自称M

アーシはオス♂

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始まり

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自称M

ここは普通の男子高校。

目立つ同じ学年の隣のクラスにいる人以外は。




「俺さぁ、Mなわけ!!この顔面偏差値高めの顔でww!!Sにみられるの嫌だぁー!!」

三毛野(みけの)と俺(猫谷)は1年生。
隣のクラスの筈が、入学式にちょっとしたお世話を焼いてから、懐かれている。

イケメン故、早速、周りから好かれてるわけで。

Sっけのある男子からは絶大な人気、らしい。

かく言う俺もホモだったりする。

こんなドM発言するネコ野郎とつるむのはごめんだけど。

「ふーん。」

あ、館田(たちた)先輩カッコよ。付き合いたーい。
セックス激しいのかな?体育会系の肉体最高。

三毛野なら引く手数多なのに、何で俺が相手せににゃならんのよ。

はぁ、ついてない。


「猫谷、素っ気なwwそこがまたいいんだけどね!」

あちゃー。素っ気ないのが返っていいのか。
人生詰んだ。


「ほら、予鈴鳴ってるからクラス戻れよ。」

「はぁいww」

んじゃね☆と短い挨拶が聴こえた。
俺はため息をこぼして教科書を出した。
数学か…。

何で、普通のホモネコに構うんだろ。
まぁ、安全っちゃ安全だけど。
俺の身が危険なのよ。

「猫谷、ボーッとすんな。ここテスト出るぞ。」

うるせぇよ、クソ。
黙れ。
この薄らハゲ。
育毛剤に硫酸詰めたろか。

「はーい。」

俺はとてつもなく(心の中では)口が悪いのだ。




「はぁ、で?なんスか用事って。」

2年に校舎裏に呼び出された。
まじでこんな古風な呼び出しまだあんだなぁ、思っていたら。

目に映る拳。


「っと、ちゃんと見て当てろよ。」


バキ


「あ、鼻折れちゃった?ざまぁ。二度と呼び出すな。」


鼻血を出して悶えてる2年を尻目に俺はリュックを取りに教室に戻る。



暴力シーンを見て、チンコを勃起させてる輩が影に隠れていたのに、俺は気が付かなかった。


「はぁはぁはぁはぁ、たまらないっっ!!俺も…殴られたい…っっ!」


猫谷に突っ込みながら、罵られたいっっ!!





ゾワッ


「寒っ。」

廊下を振り返るが、誰もいない。

「風か。」

今は春。
窓から見える桜が、はらりと舞った。




始まり~完~
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