて頭の中が真っ白になり掛けた時、僕の中に温かいそれが注ぎ込まれて、体がビクンッ! と跳ねる。僕を抱き締めて首筋や頬に口付けされる。
「んんッ…ゴウくん…」
「はぁはぁ…陽菜…最高だ…最高だよ、お前は…」
「…へへ。嬉しいな…」
愛おしそうに見つめられて、抱き締められて、僕はその温かな胸の中で睡魔に襲われる。
「眠いか? 陽菜」
「う、ん……眠い…」
「それなら一緒に寝よう…ゆっくり休め、陽菜」
ゴウくんが横に寝てくれて腕枕をされる。胸元に引き寄せられて、僕はその腕の中で目を閉じるのだった。
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