17 / 18
第一章
日常生活
しおりを挟む
屋敷に朝の光が差し込む頃、使用人マリアはキッチンでパンを焼いていた。
香ばしい匂いが廊下を通り、ダイニングまで届く。
「……あ、今日のはクルミ入り?」
まだ寝ぼけ眼のレイアが椅子に腰を下ろしながら、パン籠を覗き込む。
「ええ、昨夜リュウイチ様が“ナッツってなんか強そうだよな”と仰ったので」
「……あの人、語感だけでメニュー決めるのやめた方がいいと思う」
---
数分後、サイガとリュウイチがほぼ同時に現れた。
サイガは白衣に羽織るようなカーディガンを着て、眠そうにあくびをし、
リュウイチは髪を後ろに結びながら、片手でトーストをかじっていた。
「今日こそ風魔法で風呂場乾かせるようにするわよ。昨日、蒸気で余計に湿ったし……」
「なんかもうそれ、魔法の使い方違くね?」
「便利こそ正義。私は生活魔法使いとしても成り上がるの」
---
朝食後、サイガは庭の一角を陣取って試作003の組み立てに取りかかっていた。
金属パーツのはめ込みをしながら、ふと屋敷の縁側を見る。
そこではレイアが洗濯物を干しており、
風の魔法で衣を優しく揺らしていた。
「……今の風、いい。制御幅が広がってる」
サイガが自然と口に出すと、レイアは振り返らずに手だけひらひらと振った。
「そう言ってもらえると嬉しいけど……制御ミスったら全部吹き飛ぶからね」
---
その頃、リュウイチは屋敷裏の井戸のそばで、丸太を使った筋力トレーニングをしていた。
上半身裸で汗を流しながら、腹筋をしつつ声を張る。
「はーちじゅうさん! はーちじゅうよん!!」
「うるさい」とサイガが小声で呟く。
---
昼前、三人は街へ出ることになった。
「たまには外で昼食もいいじゃない」とレイアが言い出し、
サイガは部品の補充、リュウイチは訓練用品を見に行くついでだった。
---
街の商店街には、活気が戻っていた。
冒険者たちの噂話や、旅の商人たちが広場で演説する声。
屋台からは揚げたての魚と香辛料の香り。
「この街……あの日からちゃんと動いてるんだな」
リュウイチがぼそりと呟いた。
「当たり前よ。生きるって、戦うだけじゃない」
---
三人は小さな木造の食堂に入り、カウンターで昼食を取った。
「今日のおすすめは、“炙り獣肉とキャベツのスパイス焼き”だそうです」
マリアがいれば泣いて止めていたかもしれない味の濃さだったが、
リュウイチは最高に満足そうだった。
「うめぇ……俺、こういうの食ってるときが一番強い気がする」
「味覚でバフがかかる男……斬新ね」
---
帰り道、レイアがふと立ち止まる。
「サイガ、あの魔導具屋……寄ってもいい?」
「構わないけど。何か目当てでも?」
「……お揃いの小道具とか、試してみたいなって。
私の魔法に合わせて、放出の制御ができる杖頭があったら、面白いと思う」
「それ、ちょっとワクワクするな。オーダーメイドの複合式……後で設計案くれ」
---
夕方、屋敷に戻った頃には空がオレンジに染まり始めていた。
マリアがテーブルに紅茶とシナモン入りの焼き菓子を並べると、
三人は誰からともなくソファに座り、背中を預ける。
「疲れたー……街の人、なんか元気で……ちょっと圧倒された」
「でもいい気分転換になったわ」
「戦うだけが“冒険者”じゃねえからな。
……明日になれば、また何があるか分かんねえし」
---
リュウイチの言葉に、静かにうなずく二人。
戦いのない一日は、それだけで意味がある。
だからこそ、誰にも壊されたくない。
---
こうして、一日は穏やかに過ぎていく。
静かに。温かく。確かに。
この世界で“生きている”ことを実感するように。
---
午後。屋敷の玄関をノックする音が響き、使用人マリアが静かに扉を開けると、そこにはアンナが立っていた。
「こんにちは。また来ちゃった。……父が、あなたたちに会いたいって」
顔は穏やかだが、少しだけ緊張の色が見える。
それを察して、サイガもすぐに表情を引き締めた。
---
馬車に揺られながら、リュウイチがぽつりと口を開く。
「今回のは……“あれ”の件だろ?」
「“誰でも火球を撃てる”魔導具。術式内蔵型……試作001」
サイガが呟くように言った。
今では、“魔法の素質がなくても、特定の動作と魔力水晶だけで火球が撃てる”というその魔導具が、
街の訓練場や冒険者の間でちょっとした話題になっていた。
冒険者だけではない。兵士、商人、街の子どもたちまで――。
魔法という“限られた力”を、誰もが扱えるようにする。
それがどれほどの意味を持つのか、サイガ自身が一番よく分かっていた。
---
フォルトス領の館。
応接室に通された三人の前に現れたのは、領主フォルトス伯爵。
威厳ある顔立ちの中に、明確な関心と“熱”を含んだまなざしがあった。
「サイガ殿。先日の“火球を放つ魔導具”、拝見させてもらった」
「……はい。あれは、術式を内蔵した“魔法行使補助具”です。
素質のない者でも、規定魔力を流せば起動できるように調整してあります」
「その魔導具――“火球発射器”とも言うべきものは、戦闘兵の装備、守備隊の武器、さらには街防衛の要にもなり得る。
私としては、これを我が領内で独占製造したい」
伯爵は静かに続けた。
「もちろん、製造費用、工房設置、技術者の確保など全て我が領で支援する。
利益配分は、“発案者である貴殿らに五割”――前回よりもさらに好条件だ」
「……ありがとうございます」
サイガは丁寧に頭を下げた後、ゆっくり言葉を続けた。
「ただ、私たちは技術を“兵器”として独占的に使われることを避けたいと考えています。
あの道具は、本来“護身”や“危機回避”のために開発したものです。
流通そのものを止めるつもりはありませんが、使い方には慎重でありたい」
伯爵はしばらく無言でサイガを見つめ――そして微かに笑った。
「……それでこそ、任せるに値する技術者だ。
ならば、“軍用には用途制限をかける”という条件で話を進めよう。
製造範囲も、“この領内に限って小規模から”始めればいい」
レイアが小さく囁く。
「これは……“火球を撃てる世界”の始まりなのかもね」
リュウイチが頷く。
「魔法を持たない人間が、“火を撃つ”。
誰が撃てるかじゃなく、“誰が撃つべきか”の時代になるかもな」
---
帰り道。馬車の中、サイガは腕を組みながらぽつりと漏らした。
「……力を広めれば、人を救える。でも、同時に――誰かがそれを“奪おうとする”」
「だからこそ、止まらず、見て、選び続けるのよ」
レイアの声は、静かで強かった。
---
香ばしい匂いが廊下を通り、ダイニングまで届く。
「……あ、今日のはクルミ入り?」
まだ寝ぼけ眼のレイアが椅子に腰を下ろしながら、パン籠を覗き込む。
「ええ、昨夜リュウイチ様が“ナッツってなんか強そうだよな”と仰ったので」
「……あの人、語感だけでメニュー決めるのやめた方がいいと思う」
---
数分後、サイガとリュウイチがほぼ同時に現れた。
サイガは白衣に羽織るようなカーディガンを着て、眠そうにあくびをし、
リュウイチは髪を後ろに結びながら、片手でトーストをかじっていた。
「今日こそ風魔法で風呂場乾かせるようにするわよ。昨日、蒸気で余計に湿ったし……」
「なんかもうそれ、魔法の使い方違くね?」
「便利こそ正義。私は生活魔法使いとしても成り上がるの」
---
朝食後、サイガは庭の一角を陣取って試作003の組み立てに取りかかっていた。
金属パーツのはめ込みをしながら、ふと屋敷の縁側を見る。
そこではレイアが洗濯物を干しており、
風の魔法で衣を優しく揺らしていた。
「……今の風、いい。制御幅が広がってる」
サイガが自然と口に出すと、レイアは振り返らずに手だけひらひらと振った。
「そう言ってもらえると嬉しいけど……制御ミスったら全部吹き飛ぶからね」
---
その頃、リュウイチは屋敷裏の井戸のそばで、丸太を使った筋力トレーニングをしていた。
上半身裸で汗を流しながら、腹筋をしつつ声を張る。
「はーちじゅうさん! はーちじゅうよん!!」
「うるさい」とサイガが小声で呟く。
---
昼前、三人は街へ出ることになった。
「たまには外で昼食もいいじゃない」とレイアが言い出し、
サイガは部品の補充、リュウイチは訓練用品を見に行くついでだった。
---
街の商店街には、活気が戻っていた。
冒険者たちの噂話や、旅の商人たちが広場で演説する声。
屋台からは揚げたての魚と香辛料の香り。
「この街……あの日からちゃんと動いてるんだな」
リュウイチがぼそりと呟いた。
「当たり前よ。生きるって、戦うだけじゃない」
---
三人は小さな木造の食堂に入り、カウンターで昼食を取った。
「今日のおすすめは、“炙り獣肉とキャベツのスパイス焼き”だそうです」
マリアがいれば泣いて止めていたかもしれない味の濃さだったが、
リュウイチは最高に満足そうだった。
「うめぇ……俺、こういうの食ってるときが一番強い気がする」
「味覚でバフがかかる男……斬新ね」
---
帰り道、レイアがふと立ち止まる。
「サイガ、あの魔導具屋……寄ってもいい?」
「構わないけど。何か目当てでも?」
「……お揃いの小道具とか、試してみたいなって。
私の魔法に合わせて、放出の制御ができる杖頭があったら、面白いと思う」
「それ、ちょっとワクワクするな。オーダーメイドの複合式……後で設計案くれ」
---
夕方、屋敷に戻った頃には空がオレンジに染まり始めていた。
マリアがテーブルに紅茶とシナモン入りの焼き菓子を並べると、
三人は誰からともなくソファに座り、背中を預ける。
「疲れたー……街の人、なんか元気で……ちょっと圧倒された」
「でもいい気分転換になったわ」
「戦うだけが“冒険者”じゃねえからな。
……明日になれば、また何があるか分かんねえし」
---
リュウイチの言葉に、静かにうなずく二人。
戦いのない一日は、それだけで意味がある。
だからこそ、誰にも壊されたくない。
---
こうして、一日は穏やかに過ぎていく。
静かに。温かく。確かに。
この世界で“生きている”ことを実感するように。
---
午後。屋敷の玄関をノックする音が響き、使用人マリアが静かに扉を開けると、そこにはアンナが立っていた。
「こんにちは。また来ちゃった。……父が、あなたたちに会いたいって」
顔は穏やかだが、少しだけ緊張の色が見える。
それを察して、サイガもすぐに表情を引き締めた。
---
馬車に揺られながら、リュウイチがぽつりと口を開く。
「今回のは……“あれ”の件だろ?」
「“誰でも火球を撃てる”魔導具。術式内蔵型……試作001」
サイガが呟くように言った。
今では、“魔法の素質がなくても、特定の動作と魔力水晶だけで火球が撃てる”というその魔導具が、
街の訓練場や冒険者の間でちょっとした話題になっていた。
冒険者だけではない。兵士、商人、街の子どもたちまで――。
魔法という“限られた力”を、誰もが扱えるようにする。
それがどれほどの意味を持つのか、サイガ自身が一番よく分かっていた。
---
フォルトス領の館。
応接室に通された三人の前に現れたのは、領主フォルトス伯爵。
威厳ある顔立ちの中に、明確な関心と“熱”を含んだまなざしがあった。
「サイガ殿。先日の“火球を放つ魔導具”、拝見させてもらった」
「……はい。あれは、術式を内蔵した“魔法行使補助具”です。
素質のない者でも、規定魔力を流せば起動できるように調整してあります」
「その魔導具――“火球発射器”とも言うべきものは、戦闘兵の装備、守備隊の武器、さらには街防衛の要にもなり得る。
私としては、これを我が領内で独占製造したい」
伯爵は静かに続けた。
「もちろん、製造費用、工房設置、技術者の確保など全て我が領で支援する。
利益配分は、“発案者である貴殿らに五割”――前回よりもさらに好条件だ」
「……ありがとうございます」
サイガは丁寧に頭を下げた後、ゆっくり言葉を続けた。
「ただ、私たちは技術を“兵器”として独占的に使われることを避けたいと考えています。
あの道具は、本来“護身”や“危機回避”のために開発したものです。
流通そのものを止めるつもりはありませんが、使い方には慎重でありたい」
伯爵はしばらく無言でサイガを見つめ――そして微かに笑った。
「……それでこそ、任せるに値する技術者だ。
ならば、“軍用には用途制限をかける”という条件で話を進めよう。
製造範囲も、“この領内に限って小規模から”始めればいい」
レイアが小さく囁く。
「これは……“火球を撃てる世界”の始まりなのかもね」
リュウイチが頷く。
「魔法を持たない人間が、“火を撃つ”。
誰が撃てるかじゃなく、“誰が撃つべきか”の時代になるかもな」
---
帰り道。馬車の中、サイガは腕を組みながらぽつりと漏らした。
「……力を広めれば、人を救える。でも、同時に――誰かがそれを“奪おうとする”」
「だからこそ、止まらず、見て、選び続けるのよ」
レイアの声は、静かで強かった。
---
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる