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チャーリーゲーム
ある日の帰り道。
浩一は以前調べた「やってはいけない儀式」に関するサイトを思い出しながら、他にどのような儀式が試せそうかを考えていた。
「確か残りのだと、『ひとりかくれんぼ』というのがあったよな......。でもあれは深夜に一人でやらないとキツそうだし、夜は母ちゃんがいるからできないんだよな......」
「ん? 待てよ? 『ひとりかくれんぼ』のすぐ近くに『チャーリーゲーム』というのがあったよな。これなら自分でも試せそうだし、必要なのがあったら近くの100均で買い揃えてみるか」
浩一はポケットからスマートフォンを取り出すと以前調べたサイトを開き、丁寧に「チャーリーゲーム」の内容を確認していった。
「チャーリーゲーム」のやり方はこのように記されていた。
「用意するもの」
・白い紙
・鉛筆2本
「やり方」
①四角形をした白い紙の対角線上に「YES」を2つ、「NO」を2つ書く。
②紙の真ん中に文字が隠れないような形で鉛筆を十字に重ねて置く。
③「Charlie Charlie, are you there?(チャーリーさん、そこにいるの)」とつぶやく。
④すると、上側の鉛筆が「YES」か「NO」のいずれかの方向に回りだす。
⑤終わる際には、「Charlie Charlie, can we stop?(チャーリーさん、やめてもいいですか)」とつぶやく。
「なるほど、海外版「こっくりさん」みたいなものか。前「こっくりさん」をやった時は何も起こらなかったけどこっちはどうなんだろうか。やってみたいな」
浩一は実際にそれを試してみたいという衝動が抑えられなくなり、家までの道のりを全速力で駆けていった。
「ただいま」
「お帰り」
家に入ると母が浩一に返事をした。
浩一は自分の部屋にバッグを置くとすぐに紙と鉛筆を2本用意した。
そして、チャーリーゲームを画像で説明しているサイトをスマートフォンで開き、手順に従って実際に行動に移していった。
「よし、これで準備は大丈夫だな」
浩一の目の前には、「YES」と「NO」が2つずつ書かれた紙とその真ん中にに十字に重ねて置かれた2本の鉛筆があった。
そして、浩一は儀式を始める「呪文」を唱えた。
「えーと......Charlie.......Charlie, are you there?」
浩一は小学生の頃から英語塾に通っていたので、間違えずに発音を唱えることができた。
「あとは鉛筆が回りだすのを待つだけか......」
浩一が鉛筆の方をじっと見つめたその時、唐突に部屋の扉が開いた。
「浩一! ご飯よ!」
浩一に大声で呼びかけたのは母だった。
浩一は驚きのあまり、置かれた鉛筆に腕をぶつけてしまった。
2本の鉛筆は勢いよく机の上から転がり落ちていった。
「うるさいな、わかってるよ......」
「何回呼んでもこないからでしょ!」
母は不機嫌そうな様子で浩一の部屋から去っていった。
「やり直しじゃないかよ。まあいいや。後でやろう」
浩一は先に夕食を済ませようとリビングの方へ歩いていった。
ご飯を食べていると母が浩一に話しかけてきた。
「最近背後に変な気配を感じるのよ。浩一もそういうのない?」
「ないよ」
浩一は即答すると、ご飯を急いで食べ終えた。
「ごちそうさま」
部屋に戻った浩一は、「チャーリーゲーム」を再開した。
先程の手順通りに鉛筆を並べ直し、例の「呪文」を唱えた。
浩一は絶対鉛筆が動くだろうと高を括っていた。
部屋にしばしの沈黙が流れる。
しかし、10秒経っても、1分経っても、鉛筆には何も起こらなかった。
「なんだ。迷信じゃん」
浩一はそう言うと鉛筆をしまい、パソコンの電源を付けた。
だが、この時。
浩一は以前行った「こっくりさん」の時と同じ過ちを犯していたことを知る由もなかった。
浩一は以前調べた「やってはいけない儀式」に関するサイトを思い出しながら、他にどのような儀式が試せそうかを考えていた。
「確か残りのだと、『ひとりかくれんぼ』というのがあったよな......。でもあれは深夜に一人でやらないとキツそうだし、夜は母ちゃんがいるからできないんだよな......」
「ん? 待てよ? 『ひとりかくれんぼ』のすぐ近くに『チャーリーゲーム』というのがあったよな。これなら自分でも試せそうだし、必要なのがあったら近くの100均で買い揃えてみるか」
浩一はポケットからスマートフォンを取り出すと以前調べたサイトを開き、丁寧に「チャーリーゲーム」の内容を確認していった。
「チャーリーゲーム」のやり方はこのように記されていた。
「用意するもの」
・白い紙
・鉛筆2本
「やり方」
①四角形をした白い紙の対角線上に「YES」を2つ、「NO」を2つ書く。
②紙の真ん中に文字が隠れないような形で鉛筆を十字に重ねて置く。
③「Charlie Charlie, are you there?(チャーリーさん、そこにいるの)」とつぶやく。
④すると、上側の鉛筆が「YES」か「NO」のいずれかの方向に回りだす。
⑤終わる際には、「Charlie Charlie, can we stop?(チャーリーさん、やめてもいいですか)」とつぶやく。
「なるほど、海外版「こっくりさん」みたいなものか。前「こっくりさん」をやった時は何も起こらなかったけどこっちはどうなんだろうか。やってみたいな」
浩一は実際にそれを試してみたいという衝動が抑えられなくなり、家までの道のりを全速力で駆けていった。
「ただいま」
「お帰り」
家に入ると母が浩一に返事をした。
浩一は自分の部屋にバッグを置くとすぐに紙と鉛筆を2本用意した。
そして、チャーリーゲームを画像で説明しているサイトをスマートフォンで開き、手順に従って実際に行動に移していった。
「よし、これで準備は大丈夫だな」
浩一の目の前には、「YES」と「NO」が2つずつ書かれた紙とその真ん中にに十字に重ねて置かれた2本の鉛筆があった。
そして、浩一は儀式を始める「呪文」を唱えた。
「えーと......Charlie.......Charlie, are you there?」
浩一は小学生の頃から英語塾に通っていたので、間違えずに発音を唱えることができた。
「あとは鉛筆が回りだすのを待つだけか......」
浩一が鉛筆の方をじっと見つめたその時、唐突に部屋の扉が開いた。
「浩一! ご飯よ!」
浩一に大声で呼びかけたのは母だった。
浩一は驚きのあまり、置かれた鉛筆に腕をぶつけてしまった。
2本の鉛筆は勢いよく机の上から転がり落ちていった。
「うるさいな、わかってるよ......」
「何回呼んでもこないからでしょ!」
母は不機嫌そうな様子で浩一の部屋から去っていった。
「やり直しじゃないかよ。まあいいや。後でやろう」
浩一は先に夕食を済ませようとリビングの方へ歩いていった。
ご飯を食べていると母が浩一に話しかけてきた。
「最近背後に変な気配を感じるのよ。浩一もそういうのない?」
「ないよ」
浩一は即答すると、ご飯を急いで食べ終えた。
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部屋に戻った浩一は、「チャーリーゲーム」を再開した。
先程の手順通りに鉛筆を並べ直し、例の「呪文」を唱えた。
浩一は絶対鉛筆が動くだろうと高を括っていた。
部屋にしばしの沈黙が流れる。
しかし、10秒経っても、1分経っても、鉛筆には何も起こらなかった。
「なんだ。迷信じゃん」
浩一はそう言うと鉛筆をしまい、パソコンの電源を付けた。
だが、この時。
浩一は以前行った「こっくりさん」の時と同じ過ちを犯していたことを知る由もなかった。
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