46 / 114
第2章
新しい薬
しおりを挟む
重厚な赤い絨毯が敷かれた回廊を抜け、屋敷の最奥へと進む。
ユートはライネルに先導されながら、侯爵家の主・レクサート侯爵とついに対面した。
長身痩躯、鋭い眼差し。歳は五十代前半、白銀の髪を後ろに撫でつけ、金刺繍のガウンを纏っている。
その立ち姿は威圧感に満ちていた。
---
「……貴様が“薬師”か。顔を隠し、名も名乗らぬ者を我が家へ入れるなど、本来なら許されぬことだ」
侯爵の言葉は冷たい。
が、すぐに目を細めて言葉を続ける。
「……だが、我が娘の命には代えられぬ。試す価値があるならば、犬だろうと入れる」
ライネルが小声で囁いた。
「気にしないでください。あの方の“精一杯の柔らかさ”です」
---
病室には、青白い顔で横たわる少女――エリーナ・レクサート。
かすかな呼吸と、微かに動くまぶた。魔導器の支援で辛うじて命をつないでいる状態だった。
ユートは上級ポーションを1本取り出し、侯爵に確認することもなく、投与を始めた。
---
1本目――反応は薄い。
2本目――魔力の巡りはわずかに良化するも、心臓部に変化はない。
3本目――魔力は弾かれ、核心に届かない。
---
「……効かないな」
ユートが小さく呟いた瞬間、侯爵の目が鋭く細められる。
「――何だと? この“奇跡の薬”とやらで、治せるのではないのか?」
「……これは“後天的損傷”に対応する薬だ。
――生まれつきの器官異常、つまり“先天性疾患”には対応していない可能性が高い」
「つまり、失敗か」
侯爵の声は冷えきっていたが、その奥にわずかな動揺と焦燥が見えた。
---
ユートはそれ以上何も言わず、背を向けた。
「……まだ方法はある。だが、ここでは判断できない。
一度戻って“錬金の師”に確認する。改めて連絡する」
「ふん……貴様に期待などしていない。
だが、結果さえ出せば――貴様の扱いも変わるぞ」
振り返らず、ユートは歩き出した。
(口の利き方はともかく……あの娘の命がかかってるのは事実だ。無視はできない)
---
帰宅後、すぐにゼネ――元・大陸最高峰の錬金術師にして、
今はユートの“非常勤アドバイザー”的な立ち位置にいる人物――へ連絡を取る。
「先天的な疾患で、心臓そのものの形が歪んでる。
上級ポーションでも全然届かなかった。打つ手はあるか?」
ゼネは、淡々と返す。
「ある。魔大陸に……」
月も隠れた深夜。静まり返った家の中、ユートは音を立てぬように装備を整えていた。
魔法袋に必要最低限の回復薬と携行食、攻撃魔法用の触媒結晶を詰め込み、黒い軽装マントを羽織る。
寝室ではティナとバルトが静かに眠っている。
ダイニングではミリアが明日の仕込みを終え、すでに休んでいた。
ユートは静かに扉を開け、夜の街へと消えた。
転移魔法でたどり着いたのは、かつて来たことのある魔大陸の奥地。
そのさらに南――地図にもほとんど記されていない未踏の地、黙滅の谷(もくめつのたに)。
そこは、風が音を立てずに流れ、空すら霞むほどの魔気が漂っていた。
谷は深く、断崖に沿って続く一本道。足場は悪く、下には黒い靄が渦巻いている。
進めば進むほど、空気が重くなり、身体の感覚が鈍くなる。
「魔力が流れにくくなる……なるほど、霊脈の逆流域か」
ユートは体内の魔力を徐々に集中させながら、慎重に歩みを進める。
---
谷を抜けた先、広がったのは死の大地だった。
草は生えておらず、岩も削れ、黒灰色の地面が広がる。
遠くに、わずかに光る結晶のようなものがいくつか見えた。
「……あれが、命の核石」
だが、気配を感じたのはその直後だった。
ズル……ズル……。
地面を引きずる音。
歪んだ四足、割れた頭蓋、片目が欠けた異形の獣――
魔気に汚染された“亡獣”たちが、複数体、ユートの前に現れた。
その奥から、さらに巨大な“人型の影”が姿を現す。
「……そう簡単には採らせてくれねぇってか」
ユートは呪いの指輪に触れず、魔力を抑えたまま構える。
「全力はまだ出さねぇ。抑えたまま――倒す!」
亡獣たちは吠えることもなく、ただ殺気を漂わせて襲いかかってくる。
その動きは鈍いが、一撃一撃が重く、しかも倒しても立ち上がる。
「……霊気で半分“死んでる”からか。再生が早すぎる」
ユートは足元から魔力を放ち、地面ごと持ち上げて距離を取る。
瞬時にストーンバレットを打ち出し、敵の膝関節を粉砕。
その隙に、背後に回った亡獣へ――
「《ウィンド・スライサー》!」
鋭い風刃が首を撥ね飛ばし、ようやく一体が沈黙した。
---
しかし、問題は奥に佇む巨影。
背丈は3メートルを超え、全身が黒く硬質な魔殻に覆われている。
何より、視線が――明らかに“知性を持っている”。
「……お前が、この谷の番人か」
次の瞬間、巨影が駆けた。
爆発のような踏み込みと同時に、拳大の岩が飛び散る。
ユートは紙一重でかわし、反撃の魔法を打ち込む。
「《ファイアランス》!」
鋭い炎の槍が腹部を貫く――が、まったく効いていない。
「……耐性持ちか。なら――《連環雷槍陣》!」
頭上に形成された複数の雷の槍が、時間差で放たれる。
それすら、片腕で弾かれた。
追い詰められたユートは、肩で息をしながらつぶやく。
「……仕方ねぇな。指輪、砕くか」
左手の呪いの魔力制限指輪に、魔力を一気に込める――バキッ!
音と共に砕け、空気が一瞬で変わった。
周囲の霊気すら引き寄せるように、ユートの体から膨大な魔力が放たれる。
「――《ブレイジング・レイン》」
空一面に火の雨が降り注ぐ。
地面が焼け、霊気が掻き消される。
その中心にいる巨影だけが、なおも立っていた。
「しぶとい……なら全部まとめて――《四属性同時展開・連続詠唱》!」
水、風、土、火――四つの魔法が四方から展開し、複合弾幕として巨影を包囲。
反応が追いつかず、次々と直撃――
最後に、ユートが叫ぶ。
「《コメット・ブレイク》!」
白熱の彗星が空から叩きつけられ――
爆音とともに、巨影が崩れ落ちた。
しばし、沈黙。
その奥、守るようにあった岩の隙間から、黒く脈動する結晶石――命の核石が浮かび上がる。
ユートはゆっくりと近づき、膝をついて手に取った。
「……これが、“命の核石”。間違いないな」
掌の上で、静かに鼓動するような魔力の波を感じる。
霧の向こうに、もう魔物の気配はなかった。
谷は静寂を取り戻し、ユートは魔力をゆっくり鎮めた。
「よし……帰るか」
ユートはライネルに先導されながら、侯爵家の主・レクサート侯爵とついに対面した。
長身痩躯、鋭い眼差し。歳は五十代前半、白銀の髪を後ろに撫でつけ、金刺繍のガウンを纏っている。
その立ち姿は威圧感に満ちていた。
---
「……貴様が“薬師”か。顔を隠し、名も名乗らぬ者を我が家へ入れるなど、本来なら許されぬことだ」
侯爵の言葉は冷たい。
が、すぐに目を細めて言葉を続ける。
「……だが、我が娘の命には代えられぬ。試す価値があるならば、犬だろうと入れる」
ライネルが小声で囁いた。
「気にしないでください。あの方の“精一杯の柔らかさ”です」
---
病室には、青白い顔で横たわる少女――エリーナ・レクサート。
かすかな呼吸と、微かに動くまぶた。魔導器の支援で辛うじて命をつないでいる状態だった。
ユートは上級ポーションを1本取り出し、侯爵に確認することもなく、投与を始めた。
---
1本目――反応は薄い。
2本目――魔力の巡りはわずかに良化するも、心臓部に変化はない。
3本目――魔力は弾かれ、核心に届かない。
---
「……効かないな」
ユートが小さく呟いた瞬間、侯爵の目が鋭く細められる。
「――何だと? この“奇跡の薬”とやらで、治せるのではないのか?」
「……これは“後天的損傷”に対応する薬だ。
――生まれつきの器官異常、つまり“先天性疾患”には対応していない可能性が高い」
「つまり、失敗か」
侯爵の声は冷えきっていたが、その奥にわずかな動揺と焦燥が見えた。
---
ユートはそれ以上何も言わず、背を向けた。
「……まだ方法はある。だが、ここでは判断できない。
一度戻って“錬金の師”に確認する。改めて連絡する」
「ふん……貴様に期待などしていない。
だが、結果さえ出せば――貴様の扱いも変わるぞ」
振り返らず、ユートは歩き出した。
(口の利き方はともかく……あの娘の命がかかってるのは事実だ。無視はできない)
---
帰宅後、すぐにゼネ――元・大陸最高峰の錬金術師にして、
今はユートの“非常勤アドバイザー”的な立ち位置にいる人物――へ連絡を取る。
「先天的な疾患で、心臓そのものの形が歪んでる。
上級ポーションでも全然届かなかった。打つ手はあるか?」
ゼネは、淡々と返す。
「ある。魔大陸に……」
月も隠れた深夜。静まり返った家の中、ユートは音を立てぬように装備を整えていた。
魔法袋に必要最低限の回復薬と携行食、攻撃魔法用の触媒結晶を詰め込み、黒い軽装マントを羽織る。
寝室ではティナとバルトが静かに眠っている。
ダイニングではミリアが明日の仕込みを終え、すでに休んでいた。
ユートは静かに扉を開け、夜の街へと消えた。
転移魔法でたどり着いたのは、かつて来たことのある魔大陸の奥地。
そのさらに南――地図にもほとんど記されていない未踏の地、黙滅の谷(もくめつのたに)。
そこは、風が音を立てずに流れ、空すら霞むほどの魔気が漂っていた。
谷は深く、断崖に沿って続く一本道。足場は悪く、下には黒い靄が渦巻いている。
進めば進むほど、空気が重くなり、身体の感覚が鈍くなる。
「魔力が流れにくくなる……なるほど、霊脈の逆流域か」
ユートは体内の魔力を徐々に集中させながら、慎重に歩みを進める。
---
谷を抜けた先、広がったのは死の大地だった。
草は生えておらず、岩も削れ、黒灰色の地面が広がる。
遠くに、わずかに光る結晶のようなものがいくつか見えた。
「……あれが、命の核石」
だが、気配を感じたのはその直後だった。
ズル……ズル……。
地面を引きずる音。
歪んだ四足、割れた頭蓋、片目が欠けた異形の獣――
魔気に汚染された“亡獣”たちが、複数体、ユートの前に現れた。
その奥から、さらに巨大な“人型の影”が姿を現す。
「……そう簡単には採らせてくれねぇってか」
ユートは呪いの指輪に触れず、魔力を抑えたまま構える。
「全力はまだ出さねぇ。抑えたまま――倒す!」
亡獣たちは吠えることもなく、ただ殺気を漂わせて襲いかかってくる。
その動きは鈍いが、一撃一撃が重く、しかも倒しても立ち上がる。
「……霊気で半分“死んでる”からか。再生が早すぎる」
ユートは足元から魔力を放ち、地面ごと持ち上げて距離を取る。
瞬時にストーンバレットを打ち出し、敵の膝関節を粉砕。
その隙に、背後に回った亡獣へ――
「《ウィンド・スライサー》!」
鋭い風刃が首を撥ね飛ばし、ようやく一体が沈黙した。
---
しかし、問題は奥に佇む巨影。
背丈は3メートルを超え、全身が黒く硬質な魔殻に覆われている。
何より、視線が――明らかに“知性を持っている”。
「……お前が、この谷の番人か」
次の瞬間、巨影が駆けた。
爆発のような踏み込みと同時に、拳大の岩が飛び散る。
ユートは紙一重でかわし、反撃の魔法を打ち込む。
「《ファイアランス》!」
鋭い炎の槍が腹部を貫く――が、まったく効いていない。
「……耐性持ちか。なら――《連環雷槍陣》!」
頭上に形成された複数の雷の槍が、時間差で放たれる。
それすら、片腕で弾かれた。
追い詰められたユートは、肩で息をしながらつぶやく。
「……仕方ねぇな。指輪、砕くか」
左手の呪いの魔力制限指輪に、魔力を一気に込める――バキッ!
音と共に砕け、空気が一瞬で変わった。
周囲の霊気すら引き寄せるように、ユートの体から膨大な魔力が放たれる。
「――《ブレイジング・レイン》」
空一面に火の雨が降り注ぐ。
地面が焼け、霊気が掻き消される。
その中心にいる巨影だけが、なおも立っていた。
「しぶとい……なら全部まとめて――《四属性同時展開・連続詠唱》!」
水、風、土、火――四つの魔法が四方から展開し、複合弾幕として巨影を包囲。
反応が追いつかず、次々と直撃――
最後に、ユートが叫ぶ。
「《コメット・ブレイク》!」
白熱の彗星が空から叩きつけられ――
爆音とともに、巨影が崩れ落ちた。
しばし、沈黙。
その奥、守るようにあった岩の隙間から、黒く脈動する結晶石――命の核石が浮かび上がる。
ユートはゆっくりと近づき、膝をついて手に取った。
「……これが、“命の核石”。間違いないな」
掌の上で、静かに鼓動するような魔力の波を感じる。
霧の向こうに、もう魔物の気配はなかった。
谷は静寂を取り戻し、ユートは魔力をゆっくり鎮めた。
「よし……帰るか」
18
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる